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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 投稿順表示 〜


[4346] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


雨上がりの空に架かる虹の橋が今日も咲いたよ 僕の町にも
きれいな七色の虹でさえ悲しい気持ちじゃなんだか悲しげ

せっかくの喜びだ
楽しい気持ちでむかえなきゃ喜びも意味がないさ
悲しみなんか悲しみなんかその場しのぎでいつもみたいに笑って忘れちゃいなよ
喜びの時間は悲しみも誰にもじゃますることはできないさ

虹が悲しみのあとに咲く笑顔なら僕らの顔にも虹が架かる
笑顔が代わりさ
虹は雨のあとに咲く空からの贈り物
ほらまた空に虹が架かった
だから悲しみのあとの喜びはこんなにも味わい深い 仕事したあとのビールみたいなもんだ
悲しみはいわゆる喜びという最高の料理を引き立てる調味料みたいなもんだ
隠し味の代わりだ

すべからく戴こう
空からの最高のもてなしを
花見ならぬ
虹見だ
洒落込もう
酒に団子に
君とふたり
寄り添いながら
虹の下
ただ違うのは虹はすぐ消えてなくなる
けれど僕らの愛は永遠の虹だってことだよ

どーぞ忘れないでね
僕からのメッセージ
君へのメッセージ
どーぞ忘れないでよ

虹はいつもふたりの心に架かっていますから愛が薄れそうになったときには虹を見て思い出そう
あの笑顔を
昨日までのふたりを
もしも修正つかなくなった時がきたならもう一つの虹がきっと救ってくださる

ふたつの虹
今 重なりあう
僕らのように
七色どころか
千にも 億にも
輝いて
鮮やかに
今 また
ふたつの虹を繋げる
きれいな半円を描きながら虹は架かる
ふたりの心に橋を渡すように。

2009/07/11 (Sat)

[4347] なぜ人は生きるのか。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


昔々の出来事です
ある一人の男がどうして人は産まれるのか どうして生きているのか人に動物にたずね歩く旅をしていたんだ

ある時は風に聞き
ある時は猿に聞き
ある時は親に聞き

それでもいいこたえは見つからなかった
これだってこたえは得られなかったんだ

だから自分で探したら意外とはやく見つかった

そうさ
どうして生きていくのか
どうして産まれるのか
そのこたえは自分の中にすでにあったんだ
それは自分だけが見いだせるこたえ
生きていく中で姿をあらわしていく
この世にふたつとない正真正銘のこたえ

男はそれを糧に明日を生きていくことを誓った

それからというもの人々は生きることに対する不思議や謎や疑問を自分という素晴らしい暗号解読機で紐解くことをおぼえたらしい

めでたし
めでたし

僕もその男と同じ気持ちで明日を生きたいなあ
こたえなんてどこ探してもないはずさ
なんてことはない
気づかないだけでここにある 頭の中にある

2009/07/11 (Sat)

[4348] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


この手で何をつかもうかな
つかみたいものならばたくさんある
この手はきっと大切なものを人から奪うためにあらず大切な人を守るためにあるんだ
非力でもなんでもそれがわからない人の手は汚れた手
今考えてみよう
手があることの素晴らしさをそれを当たりまえに思う愚かさを

誰かには当たりまえじゃない
誰かには僕の当たりまえなど通じない

この手はいつか夢みた未来をつかむ手であり君という人を守るためにある手なのさ
だからかっこわるくても精一杯守るからね君も目一杯守られてくれよ この僕に
絶対 君を幸せにしてみせるから
君の手と僕の手が明日を描くならきっと素晴らしい未来になるはず

手を陽にかざして
今考えてみたよ

いつも守られてばかりじゃないことを君に身をもってわからせてあげよう
僕はそのためにこの手でこの手で君を守るよ
傷だらけでも泥だらけでもこの手はきれいさ

君は抱きしめてくれた
傷だらけのこの手をにぎりながら涙ながらにありがとうとつぶやいた

この手だけはこの手だけは誰にもわたさない
君だけの手さ

いつか君の全てをつかんでみせるから
僕は休まず手を動かす 大好きすぎるほど大好きな君の君のために

君のためにある手だからいえることだ。

2009/07/11 (Sat)

