詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
見えない何かを解き明かす
謎をひっくり返して真実を暴く
君はまるで名探偵
僕の頼れる人
君の中に潜む
闇を解き明かして
暴いてみれば
見える
いくつもの嘘と隠した愚かな心
頼むから
頼むから
僕をこれ以上
もうこれ以上
闇に染まらせないで
僕は叫んだよ
精いっぱいの声であの月の裏側までも届いてしまうくらい
華麗に君の心
盗み出したはずなのになぜかなぜか君は僕の脳味噌を先回り君は僕の計画をすべて暴いていたのか
僕が十手先を読めば君はその百手先を読む
まったくかなわないや
君ではかなわないや
それでも僕は君に逢いにゆくのさ
君に逢いに行ってそして思いを伝えんのさ
逆に僕がまるで君に心奪われてしまった
美しき名探偵
僕はケチなばかりに君のような人に目がなくて
たくさんの宝石がある中で一番輝いてたのは君さ
ねえ 名探偵さん
今夜僕に時間をあけて
くれた時間に魔法をかけてゼッタイ笑わせてみせるから
君は探偵
僕は泥棒
夜は猫のように
あっという間に走り去る
早いものだね
もう夜明けだ
楽しい時間はなぜこうも早いのかな
君のすべてに恋をして意識や時間までも盗まれてしまったのか
泥棒のセンスなら僕よりあるなあ
名探偵なのに仕方ないなあ
君は僕より大泥棒
名付けるなら恋泥棒
君は今夜 アルセーヌルパンより華麗に僕の心盗んだ
役回りは急遽交代
不適な笑みが
自信満々の笑みが
僕をさらう
月夜の晩に
月夜に泥棒
あらわれて
僕の心奪われ
代わりに残した
愛の言葉
愛してるわ…
うれしすぎて
月より光る涙が頬を流れた
僕は君を確かに愛してる
今 鮮やかにそれは紐解けた
はじめて解けました
へぼ探偵のこの僕が恋の謎 この気持ちの姿 見抜けました
アイラブユー…
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なぜに生きているだけでこんなに悲しいのかな
楽しい歌はどうして悲しい歌よりも歌うことが阻まれるのかな
花が咲いて
散ってゆく
ただそれだけのありふれた最初と最後のあいだを生きるだけがこんなに尊くて大変なのか
旅人はさよならの言葉さえ告げないままでこの世をあとにする
そんな日がいつか
僕にも来るんだなあ
僕が生まれ
僕が死んでゆく
ただそれだけの出来事がどうしてここまで愛しいのかな
どうしてここまで僕は愛せてしまえるのか
生きる悲しみ乗り越えてその先にある喜びをもっと感じたいから
生きるのさ
只それだけでも十分生きる理由として成立するじゃないか
生きる悲しみ
生きる喜び
今日も感じてる
光と影
浴びている
笑いきれない
泣きやめない気持ちがその場かぎり笑う気持ちのどこかにあるにはあるけど
だけど 笑うことが明日への一歩だと信じ明日を味方につけるよ
笑いきれないなら
泣きやめないなら
笑いきれるまで
泣きやめるまで
この気持ちと闘おう
僕は胸に誓うのです
生きる悲しみ
飛び越えて
眠れない夜も
すり抜けて
光にふれる
光にふれる
希望をつかむ
希望をつかむ。
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僕は君の心盗んでしまう怪盗だから
ある日突然に婚約を申し込むよ 開け放された窓から
僕はまるで泥棒みたいに君のハートを奪いにゆくよ
月が綺麗な夜に
君には幸せになってほしいから
世界一幸せになってほしいから
僕のぶんまで幸せになってほしいから
僕は頑張っちゃうよ
君の恋ドロボウ
君だくの恋ドロボウ
君は望んでハートを差し出すから
僕も望んでハートを受け止める
そんな夢みたいな物語
あってもいいじゃない
あってもいいじゃない
只でさえつまらない世の中だから。
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いつも淋しいときには気休めだけどブリキの月の光が僕を慰めるように照らしてくれるよ
言葉にならない思いはゆらゆら揺らめいて
明日の不安を僕にちらつかせる
だけどだけど涙は流さない 流さない
僕は負けないんだ
力強く前へ行くよ
向かい風に逆らって
追い風へと変えてさ
いつか淋しいとき照らしてくれるこのブリキの月の光さえ届かない空のずっと向こうに消えていく僕の運命は甘くほろ苦くあるよ 今日も月に照らされただ眠る
見える景色
目の前のリアル
すべては儚い幻
それでもそれでも
いいのさと思うよ
その強さはあまりにけなげで自分の事でも泣きそうになる
泣きそうになる
そんなときでさえ変わらず月は僕を照らす
いつかすべて何もかも嘘に変わるまでブリキの月のつくりものの光に救われていよう
救われていよう
ブリキの悲しみには
ブリキの慰めを
ブリキの癒やしを
与えて
与えて
注いで
僕はいつか本当の姿を取り戻す
こんな生々しい血潮なんかなにもない
