詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
心からはみ出した悲しみが涙になってあふれるんだ
ボロボロ こぼれる
ダラダラ こぼれる
心からはみ出した喜びが今笑顔になって口元をゆるませる
さよなら涙
さよなら笑顔
何も届かないところまで僕は旅立つ
今日から明日へ行くようにね
僕は旅立つんだ。
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人は誰も悲しみ隠して永遠にもつづくほどの日々を生きてる
けっしてつよいわけじゃないんだ
心から弱いやつなんだよ
この旅はまだ終わらない
明日もずっとつづいてく
生きることを望むなら何か命にかかわることでもなければ僕は死ねもしないし死にたくもないから
どんなに悲しみが降り注ごうとそのときに流す涙はつかの間だから涙なんか喜びで乾かすから
また笑える 昨日のように
くだらないことにも僕はきっと笑えてる
ほら心を乱す不安もムネをふるわす悲しみにも素直に涙を見せてごらん
何が間違ってるというのか
それがふつうさ
悲しみが免れないならせめて偽りの笑顔見せないで悲しいのなら悲しいまま泣いていいのさ
あたりまえじゃないか
泣けない世の中ならおかしいぜ
旅をつづける勇気を見せたなら泣くことくらいゆるされてもいいはずさ
世界よ 僕を受け入れなくてくれなくてもいい
僕がここにいるのは誰のせいでもおかげでもない
闇夜に救いの声を投げてくれなくても自分ひとりでこえてみせるのさ
とてつもなく長い夜
旅はそうさ まだ終わらない
旅はずっと まだ先へとつづいてく
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通り過ぎる悲しみにふいに肩がぶつかって出逢うたび
僕らはおきまりのように涙するけど
いつのまにか自分でも気づかないあいだにそんな涙した記憶さえ忘れたように笑っているよ
だからすぐに忘れるさ
どんな悲しみも
そう それが現実なら流れゆく時間がイヤでも過去にしてしまうから涙でその場はしのぐのさ
雨のち晴れで続いていく日々はとてもすばらしいね
思わず笑顔こぼれる
だけどその笑顔の陰には隠れた涙が光る
ずっと僕につきまとう不安の暗雲が消えないまま
君の頭の上には笑ってる太陽が輝く
けれど僕の頭の上にはいつまでも消えないどんよりとした暗雲が今にも雨を降らしそうなんだ
色とりどりの傘を差しましょう 雨の日にもきれいな花を咲かそう
自分の好きな色の傘を天高くつきあげてこれが僕の夢だと叫び天気予報なんか頭から信じないことうたったら
信じるものは自分だけと誓おう
いたいけな僕ら救われない世の中なら
ばかみたいに信じてきた正しささえ疑ってしまうよ
雨が降る五月の道を歩けばカタツムリが葉っぱの上でお昼寝してる
そして僕はそれを見てなぜか笑う
そんな瞬間の積み重ねがやがて幸せと気づくまで僕らは何度でも何回でもそんなくだらない場面繰り返し繰り返してゆくんだぜ
僕が悲しいように空も悲しいみたいで空も泣いている
空から降り続く雨という名の涙が横殴りに立ち尽くす僕をぬらす びしょぬれの僕は傘を放り投げてダンスを踊る ステップ踏む
ゴム鞠みたいに跳ね回る気持ちがふいのさみしさに涙を流しても夜が来れば何も入り込まれない夢に沈む意識
つまらない日々にちょっとしたときめきをくれる今日にありがとう 喜ばせてくれてありがとう 悲しませられるのも今日だからついでにありがとう
本気のようなそうじゃないようなうたを君にこそ届けたい
ゆめ降る街にわか雨が降るフシギな日曜日に。
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走り去った影は今おもえば遠いあの日にあっけなく別れたキミだった気がする
さよならの記憶は楽しい思い出のように忘れることもできず僕の心に残る
