詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
なにかと気にかけてくる
君は見た目よりもずっと優しかった
僕がたばこをスパスパ吸ってたら
体に毒だよと心配そうに見つめて言うもんだから
僕はペコペコしながらたばこを灰皿にもみ消した
君の瞳には 今
ちゃんと僕が映っているのかなぁ
少し心配だけど
浮気はしないよ
多分ね なんてね
二人笑いながらおかしなタイミングでキッスをした
NYまで行こう
新婚旅行は
それぐらいに豪勢に豪華にしたいね
なにせ人生で一回きりしかないことだから
一生二人の記憶から消えてしまわないくらい思い出深い旅にしたいね
僕ら べすとかっぷるだと思うよ
君も そう思うだろ?
隠さなくてもいい
顔を赤らめながら
僕は君に何度も
愛の言葉をささやいた
いつまでも二人仲良く
楽しく暮らすために
争いは少なくしよう
お互いに認め合うところは認め合って
譲り合っていこう
そうすりゃいつの日か世界一鴛鴦夫婦になれるはず
僕ら きっと
最高のべすとかっぷる。
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懐かしい顔ぶれがそろう
懐かしいによいがする
だけど君はもうお嫁にいってしまったんだね
今思い出した
懐かしい声が聞こえる
懐かしいあの頃を思い出す
それでも君はもう思い出でしかない
思い出でしか思い出せない
アルバムをめくったら切なくなるから
見ないようにしていたんだ
初恋の人
僕の一番最初に好きになった人
それが君だった
初恋の人
こんなにへそ曲がりな僕に優しくしてくれた
ずっと ずっと好きな人
ずっと ずっと憧れの人
今夜は酒を呑もう
今夜は酒に呑まれよう
少しだけは悲しいけれど
あの子の幸せを願えばこそだから
どうかお幸せにね
初恋の人よ。
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一つ一つの思い出を集めて
心の中へ大切に大切にしまっとこう
いつの日かゆっくりと思い出す日まで
消えないように
忘れないように
心の奥へ大事に大事にしまっとこう
悲しいことも
嬉しいことも
全部全部しまっとこう
無駄なものなど何一つありはしないから
心の底から愛せるのだ
思い出をすべて愛せるのだ
愛せなくちゃ思い出す資格もないさ
だから悲しみも辛いけれども大切に大切にしようよ
いつの日か大人になった頃
心のタイムカプセル掘り起こして
笑い話にすればいい。
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君は女の子なのに男の子
見た目は紛れもなく女の子なのになぜか心は男の子
不思議さ 不思議さ
それでも僕はちっともおかしいとかは思ってないよ
むしろさ 友達になりたいよ
そんな風につきあっているうちに
僕の心に恋愛感情が芽生えてた
君が好きだって
いきなり言うもんだから
ビックリしちまって
少ししてから僕もなんだよって言ったよ
はじめて女の子とキスをしたよ
心は男の子だけど
大切なのは気持ちだよね
そう考えれば
病気なんて取るに足らない小さな問題さ
だから 僕はご希望に応えた
女の子なのに男の子
やっぱり女の子?
やっぱり男の子?
ややこしいけど
不思議な感じがして
毎日が楽しいよ
君と暮らしていく毎日が楽しいよ
愛の形なんて厭わない主義なんだ 僕は
そういいながら君と笑う 君と笑う。
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恋愛に適齢期なんてないよ
五十過ぎで熟年結婚する人もいるくらいだから
恋愛は幾つになってもするもんだよ
見失っているだけなのさ
固定観念にとらわれているだけなのさ
だから頭を柔らかくして考えなさい
若者たちよ
決まりのない自由な恋をすればいい
決まりなんてあった日には息苦しいだろう
だから僕は何歳になっても君に恋をする。
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人の心の中にある数え切れない幾多の感情
その中で僕たちは身を潜めるように生きているんだ
憎しみと欲望はどんなことがあろうと尽きることはなく在り続ける
誰かを愛せば
そこに愛情が生まれ
長年の歳月の中で
また新たな愛を求め
嫉妬に狂った女は憎しみのまま裏切り者を殺めようと試みる
人は貪欲で身勝手な生き物だから
時に欲望に操れて
自分を見失い
取り返しのつかないことをしてしまう
繰り返される欲望と憎しみの悲しい結末
傷つくと知っていながらも
今日もまたまた一人また一人と憎しみのまま蠢く哀れな影
血を浴びた手が震えている
冷たくなった心が泣いている
濁ってしまった瞳が涙を流す
後悔の念がそこに生まれる
手遅れだと気づいてしまう
欲望の果てにたどり着く先は孤独か絶望しかない
きっと誰もが知っているだろう
それでも人は悲しいものでそれと引き替えに欲望のまま生きようとする
なぜなら絶望に頼るほかないほどに誰かを欲しているから
自分にふさわしいと思う今を求めているからだと思う。
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人生は出会いと別れの繰り返し
笑顔と涙の狭間で見せる悲しい一面
もう戻らない前へ進むだけ
もう返れない思い出すだけ
切なさは年を取れば取るほど増してくるのです
もちろん嬉しいこともあるけれど
悲しいことがどうしても一足先に思い出されてしまう
君の心は 今
笑っていますか?
