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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[3735] サンドイッチ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


不安と期待の
希望と絶望の
涙と笑顔の
いろんなもののあいだにはさまれて僕らまるでちゃっちいサンドイッチ

油じゃなくて汗でべたべたの身体を拭いてなんとか生きる
生き甲斐はそこで笑う
人によっては遠くのほうで笑う

生きる人は皆
生きるのに前向きな人ばかりじゃないから
金のため 自分のため我欲を見つめて生きる人もいるけど
生きてるだけえらいよ
生きてるだけえらいよ
死ぬよりは何倍もえらいよ

サンドイッチのあいだで我慢してる人は皆
涙で絶望を濡らし希望までも涙で濡らす僕はたぶんえらいよ
それだけでずいぶんえらいよ
あえて言わないけど本当は自分ほめたい
自分だけ 自分を一番ほめたい

傷つく自分を見つめて痛みも自分が背負う はげしい痛み
それに我慢して生きてる僕をえらいと思わずなんと思うか
僕にはわからない
僕には見つからない

だから僕は僕自身をほめる 僕自身をたたえる
えらいとたたえる
傷口に涙を落とす
やさしくなでる

サンドイッチのあいだで
サンドイッチのあいだで
具みたいにはさまれながら
必死に悲しみにたえて たえて たえる
泣いて泣いて泣いて泣き明かす
笑って笑って笑って笑い明かす

そんな日々の中で僕は生きる 僕は生きてる 明日も生きたい
それでも なにがなんでも
なにが起きても
それが悪だとしても
それが善だとしても
関係なく続ける
僕は繰り返す

悲しい嬉しいサンドイッチとして生きる日々

不思議と痛みはだんだんなれてくる
不思議とほろ苦さはだんだん薄まる

けれど決して消えはしない悲しみ
決して消えはしない痛み

向き合って
今日も僕
またひとつ歳をとりそのぶん終わりへ一歩近づく
ただそれをふーんとすます
いつものようにまるで夢のように 今日もまた僕は。

2009/03/04 (Wed)

[3736] 悲しみのある世界で
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


消えない 悲しみは忘れたふりをしてそのまま見て見ぬふりすればいいよ
そのうち悲しみなんかほっといても消えちゃうから

消えない悲しみなんてありはしないさ
少しでもプラスに考えていこうじゃないか
時間はかかるかもしれないけど
当たり前みたいな励まししかあげられはしないけどたぶんどんな悲しみもいつかは身体をはなれてく
心からすーっと抜けていく
魂みたいに

だから 悲しみなんか気にせず笑い飛ばせなくてもせめてほっておこう
大丈夫 それを増すような喜びがその深い悲しみを忘れさせてくれるから
その喜びの登場にまかせてチャンスだと思って忘れちゃえ
できるなら

悲しみはそうだよね
悲しみは忘れづらいからいやなくらい記憶にいつまでもあざやかに残るけど
喜びとか楽しい記憶はなぜかそれほどあざやかには残らないだろう
もしも喜びが悲しみよりあざやかに心に残るならこんな悲しい思いはしなくてすんだ
そんな仕方ないこと言ってないで笑う努力でもしてみたら?
自分にちょっと厳しく言ってみたよ
そのとたんあふれ出した涙

悲しみに悲しませられた心がふらついたらそれを支える僕も必要だからやさしい自分もどうか捨てないで
悲しみがどうしてもつらいなら遠慮せず無理をせずそんな自分にすがりなさい
ひとりだからなんて言ってないで
いずれはひとりだ
誰も みんな
ひとりで生きていけるつよさをもたなくちゃ仕方ないだろう?

そんなんだからかんたんなダンスも踊れないんだよ
なんて声がどこからか聞こえてきそうだよ

眠れない夜はぐっすり眠れる夜よりはるかに多いけど気にするなっていうほうが無理かもしれないけど
できるだけ そうできるだけやってみてごらん

消えない 悲しみが君の心の中に雨を降らせてもその雨やます太陽がすぐに心に昇るんだ
目を開ければそこはきっと光の世界だよ。

2009/03/04 (Wed)

[3737] 明日笑えなくても今日笑えれば
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


悲しみが百あるなら千の喜び見つければいい
悲しみが千あるなら万の喜び探せばいいんだ

くよくよするなよ
いつかは終わるさ
百の悲しみに泣くより千の喜びに笑え
きっと大丈夫さ

君の笑顔が 君の笑顔が見たくって
君に涙は 君に涙は流してほしくない
とても胸のあたりが苦しくなるから

君には百の悲しみより千の喜びに笑ってほしい
でも先にであうのが百の悲しみだから泣きたいときはおいで この胸に僕も泣くから 一緒に二人で泣こう

でも千の喜びにであったとき流すうれし涙とっておこう
悲しみに涙流しきらずにあたたかい涙流せるように
心の中にある喜びのバルブひねっておこう
ひねる真似すりゃ笑えるかい?