[4349] 永遠不変の問い
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


何故、人は生きるのか
いや、
何故、そもそも人は生きているのか
そして、
何故、人は生きてゆくのか
まるで使命のように
まるで運命だとでもいうように
受け入れる勇気と世の中にばらまかれた欲望を照らし合わせて人は今日も自らに問い掛ける

何故、僕は
何故、私は
生きているのか?
生きていけるのか?と

永遠不変の問いをいつまでもいつまでも問い詰める

こたえなどあってないものだと知りながらも求め続ける

いつか永遠不変の問いにもわずかばかりでも光が当たらんことを夢みて あこがれをいだきながら。

2009/07/11 (Sat)

[4350] 月とツキ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ツキがないなあ
僕には
それにしても
月が今夜はきれいだな
思わず見とれちゃう

輝く月とさめたツキに翻弄されながらもてあそばれながら
神様の手のひらの上でジタバタ悪あがき

文句ばかり
グチばかり
社会のせいにしてばかり
他人のせいにしてばかり

月にもツキにも見放されてしまうまえにどうか白線の外側にはみ出した自分を呼び戻したい

でも本当は自由奔放にただ気ままな自分でい続けたい

なんて思う今
なんて悲しいことか
思わず涙がポロリ
思い出までこぼれそう

月にまで月にまで
同情されて丑三つ時
わら人形の代わりに悲しみが 切なさが僕の胸に焼き後手を当ててくる
釘がいつまでも抜けない
そんな気持ち
今 僕を焦がす
大問題はすでに勃発中。

2009/07/11 (Sat)

[4351] 花よりなお美しく
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


自分の価値をあなたの価値を比べながら比べられながら生きていくことの重さを少しずつ知る
終わりのない人生ならば永久に変わらない愛をつなげたとでもいうのか
住み慣れすぎたこの孤独の闇はだんだんと僕を狂わせていく
その中では一筋の光さえ無にも等しい

心に咲いた一輪の花のような思いを守りぬく力があれば君を救える
世界を敵に回しても光を全てなくしても暗闇の中で僕はふれるだけのぬくもりに
ああ 心を酔わせよう

いつしか記憶は全て僕から抜け落ちて
しわひとつないツルツルした脳みそから思い出さえ消えようと僕は君を愛してる
狂おしいくらい本当はずっと思っていたいよ
どうにもならない明日をねじ曲げたいくらい

高く高く空を飛ぶ鳥のように
雨が降りそうな時には雨が降るまえに低空飛行で屋根に隠れる
僕も隠れようか
いいや
立ち向かおう
もう逃げない

闇をこえて光を見いだして希望あふれる美しい旋律に見送られ旅立つ 明日へ

自分の心に咲いた一輪の花
かんたんに枯れてしまうから君に笑顔をもらいに行かなきゃ壊れてしまう

灰色の雨空の下で
懸命に咲く花
僕も見習おう
強い風に吹かれ
強い雨にうたれ
それでも
立ち続ける
花を見習おう
あんなにも小さなからだに宿った勇気と誠実さを僕ももちたい

心に咲く花が一輪また涙に濡れる
僕の涙で蒼く染まる
それでも綺麗だね
とても綺麗だね

めぐる明日
迫りくる波
やがて来る未来
僕はもう逃げない
どうせ後ろには引き返せないからただ前にただ前に進むことだけに一生懸命
花になる
花になる
小さくても
勇敢な花になる

君に負けないような花になりたいよ
昨日の涙がまるでうそのように晴れ渡った空の下 新しい物語をはじめよう
今度は陽のあたる道を行くんだ
ささやかな秘め事だ。

2009/07/12 (Sun)

[4352] ガラス
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


心の奧には何が今一番光って見えますか?僕よ
ガラスのようにもろい心はすぐ狂って
浅黒い思いはすぐ灰になって消えちまう
まるで泡のように

その名残だけをわずかに香らせたまま

消えてなくなるのさ
バラバラに砕け散ったガラスさながらに。

2009/07/12 (Sun)

