詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕は時に君の光
そして時に影になる
不規則な順番で
いかれたリズムを刻む
ただそれは愛のため
ただすべて愛のため
僕は時に君の光
そして時に影になる
さびしいときには暗い部屋に差し込んだ月明かりみたいにささやかな慰めを君にあげる
大げさな事はしないしできない
ただ君の涙をかわかす角のないまるい風を吹かすくらいしかできない
でも精一杯するよ
ただありふれた優しさを君にあげる
規則さえ無視して
ルールさえはみ出して歩むさ 君と 獣道
光と影の真下で君と僕って役柄になって
永久に踊るんだ
ダンス ステップ タップ ワルツ いろんな幸せを痛みとともに演技じゃないリアルな劇の中で暮らそう
ムリしないように
できるだけ
ちょうどいいとこで
僕は
君の光になる
そして時に闇を抱く
そんな日もあれど
負けないようにするよ
心に降る雨さえやましてしまう君の笑顔を思い出して
正気に戻るよ 後悔しないようにするよ
そして君といつものように楽しくおもろくダンス ダンス ダンス!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
「地震」
「雷」
「火事」
「親父」
恐ろしき四天王だ
中でも親父は厄介だ
聞く耳をもたない
自然災害よりも厄介だ
はるかに親父は厄介だ
恐ろしき生物被害だ
僕は被害者だ
ほらまた親父が僕を混乱させる
ああ 母さん…
また適当に宥めてきて…
あの酔っ払いを…
僕じゃ相手できないよ
さすがに親父には…
ああ 恐ろしき四天王
いや親父だけでもう
いや親父だけがもう
最強の生物被害
そして僕が被害者
みんな誰も被害者
ふざけた親父をもつ子供は誰も被害者
ああ 神よ 私に救いを アーメン(祈*)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕は石ころ
流れる時に削られてだんだん小さくなっていつか消えちまう小さな石ころ
削るのは時間じゃない
そうさせる運命なのに時間を盾にするから僕らはいつも時間をうらむの
川面をぴょんぴょん跳ねる石ころみたいに元気よく生きたいのに
いつもそんな元気をくれるのは他人だからイヤでも人は人と関わりをもつしかない
経てば忽ち人間社会を追い出される
その時は
その時は
本当の石ころさ
笑えるな
笑えるな
笑えない石ころさ
石ころはただここに転がってる それだけを繰り返せばいつか死ねてしまえる
流れる時に削られてものすごい速さで進むあわただしい日常に殴られて
急ぐだけの人々に急かされてもうあちこち凸凹
石ころは旅することを望んだわけじゃない
なのに なのに
誰かが僕を生んだからだということも忘れてる日もある
愛しくて
憎らしい
こんな具合に定まらない気持ちのまま
まだ旅を続ける
自分でもそれはなぜかわからないけれど旅を続ける
旅はだから続く
望まなくても生まれてしまった
長く続く生きる苦しみと
一瞬ですむ一瞬の痛みと
どちらを選ぶか
答は今生きている僕が出しただろう?