深いきずあとのように
すべてがまるで間違いだった気がしても今さらはじめからなんてやり直せやしないのになぜか僕ってやつは君がくれたようなときめきをくれる誰かを探し回ってる
翼をやどした幼い天使は傷ついた翼を癒そうと僕にたよって窓に声をなげてきた
誰かがばかにしたその役立たずな言葉ひとつで僕は救われた あの日のように心の夜は明けていった
愛の言葉が僕に光をくれた
消えてしまえと闇に身を乗り出す僕を涙ながらに引き止めたキミは僕をはじめて必要としてくれた人
深いまどろみから覚めればキミがリアルな世界の景色をバックに笑う 怒る なぐさめる しょんぼりする 甘いキスをくれる
生まれてはじめて恋をしたのがキミでよかった そして最初で最後のネバーエンドラブ…すてきさ
キミと出逢ったこの奇跡こそが僕に今まで生きてきた中ですれ違ったどんなやさしさよりひと味もふた味もちがう愛をくれた
大げさな愛なんて時代おくれでもそれでも僕らは勘違いなほど愛しあう 抱きしめあう 守りあう かばいあう 恋をしあう
恋心、あざやかに染まってゆく 今すべてがゆるされた
並木道の桜ももうすぐ咲くよ 今年は桜も早く咲くかな…
僕らの恋も
僕らのゆめも
見失っていた明日も見つかるかな
こんなふうに二人がかりで探せばさ
むしめがねでのぞけば見えるすてきな未来
少しぼやけてるからすべては見えないけど
なんとなくうまくいく
そんな気がするから二人は同じタイミングでどっか行こうかと言うんだ
気持ちも通じ合えばいつか心も重なるだろうと思うよ
でも気持ちを確かめあうためにケンカもする
それでこそ新しい二人なんだね
さあこれから何を描こう?明日から?
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なにも望むことなんかないや
なにも叶えたい夢なんかないや
それでも明日に飛んでく 使い古されたこのボロい翼で行けるところまで
ゆるされた時間がやがて尽きて僕の命を黒い死に神がかっさらうまで
死に神は笑うかな無表情かな
僕たちはそんなくだらない夢みたいなことつぶやきながらただ進む果てなくつづく道を
歩き疲れても
立ち止まらずゆく
僕たちは新しい夜明けをさがして
朝にさがして
空見上げてさがして
星の砂をさがして
10000000000ぶんの1にも満たない何千倍に凝縮しても見えやしない小さすぎる夢をさがして旅人を気取りながら向かい風にしてやられながらも生きるため生き延びるため突き進む
それでもそれでも、と
弱音を奥歯で噛み潰して苦い苦い不安を飲み込んで悲しみを慣れきったふりで笑い飛ばして
目的なんかはなっからないだろう?
なんのために生まれたとかもないのさ
ただ言えんのは突然に生まれたからというだけのこと
それは予定にもなくてそもそもすべては誰かが僕を描いたから始まったことで
たどればきりがない 憎んでも仕方ない
だから誰のせいにも今さらできない
憎々しいのは事実けどなるべくもうけられた時間の中で精いっぱい生きていたい
憎むヒマがあるなら誰かをこんちくしょうってくらい愛してみたりね
カレンダーの数字ばかり目で追ってため息
からだが重い鉛になった気分さ
今 夜がそう 夜が更けて
夢の波間に光る明日といつか撃ち落としたい一番星
用意された宿題は山積み いつになく
でも笑える僕とそれを愛してくれる人ここにあり
僕たちは新しい夜明けをそれでも探す
悲しませられてばかりの今日でも
喜べるのも幸せになれるのも今日
買いだめした涙を懐にしのばせて
いつでも泣けるように心のポッケにしまうよ
そしてまた歩きだす
今より先へ先へ僕たちは進む。
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生きようぜ イェイ
なにを信じてもいいの?
生きようぜ イェイ
なにを糧にしてもいい?
