詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
見事に顔面からすっころんで
それでもだるまのようにまた起き上がって繰り返す
それでも流す涙でまたひとつ前に進むのさ
涙で 涙で 強くなる
いつまでも
いつまでも
弱い僕じゃない
もともと
弱くなんかない
ただ人より多く
涙を流したくなるような日々だから
明日は明日の風が吹くと愚かなほど信じていましょう
明日も明日もこんな風にすばらしい笑顔ひとつ抱きしめて
それさえあればきっときっと流す涙も少しは光るだろう
無意味なんかじゃないやい
この涙には大きな意味と大きな意図がある
無意識のうちに感情がふるえるから流れるだけというけれど
ただそれだけが涙の理由じゃないこと誰よりも誰よりも僕はわかってるから
愛するんだ
この涙
このからだ
この切なさ
そのすべてを。
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どんな言葉でも癒せない傷を抱えた君を見つめて
僕は無謀にも君を救おうと途方もないやり方で君を癒そうとする
大好きな人をその言葉どおり死ぬまで愛し続ける
心に灯るランプ
消えないように守り続ける
僕は君に誓ったんだ
言葉じゃない何かで
僕はあの日誓ったよ
君を愛し続けたいから
君を守り続けたいから
傍にいるんだ。
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僕の心はいつも同じ君を描くよ
コンパスが同じ円を描くように
天使のような君の笑顔に恋をしているから
百年 千年経ってもね僕は君が好き
その思いだけは誰にも負けないから
君の愛を横取りしたい
そんな心もあるよ
僕は君以外愛せない
恋したのは 恋したのは 君だけだから
僕は君以外好きになれない
君はどうですか?
君はどうですか?
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人と違っても
いいじゃないか
当たり前な事など
僕には悲しいから
人と比べても
仕方ないよ
だから自分は自分
それ以外の誰でもない
笑えなかった今日一日でさえ夜にみる夢はバラ色の夢
少し他人より苦労するだけ
それだけだよ
だから他人よりなんか頑張ってる感じ
自分はえらいんだ
他人が当たり前にできることができなくたっていいんだ
それでいいんだよ
落ちた涙
沈んだ気持ち
瞬間光り輝く世界
その中にたたずむ僕
闇の中 僕という光が輝いてる 輝いてる
僕の笑顔は
僕の人生は
誰かが平気な顔で手にした喜びよりもすばらしいものだ
やってらんないよ
そう考えないと
だからこそ
精いっぱい泣くんだ
精いっぱい笑うんだ
明日に生命力が続くように無理はしないで余力を余して。
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優柔不断ですぐ泣いちゃうこんな駄目な僕のこと
なんで君はそうまで愛すのか不思議だった
僕にはただお人好しとしか思えずに
君のやさしさに気づけずに純粋な君の気持ちを平気で汚してた
だけれど 今は君の存在が僕にとってどれくらい偉大なのかわかってるよ
でもまだこんなにも君と一緒に居てもわからないことがある
それがちょっと気がかりだけれど
これから一緒に居る中で少しずつ知っていこうと思うから
寄り添い 笑いあった数だけ心にはあたたかなあかりがともりこの僕を助けた
愛は不死鳥のごとく何度も僕を助ける
涙はやがてかれてはかない花のように まるでもとからなにもなかったかのように僕や君の命までもを無に返す
それでもそれでも与えられた時間の中であたためあい寄り添いあい愛しあうことのけなげさよ
ただそんな悲しい運命を紛らすためだけに愛しあう訳じゃない
こんな人生なんてなかったら愛しあうこともなかったかもしれないけれど
それができる今はきっと愛しあうことのすばらしさに気づけたから幸せだと思うからさ