産まれる前の透明な透明な姿へ
そうなればもう嘘なんかつけない
罪も犯せない
素晴らしい未来が見えるだろう
今 ある 瞳より透き通った瞳が映すだろう
鮮やかなこの世界より鮮やかな景色を。
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昔々 はるか昔に
ママと話してた事だ
死んだら人間は何になるのかな
ママは笑って天使になるのよと言った
ママは決して嘘つきじゃないけれど
大人になった僕にはあまりに現実味に欠けたおとぎ話
それでも
それでもね
天使になる日を
天使になれる日を
楽しみにして待つ
楽しみにしてます
世の中にたった一人の僕のおかあさん
あなたが天使になれているなら
あなたが天使になったように
僕もいつかはあなたの元へ天使の姿で笑っているでしょう
たとえば悪魔になってしまっても
たとえば何も変わらない人間のままの姿でもあなたが愛に満ちた優しさで抱きしめてくれるなら
天使になどなれなくてもいいと思う
だけどあなたが天使になったというなら
僕も同じ天使にぜひ死後はなりたいな
今 忘れもしないあの昼下がりのくだらない談笑を思い出したら涙があふれて
大人になったのに涙があふれて
あなたにもう会えなくなったんだとふいによぎったから悲しくなった
あなたが座っていた縁側の床にそっと耳をつけてあなたのぬくもりを探す
あたたかな夏のはじめの昼下がり
あの風景こそは僕の宝物
これからも抱きしめて
これからの僕にはすごい支えになるから
心のポケットにそっとしまいます
あなたの笑顔
あなたの涙
あなたのやさしさ
そのどれもがたわいなくありふれたどこにでもある愛
だからこそだからこそ大切だったんだ
してやれなかった何かも伝え忘れた感謝の言葉も今じゃもう痛みでしかないけれどそんな痛みさえも前に進む力に変えて力強く踏み出す
あなたに向けて捧げるこの人生はばら色
いつまでも
いつまででも
僕はあなたの子供
昔々…はるか昔に
そんな思い出一つ夕陽にかざして微笑む今日はなんだか死ななくても天使になれた気がした そんな夕暮れ。
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「人間はいつかかならず死んでしまう」
そんな事はあたりまえだよという言葉は今だから言えることだろう 威張って言う事じゃない
だけどだけどだけどぬ
そんな事実を神様が教えてくれたわけじゃない
僕らは何年何十年と人間の死を見てきたからわかることさ
神様は教えるまでもないと思ったのかな
人間を信じているから
死ぬことも生きていくコツも人間にまかせたのかな
だけどただ一つ
そんな中でも神様が教えてくれた事があるのさ
それはそれはね
こんな事さ
神様がいるという事前提で解釈するなら
神様は人間に自分らで考え何かを自由に決める脳味噌を与えた
そこからいろいろ大切な事を学べと言ったんだ
大切な事は脳味噌が教えてくれる
これから歩いていく
過程でわかるからあえて神様は何も伝えないまま天にかえった 人間にはそれいぜん干渉してないだろう
すべての万物が眠りにつくまでは見守っていよう
神様は何気に僕ら思いだ
それでも滅多なこと以外では人間を助けはしない
それは神様が神様に誓ったことだと思う
だから 神様は嫌われても人間を永遠に信じている
それなら僕も約束しよう
神様にひとつだけ
僕はかならず
夢を叶えるから
見守ってて
鋭い鷹の目で
潤んだ兎の目で
見守ってて
僕は今
誓う
神に誓う
たとえ神様が嘘の存在でも誓うことでその存在を確かなものにして僕はそれを敬う
だから 僕の 僕だけの神様よ
僕の傍にいて ずっと傍にいて
あの約束 果たしきるまでは。
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好きだよなんて
愛してるなんて
言えるわけない
言えるわけない
だけど言いたい
好きだよとかさ
愛してるとかさ
言えたらいいな
言えたらいいな
いつか言いたい
何故 僕は君を見たときから視線が離せないんだろう
目を閉じても君が心の中に映る
君じゃなくちゃいけない理由なんてあるはずないのに
何故か 君がいい
何故か 君だけが
輝いて見えてしまう
恋をしたら人は不思議な魔法にかかる
その魔法を解く手段はその恋した相手と仲良くなること
ある種呪いのような魔法が今も僕を切なくさせる
恋とは単純で簡単なものなのに
人を好きになるとかただずっと一緒にいる
そんな気持ちやそんな理想を叶えればいいだけなのに
二人の気持ちが重ならなくちゃ成立しない問題だ
だから
切ないのさ
片思いって
君は僕じゃなく
ほかの奴が好き
僕は君が好き
ほかの奴じゃなく
そんな食い違った二人の気持ちは向ける愛すらすれ違うから
まるで左右の電車が違う行き先へ行くようにかならずずれてしまうよ
僕の恋も君の恋も
まるで例えるなら
ななめのシーソー
右下がり 左上がり