こんなつまらない僕だけど精いっぱい愛すからよろしくね見捨てないで 僕も見捨てないから

君と僕とはずっと前から宇宙の法則でむすばれるべき運命のもとに生まれたんだ
そんなキザでロマンチックな言葉さえ君にならいえてしまう僕はためらいもなくそのセリフはいたあと君を抱きしめた
その二人のシルエット
照らすように流れ星がひとつ流れた

悲しみが百あるなら
なにかと不便な僕らなら泣いちゃうな
でも喜びがおなじく百あるなら
目いっぱい笑うだろう
そんな風にできてんだ 僕ら
どんなに悲しいことがあっても決して喜びに悲しい涙流すことはない

流れ星また流れたら願い忘れた願い事ひとつ二人同時に言おう
きっと流れ星が叶えるまでもなく僕らは愛し合い二人になるけど流れ星に願えばまるで流れ星が叶えたかのようでロマンチックだから

なんて笑う 笑う
僕ら悲しみから今はちょっとはなれてる
だから笑おう 笑おう
明日は雨でも 今は晴れさ

そんな答に誰が異論をとなえるんだ?

キミとボクはそれもそうだなんてまた笑う
明日笑えなくても今日笑えれば…

2009/03/04 (Wed)

[3738] 覚めても覚めない
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


キミの瞳の中 輝きながら空を泳ぐようにプカリ浮かぶ黄金色の満月
ボクが必死こいて手に入れたキミのまなざしを独り占めにする幸せなヤツ
なにも努力なんかしてないのにあんなにもつよい光をはなつ満月

キミとボク その愛
いろんな人といろんな愛と比べながら重さを量ったりする
そんなのくだらないわ
キミならそう言うかなあ
でもそこで心配なのがほかの人が誰かに注ぐ愛がボクなんかよりずっと大きいならボクを自分を恥じてしまう
なぜならキミにこれだけしか愛を注げてないから
努力してもなにしてもこんだけしかキミにできないボクを恥じてしまう

キミの涙は宇宙を飛ぶ流れ星のようできれいさ
キラキラ輝きながらいつもボクをその気にする
神かがり的なパワーでボクをつよくたくましくする

だから そんなキミに少しムリしてもボクなんかの何倍も幸せになってほしいんだ
たとえキミがキミの何倍もボクの幸せ願ってくれてるとしても
その願いのせめぎ合いに終わりはこないと思うんだ

だから せめて二人の幸せ 二人で願おうか?
たくさんのはてなマーク頭に浮かべながら あるのかもわからないこたえを探すこの旅の途中でめぐり会ったこの素晴らしい出逢いに目いっぱい感謝して目いっぱい涙流して目いっぱい笑う。そんな人生なら素敵さ素敵さ
目的はそれぞれ行きたい場所もそれぞれだけどボクらはひとりよがりなさびしい毎日からぬけだして愛し合うことを選んだ
勇気は要った
でも勇気を出して
良かったと思う
あの日キミに伝えたときのドキドキから比べれば今は何倍も勇気を出してキミに伝えられて良かったと思うんだ ほんとうにさ

今夜もキミの安らかな寝顔を見つめてボクも安心して夢の中へ
覚めても覚めない夢から目覚めるまでしばらくおやすみ
目覚めたらまた昨日とは違う見飽きぬ夢がボクを笑顔で待ってる
大好きなキミが。

2009/03/06 (Fri)

[3739] それでもボクは夢を見る
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


何度 夢に裏切られても
何度 夢に突き放されても
何回 夢に追い返されても
何回 夢にボコボコにされても

ボクは夢を見ることは絶対にやめない

夢とははるか昔から素晴らしいものとあがめられ
心の仏壇に飾られる程さ
そんな夢をボクもだから見ていたい
何度 何回 夢に嫌われても夢がいつかこたえてくれると信じて
またボクは夢を見る

