詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
これから生まれる人にちょっくら注意事項
別に脅すわけじゃないが
人生はつらく苦しいものです
生きるかどうかはあなた次第だけど
生きるなら覚悟を持って生きてゆきなさいね、どんな人生でもそれは消えないものだから
僕がいうことは決して嘘じゃない
少しは頭に入れておいて…なんて言えたら少しは変わるかな
でもそんな注意事項なんてよけいなお世話だな
その人の力で人生なんてどうにでもなるからさ
なんて、無駄な宣言を言い放ったあとの後味の悪さに気まずい僕は自分の愚かさに呆れた
あんぐり口をあけて。
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俺の涙は世をぬらすほど大げさなものじゃない
俺の悲しみは世を悲しみに包むほどたいしたものじゃない
けれど僕にはとても悲しくてとても切ないものだから
自分勝手と言われても悲しいものは悲しいんだ
俺の涙は空を染める
俺の瞳の中だけで
俺の涙は世を染める
俺が見つめる全てを
悲しみ 喜び そして悲しみ
繰り返すその流れには少しの乱れも淀みもなくただ忠実に時を刻む運命に従う
なんとなく悲しいとかなんとなく切ないって想いだけ胸の中で溢れたまま
ずぶぬれの心が泣いている声を僕はいつも聞いている
それなのになにも言えずただ笑っている
笑って笑って笑っている
俺の涙のすぐ隣で
俺の涙のすぐ横で
悲しみは喜びが終わるのを今か今かと待ちながら僕はそれに怯えている
そんな日々が今もこうして続いてる
どこにでもあるようなありふれた物語のように ただ続いている。
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悲しい気持ちを抱えたままでみんなよく笑えるな
どんなに悲しくても切なくても笑うだけならウソ泣きみたいに気持ち偽って笑えるけど
本気では笑えません
こんなに悲しいのに
みんなのあの笑顔ははたして本物なのかな
笑って笑って笑いまくって楽しく生きていきたい
好きなことだけしていつも楽しく生きていきたい
それでも雨降りの日は避けられないから悲しみ免れない
それでも雨が降っても笑っていられる理由をいちばん誰より知っているのはほかの誰でもなくここにいる僕だろう
人生は悲しいことばかりじゃないから
泣いてばかりいないで涙をふこうよ
たしかに悲しいことは辛いしくるしいけど
生きていれば良いことの一つや二つは必ずある
だからその日を信じてつつがなく日々を埋めていこう 不器用でも生きているだけ得なんだから
そんなに夢みたいな事ばかり言ってないでたまにはリアルの中に輝く光を見つけてみてごらん
僕、僕にも言うんだよ
さあ 笑う準備は整ってるかい? 急がなくていい
はいチーズ! 笑えたら心のカメラのシャッターを切るよ
その笑顔を忘れないように胸に焼き付けておこう
その気持ちはいつか挫折をしてたまらないキズを抱えたとき君を救うだろう
笑顔は悲しみに対抗するため存在する強さなのだから
笑顔を有効に使っていこう
君は必ず強くなれる
僕と強くなろう
二人三脚で
小さな力もふたつにあわせればいろんな事できるはず
涙と笑顔でよく混ぜ合わされた人生の中で雨に打たれ今日も笑う練習をする
鏡見て
無理やり笑う笑顔じゃなく心から心から笑えるよう
ウソの笑顔平気な顔でみせるくらいなら素直に僕は本当の気持ちさらすのにみんなそれを拒みわざわざ笑顔を見せる
そんな不思議な抑制を僕はいつまでも理解できないだろう
それでもそういう僕もたまに無理な笑顔誰かに浮かべてしまう。
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涙はうそをつかない
涙じゃうそはつけない
僕の涙はまるで素直すぎるから 素直すぎるから
皆さんもそうなのかしら
僕の涙と同じなのかな
嬉しい気持ちもどんなにごまかしてもやっぱり本当の気持ちはごまかせない
だから本当の気持ちがつい顔にでてしまうんだね
涙を流して悲しむあなたをたとえば僕がなぐさめてあげられたらいいのにな
悲しみはまるで雪のように冷たくて
悲しみはいつも僕に切ない余韻を残してく
本当にイヤなものさ
でもあんたがいるから僕はこうして喜びに出会ったときよりうれしくなるのかな
だとしたら
悲しみに感謝しなきゃならないな
悲しみは嫌みだからきっとそんなのいらねえなんていうだろう
けれど僕は去り行く悲しみの後ろ姿に一声かけます
オイ!どうもありがとさん
目いっぱい笑わせてもらうよ
あんたが残したこの余韻が相乗効果のように喜びを高めてくれるから
だから僕は
だから僕は
悲しみに向かって
ありがとう
感謝してもしきれない思いだとでもいうように
もう会えないみたいに叫ぶんだよ