それとも
泣いていますか?
内側からは見えません
だから
どうか言葉と態度で教えてください
なにが君を悲しませるのか
どうすれば君が喜んでくれるのか
君の心の表情が知りたいから
僕は何度も何度も君の心の変わり用を確かめるよ
君の心が最高の笑顔を見せるまで
僕は生涯かけて君を見つめ続けよう。
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まだ心も姿形も成長仕立ての僕
大人でもなければ子供でもない微妙な位置にいるひとりの少年
時は流れ
僕はいつしか大人になっていた
あの頃夢見てた憧れも手の届かぬまま
とうとうここまできてしまった
人は生まれて
死ぬまでの間に
どれだけの悲しみと喜びを繰り返すのか
誰も知らない
誰も知ることはない
振り返るそのときまで
思い返すこともないだろう
でも時々思うんだ
あの頃夢をもし諦めてなかったら夢は叶っていたのかと
まだ心に残る大人になりきれてない幼心がそう思わさせる
何歳になろうと僕は僕でしかなく
何度となく繰り返す
永遠の問いかけ
答えのない問いかけを何度となく繰り返す自問自答
青春の曲がった背中に潜む光と影
理想と現実の厳しさを知る
叶わないと知りながらも追い求めることに意味があると
お偉方はいう
そうして青春の曲がりくねった坂道を上ってきた
これからは下るだけの坂道だ
そして僕は思い出すんだ
あの日の後悔と夢を抱いた希望に満ちあふれた日々を
何一つ変わらぬ世界で大人への一歩を踏み出すんだ
仲間や家族の光を背に宿し
ラストスパートへ歩き出すんだ。
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僕たち人間はどうして人を好きになったりするのかな
それはいつから当たり前になったのかな
人を好きになる
ただそれだけなのに真剣になるのはどうしてなのかしら
きっとそれはこの先の長く険しい人生をひとりで歩くのが厳しいから
だから人は最も自分の好む相手を見つけ
愛と助け合い
時にはいがみ合い
歩いていくんだ
だからきっと天の神様は恋愛感情を人に宿した
人はひとりじゃ生きてけない
少なくとも誰かの助けなしでは
君が生きてる今だって君の両親の愛なしでは生まれてこなかったろ
そうやってずっと昔から人はお互いに愛し合い
君がいる存在に繋がっている
だから人間一人で生きることは無理なんだよ
君が生まれた時点ですでに愛の力で君が生まれたからね
僕もいつか
きっと誰かを好きになり恋に落ち
僕の血を受け継いだ子を産み落とす
それがきっとすべての人間の自然であり
当たり前な事だとしてもステキな出来事なんだろう
恋をして
愛を知って
はじめて知ったんだ。
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心にポッカリ空いてしまった穴
どうやら君以外には埋められないらしい
過ぎ去ってしまった時間はもう戻らない
それでも時間をかけて
空いた穴を
過ぎた時間を
埋めてくれると君はいう
だけど心は裏腹にその優しさに恐れをなしている
幾たびの裏切りに傷ついた心はいつからか腐りきってしまって赤黒く変色してしまった
腐った果実のようになった心は
優しさを忘れ
人間の心を失い
いつからか心は蝕まれて憎むことしか考えられなくなった
寂しい心はいつしか孤独を招いてしまった
真っ白な時間の中で
積み重なっていく
退屈なだけの日々
光と影の狭間で行き交う思いは迷いの縁で行き止まる
影が消え
光が注ぐ
日はいつか来るのだろうか
心の闇に光がさすときを祈って
今夜も独り眠りにつく。