そうさ 僕は生きることを選んだ
だから 今
生きている
石ころを続けてる
生きる痛みは楽しみを待つ快感にもなる
死ぬ苦しみは単なる終焉 後にはなにもない
死ぬ寸前でそう思えたから今も僕は石ころ
幸せで不幸な石ころ
川は同じ速さで
なれない速さで今も僕を削ってる
それでも笑う自分がわからない
今もわからない
それでもなぜだかどうでもいいくらい
理解ができる
そんな自分に気づいたの
そんな気持ちが消えでもしない限り僕は明日も明後日も石ころ
悲しい嬉しいただの石ころ
誰もどれひとつ同じものはないまたとない石ころ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕はあなたの子供に生まれて あなたに出逢ったときから
どれだけの優しさや愛をもらっただろう
見返りのないその思いにどれだけ涙流しただろう
どれだけ感謝しても
どんな言葉でも一生かけても返せない恩をあなたから手渡されたね
あなたが生まれてきてくれたことこそがあなたから私への最高の贈り物
だから 感謝の言葉なんていらないから
ずっと私のそばで笑ってて
いつかあなたと私がさよならする日までずっと迷惑かけてボケないように話しかけて
お母さんは涙ながらに僕の手をにぎって笑ってた
こんな大きな大きな愛に僕は守られてたんだ
一人じゃない
僕にはあなたがついている… 今までだってあなたがついていた
振り向けばあなたがいる
だからあなたがいるうちに伝えたいのさ 本当の言葉を…その気持ちを
母の日に花束を
ありがとう…
メッセージ添えて
そっと 渡したい
これからもよろしくね
僕を生んでくれてありがとう
そればかり繰り返す僕にあなたは愛を注ぎ続ける
変わらない愛で。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
こんな奴隷社会を生きる俺たちはもう死んでいる 生まれたときから死んでいる
平等な社会と銘打ちながらふたを開ければいつでもそこには弱肉強食のジャングルが広がる
弱い者は強い者に食べられるそんな格差社会が広がる
シマウマがライオンに喰われるようにほら食い物にされるのを指折り数えするしかない
そんな俺たちに光はあるのか
カウントダウン
ワンツースリー
散らばる肉片 心に横一線走る無惨な爪痕
僕の意見は見えない巨大な大男の足で踏みつぶされる
ぺちゃんこ
おせんべい状態さ
だから奴隷社会を生きる俺たちは死んでいる すでにもなにも死んでいる
おまえももう死んでいる!
俺は今 宣言しよう
君に今 宣言しよう
俺たちはもう死んでいる
生きているという心地はもう嘘っぱちだ
強がるな
俺もわかってる
おまえの気持ち
世の中に言いたくても言えない気持ち
その苦しさ
もどかしさ
だから 今 僕はそんな君に慰めを投げる
大丈夫さ
死んでんだからもうムリなんかしないで肩肘張ってがんばる必要はないんだと
ああ そんな気持ちで明日からも歩いていきましょ♪
さあ 死人のパレード
ゾンビのダンスをご披露しましょ♪
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君がここにいる
それが僕にとっての紛れない存在の証明
ありがとう
ゆえに僕は存在する
一歩二歩と影も動く
君が胸に手をあてる
それが僕にとっても同じと解るから僕と君は同じ人間とわかる 君が僕の闇に照明をあてる
ありがとう
ゆえに僕は≒である
この一呼吸一呼吸がおしえてくれる
一人じゃない
心強い気持ち
孤立しやすい世界の中で唯一君が仮面を剥いで素顔で話せる人
そんな人が一人でもいれば幸せだ
だから ≒なだけで
僕らはお友達
フレンドリーな共同体
素晴らしき地球人
これからも手をつないでよう
僕らは≒になるために生まれたんだから
そしてここにいて存在を確かめ合い続けるんだから
だから不確かなものなどおそらくはなにもないだろう
たしかめ算ですべて明らかにできるから
大丈夫 僕らの計算に間違いはない
そうさ ゆえに ゆえに 僕らは=同士仲良しなのさ
今日もとどのつまりはフレンドリーなのさ
それでバッチグー
オッケーなのさ
理屈や理論より答は簡単
1+1よりはるかに簡単だ
つまりは愛があれば僕らの存在は証明されるってこと
そういうことだよ
いつもの僕の意図的な口癖なんだ
数学の方程式は楽勝でもお堅いだけの学者には到底解らんだろうね
愛の哲学は。
