ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 投稿順表示

甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[3825] まなざしの先に
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


あなたのまなざしの先に僕がいること
愛し合う誰かのまなざしとまなざしがぶつかること幸せなようにそれは僕らにも特別なもの
ただそれだけ
だけどそれだけにすばらしいもの

このまなざしの先にちょっとだけ夢が映る
現実とはちょっと違うすばらしい夢が映る

君に目をやれば
夢がはじける
君が笑えば
心もおどる

まなざしの先にはいつも君
それが僕にはあたりまえな日常
だから君がいない世界など好きじゃない
君がいるからこの世界は輝くんだ

わかってね
わかってるよね。

2009/03/29 (Sun)

[3826] 光と扉
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


シャイン
シャイン
シャイン
光り輝いて
ひらく扉の向こうに見えた光
一秒だけ光っただけで永久に光らない光
僕らはひらいてはしめる
いま ノブに手をかけてあけてみよう
いつでもその先へ飛んでいこう。

2009/03/29 (Sun)

[3827] パレードは続く
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


旅は明日も続くんだね
どこまでも死ぬまで
夜になって夢に沈んでも
それはつかの間に目覚めれば繰り返される波
また僕を連れ去る
あわただしいサーカスの中へ 中へ

笑って泣いて笑えなくなるまで疲れても
そんな自分に薄ら笑いしてる僕がいるけど
誰も居ない部屋に玄関先ドアのまえただいまなんてつぶやいて
今日も倒れるように眠るのね
窓の外にゃ月が浮かぶ
ほら見てごらんよ

旅は続くよ 風まかせ運まかせ流れにのまれて
その先の物語へ
パレードはなおも続いてく 吹き荒れる風にまかれながら
飽きたかいって言われればハイそのとおりですがやめられないのが実情です
人間も仕事も生活もなにもかも
捨ててしまったら僕の明日は泡と消えてしまう

シャララララ…

パレードは終わらない
パレードは続いてゆく

自由の雲にのって
曇り空 雨の中 嵐をくぐり抜けて
僕らは走ってく
晴れ渡る空の下へ

パレードは終わらないで続いてゆく
未来の向こう側まで 三途の川の向こう岸まで続いてゆく。

2009/03/29 (Sun)

[3828] 少年は大志の代わりに悩みを抱く
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


飛び立つつばさもなくいつまでも地上でじたばたしてる少年が見つけた光
心の瞳は失明したのかなにも見えない
いつからか夢を忘れた少年は大志の代わりに抱えたもの
それは大きな大きな悩みだった

大人になった今も少年は悩みをぬぐえず闘ってる
逃げず闘ってる

だから少年は大志の代わりに悩みを抱く
大きな志を抱くまえに悩みを抱くのだ

飛び立つつばさもなく
旅に出る時間も金も勇気もなく
少年はただ空を見上げて鳥になりたい
願いながら地上を歩く
歳を食いながら運命のうえを歩く

僕も歩く
死ぬまで人は旅人だからさ

2009/03/29 (Sun)

[3829] それはらしからぬものだった
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


涙落ちたら誰もがゆるした幼いあのころはもう終焉をむかえたのだ
もう誰も僕が泣いていてもなぐさめもくれない
ひとりぼっちが好きなわけじゃないけどどういうわけかいつの間にかこんな暗闇にいるんだよ
ここにいれば痛みもせつなさもぜんぜん平気だと笑ってる自分が悲しいわけじゃない
ただ笑うしかないだけ

こたえを探しても
問いかけられても
ヒントらしき何かを与えられても
なにもわからない
なにも見えない
こんなに歳を重ねても無駄だったよ

でも
ひとつだけ
わかったことがあるというならそれは生まれた悲しみにもまさる深い喜び

手のひらにこぼれた涙の粒がほらまた僕にあたたかいぬくもりをくれる

血が通ってるからこそ痛い 悲しい 切ない

こんな気持ちはずっと好きにはなれそうにないけれど
心の中をからっぽにして瞳をとじればなんだか心地いい時間が吹き抜けてゆく

悲しくもある世界
うれしいこともある世界 誰しもその比率は平等なんだろうか
悲しみきれず
喜びきれず
つづいてゆく日々はそんな矛盾したままの気持ちさえ明日へはこんでく
たとえようもないほろ苦さとともに僕を今日も後ろからぴったりつけてくる

