詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ボクはキミのことを生まれる前よりずっと前からずっと好きだった なにもない闇の中でキミと出逢えるのをずっと待ってたんだ
そんなおとぎ話のような事をキミに話してみたりしてさ
キミに時間をあげるのは本当に本当にキミが好きだから
キミを愛してるから
不思議だね 愛は不思議だね
こんなに切ないのに心うばわれるから
恋することの楽しさはやがて愛の難しさに変わるけれど
それさえも感じさせないくらい二人の日々はやさしくあった
繰り返し繰り返す時の旅にいつか切ない終わりが来たとしても二人は二人のまま今までのようにやって行こう
それだけを誓おう
それだけを誓おう
約束はやがて空へ魂と一緒に昇るだろうが永久になるよ
それは永久にやぶれない約束になるよ
だから生まれるよりずっと前からキミを知って気がするこの気持ち抱きしめているのさ
何もかもがまるで見たことのある日々だ
それでも新しさや鮮やかさは嘘じゃない
そんな不思議な世界でキミと愛し合える喜びにぬれた心
今ノブに手をかけ
今扉を開け放して
明日よりずっと未来へ
それよりもずっと向こう側へキミと行きたいんだ
ボクは願う
そんなありふれた奇跡
やがてどうせ死んじまう命だからと焦る気持ちよりもなんだかそんな奇跡の中でみる夢に懸けてるんだ
いつか眠り姫の隣でボクも深い夢に沈むまでさあ目を覚ましてリアルを貫いていこう
涙 笑顔を 背にして
不安 期待に 揺らされて旅を続けよう
このまま このまま
旅の途中
空を見上げ そんな事を考えてみた
雲は心なしか近く見えたよ キミがいつにもましてきれいに見えるよ。
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ボクはキミのことが誰より好きで
キミはボクのことが誰より好きで
それだけで二人は二人になれるんだ
それだけで良いじゃないか 十分さ
愛とは難しく考えたらおしまいだ
愛を考えるなら易しく考えるべきだ
愛とはすなわち人を好きになることで
それ以外の理由では存在しないのだ
ただそれだけ ただそれだけを愛せればいいんだよ
よけいなことですれ違わないように
愛とは愛でしかなく
なんの略でもなんの通称でもないのです
愛は愛なんだよ
今 誰かに歌いたい
忘れている人の心に
そんな愛ひとつなくさないようにちゃんとわかるところにしまっておいて
見えないからこそ大事にしなくちゃいけないものだから
さあ ボクに見せてごらん キミの思う愛
そしたらボクも同時にせーので見せるよ
見せあいっこしよう
同じ気持ちなら嬉しいな
なんてね
言ってみたりして
明日も笑う 怒る
泣く 素晴らしい日々を想像しては現実に描いて行く
そんな二人です
そんなボクらです
いつまでも
飽きられても
呆れられても
二人は二人です
どこまでも
正しさも過ちも愛を理由にかき消されていく ナチュラルに。
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あの夏に置き去りのまま知らんぷりしてる思い出は
まるでひまわりのように一見鮮やかなはずなのによく見りゃ涙の色をしてるじゃないか
記憶を消せずに記憶に笑われて
夏の暑さにただまいりながら虚ろなまなざしで無意味な旅を続ける今も
明日を探して 探し続けて たどり着いた場所は見るも無惨な寒々しい未来
ここまでつけてきた足跡でさえまるで嘘みたいに思えるのは決して嘘じゃないんだ
それだけはジョーダンにできない
夏はまた今年もボクにめぐってくるけどボクはまるで知らんぷり
素通りするよ
夏は嫌いなんだ
汗もかくし暑いし
何より思い出が切なすぎるから
どうかひまわり
あの夏の恋を忘れさせて見事に散りなさい
おぼえてても胸が痛いだけ
ただそれだけの記憶と笑うな
ボクだけが知ってる思い出だ
だけどひまわりも知ってる思い出だ
ああ 太陽が熱を空の上から放射してる
日差しを避けて心の扉を閉めて ガチャリ鍵もかけて
しばらくはおもてにでない
ひまわりと恋とあの人との夏と記憶の中でいつまでも笑う思い出
なぜか夏が来るたび胸の中で再燃されるようによみがえるよ
切ない痛みとともにボクはもの悲しくそれを見つめるんだ
永久にゆるされないボクの罪をキミにゆるしを乞うように
ボクはただ涙する
足をふと止めて
立ち止まる 夏さ
五月雨 雷
すべてがもう見飽きたお決まりの夏だ
だけどキミのあの笑顔は今でも恋しいよ
そんな気持ちさえも燃えてしまう
今じゃ悲しみでしかないけれど早く忘れろという心の声さえ振り切って抱きしめて抱きしめているのさ
真夏の空の下でも凛と咲き続けるひまわりのような強情さでほら今年も舞い戻るあの恋
心に突き刺さるよ
陽射しの合間を縫ってボクのすべてを焼き尽くす
