詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
痛みと快楽は紙一重
気持ちよさと気持ち悪さはスレスレ
触れるか触れないかの瀬戸際
でも全然別のもの
かみ合うこともかみ合うわけもない
そのお二方。
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高校へと続く坂道は僕の近所のあっちのほう
僕はなんとなくその坂道をのぼっては人生を考える
人生も坂道みたいなもんだと
その坂道ではゆるやかなカーブ きつい傾斜
いろいろある
途中雨が降ったり晴れたり季節も変われば過ごしやすい季節もあるし過ごしにくい季節もあるんだ
そしてその坂道は人生だとしたら
僕は坂道のいちばん下で生まれて
だいたい百歳で死ぬのならいちばん上で死ぬんだろうな
坂道は今も続いてる
昔と変わらず続いてる
もちろん幼い時から比べれば歩きづらくなったり扱いの変化に戸惑ったりずるけれど
道の端を歩くかわいらしい子供もいつか僕のように厳しさに吹かれるのかな
でも坂道から見る夕暮れはすごく綺麗
きっと僕らはそんな景色を見るために生きてんだな 今日も
高校下の坂道を下りるとき 人生は戻れないけどそれもまた素晴らしい
時を恨むより愛していたいと笑った
鏡に映った僕の大人の姿が久々に見た気がした 厭だなと思っていたのに意外とかっこいい
気づいた 大切な事
時が過ぎるはかなさ
命が削られる痛み
すべて意味のあることならば僕はその素敵な意味を歳を追うたび見つけよう
この街のどこかにあるなら
二十歳は二十歳の夢を
五十は五十の夢を
そして
百は百の夢を
そんなふうな人生を歩めたなら素敵さ
素敵さ 素敵さ
坂道が教えてくれた
のぼらなかったらわからなかったことさ
生まれなかったら知り得なかったことさ
気持ちは今 どこか晴れやかでどこまでも透き通る ビー玉のように。
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枯れ葉 散りぬるを
くしゃっと風に舞いどこかに消えてく
空を見た 赤い夕陽に誰かが離してしまった赤い風船
夕陽にとけ込んでなんかフシギ
僕は影をアスファルトに落とし歩く
家まで影とふたり
枯れ葉のように風にゆすぶられ
あっちにふらふら
こっちにぷらぷら
孤独な旅人
家の中でも
外に出ても
ひとりぼっち
涙は窓から風に流して今日の悲しみは忘れたことに
今 僕の心の中の枯れ葉はしなってくしゃり音を立て夕暮れの色に染まった
ため息も考えようによってはたばこの煙
今 俺 かっちょいい
そう思った 夕暮れに。
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感謝は感謝をつれてくる
ありがとうという言葉ひとつで人の心に花が咲くよ
なにもくだらない事などないんだよ
悪いと思ったり
助けられたと思ったらまず先にありがとう
それが大事
感謝は感謝をつれてくる
ほかにもやさしい気持ちをつれてくる
心の中にさざ波を広げるんだ
まるで夕暮れのような何気ない優しさですべてを包む
涙腺はゆるみまくる
君がくれる言葉はまるで魔法だから
優しさはだれのため
優しさは人のため
優しさは人が人であるため
感謝はすべての人のため
すべての人が人であるため
優しさと感謝は隣同士
切っても切れないつながりで結ばれてる
だから泣いちゃうよ
だからありがとう
感謝の気持ちが心を揺さぶったら君に言うんだ 渾身のありがとう
簡単だけど簡単じゃない思い
その五つの文字の中にすべての感謝とねぎらいを込めて
ありがとう
ありがとう
ありがとう
何回でも言いたくなる
でもその一回ですまそうと
本当の感謝は言葉にならない
だからせめてもの思いとしてありがとうという言葉として伝えるんだ
それしかできない僕を君はいつも本気で愛してくれる
そんな毎日に泣きたくなる
自分は 自分は
自分を責めるばかり
君みたいな大きな愛もてなくてごめんなさい
ありがとうにつけたしておこう
でも本当は君のくれる愛以上の愛をあげたいほど感謝してる
見合った何かを
窓の外 たばこの煙が逃げてく
せつない 夕陽の色
泣く準備は万全
僕はばかだろうか…?