夕暮れが赤く空をいいぐあいに焦がしたらいつものあの場所で今日を振り返りましょうか

死にたいと時々思うけれど生きていればみんな思うことじゃないかな
そんな気持ちに雨は降る
だってこの世界はそのくらい冷えきった冬の惑星
言いたいことさえまとめられないまま日々は続いてく
回り続ける時間に
揺れ動く朝が重なればまたふたたびはじまる天国にも似た生易しい地獄

天国にもらしからぬ
地獄とも言いきれぬ
そんな場所で僕はいろんなこと思うけれど君はどう思うのかな

聞かせてよ
涙落ちたら
そのあとで
聞かせてよ…

2009/03/29 (Sun)

[3830] 夕陽と月とわたしの歌
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


振り返れば僕
ずいぶん長い道のりをこの身ひとつで歩いてきたんだな
悲しかったこと
うれしかったこと
生きていてよかったと思うこと
生きてきて失敗したと思うこと
たくさんあるけれどどちらもこたえじゃないな
いまのところは
笑ったり泣いたり
半々に心を引き止めてる

笑えなかった今日もところどころ探せば笑ってしまうような場面あったでしょ
だからさ笑えなかった今日も捨てたものじゃないはず
どんな今日だって生きていればかならずお日さまのしたまで行けるから
我慢と忍耐をくり返して歩いていこう

早く今日 終わらないかなとかくだらない思いさえ大切に大切にしよう
そんな気持ちが人をあたたかく照らせる

今日はさんざんな日だったなと自分から涙をさそうような気持ちでいるよりずっと
そんな今日だったけど自分なりに頑張れたと思える心が自分を闇から救うゆいいつの命綱だよ
どうせ正しさなんてどこかの誰かさんがつくったつくりものさ
そんなものより自分を確かに信じていこうじゃないか
そうだ それがいい
すばらしい

そして今日もそんな気持ちにはこんでいけたらごほうびみたいに空に真っ赤な夕陽が立ちつくす君に寄り添うだろう
やがてきれいな月が君の足下にあたたかい灯りを落とすだろう

それが涙よりあたたかいぬくもり
その熱で涙をかわかしてくれる
心なしか笑ってるような夕陽が月が愛しくて抱きしめたくなった

そんな夜さえ明けてしまえば思い出すのは遠い先
振り返れば夕陽
見上げれば月
そんなふうに何遍もくり返すだろう
ばかみたいだけど
ばかじゃないんだね
僕ら すごく悲しい生き物なんだ

気づいても気づかないそんな小さな隙間に今日はある
そしてそんな今日で生きる僕はもっと小さな 針の穴ほどの命
されど大きな鼓動で人は様々な今日を歌い上げる。

2009/03/29 (Sun)

[3831] 故郷を想う
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夕陽が街を赤く染めたら遠くにいるあなたの顔を思い出す
いつも僕を叱ってばかりいたけれど時にくれるやさしさがなんだかうれしかった
子供たちのはしゃぐ声もだんだんなくなってカラスも姿を消したら大人の僕もたまには早く家に帰ろうかなあ
チャイムが街に響きわたるまえに

お母さん 今 あなたはだれと笑っていますか?
お父さん 今 あなたはお身体大事にしてますか?

しばらく会っていないし電話もしてないけど仕送りだけは欠かさないで送ってくれる
同封された手紙が泣かせるよ

電話してみようかな またあの懐かしい声が聞きたいな
ああ おなか空いたよ
街にはおいしそうな匂いとあたたかな家族の声が聞こえる
せつない 僕はひとり故郷を想う 東京のど真ん中で
あなたの笑顔
あなたのやさしさ
想いながら
それをおかずに
ごはんを食べる
ため息が湯気のように立ちのぼる
貧乏な僕に夢はあるか? 恩返しはできそうか?
僕は僕に何度もたずねてみた
こたえは今も声にさえならない 東京のど真ん中
古く安い風呂なしアパートの一室で故郷を想う
味噌の溶けきってない味噌汁を神妙にすすりながら
落ちてく夕陽に涙を流す 涙を流す。

2009/03/29 (Sun)

[3832] 「詩」について
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


文字を通り越してその向こうにある気持ちを見てみたいな
短い詩だって長い詩だって結局はすべて詩ならどちらでもいいだろう

気持ちを込めても
文字からしか判断できない僕ら
でも僕らそれでも信じる
清い心が見透かす真実
たとえ文字の向こう側にひそんだ思惑に気づけなくても人を信じられるすばらしい気持ちがあればいいだろう