いつかやがてこの繰り返しが終わりを迎えたならせめてラベンダーのようなむせかえるくらいのきつい匂いで君と僕が愛しあったそのあかしを そのしるしを消えないように残してからおさらばしたいって君と話したんだ
特別なものなんて何も要らない
それさえあれば
愛しあったあかしなぞは今 ここにある
だから愛しあう今がやがて揺るぎないあかしとなって
ふたりにしか見えない物語を刻むのだ
そんな夢を僕らは愛してる
そんな未来を僕らは信じてる
日陰の下に人知れず咲く花のように汚い色でも 日の下にかざせばほら見違えるほど綺麗な色でしょ
だから 僕らも僕らの愛をよーく見てみよう
たとえ目立たなくても僕らが大切にすればいつかお日様が日陰にも差して綺麗な愛色に染まるから。
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めいっぱい笑いたかったはずの今日も結局笑顔ひとつすら浮かべられず
それでも見上げた空に沈んでいこうとする夕陽が綺麗で 思わず涙を流してしまった
嫌なことのお次には良いことがかならずあるからと誰もがいうけど
繰り返し繰り返し波のようにいうけど
僕にはそれを裏付けるあかしさえ見たことがない
良いことは確かにあることにはあるけれど
かならず良いことの陰には不安がつきまとうから
素直に喜べない
そんな不安にばかり気を取られて良いこともなんだか色あせて見えちゃって大したこともないってなるんだ
稚拙なほどの気持ち
わかってる
喜ばなくちゃ
笑わなくちゃ
でもそれさえできない
なぜか目につくのは悲しみだけで 苦しみだけで
まだたどり着いてもいない明日にさえおそれを抱いてしまう心
夕陽のいなくなった街はやがて夜の魔王の占領下に落ちた
まるで昔よく見た大泥棒のマントを空じゅうに広げたような真っ黒な空
僕の両の目に映る
悲しみはこの夜の深い青の世界を泳ぐ
魚のように 時おり夜を抜け出して朝にまで戦力をひろげる
僕の笑顔を喰らいに魚たちの群が僕の中にある瞬間しのびこむ
姿も形も見えない大泥棒は僕の明日を華麗に盗んだ
キラキラ光る宝石よりも価値があると睨み
夜の闇の黒と違わぬ真っ黒なマントをひるがえして奪いにくる 予告もなく突然に ひ弱な大怪盗
悲しみは宝石より価値があるものだと言い放った遠い昔の誰かさんは感情をそなえた生き物にしかわからない貴重な感情だとも言った
だから 大泥棒は盗みにくる 今夜こそ
悲しみの価値をはかりに来る
涙の値打ちを解って来るんだ
あの不適な笑みと涙という盗んだ証だけを僕に残して
大泥棒は次の悲しみにそなえて準備に入る
そして僕の心には盗まれた後不思議と悲しみの代わりに喜びが残されてるんだ
憎いぜ 大泥棒。
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心あらわれるような恋をした 恋をしたんだ
君にある日恋をした 恋をした この恋は恋をしたその日から僕にとって大切なはじまりの日になる
百年 ううん 千年経っても治らない風邪にかかって
いつまでもいつまでも下がらない熱をかかえた
まるでそれは終わらない夢のようさ
僕を永遠に君は目覚めさせないつもりか
ラベンダー 心いやされる心地
恋のやさしい香り
こんな偏屈な僕までもを恋に落としておきながら君はまるで当然だわという顔
僕はもう君の虜さ
かなわないや
君のその迫力には
せつない恋のそのまた向こうには君のような人がいる
果てしない孤独にもいつか終わりがくる
君のまばゆい光で僕の日々は裸になる
照らされて
何もかも
見透かされて
溶け合って
いつか
混ざり合って
全ての日々を裏返すような驚きが僕を待ってるから走り抜けてゆくよ 時の川の向こう側へ
ラベンダー畑で君が手を振る 麦わら帽子にワンピースを着て
君が笑う 君が笑う
僕を抱きしめてくれる
それこそがラベンダー
君の名前だよ
紫色の幸福がそろそろ熟す気配
もう恋は熟した
収穫しよう
かぶりつこう
もぎたてを一緒に
禁断の愛を
禁断の果実で