こんな時に
こんな時に
笑いでごまかそうなんて都合よすぎさ
でも何度も何度も心の中でつぶやいた
君にありがとう
そんな言葉しか言えない僕をゆるさないで
ばかな俺だから。
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僕は僕だ 僕は僕だ
常人とはちょっと違うのかもしれないけれど
間違いも正しさも教え込まれてもその通りには思えないのです
正しいことは正しいと僕も思うけど間違ったことがはたしてだれにでも間違いなのかとも思う
例えばひとつの間違いは僕にとっては正しさなのかも そう感じた旅の途中
やさしい世の中を望んでもそこには人を蔑む影あり
僕だってもうだいぶ世の中を見てきた
だからこそだからこそ思うんだ
世の中の光と影
僕は僕だから僕じゃない僕にはなれない
このまま だれになにを言われても僕のまま進むよ
間違いも正しさも僕が決める
どうせいつか死ぬんだからさ
そのくらいは許される
それ以上の悲しみはないから
死ぬ運命を与えておいて自由を奪い縛る世の中が憎い 憎い 憎い
それが愚かな憎しみでもそれが僕の出したこたえ
ねじ曲げられない思い
誰かが誰かを熱く思うように僕は憎む 憎む 憎む
だから だから
僕は世の中を憎む
単に都合いい訳じゃねえんだ
誰だってそんな理不尽に人権の無さをかいま見てる
嘆きの涙
孤独な夜にポツリ 夜空に浮かんだ月
おまえもひとりかい?
ああ もうなにが正しいのかなにが素晴らしいのかわからない
汚された正義 野放しにされた悪
まばゆく照り返す光もどこか黒ずんで見える
空気も人の心もすさんだ排気ガスのよう
便利になったぶんどこか人間が退化した世の中だな。
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生きているのを疑問に感じられるような今を生きているのはまだ自分に光を見てるから
いつか僕は何かを成し遂げる
そう思うから
苦しい思いをしても心の中の僕にさえもう限界だよって泣かれても
生きているうちは光は絶えない
死んだら今より悲しいと思うから生きています
ひとりごとならいつまででも話していられる
そんなさびしい特技しかない僕を笑えますか?
どうして生きているのかとひとり月を見上げ好きでもないのに就いてる仕事からの帰り道涙する僕をばかにできますか?
別に体に障害があるわけじゃないけど時々死にたいと思う事がそんなにいけませんか?
この世の中生きてるだけで命削られる思いですから
それだけでえらいと言ってくれるやさしい人はいますか?
別に自分を愛してるとかそんな理由じゃなくて自分の事だからこそそんな気持ちのすべてがかいま見れてしまうからよけいにかわいそうになるんだ
君も同じかな…
そんな僕に光を
ひとつだけでも希望をください
今、見えている光
生きていられる今
すべて地獄のよう
それでもしねもしない僕をざまあみろと笑いますか?
何かが悲しい
今日もまた悲しい
ひとりは別に嫌いじゃない 慣れてしまったけど それもまた悲しい事だけど
わかっているんだ
すべては言い訳だ
うまくとけ込んで世の中に馴染めない僕の不甲斐なさとわかってはいるけれど
いつだったか
昔、僕は生まれた
あの産声は喜びなのか 悲しみの悲鳴なのか
親には悪いが僕をなぜそのときおろしてしまわなかったのかとふとよぎることがある
そんな僕を誰かがどこかで笑っても僕はそれで生きる事はやめない
そんなんじゃしねない
誰か僕をころしてくれませんか?
痛みのない楽な死をください…
このままじゃまた明日が来てしまう
寿命を待つだけに留まる。
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常識的には愚かでも
長続きする趣味がなくても
生きる糧がなくても
明日に希望が見えなくても
元気落っことしても
笑顔いつからか忘れてても
思うように頑張れなくても
友達 いないのを偽って数人つくっても
ひとりごと 多くても
ばかにする奴らに言い返せなくてもそれがふつうだと笑えるなら幸せだと思うよ今
それでも僕はこれでも頑張ってる
死ぬ気で 生きてる
誰になんて言われても僕は死なないから
それでも僕には精いっぱい
精も根も尽きた顔で今日もまた帰る
明日も続くのに 続くのに
早くもお疲れですか?