と、思うのさ

でも僕はどんな詩にも心を吹き込むよ
見えないからって適当には書かない
陰湿ないじめみたいにはしないさ
やるなら堂々僕はダメもとで描くのさ
だれになんて思われようと僕はストレートに思うことを書くだけ

それだけなら無敵だ

さあ 思うまま詩を書こう
自由な詩を書こう
それが詩の本質だから
さあ 思うまま詩を書こう

人を傷つける詩や適当な詩じゃないならすばらしいものだ
出来とか評価なんかでその人の思いをつぶすな
なんでも結果にこだわる世の中に染まるな
真の自由はそこにはない そこにはない
と、思うけど
僕なら思うけど

間違ってるのかな
どうなのかな

むずかしいけれど
あきらめず探していこう

このもどかしい気持ち明日に持ち込んでまたつづきから最後まで探していこう

詩について 僕は追求していこう
僕らしい…みたいなちょっとでも光る言葉を並べていこう

願うならそんな詩人

こたえなどないのかもしれないけれど
それならそれで僕は自分が決めた言葉で描くのさ

自由な 自由な 世界の空に歌う
自由な 自由な 雲にのって歌う。

2009/03/29 (Sun)

[3833] NO life? YES life?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


生きることに慣れたなら悲しみにも慣れてみないか?
生きることに飽きたならほかのことに楽しみを見いださないか?
すべてに嫌気を感じたなら死ぬ前にもう一度生みの親の顔を思い出してごらん?

きっと意味のあるものなんて少ない
数えるほどしかない
こたえのちゃんと出るものなんて少ししかない
だからそれでいいんだ
君が決めたなら
ただもう一度考えてみる時間をもうけてほしい
ちゃんと選んでほしい
どちらを選んでもその選択に間違いないか
間違いなんてはなからないけれど
質問責めの日々に申し訳ないけど考えてごらん

いつまでも僕らを縛るlifeの中で痛みをこえた何かが君に見えているならそれをもう少しじっくり見てごらん

自分も例外じゃないぜ
きっと考えてみてからでも遅くはないはず

積み重ねてきた日々を これからの道のりをそのすべてを

リタイアはきついぜ
もったいないと思うぜ

言いたいことは結局それだけだけど
君には生きていてほしい
後にも先にもこの世にたった1人の君って存在には寿命がくるその日まで生きていてほしい

そんなlife どんなlife 生きててもかならず光は見える
望みはすべては叶わないけれど
多くを望まなければ手に入れられる明日がある
降り続く心の雨もやませる力もつかめる

見下されても
自分だけはと強くあれ
神にも文句たれたくもなる
こんな世界だから悲しみは消えないけれど
宣戦布告するみたいに刃をとれ

救いはきっとそこにある
光はさすだろう
雨のあとに
涙のあとに

くり返す 波
押しては引く
奪われては
何かを得る

それが運命だと泣くか笑うかはその人のfree
その運命を呪うかありがたがるかはその人のheart

すべてはlifeの中ですまされる

君はそんなlifeが好きか?嫌いか?

2009/03/29 (Sun)

[3834] 小悪党にカフェオレ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕はこう見えても理不尽が夜な夜な踊る世界の金の亡者が徘徊するダーティタウン産まれです
やがて昼間にも理不尽がしのびやってきて
人のきれいな心を汚していった
つまらないことではじまるケンカみたいにあとで考えたらばからしくなる
理不尽はいつもそんな隙間につけ込んで人を意のままに踊らせる

心はダンスがお好き
いつでもお相手を探してる
悪魔でも簡単に手を貸してしまう
それが心

だから今日も誰かを傷つけてしまう 誰かを泣かせてしまう
正しいことばかりじゃつまらない
退屈死してしまう

でも ダンスは疲れるよ
ほどほどに
悪いことも度が過ぎれば罪がちらつく

だから人は小悪党にとどまる 臆病者
されど それが人間らしさなんじゃない

今夜あたり踊る三番街
行ってみようかな
よそうかな

考え中!

コーヒー
流し込む
暑くて噎せる

火傷した!

三番街の喫茶店
頼むのはいつも決まってカフェオレ
コーヒーはこわいよ
だからいつまでもいつまでも僕は小悪党
ゴッサムシティみたいな悪がはびこる街でもちっぽけな犯罪しかしない小悪党

頼むのはいつも決まってカフェオレ!

甘い!
けど
おいしい
ヤミツキ!

2009/03/29 (Sun)
4221件中 (3631-3640) [ << 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 >> ... 423
- 詩人の部屋 -