証明しようか
お姫さま 姫君。
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僕は僕の中のいちばんを目指して
この忙しい道を行くよ いつかいちばんにたどり着けるさ
すれ違う人は皆
誰よりも一番を目指す
だけれど僕は僕のいちばんでいいんだよ
だから誰かの活躍や誰かの知名度なんて気にしないで
僕は僕のいちばんを目指す
人ごみで溢れかえった十字路で
僕は変わらず僕自身と競うから僕は僕に追い抜かれることもないからいたってゆっくり人生を生きるよ
誰がなんていおうとも僕はこれでいいのさ
誰がなんていおうとも僕なら笑えてしまえるから
クロスロードを進もうぜ
誰とじゃなくてもいい
ひとり気ままに旅を続けよう
僕の前をかっこいい車が走り去っても僕は自転車 または歩き
それでいいんだとため息をつけばなぜだか自信がもてたよ
誰が何だとか関係ないんだ
関係あるのは僕のことだけ 僕のことだけ
クロスロードだけじゃなく
高速も どんな長い目的地でさえ自転車でゆく勢いさ
そのほうが過ぎ行く景色が綺麗に見えるはずさ
ちょっと気になる景色があればふと立ち止まることだってできるさ
ほら僕 急がない人
マイペースだから
悲しみは今
涙じゃなくて
笑顔に生まれ変わって僕を深い谷底から僕が救う
手を伸ばし
僕が僕にふれたら
つかんだその手は光って僕を笑顔に変えてくれる
泣いてる自分がばかばかしくなったらさあまた残りの人生をはじめよう
どこからだってスタートさ
だから何歳になってもどれだけ落ちぶれてもどれだけの夢をなくしても僕はただ僕の道をジグザグに進むさ
あれは何だろう
よく見れば希望の朝陽
ここからでもよく見える
さあ もうひと頑張り
僕は勢いつけて
ペダルを漕ぐ
夜明けのバイクレーサー
車種は自転車
なんか無理がなくていいだろう?
笑ってくれよ 僕よ
現実や常識などはあほらしい事と。
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無理はしないで
できるとこまで
できるとこから
やれるだけ進む
今日は今日のノルマを果たせれば
無理などなく人生を歩けるだろう
それでも急げと急かし僕の背中を無理やりどつく世の中はどれだけ僕を悲しませりゃ気が済むのか
僕は死ぬまでつきあうぜ
こんな調子で
人生の階段
ときには 軽快に一段飛ばしながら進める
だけど たまには一段ものぼれない日もある
ただそれでも階段は時が進むだけ僕の命を上までつれていこうとするから
ウダウダしてても無理やり見えない誰かに襟首をつかまれ連れて行かれる
明日という段まで
人生の階段
今日も下まで転げ落ちたい気分
いっそ落ちぶれてみたい
捨てたんだ この人生
もうかまわないでくれ
自分の可能性なんて見たくもないから
知りたくもないからどうか僕を放してよ
時間よ 使命よ 無駄に生き続けることのありがた迷惑さよ
人生を俺はおりたいんだ
でもなぜか今も進むこの足は前へゆこうとする
理解できないな
人生の階段の途中で今日も息をあげてる
つらいのに苦しいはずなのに生きて汗をかくことをどこかで楽しんでる
ばかな俺
それを楽しんでるわけじゃない
その先に待つ喜びが目的なわけで
僕は訂正した
素直な言葉で。
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君の心の扉にあう鍵はどれかなあ
この鍵かな
この鍵かな
それともこの鍵かな
いくつもの鍵束の中から探す僕
君に立ち直ってほしくてまた笑ってほしくて
僕は一生懸命に君の扉を開こうと捨て身の思いで鍵をカチャカチャ回し続ける
時おり同じ言葉で君をイラつかせて
どれがどれだか解らなくなって
それでも君を愛してるから
愛があるから君を救おうとしてる気持ち
少しはわかってわかってうなずくくらいはしておくれ
たのむから
このままじゃ君の心の扉
カンタンにあけてしまえるマスターキーがあればなんて僕は愚かなくらい願ってしまうから。