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気分は上がったり下がったりするから まるで学校の成績表みたいだね
僕の気分はだいたい夜行性 夜から朝にかけて夜明けがくるまでは最高に元気です
コウモリみたいに目を光らせてバタバタ騒ぐ
highアンドlowで進む日々 そんな世界
高揚するのは楽しいときの気持ち
低下していくのは悲しいときだから
涙 風にさらわれて
すぐに笑える明日までしばしのガマン
泣くなよ僕よ 今は
明日 目いっぱい今日泣いたぶんだけ
落とした元気の数だけ笑おうな
僕は僕に誓いました
今 なぜか まだ悲しみの中なのに笑えてる
それは喜びが待ってるから 苦しみを越えた先に待っているからだ
僕は繰り返す
絶え間ない未来まで。
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心の中で誰かに救いを求めても意味はないけれど
そんな小さな希望にさえ頼りたいほど僕は今 孤独なのさ
もういつからだろう
だいぶ笑顔を見せてないなあ
心の中 焦げたように真っ黒け
思い出すらももはや薬にはならない
痛み止めはもう意味はない
この痛みは思い出のすばらしさをも越えた苦しみだから
あのさよならの8番ホームで特別快速に乗った君を見送ったとき
特別快速は目にも留まらない速さで彼女の姿を視界からかき消した
残像だけがむなしく見えた
やがてそこには残像も消えて涙にぬれる僕がいただけ
君は笑っていたかな
それとも泣いてたかな
今となってはわからないけれど
彼女はまだこの胸の中にいるんだよ。
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ばからしい日だったぜ
本当に本当に本当にそうだよ
そんなふうにさ
苦しかった時間を笑えるときまで僕は堪えて堪えて堪えてやる
意地を見せたる
時間を飛び越えてすぐに笑い話に変えてやるから
泣くな 僕よ
涙におぼれるな
大丈夫だから
僕なら 僕なら
大丈夫だから
自分を励まして
僕は今を生きるよ
仕事は辛いもの
泣きたくもなるよ
弱音なんてしょっちゅう
だからせめて目上に強気な言葉言えない代わりに僕は泣かずに日々を過ごすから
それ相応の明日をおくれ
夜空に三日月が光ってる
明日は晴れだよ
星が教えてる
良いことなくても
僕はそれだけで笑えるからそんな僕を笑わないで
頑張ってる
頑張ってる
その意味はひとつじゃないはず
成果や結果ばかりに拍手をする世の中はいつまでも嫌いだけど僕は誰かに笑らわれても笑わないでいるよ
自分を笑うことはしないよ
本気で頑張ってる
自分を笑うことは恥ずべき事だから
僕は僕を笑わないでただ精一杯応援して励ますよ
そして誰かに大切にされないぶんだけありあまった愛を注ぐよ
数多の傷跡に
明日は晴れるけど
心は晴れない…
そんな言葉さえ
吐き出せないけど
そんな僕をばかにしないで
僕をばかにする奴がいたらゆるさないから
ゆるせないから
僕は僕をかばうのさ
自分の頑張りを誰より近くで見ているから
僕は僕の努力を誰よりもわかってるつもりでいるから
優しさのない世界に優しさを咲かせたい
自分でその種を蒔いて 部屋中に咲かせたい 満開に
いつか 心にも。
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我が輩の辞書には不可能という文字は存在し…まくっている
ほら ナポレオンがあの世で泣いている おぬしの辞書は欠陥品だと
不可能の文字はありすぎるけれど可能の文字は結構あるよ
まあ大したことじゃないけどね
奇跡みたいな事は起こせないけれど
基本的な事はできるんだ
我が輩の辞書はみんなと同じで限りなくふつうすぎるありふれた教科書程度のマニュアル辞書
でもそこが素敵な素敵な辞書なんだよ
わかってるよ
わかってるよ 本当は
ナポレオンも涙が顔から消えて笑っている
君の辞書に比べれば我が輩の辞書など…と笑っている
僕はそんなあたりまえな辞書を抱きしめる ひとりにひとつだけ特別なページをひらいてそこに書かれた文字を読むさ
「この辞書には不可能の文字は付き物、不完全だからこそできる喜びをできる範囲で味わう幸せを得られるんだ」
僕はうなずく
君もうなずく
ナポレオンもうなずく
笑いあう地球は躍る
世界が今 うなずく
貧相な言葉なれどとてもシンプルイズベストビューティホー!