涙はうそをつかない
全くそうかもしれないな
だってこの涙はうそじゃないし偽ろうとしても多分できないから
涙はうそをつけない
涙の前じゃうそは使えない
だって涙はあまりにも僕に優しすぎるから
だから声も言葉すら無くしてしまうよ
悲しいんじゃない
切ないんでもない
ただ涙は流れるの
生き物みたいに
悲しいとき
うれしいとき
そっと ただ
寄り添って
ああ なんか
一人じゃない
気がするから
悲しい涙
うれし涙
感謝できる
返しても返せないけど
感謝にさらに感謝積み重ねて
感謝しきれない思いでも感謝し続ければきっときっと涙は思いを届ける
もうここにはいない人にも
本物の涙なら真実だけを語る。
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いつかこの物語は完結を待たずに終わる
いくつかの始まりと終わりを飽きるほど繰り返した挙げ句
僕の全ては地球が崩壊する前にジ・エンド
みんないつかは地球が崩壊してもしなくてもジ・エンド
それに併せて人は世界でいちばんきれいな涙を流し産まれたことをなによりも尊び悲しむのだ
心から 心から
生きることは大変だけれどもっと生きたいなんて思うんだ
大きな大きな地球の中で始まる小さな小さな僕というある物語の終わりがこれほどまでに悲しく嬉しいとは産まれたときは気づけなかった
でも今気づいたんだ
だんだん日々が輝いて見えるから
生きれる残り時間が少なくなり年齢をとり思い出が遠ざかっていくたびだんだんだんだんだんだんと気持ちがどこか優しくなるから
不思議なほど心があたたかくなるから
大きな大きな地球という惑星にただ一度だけ自由でいられるこの時間を僕は愛しく思う
なんか大げさだけどいつか消え去るからちっとも大げさじゃない
みんな小さな小さな物語 それぞれ描いてく
それはいつか消えてしまうからはかないけれどだからこそなんだか素晴らしいのだ
そう思うから僕は笑う
笑って笑って一度きりのこの時間を笑顔で埋め尽くすのさ
いつかこの物語は完結を待たずに終わる
それでもそれでも僕は笑って笑い納めまで笑って生きてやる
自分に誓うよ
胸に誓うよ
大きな大きな地球が生んだたったひとつの運命の悪戯に見初められ授かったこの命をさいごまで僕は大切に大切にする
その誓いにはただのひとつも嘘はない
嘘はないのさ
だから明日も風の吹くまま気の向くままゆっくりだらだらマイペース 歩いてこう
楽しめない人生なんてイヤだよ
だから少しくらい立場が危うくたって冒険してやるさ
それが自由に生きるって事なら正解も不正解も無いだろう
ああ無いだろう。
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ただいまとおかえり 重なるようにほぼ同時に聞こえる
そのふたつの日常会話があたりまえのように響く夕暮れ
だけどその言葉はあたりまえのようですごく特別な言葉さ
心の端っこで言葉がパチンって音を立てて割れた 割れた
おかしいね
あたりまえなのに時々涙がほほをつたう
真っ赤な夕陽が町を紅に染めて
お空もどことなくさよならの色になって
やがてやさしい灯りがともりだしたら
カラスも巣に帰り
子供たちも皆それぞれの家に帰って
悲しいくらい美しい静けさと切なさだけをとり残した頃に僕はひとりまだ帰り道
なんとなくなんとなく帰りづらくて
僕の巣は息が詰まってしまうから
それでも僕が帰るべき場所はあそこしか無いんだ
もうあそこしか
家に帰れば母さんはうるさいしさ
父さんは学校のことばかり
ほんとイヤになる
それでもおかえりが聞こえる場所はあそこだけで
僕のただいまって声を待ってくれてる人がいる家は世界であそこだけだから
僕はあたりまえで特別な幸せの中へと帰る
夜から降り出すらしい雨が降らないうちに僕は帰る
なんだかんだで満たされてる幸せにこれ以上求めることはないけどただ自惚れただけだ
雨でもおまけに強風でも雷でもあそこに行けばいつでも見える
青空が見える
うるさい母親も小難しい父親も扱いづらい世の中も実は幸せをより鮮やかに見せるためのわき役だった
でもなんだかいなきゃいないで寂しくなる
ただいまとおかえりが言い交わしあえたとき本当の僕の1日が終わる 僕のもうもどらない1日が消える
なんだか悲しいのに切ないのにどこかその悲しさ 切なさの中に喜びは隠れるようにあるんだ
見える 苦しい中にも青空が
青空が見える
ここはよいとこ
欲のない僕にはまさに楽園だ
いつまでもいつまでも居続けたい青空が見える場所
青空が。
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僕の魔法の愛のチカラで君のハートをわしづかみ
もう離さない そんな事できたらいいのに
実際は一日中鳥かごの中
羽ばたくこともできずにいつの間にやら笑顔さえ無くしていた