逃げ水の彼方 幻と重なるようにキミが優しく笑う。
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嬉しいような悲しいような毎日をそれなりに生きていられたならそれだけで幸せだって
ちょっとだけキズ跡が痛くてもボクらは雨に濡れながら日々を生きるのさ
少し無理やりに
ハッピーデイ
アンハッピーデイ
未来なんか嘘っぱちだ
よくできたからくりの正義
操られている
従わさせられている
風のように疾風のように泥棒はボクの日々を盗んでく
代わりに記憶に思い出という花を咲かす
花を咲かすのさ
ズタボロの明日に
花は咲くだろう
花は咲くだろう。
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ヒーローだってヒーローらしくないダークでケチな生活があるさ
その仮面とマントを脱いでしまえば普段はだだのサラリーマン
日々に追われてる
必然と呼ばれてる偶然の上を歩いてちょっとだけ奇跡にそれたりしてボクらは生きていくのだ
こんな時代を暮らしていくのさ
人に見せない一面をちょっとだけあなたにだけ見せてあげるよ
ボクの仮面の下を
不思議なことなんかない
ただそれを奇跡と呼べば不思議に聞こえるだけで結局はすべてがゆめまぼろし
されど奇跡を起こす者には大切な好奇心抱いている
奇跡を起こすには必要なものがある
ほら不規則にそれはボクらに届く
奇跡や偶然はひとり歩きして不思議な事に変わった
でも不思議じゃないんだ 全然
想うよりずっと渋めのヒーローみたいに現実はそんなもんだ
カッコ悪い涙とカッコ悪い猫背があるだけ
夢なんか見るだけ無駄さ
そんな事を言いながらもヒーロー目指すボクがいる
ボクの中には
ボクの中には
ずっとずっと
カッコ悪くて
ずっとずっと
カッコいい
奇跡を起こす力
そんでもって
ボクは ボクは
奇跡を起こす者
すべては自分次第
できない事ばかりじゃないから
できる事ならやってみよう
笑われちゃっても雨が体を突き刺してもボクらは負けやしないさ
明日を信じてるから
未来を期待してっから
特大超ド級の奇跡を起こしたいから
まだ粘ってここで生きてるのさ ここで生きてるのさ
そんなボクは切ないね
だけど誰かより自分を救いたい 救いたい
ボクのヒーローに誰かなってくれますか?
ついぞ願う。
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恋をしたなら声が出ないくらいキミが好きって素直な言葉で伝えたい 捧げたい
キミにだけ通じる不思議な言葉を伝えたい 届けたい
月よりも輝いて
太陽よりも眩しい
そんなキミに恋をしてそして一緒に年をとってやがてキミと一緒になってよかったと言いたい
早とちりなボクはもうそこまで考えてた
明日にはキミが必要で
ボクにはいつどんな日でもキミが必要で
雨の日も晴れた日も隣にはキミが欲しい
心までずぶぬれの悲しい日だって
キミがいればキミがいればなんて事なく笑える気がすんだ
確証はないが多分おそらくはそうだよ
不器用なこんなボクはよけいなことまで素直にキミに告げるからちょっと危なかっしいボクだけど
ねえ…これからもよろしくね
うん…キミは静かにつぶやいてそっと目を閉じた
悲しみは空に消えました
あとは喜びだけが
あとは喜びだけが
残り火のように ほら まだちょっとだけ赤く見えるでしょ
それが恋のキスマークさ。
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ボクは旅人 気づいたらこんな重装備
なれどいつから旅人をやってるんだろう 不思議だな
生まれたときから
その瞬間から旅人だったのだろうか
旅の舞台は地球という丸い惑星の中の小さなこの町から始まった
きっとよほどの事がない限りボクがこのふるさとから旅立つことはないんだ
一番安らえる場所
しかしこの町にも悲しみや切なさはある
どこへ行ってもそれはあるけれどなぜかふるさとのこの町の悲しみや切なさは痛いほど優しいんだよ
旅人はきっとこの世に生まれる前からもう旅人だったんだ
旅人という名前を名付けられる前からボクは生まれる事決まってたんだ
そんな推測をアタマの中に並べてみても本当かどうかなんてわからない
だから人はその人その人でそれぞれに定めのない旅立ちの理由を探し 生きてくうちに決めるのさ
早く見つける人
歳をとってから見つける人 様々だけど
みんな同じなのはみんなどんな人でも旅人だという事
死んでもそれは変わらない
だからねだからね
ボクはボクにいう
旅立ちはなにを求めてじゃなくなにかを求めて旅立ちはまずなにもわからない真っ白な地図を片手に宛も行き先も希望もなにもわからず進む
それでこそ旅の醍醐味
旅人らしさ
スリリングでエキサイティングな人生だろう
さあさあ楽しい楽しい人生のはじまりはじまり