人に無謀だとか人にムリだよとか言われる筋合いはない
人は人 自分は自分だから
言われる筋合いもなければボクが人のことを言う筋合いもまた無いんだ

だから ボクは人になにを言われようが
心の耳に耳栓して聞こえないふりつき通す

だから
ボクはそうさ
だから
ボクはそうだよ

それでも
それでも
夢を見る
それでも
それでも
夢を見る

それがボクの明日への活力 毎日を生きていくための生きがいさ

だからボクは
夢を見続ける
どんな夢だろうと
見たいと思った夢は片っ端から見てやるんだ
あれもこれも見てやるんだ

いつかボクのすべてが幻に変わるなら
生きる時間も生きていた時間に変わるなら
存在していただけの過去の存在に変わるなら
見えない影より見える影を残したい
たとえ見え見えの欲望だとしても生きる意味 生きる意義はそこにあるとボクなら思うから

夢はボクの活力剤
ボクを動かす油
今 注いで また歩き出す たまに走る

そんな感じで
そんな感じで
ボクはあきらめることなんか考えてないよ
何回となく繰り返す失敗やあやまちは夢に近づく障害物にしか過ぎないと威張り散らして調子にのっかってのんきに進む
タイヤは回る 止まることなくいつまでも

見たい。見ていたい。見続けたい
最初はそんな感じで始まった思いつきのレース
競い合いは嫌いだけどなるなら一位が良かったってだけ。

2009/03/06 (Fri)

[3740] そうして僕はここに立っている
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


神様の瞳から絶え間なくあふれる涙
やがて大きな海になり 陸だけの惑星に海が生まれた
噂を聞きつけた魚たちが泳ぎだした
成分は海と似たようなもんだと知ると鯨やシャチたちもやってきたよ
とてもにぎやかになった
プランクトンも成長して人間に早変わり

ある時は砂にうもれた小さな貝殻が歌を唄って生まれたメロディーがなにもない宇宙まる見えの空間に広がって空という屋根が陸と宇宙とのあいだに生まれた
そこでは夜になると星が輝き月が活動するようになった

言いたいことは言えないまま
言いたいけれど言い表せない
この気持ち
こんな気持ち
空や海や宇宙に比べれば小さい 小さい

そんな繰り返しが繰り返されてボクはここにやっと立っている
つまり言いたかったことはつきつめればそんなもんだよ

経過があるんだよ
最初からこうじゃない
今の世界はボクが生きている今はいつかはじまった物語の続きさ
ボクがあの世に逝っても続いてくだろう
そして誰かが思うだろう おなじようなこと
人間ならね

マンモスの骨付き肉は今や鉄板の上で焼き肉
川で洗濯 たらいと洗濯板 今や洗濯機 乾燥機まである
原始時代は徒歩が限界 やがて人力車があらわれ 今や車社会とも呼ばれ
高度な科学と高度な経済が世界を統べる民主主義国家
ついには頭の良さを比較し利用し金をもらう競争社会
そんないろんなことがはるか昔から今にいたるまでめまぐるしい成長をとげてきた
ピラミッドみたいにどんどんだんだんガタガタトントンカンカン
上にゆくにつれ機械化されもっとも高度なつくりになる
そんな社会だよ
今なんてはるか未来からすればちゃっちいかもね
ロボットだってまだ製作段階に過ぎないさ
すべてはおもちゃさ

あるようでないようなもしもの世界
悲しいような嬉しいような未来
でもとりあえず僕はここに立ってるぜ。

2009/03/06 (Fri)

[3741] love love love
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「人が人を好きになる
なんとなく一緒にいたくなる
ずっと ずっと
いつまでも…」

人はそれをいつから愛と呼んでいつからそれを素敵だと言い出したんだろう

確信はやがて紛れない事実になり
事実はやがて違いない真実になり

愛はこの世に誕生した

だから 僕はキミが好きになる
大げさだけど 死んじゃうくらい胸がドキドキするんだ
でも大げさじゃない
でも大げさじゃない
ほんとうなんだ
どうだ? 素敵だろ
これを素敵と言わずしてなんと呼ぼうか?

だから 人はいつからかそれをまとめ愛と呼ぶようになった
それにより傷つくこともまた愛のイッカンだと愛を束ねた
言葉で束ねた

それは愛です
これは愛です
これも愛です
それも愛です

じゃ これは?