そんな有様に言葉をもなくした
孤独感に包まれた部屋の中 いるだけで落ち着いてしまうほどひとりが様になった今では
君への想いもさめてしまったんだよ
だからさよなら
だからさよならさ
僕はひとり旅する
未来は思うより暗くはない 暗くはない
明日が見える 見える
君のいない未来で
君と感じれないほうの喜び 今 切なくあふれてそれに笑顔浮かべる僕は今ここにひとりぼっちの幸福に酔いしれてる
ひとりぼっちも思うより思うより悪くない
これこれがひとりぼっちの大いなる魔力
さびしさもずっと続けばそのうち慣れる
今までしてきたあれやこれみたいにさ
呪文も今は忘れてしまった
今はもう必要ない
愛してるは愛してたになったから
魔法はもう使えないのさ 僕は今やただのひとりぼっち王子。
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旅は続く 明日もまた気の向く方へ
夜空の星よりも多くの不安と期待を抱えて僕は進む
時は進む それしか能がないみたいだ
僕の旅はとても危うい旅だからとてもとても危うい旅だからひとりのさみしさが身に沁みる
小さな傷の痛みもなぜかひとりだと荷が重いよ
それでも旅は
それでも旅は
続く 続く 続く
それでも明日へ
それでも明日へ
続く 続く 続く
この涙は僕を強くし
この笑顔は足元を照らす
太陽は運命と同じで意地悪だからあまり信用しない
信じるのは最後は僕自身だけ
どんなにきれいごと並べてもやっぱりやっぱり最後に頼るのは自分しかない
旅は続く
カタチある正しささえ眼中にしないで
旅は続く
明日へ 明日へと船は自分の力で漕ぐ
ただなにもしなけりゃ波にさらわれ船は動くから行きたい方へは行けず無意味に時が来たら時が来たら沈没するだけ
そんなの悲しすぎる
だから自分の力信じてオールをつかんで漕ぐのだ
僕の日々
まるで絵巻物みたいに少しずつ少しずつ巻き取られてゆく
揺れて揺れて揺れまくる船旅の中でいつもそれは止まらない
速さなんか知らない
ゆっくりなのか速いのか
ただ時を抱きしめてる
波立ってもおそれず進めばいつかは光が見える
さあ 信じて進めよ
僕は僕を自主的にうながす
せっかくつかんだチャンスのオールは決して離さない 離さないでいつかいつか夢の島まで漕ぐのだ
旅は続く 明日も
ずっと ずっと
僕は旅人
船に乗り船旅だ
波もこわくない
夜だって完全には真っ暗じゃない
見上げれば幾千の星々が僕を照らしてるんだぜ
ああ 少し休んだなら夜明けとともに旅を再開しよう
きっといずれはその繰り返しの中で何かが見える
こたえはまだ闇の中だけど
いつかはいつかは教えてくれるさ
現実に神が降り立つ。
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この雪は降り止まない
冷たくはなくあたたかい
幸せの時間っていう雪さ いつまでも僕らに降り注ぐ
君の優しさひとつで僕はもうなんでも言うこと聞いちゃう
単純な男の性がいつでも浮き彫り
小指の爪ほどの悲しみで泣きわめく日々
悲しみにはいつになっても抗体ができない 免疫力も何もないや
この涙が叫んでるでしょう
もうギブだって
それでも進むことを選んだのは確実にさ
君がいるから
君がいるから
君がいるからだよ
なみだみたいな雪がぱらりこぼれて
君の心の空から悲しみが降り出しても
今度はお返しで僕が君をはげまそう
誓うぜ
だからこの雪は降り止まない
悲しみも降り止まない
喜びが降り止まないように
だけど大丈夫
ふたりなら
今のぶんなら
どこまでも
もしかしたら天国のずっと先でもふたりはふたりだからさ
飛ばすぜ
つかまってて
振り落とされないように百万馬力の愛情で君をどこへでも乗せてくから
素敵な夢を見に行こう
未来は 人生は 楽しむためだけにある
叫ぼう
降り注ぐ幸せに体中 心 白く白く染めて僕は幸せ
君はどうかな
今 確かめている
このぬくもりが本当かどうか。
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心のペダル漕いで
気持ちはまっすぐ君に向かってる
もう決めたのさ
僕は君とふたり未来へ行くのさ
つまらない日常も君がいるだけで鮮やかに染まる
君が主役でそれ以外のすべてはただの背景さ
君の鮮やかさに現実さえ色あせて見える
君の魅力にすべてが輝いてく
心のペダル漕いで
一生懸命漕ぐその姿に愛を交えて
こんなに君のこと本気で好きですよと歌っているよ
間違いなく間違いなく僕は君に恋をしている
ペダルは軽快に順調に未来へ向かってる
気持ちはまっすぐ君に向かってる
はやる気持ち抱きしめたまま輝く未来
今より今より比べものにならないくらいの未来がふたりを待ってる
遠く輝く未来がほら見えたらすぐだよ
幸せは彼方にある
幸せは彼方にある
いつか目の前にああ。