僕よ
流れる涙は誇れる汗と同じようなもの
頑張った証
自分だけはせめて自分を愛しましょう
他人にやる気遣い以上の優しさをさあ
僕らは僕ら自身をそれぞれどこまで愛しきれるかなあ
勝負所。
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涙をふきなよ
おまえの悲しい顔は見たくないから
僕に悪いとこがあるなら遠慮なく言ってくれ
僕が君を泣かせてる原因なら僕は土下座もするしなんでもするよ
君を泣かせるようならばかな僕だ
それなのに君は 君は絶やすことのない愛で僕を抱きしめてくれる
僕は君と二人 泣きあっていた
涙をふきなよ
そういった僕なのに励ましたつもりの本人が泣いていたら見本にならないな
ばかな僕のばかさが際立ってしまったね
君は僕をやさしく受け入れる
少しの疑いもなく変わらない愛で包む
思い起こしてみれば君に僕はあまりに助けてもらいっぱなしだ
借りは返したいのに利子が積み重なるだけだ
小さなありがとうに尽きてしまうよ
それでも君は僕を愛すことを無駄な労力だとも思わずに僕を愛すことこそが私の好きなことだと言わんばかりに手厚く愛してくれる僕には神様より神様に近い女神的な存在
そんな君にありがとう そして愛してる
百回じゃとても足りないな
千回言ってももしかしたら足りないかも
これからもいつまでだってよろしくね
感謝だけじゃなく迷惑もされたいなんてイカれた自分もいるよ
磁石のように僕らは何度 何回 喧嘩しても同じ極どうし引き合う運命的なつながりでむすばれたふたりだから
でも僕は不器用 とても君に愛されるたまじゃない
意気地なしの弱虫やろう
でもでもでもでもね言い訳ばっかだけど
そんな僕にも君に愛されるという才能がある
そんな自惚れ屋の僕を好きになった君はお目が高い目利きだよ ほんといい目をお持ちだ
調子のいいリズムでふたりは明日も幸せだよね
そうだ そうだ
愛は愛にこそ惹かれる
だから だから
僕らはお互いのもつ光に惹かれあい出逢った
よってここにいるのである
愛は今もなお休まる予定もなく続くのであろう。
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社会の振りかざす鋭い刃が理不尽という刃が僕を襲う
はいかいいえのどちらかでしか認識されないパソコンなみたいな冷たい無機質な人間ばかりいて 狂いそう
なにもいえない僕はそのうちこの理不尽に絶えかねて心を閉ざした
否応なく罵声が飛んでくる よける暇もなく僕はもろ当たる
大人は社会という牢獄の中でムチでたたかれる囚人か 従うだけの奴隷か
子供時代はそれまでのつかの間の慰めか
金をあげてればなんでも許される
そんな社会が嫌いだ 嫌いだ 嫌いだ
自分にだけに落ち度があるとは思えない
闇は光にこそ根付く
まぶしい都会の雑踏の中にも ほらチラリ
青空の中にもいびつな雲がある おかしいか?
果物の中にもいびつな形の果物がある
でも食べてみりゃ意外に美味しいはず
見逃さないで
僕の悲しみを その涙を
見捨てないで
僕の存在を その影を
放っておいてほしい以上に認めてほしい
本当は誰よりも
心をねじ曲げるのは社会なのか 自分なのか 詳細は闇の中
ただ気が狂うほどの日々を時間をきりもなく今日も少しずつ切り崩して安らぎに浸るのを待つ
やさしい夢見れる夜が来るのを待つ
さめてしまうのはこわいけど こわいけどしかたない
生活の掟
社会通念状のルール
etc…
いまだ僕 社会人もどき
ただいるだけ
そんな僕しかみんな見てない
希望の炎は風前の灯火
命のろうそくはもう早くも半分を切ったか
年齢の割に元気ない若年寄りの僕
もういい加減
放っておいてほしい
僕だって僕だって頑張ってる
それしか言えぬ僕を責めてばかりいないで
少しは たまにはあんたらも心ある人間として僕に光を差して
そんな悲しい思いに沈む心
この一ページは二度と戻らない一ページ 同じような一日でも明日はまた新しい今日
頭が変になりそう。
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僕を愛してくれた感謝が尽きません
この世には僕なんかよりずっといい人がいるのにわざわざ僕なんかを愛してくれた感謝が
死んでもきっと尽きない感謝が
あの世にまでついて来る愛
わずらわしいその愛が性懲りもなくまたそこで僕に優しさを求めているよ
ついというかなぜか僕は君に優しくしたくなる
愛したくなる
とられるわけじゃないのにいつも大事そうに隣に付き添わせて
汚い言葉 貧乏人の言葉
下手な俺の言葉
愛してる けれどそのぶん憎いよ
きれいな言葉 シンプルな言葉
ばかな俺の言葉
好きだよ でもね嫌いなときもある
着飾らずにすべてをここに明かす
君に語るすべては嘘のない真実の色
君には痛いかもしれない
でもさ これが本当だよ
君が望むならすべて見せてあげる
愛した証に
そして
愛してく誓いとして
今 君だけに僕が億劫さを蹴飛ばして
嫌々 歌うよ
面倒くさいけど
歌わなくちゃ大好きな君に
もらってくれるかわからないけど捨て身で歌う
できたてほやほや愛の唄
少し熱いかも
やけどにご注意を
その名は
泥だらけのラブソング
どうか
汚がらずに受け取って
これが 精いっぱいの愛情表現
いやなら今すぐ僕を殴って
それが僕の覚悟
サヨナラの合図だよ
どうして君は泣くのかな
どうして君は僕を抱きしめるのかな
あれ 僕まで泣けてきた
ぬくもりってこんなにあったかかったんだ
久々に気づいた
愛は素晴らしい贈り物
君は僕のすべてだ
今 僕の夢は現実となった
言うことはばかみたいなことだけど本気だから笑わないで聞いてよ
さあ 歌うよ
どうか ご一緒に。