うーん
難しいけど
まあ 愛ってことで

曖昧だなあ
誰かが決めただけに真実味はやっぱり薄い
でもそれが愛のいいとこ
複雑怪奇なとこがまたいいんだな

love love love love!

2009/03/06 (Fri)

[3742] 好きになれそうもないけど
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


傾けたグラスからこぼれ落ちる赤ワインが血みたいではきそうになる
それはとても現実とはかけ離れた物語
空に浮かんだ三日月が僕を照らす

静かな夢の中
面倒なことはイヤだ
静かな夢見たい
イヤなものはイヤだ

こんな世界
ずっと続けば
やがてあきるさ
でもおなじ繰り返しだ
そのぶん楽は楽だ
でもあきるさ
好きでも嫌いでもないけどどちらかで言うなら好きになれそうもないって言うけど

うつむいた瞳からこぼれ落ちる涙は冷たいまま 僕を時の外側へ追いやったまま
時間という時間を閉じ込める ネジを巻くふりをしながら
笑顔のすばらしさを鼻で笑う 鼻で笑う

だから好きにはなれそうもない

僕はそう思う。

2009/03/07 (Sat)

[3743] 悲しみを笑おう
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


笑いなさい そうさ泣いてないで
なるべくなら笑いなさい 泣かないで
でも悲しみは消えないからね 涙流しちゃうんだね

キミの理解できるとこ
キミの理解できないこと
頭の中で混ぜながら重ねながら僕はキミにちょうどいいやさしさ 厳しさ 割合はかって届けよう
キミのことを一番に考えて 考えて 考えぬいて

眠れない夜を抱えてしまった僕は今も背負っている
重さは不思議に無いけれどとても悲しいものです

だから 笑顔が必要なんだ
だから涙も必要なんだ
その悲しみを紛らす笑顔が
その悲しみを素直にあらわす涙が

ほんとうがほんとうであるために
本心が本心であるため あるために

僕は涙を流し
僕は笑顔を浮かべる
たかが人間
されど人間

涙で悲しみをかき消し笑顔で目指す場所へ向かうため
向かい風の中でも素敵に笑えるように僕は進んではみるけれどときに悲しみに笑い喜びに涙することもある

そんな日々を生きてゆければ僕は幸せです
悲しみにも笑える素敵な人生を僕は手に入れられる
悲しみを笑おう
悲しみを笑おう
口笛吹きながら歩いていこうぜ その先に光はある
旅の途中笑顔を落としてもまた笑顔は落ちてるから
拾い上げたら
悲しみを笑おう
悲しみを笑おう
そして喜びに笑おう
悲しみを笑ったあとで
笑おう 喜びに さあ。

2009/03/07 (Sat)

[3744] それでも泣いちゃうんだね
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どんなに笑おうかなと自分を励ましてみても
やっぱり気持ちには逆らえない 本心は泣きたいよと言うんです
強くありたい
いつでも大切なものを見失わないためにいつでも いつでも

でもさ強いってどういうことかな
泣かないことが強いなんてぼくは思わない
気持ちに正直で素直な人ほど強い人さ
わかってるのにね
なんで世の中はそうさせてくれないの? せめて涙くらい流させてよと言いながらあとで泣いているけど

花は散っては枯れる物語みたいに生まれ変われなどしない
もう夢など見ないと誓っても現実の冷たさやきびしさを忘れるためにキズをいやしたがる
それがぼくら 人間の性ってものさ


なるべくなら笑っていたいけどそれでも悲しみに出逢わずに笑ってばかりいられる道なんてないからどこかで笑えず泣きそうなぼくがいる 今日だって
ちがう道をえらんでもかならず悲しみはぼくにつきまとうから逃げられない
ずっと 死ぬまで

いろんなことに泣いて
いろんなことに笑って
そんなふうに日々は風のように過ぎていくんだね
それがときに楽しくて時間を忘れてしまう
でも悲しみに暮れているときは泣いちゃう

明日も明後日も世の中に涙を見せまいと強がるぼくは生まれる
それでもやっぱり見てないとこでこらえきれないぶんの悲しみはあふれ出す

だから みんな
そうさ みんな

泣いちゃうんだね
泣いちゃうんだね

明日もまた泣くこと知ってしまいすぎてるから。

2009/03/08 (Sun)
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