[4353] 自分
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


弱さをもつ自分
それを強がり
隠そうとする自分
悲しい気持ち
隠せず泣いてしまう弱いだけの自分

たくさんの自分を人は抱えてる
その反面たくさんの人格が人を支えている

そのどれもが自分でまさしく自分そのもので自分は自分
されど自分らしからぬ自分でもある
でもやっぱり自分

自分って一番難しいんだよ
だからこそ自分と向き合ってゆかなくちゃとても一生つきあいきれないさ

途中で別れられないから自分とは永遠に死んだって縁切りはできないから

だからこそ一番愛さなくちゃならない
かもしれないね
どんな自分でも受け入れて
そして間違いを正せる自分ももって
最善で最高の自分を自分で作らなきゃね
時にはしかり時にはほめるような形で自分を咲かせてみよう
気がついたころに出来上がった自分が自分でも満足のいくような自分ならそれはまさしく自分だろう
いつか自分が求めた自分なんだろう

自分以外のなにものでもないただの自分
されど素晴らしい自分なんだろう

なあ自分?
本当に本当に
それでいいのか?
慎重に決めてよ
カードゲームみたいにババばかり引かないように
悪い意味の悪運ばかり呼ばないように
ゆめゆめ 慎重に
自分に立ち向かえ
自分が一番手がつけられない暴れ者だからさ。

2009/07/12 (Sun)

[4354] 気ままな太陽
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕を照らす 気ままなその光で
気まぐれに笑ったと思えば泣いて
自由すぎる愛でこの僕をふりまわす
今日も

だけれどあたたかなその光は気ままなれどとても素晴らしい愛さ

気ままな太陽
僕をずっといつまでも照らしておくれ
僕の真上で輝いていてね
雨が降る日も
切なさつのる日も
なんだか悲しい日も
いつも傍にいて
僕だけにしかわからない言葉と秘密の合言葉で僕を笑わせて

明日には
明日には
きっと僕も君に何かビックなお返しするよ
気ままな太陽の君
そのとなり
寄り添うように
暗闇に浮かぶ
月の僕

ずっとこのふたりが笑えていますように
願いながら

今 愛し合えることの幸せなその意味をかみしめて生きていきましょうね

何もこわくなんてないさ
僕には君が
君には僕がいるからさ
大丈夫だね
大丈夫だよ

気ままだけれど
とても素晴らしいあいぼうさ
そのぶっきらぼうさが素晴らしい。

2009/07/13 (Mon)

[4355] 明日へ続く物語
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夢 今や 遠く 悲しき涙の向こう
叶えられなかった
叶える気もなかった
ただ言い訳にそのままま身をゆだねてた

なにもかも 今や 遠く
過ぎればそこには後の祭 繰り広げられる
気づけばそこはまほろばの里 夢のあとさき

涙よ バイバイ
それじゃバイバイ
これにて バイバイ
バイバイ バイバイ

それでも 生きていく俺は生きていく
今は もう 過ぎたこと
それよりも前をこれからのまだ間に合う未来を生きるよ
もう悔やんだりしたくないから涙ならうれし涙流したいから
遠い過去にさよならしてさ 未来に向かうよ

太陽を背に
夢から覚めたら
うつつの空の下
僕は血も汗もリアルな痛みをともなう刺激も全てうそじゃない世界に降り立ちそこで夢みよう

叶えられる夢はまだある
尽きちゃいない
ほら ウサギをつかまえよう
僕にしか 君にしかつかまえられないウサギをつかまえよう
走り出せ!

明日へと続く物語はじめたいなら
新しいページに手をふれて、めくれ
そこからは僕しか知らない物語のはじまり
バッドエンドでもハッピーエンドでも僕しかわからない物語の結末が その内容がほら君に見えるよ
走り出せ!

最初の一歩で全てが動き出すさ
全てが変わりはじめるさ 誰も知らない明日へと全ては変わってゆくんだ

波立つ 現実
それもまた醍醐味と笑う 僕は誰だろう
旅人と申します
さあ 出かけるか…

2009/07/13 (Mon)
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