詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
涙は乾いただろう
泣き疲れただろう
そろそろ笑う時間さ
ほら自分の目の前に広がる現実から逃げないで生きるのは思うよりずっと難しいだろう
だからこそ僕たちは見つめるその闇を愛してしまうのさ
海より果てしない孤独さえもかっこいいだなんて思うのさ
涙流して嘆くばかりの現実の傷跡は休みがくるたびリセットされるとでも思ってるのか
それならふざけた勘違いだよ
涙は永遠に乾かないし
記憶に刻まれた悲しい傷跡も癒えることはない
ずっと僕が死ぬまでそれはつきまとうよ
影が僕の斜め前を歩く
そっとあらわれたり消えたりして僕をさびしくさせている
あろうことか闇を愛してる僕
光をさげすんで
希望を疑ってる
そして絶望を信じちゃってる
こんな僕に
こんな僕に
光を
絶え間ない
光を
与えたまえ
今さらおそいのかな
天はいつでも弱者の味方だろう?
敵か味方かもわからない運命が僕を走らせ目を回させる
いつでもいつまでも得られない本当の自由
心を縛られて融通の利かない奴らに取り囲まれて僕は明日も無事でいられるかな
君に手紙を出そうにも出す気力さえない
明日はどっちだ
そんな単純な選択肢じゃないのさ
明日は無数に広がる迷路みたいに入り組んでいるから
明日はどこへ行けばいいのやら どの扉を開けばいいのか
選択肢は無駄にあるのに選べる選択肢の難易度はめちゃくちゃで僕たちはそれにただ翻弄されるがまま今日も現実を散らかしている
僕たちは出口のない迷宮の中 ひたすら楽園を捜している。
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君の声はいつも僕を導いて
素敵な明日へはこんでくれる
君の声がいつも聞こえて
心に降る雨さえたちどころに止ます
魔法のようにね
奇跡のようにね
君の声ひとつで
僕はこんなにも幸せさ
伝えたいな
届けてみたいな
僕の声で君の心に
君の声と僕の声で
せーので言いたい
愛の言葉を 嗚呼
聞かせ聞きたい
僕は。
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日常の退屈さにしばらくご厄介になりますか もとはといえば無気力な僕の責任
青空なんか見ただけで笑えるほどこの悲しみは軽くない
いつもの夕方に
いつものため息が
いつもの部屋で
聞こえるシチュエーション
願ったり叶ったりで始まるほど良く絶望的な未来
僕をはこぶつばさ
今 ひらいて
視界遮るじゃまな雲を越えるよ
君と
そのままの
つばさで。
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まるでそれは夢のように僕におとずれた
夢なんだからいつか覚めると待っていた
それなのにいつまで待ってもこの夢は覚める気配すらもなく僕を夢に閉じこめたまま 時計も仕事をサボり眠りつづけているようです
目玉のない黒い鳥
雲を突き抜けどこまでも続く鉄塔
手足のついた各駅電車
僕の夢はいつでも変わった顔をしてるよ
空はいつも夕暮れで
まるで僕らの欲望を全て閉じこめたような世界だよ
携帯電話も圏外
ここはどこ?
夢の街さ
そんなことはわかってるけれど
夢の一体何番地?
自分が何者かもわからなくなるんだよ
幻ならいいなと思う反面ずっと居たいなとも思うのさ
不思議な気持ちになるよ 夢の中に 夢の中に 突っ立ってるだけできらめく不思議
今 確認中さ
夢の街 今夜もたずねて僕は探しに行くのさ
現実じゃ見つからない大切な何かを
今からまた僕は君と。
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心の中に隠れた弱い自分のせいで失うこともあるさ
少しも変わったことじゃありません
でもでも 飛び出す言い訳の数々
それでも 言い訳をさらに重ねてしまう
それでも自分を守りたい
いつまでも自分の味方でいたい
時代が過ぎ去るはかなさに心を焼かれながら焦がしながら
僕たちは消えない言い訳に身をゆだね心をまかせています
心行くままに僕たちは旅をするのさ 行く宛もなく
自由な風に吹かれて夕暮れの橙に染まるのさ すっかり涙でがさがさに乾いた地図を片手に何かを探す その日暮らしで
気ままな旅は続いていくのさ
明日の明日までも
未来のそのまた裏側までも続くような気持ち抱いて
明日も今日と同じ夕暮れを見ているだろう
確信してるんだ
僕ならわかるんだ
そしてそのあまりのうつくしさに涙を流してることも
でも…なんて言い訳も重ねれば重ねるほどにほらどこか可愛らしい強さになるんだから許せるところは許してほしいものなんだ
それくらい世の中を占めている悲しみは膨大なものだからね
それはいつでも僕のすぐ傍に咲いてる
人の生きるところに降り続く 雨
悲しみと喜びの
笑顔と涙の小劇場
今も僕は僕を本気で演じてる
そんな僕らの必死の演技にヤジを飛ばされる筋合いも笑われる筋合いもないことを君も叫びたいんだろう?
それを偽り笑うしかない悲しさもむなしさもわかるよ
痛いほどに
だからね
でも…とかだってなんて言い訳も言いたくなるんだろう?
自分を守る盾を作ったんだろう?