目を開けてごらん
おそれず開けてごらん
さすれば見えよう
そなたの求めるもの
旅の中で見つかろう
ボクはボク自身に言う
旅人の誇りを胸に
明日も雨の中 嵐の中 風の中
なにかを求めて
それでもそれでもってしぶとく生きます
誰になにを言われても旅を続けるかやめるかはボク次第だ
聞け! 俺は旅を続ける
この涙を この叫びをおぼえておくがいい
いつか大きな波乱を巻き起こしてくれる
ボクの旅をけなした者どもへ…
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明日の靴音がカタカタ聞こえたら
ボクは夢の中 静かに目覚める準備
イヤでも明日は来る
イヤでも死んでく
半ば強制的に生まれさせられた…
それでも笑える出来事があれば…
なんだかわからなくなってきたな
それでもボクは明日を絶え間なく望むでしょう
それでもボクは喜びを絶え間なく望むでしょう
悲しみを拭うための喜びを…
理由はあえて言わないが
なんだかこわい
なんだかこわい。
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生まれたくはなかったという人よ
道ばたの花を見てごらん
あの花だって運命のままに生まれてきたのさ
運命には逆らえない
せめて悲しみや切なさ感じなくてすむ感情がなけりゃよかったという人
喜びだけが自分を救うのか 違うだろ
悲しみに強さとたくましさを求めなさい
どうしても悲しいときは涙を流してもいい
飽きられるくらいの優しさと愛情をもつ人になるがいい
花は咲いてやがて散ってまた新しい花が咲いて散って 繰り返し繰り返す
時の流れが止まるまでは悲しみも喜びも人を見放さない
だから キミは生きるのだ ボクも悲しみに降られても生きるから
何ひとつ 誰ひとり悲しみを苦痛に感じない人などいないから自分だけが悲しいと思うな
どんな生き方しててもうらむな
自分をかわいそうだと思うな
そう思うことが一番自分がかわいそうだ
おなじさだめをもつ命は今は傷だらけ
だけどいつかその傷は輝いて自分を照らす光となる 自分をまもる光となる
信じよ 人なら
信じよ 自分を
さあ 少しでもわかったなら歩き出すがいい
こんなボクが言えることなどただの意見の中のひとつ
だけどキミにはまだ光が見えたので言ったまでさ
ほら キミの胸はまだ生きたがってる
流す涙が教えてるさ
浮かべた笑顔が教えてるさ
だからね
まだ生きれるよ
まだ生きれるよ
残念だけどボクが言えるのはそこまでさ
でもこれだけはわかってください
キミにはまだヒットポイント残ってる
0にちかいほうじゃなく2にちかい1だよ
ほら 笑えた…
そうだよ そんな気持ち
大切になさい
せっかくのその命
枯れるまで
咲かして 咲かして
神様に投げつけて返す日まで生きよ
逆にさ 神様に宣戦布告で生きてやるよって気持ちで生きればどうだい?
あまりに下らなさすぎかな…
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何かイヤなことがあるとボクは責任転嫁してしまうのさ どうでもいいものに責任を押し付けて
今日はたまたま雨が降っていたので雨のせいにしたんだよ
なぜか心がひどく痛む
それはなんの痛みだろう
この痛みに名前を付けて明日のボクに届けてくれ
優しいメロディ
ちょっと苦い珈琲
雨の日に限りなぜかよく似合ってしまう
自分の罪をおかした過ちを記憶の中に刻まなくちゃ
本当はわかってる
降り止まない雨の中
ボクは一人っきり
身を守る傘もない
雨の銃撃に乱れ撃ちされてひとたまりもなく崩れ落ちた アスファルト
明日は晴れるかなあ
それとも引き続き雨なのかな
サンダルで占ってもわからないや
こればかりは
こればかりは…
なぜか心がひどく痛む
それはなんの痛みだろう
この痛みに名前を付けて明日のボクに届けてくれ
悲しい気持ちと優しい雨のあたたかさが混ざり合って心地いい
なぜ神様はボクなんて生み出したのか
ボクなんかボクなんかいたってなんの意味もないのに
なぜかな…
なぜなのかな…
降り止まない雨の中
ボクは一人っきり
身を守る傘もない
雨の銃撃に乱れ撃ちされてひとたまりもなく崩れ落ちた アスファルト
ずぶぬれの日々
ちょっとベランダで乾かせば元通り
そんなたやすくはいかないんだ 心はね
悲しみに一度ぬれたら立ち直るまでが骨
切なさに一度焦がれたら灰になるのを待つ
その痛みなのか
その痛みなのか
ボクは一人 考えた
今まで考えたこともないくらい深く深く悩みきった
でもやっぱりたどり着くのはふざけたこの言葉
悲しみは雨のせい…
雨が降るから悲しみも冷たくなり
悲しみがボクを悲しくさせるから雨はボクに冷たくなる
心にまた罪を増やすとは神様も予想しないだろう それ程罪深いボク
雨はますます下り坂。