生きようぜ イェイ
灯りは君の中にあるから
楽しいばかりじゃない
悲しいこともある
楽しいことは少ないかもしれない
悲しいことの方がわりあい多い世界
それでも生きようぜ
しっかり最後まで
こんな僕だってこんな日々抱えてたって生きてるぜ
いかれてるかい?
それでも殴られたって殴り返せ 言い返せ 俺をなめるな!
上等じゃないか
言ってやれ
我慢や無理は毒だというならさあ隠した気持ちをためこんだグチを吐き出せ
弾丸のように今こそ撃ちまくれ!
よりよく健康的に生きるため理不尽をゆるさない 人権を守りたい
だから 我慢や無理などもうしない
年上とか目上とかもう問題じゃない
だからって言っていいこと悪いことあるはずだ
それもわからない奴等に常識やルールを語る資格はない
頭の善し悪しを指摘するなら悪口くらい言わせろよ 少しくらい年下の痛みもわかれよそして尊さを知れよ、殴って蹴って粗末に扱うのがそんなに楽しいかい?おまえ等狂ってるぜ
無遠慮に殴りたい 本当は
でも悪口も言えないんじゃあまりにもあまりにもだぜ…
それでも生きてる僕らは誰より 何よりいかれてるけど素晴らしい輩だぜ
本当によくそんな悪口 陰口 やっかみ
言えるよな やれるよな 芸術の域をこえてるよ
ほめやしないけど
僕らはおまえ等に傷つけられた被害者
被害者面はしないが心はもううたってる
言葉じゃそんなのが限界らしいからうたうよ
とっくの昔から年下理不尽被害者激怒!!!
調子づいてんのはおまえ等だろ?
おまえ等になにがわかる? なにが言える? ああ ああ ああ?
狂っちまいそうだ
そんな僕らなぐさめる言葉もなにもない
ゼンマイ回して回したぶんだけ動く玩具さ。
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絶望葬送曲をうたおうぜ
もう絶望なんかに足をとられない
僕は三角の目を丸くして出掛ける
僕は僕の人生を指揮する指揮者になって
メロディあやつる
僕の思うままに世界はうごいてゆく
絶望 希望 願望 渇望 あらゆる望みはいつもシャラララせつない
悲しい後味を残してく 舌の上
甘い香りが踊る
はじけるハーモニー
やがて僕ひとりの楽団に君が加わって二人で協力して歌う 奏でる愛の歌
絶望とはもうバイバイ
さあ 手を振ったら涙で前が見えない
手をつないで
束になろうよ
用が済んだら
うたいましょう
今 風を味方にして
運をうまく回して
絶望葬送曲を流そうぜ
心のアンプ最大にして僕は世界にうたうよ
もう絶望なんかに振り回されない
うたおうぜ
うたおうぜ
うたうなら喜びのうた
回る 揺れる 止まる
世界はいつもそんなふうに続いてくんだ。
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キミの笑顔 キミの涙
悲しみも喜びもすべて光るから
それぞれすてきな匂いをもってるんだ
懐かしいようなせつないような匂いを
笑ったり泣いたり
思い出がゆっくりと音もなく頭の中回る
キミはこの運命を受け取った日 なにを感じたのかな
そしてこれからキミが歩み刻んでいきやがて終わる日なにを感じるのか
もしや生まれた日と同じこと感じるのかな
今はまだわからない
わからないことが多すぎる
悲しみにうずもれた懐かしい記憶を幼い子供のように鼻垂らしながら笑おう
ペラペラマンガの時間世界を鼻で笑え
悲しくないよという声が嘘でも本音でも僕が今こうして生きてるのは幸いです
それはとてもあざやかな景色 できることなら忘れたくない景色
またひとつ浮かんで
またひとつ沈んでく
夕陽の赤いまぼろしにとけて消える1日が涙でかすむ
はじまりはもう過ぎて僕はベテランさん
慣れたもんだ 涙もほらコントロールできるよ
でも気持ちはたまに逆だから見たままだと思わないで みなさま
あざやかであればあざやかなほど切なさもそれと同じにあるから どんな喜びでも終わりの悲しみや不安だけはかき消せないんだ
うれし涙
悲しい涙
混ざり合ってマーブル模様 ミルクコーヒーみたいだね
それでも それでもきれいだと思うこの涙は嘘じゃないから
しばらく 眠らせて
イバラの城の中で
夢もなにもなくていいからこの気持ちだけ枕に眠らせて。
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まんまるい満月がなにもない空を流れて
僕の部屋の窓辺光をさして 照らすよ
僕はそれを喜ぶ心さえない汚い人
美意識もない
僕には光は要らない
似合わない正義の味方は
ヒーローのマント無言で破り捨てて
仰せつかった使命は僕には向かないよ
満月よ 僕の部屋など照らすな
暗闇の中 僕はそれでいいから
満月が 僕の部屋をそれでも照らす
涙で前が見えない やさしさが胸を切り裂く
満月よ なぜに照らす?