外敵から身を守るような学習して進化していくような営みの中でそれはいつの間にか感情の外で形作られていたんでしょう
理にかなったこたえです
疑う余地もない完璧な理由です
審議せずとも判決は決まっているのに…
この世界の奴らはただそんなものすら笑い飛ばすだけで…
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理由をとなえよ
世の中を納得させるこたえを吐き出せ
じゃなければ通せません 扉は
僕は扉の向こう側へ行きたいんだ
鍵のかけられた扉のその向こうへ
だけれど僕のもってる正義の形やねじ曲がった考えでは扉をひらくことはできないらしい
全てが常識から反れただけで罪になるのかな
あたりまえってことも結局は誰かが決めたことだろう
途中から生まれた僕らにも適用されるなんて思いもせずにいたあのころはホントに自由だった
なにも知らないままだったから
正義も悪も耳に痛い掟も全て全て
時間が経っただけで僕ら まるで道に捨てられた空き缶のようにけ飛ばされ
ちょっと外見が大人びて変わっただけで扱いも180度変わってしまう不思議
そのいらだちといったら 嗚呼 言葉にできないぜ
理由なんかないよ
ただ 僕は僕でいたいだけ
ただ 僕は僕で居続けたいだけだ
それだけさ
それだけで でも
戦ってきたんだ
これからも
戦って行くんだよ
僕は僕で
きみはきみで
誰かはで誰かで
みんなみんな
何かと今日も戦ってる
終戦なんかないことも知った上で
おっぱじめた戦争さ
日々に抗い
何かにいつでも逆らっていたいのさ 自分を守るために刃は捨てねえぜ
こたえなんか頭から無いのさ
常識なんか素通りだ
ほらはじめるぜ
今日も火花散る
戦いの火蓋 きられた
幕開けだ
抗戦と反戦の日々
ずっと狂った青春は僕らの心の中で永久に続くから
僕らを焼き付くすまであの太陽は沈まない
沈まない太陽
ずっと僕らを睨んでいる
罪を罪と思えないんじゃない僕らがそれを罪だと思わないだけだ
それはきれいな罪だから
だからこそ僕は地に落ちた天使になることを望んだ
真っ黒に焦げた翼を自ら引きちぎった
骨となる日を頭から消して永遠に生きているつもりで日々。
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まぎれない真実は真実のさらに奥にある
だからこそ真実は真実に埋もれて本当の真実が見えないだけだ
見えているその真実は本当の真実よりはるかに劣ったコピーされた真実
何回も録画を繰り返すうちに画質が荒くなるように真実も重なれば重ねただけ最初の真実から遠くなる
遠い浜辺を遠い目で見るような気持ちで真実に疑いがかかる、真実を信じれなくなったらなにを信じればいい?きりがない
あなたの信じる真実は本当に最初に信じた真実?
気づかないあいだに変わってないですか?
僕は真実を信じすぎているあなたにこそ聞きたい
ご自分が生まれたことも抱いてる確信も実はつくられた真実なら本当の真実はそのさらに向こう側にあるのでは?
考え出したらきりがないね
終わらない問答のキャッチボールだ。
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蝶々は蛹から脱皮して蝶々になる
だから僕も僕から蛹から脱皮するように僕になるのさ
バタフライ
飛んで行く
夢の先へ
明日の向こうへ
さらなる未来へと
羽を大きく広げて
僕は蝶々になるさ
誰も蝶々になるさ
そんなときが来るさ
いつか。
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世界一の愛をあなたに贈りたいんです
それは変に着飾った思いじゃなくて
シンプルな花で巻いた花束をあなたに届けるみたいな気持ちで落ち着き払った様子で僕は
ありふれた愛の言葉
ただ素直に叫びたい
なにも風変わりな特別さなどいらないのさ
世界一 愛してるよ
そんな思いを ただ
こんなにも愛してるよって思いを ああ
伝えられればいいのさ
愛を伝えるのに難しい言葉や長ったらしい言葉など必要ない
その代わり気持ちは誰にも負けないつもりで君を愛せることに誇らしさをもって愛し、愛していただくのだ
世界一の君に世界一の愛を届けましょう 大切なことをいつも胸にあたためながら
他人など無視さ
全ては僕と君を軸にして回る物語
世界一にはなれないかもしれない
みんな自分たちが世界一だと思ってるから
だから僕たちも世界一になれるよ
気持ちだけ負けないかぎりはいつでも世界一の恋人どうしだ
マネキンみたいに固まったお堅い考えじゃ楽しい毎日の扉は開かないから
せめて1日一回くらいは笑うことにしようね 約束だよ
生活面の貧しさよりお財布の中の金より
大切なのは心の豊かさ
大切なのは心の裕福さ
それだけ心に留めていればいつでも幸せになれるから
君が僕の気持ちにこたえてくれたときこそ本当の人生のはじまり
素晴らしいじゃないか
ああ 世界一の幸せがこの手にあるのは。
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宇宙をめぐりめぐってやっと出逢えたあなたは僕の愛すべき人
とても可愛くてとても素敵な人だから
僕はずっといつまでも守りたいと思うのです いつもね
このまま二人で危うい旅を続けよう
落ちるのも昇るのも一緒さ こわくなんてない 悲しみも二人なら半分ずつさ
大丈夫
銀河は広いから
また生まれ変わっても不思議な力で僕らめぐりあえるよ
素敵な恋ができるだろう
いつまでも
いつまでも
いつまでもね
いくら言葉にしても足りないくらい愛してる愛してる愛してる人
どこまでも
どこまでも
どこまでもね
どんなに感謝してもしきれません 一生かかっても返しきれない恩をもらったね
僕はそんな気持ちでずっと生きています
あなたと二人三脚生きていきます 生まれてから死ぬまでの物語を笑顔と涙で染め上げながら。