または
左下がり 右上がり
どちらかが上で
どちらかが下
そんな
恋に悩む僕ら
あいつじゃなく
僕を君が見てくれたならいいのに
奴の隣にはかわいい彼女
君はそれでもあいつを見ている ずっと
なんだか立ち入る隙さえ見つけられないな
君のその姿はいつも見るたび悲しいものだけどなんだか痛々しい
ちょっとだけ水平に近づくだけ
それだけでもいいのになぜか気配すらなく日々はだっとのように過ぎてく
ひとりぼっちの二人 今なら十分愛し合えるのに
君の恋のシーソーは叶わぬ羨望を乗せて切ない片思いに沈む 僕を候補から消したまま。
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君が僕に思い
寄せるように
僕が君に思い
寄せるように
人は人を好きになる
人は人を愛する
その不思議
まあ不思議
昔からずっと
変わらない謎
ハテナがいっぱい
ただひとつのネック
恋を一筋縄にいかせないじゃまなヤツ
だから 僕は今日も考える
ロダン作考える人より考える
なぜ、
人は人を好きになるだろう?かと
きりもなく
追い求めていく
虹の彼方まで
天のさらに上まで
地平の果てまで
君にその答
伝えるまで
この恋の姿はわからないままだから
君を好きになった理由さえ満足に言えないから
探すんだ
探すんだ
みつからなくても
探すのさ
探すのさ
死ぬまで死ぬまで
死に神の鎌が振りおろされ僕の魂が真っ二つになるその0、一秒前まで
君が本気で好きだから
だからこそ謎を解き明かしたい
そう思うのは頭のおかしな事だろうか?
誰か 答えて…?
知ってるというなら
なんて事は言わないよ
僕の恋なんだから
僕の答えは他人にはわからない
だからこそ僕の答えを探す
あるはずの答えを探す
できた頃よりかなり熱く火照り薄汚れた地球儀を回して
地球儀を回して
僕はその理由を探している
君を隣に
平気な顔で 僕は僕に笑わせて
僕はその理由に懸けている
日々を隣に
ヒントすらないパズルを組み合わせる
今日もそれに大忙し。
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人を憎んだり
人を嫌いになるなら
いっそのこと
人間社会から居なくなりたいな
跡形もなく
チリひとつも残さず
僕の日々はいつも
白と黒の日々
悪魔にもなるし
天使にもなるから
自分がこわいよ
自分がわからないよ
だけど一番
自分が大切で
だけど誰かも
愛さなくちゃ
わかってる
愛したい
愛されたい
間をとって
どちらも愛したい
できたなら
できたなら
できたなら
白と黒の日々
そんな世界
抜け出して
青空
太陽
陽の下に行きたい
そんな願い
今日もポケットに
押し込んで
日陰の下を歩く
とっても
意気地なし
弱気な日々だ
できることなら
問題は触れたくない
だから…なんて
またもや身勝手な事 言う僕です
静かに腰を下ろせばそこは孤独な世界
気づかず踏みつぶしてしまったチャンスの花 なくした何かにも気づかずお尻の下 チャンスは死んだ
愚か者よ
黒をせめて灰色に…
僕にまで叱られて
呆れられて。
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この人生という一冊の百話ほどある本を読み始めた時から今に至るまで
僕は時々どうでもいいさと投げだした
それでも
今でも
大切に胸に抱きしめている
今も読んでる
時に泣きながら
時に笑いながら
明日も今日と
同じように
繰り返すだろう
先が読める人生でも
光はあるぜ
タイトルは
「我が人生」
サブタイトルは
「ワガジン」
ふざけてる場合じゃないね
明日も本気で読みましょう
あちこち気に入らない運命に修正加えながら
僕の人生だ
鮮やかに 鮮やかに するんだ
我が人生に一片も悔いはない
そんな人生なら楽しくないな
精いっぱい悔やんで精いっぱい泣きますよ
悲しみは消えないから
後悔はなくなりゃしないから
意図的じゃなくて
それが人生というものですから
我が人生に傷がつこうともいいじゃないか
それは生きた証
シミや汚れやしわなど価値あるもの
つけられないよ
生きた人じゃなければ
だから精いっぱい生きた証 抵抗の痕跡
残しまくろう
僕ら
そのために
存在をゆるされた
解釈は自由自在
翼を持つ鳥です
僕はそして再び
新しい朝
1日の始まりに
本を開き
あるページでしばらく時を費やしちょっとだけ休む
意外と長いな
この人生
好都合か不都合か
悲しいような
嬉しいような
得したような
損したような
不思議な不思議な
時間を生きている
我々は地球人だ
我々は人間だ
頭が高い
ひかえおろう
運命よ
宿命よ
今 僕は涙にぬれる
道しるべはちょっと生意気なヤツだけどないよりはマシだなとそれを明かりに突き進む ダンジョン
春夏秋冬
繰り返す
暑さにまいり
寒さにもまいり
上着を羽織り
上着を脱ぎ捨てる
割と忙しいんです
この人生は。