満月よ なぜ僕なんかに優しくするの?
なにもできない無力な僕なんか無視してほかの人を照らせよ
なんだかうれしいけど同じだけせつない夜
僕はそこにいた
ヒーローはヒーローでも僕なんかばかなヒーロー
自分ひとりが悲しいと思ってるのに罪悪感もない
悲劇の悲劇のヒーロー
それなのにそれなのに満月は今夜も僕を優しく照らす
やさしさは誰のものでもないのかい?
平等かい?
でも僕にはあまりにもったいないよ
ヒーロー…
ヒーロー…
満月よ 誰かひとりでも幸せにしたい
ゆるしてくれますか?
いつまでもいつまでも消えない傷跡
それでもちょっとだけ笑ってもいいですか?
誰かを愛してもいいかい? 本気で…
今夜 君の下を歩くからその足元迷わないように照らしてくれ
君の家まで着くまででいいから…
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キミに花束贈ろう
きれいな花を束ねてありがとうを添えて今こそ言いたいのさ
伝えたい気持ちやはやく思いを裸にさせたい気持ちを届けたい
このうたにのせて
満月がポーンと空に昇ってますね
ロマンチックなこの夜はまだ終わりません
明日仕事 イヤだな
それでもまだ道の途中
また休日は来るさ
物語は続くんだから
明日また明後日と
この夜に魔法をかけてくれる魔法使い
キミさ キミさ キミだよ
僕にとってはキミは魔法使いさ
僕の魔法使いさ
また恋に落として
僕を何度でも虜にしてね
そしてやがて結婚指輪渡しあい一緒になってもいつまでも恋人気分で心だけは若いまま若いつもりで愛しあおう
そうすりゃ仲よく暮らしていけるさ
絶対 きっとね
よそ見して傷ついてばかりの僕をキミが笑う
魔法使いは今夜も笑う月明かりの下
ずっと一緒にいてね
キミがいるだけで世界は輝くから
ぼくの魔法使いは空も飛べやしないし不思議な力もないけど僕を恋に落としたあの力はきっと魔法さ
恋する女の子が一度だけ使える魔法さ
効力はずっと無限に続くから僕ら今も愛しあってるんだね
すてきさ
だから誓うよ
貴重な時間をありがとう
後にも先にも言葉ではあらわせないだろうけど
僕の小さな愛でよければ精いっぱい全力で愛します
限りをぶち壊してもキミを愛しつくす
僕も魔法使い
それよりかは頭が下がらないあの子の弟子さ
そんな二人は今夜も笑う 笑う 笑い明かす
さびしい雰囲気の夜も笑顔で楽しく過ごせる
大好きなキミと大好きになった夜と僕がいるこの風景
すべてが今は輝いて見える
くたばらなくてもすでに極楽浄土さ
なんてねまた笑う僕ら。