詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
目では見えない
幸せの在りし場所
言葉じゃない何かで伝えようとするのは
言葉で言いきれない愛を伝えたいから
抱きしめた君の身体が冷たかった
これ以上心まで冷たくなってしまわないように
今ある幸せを見失わないように
僕は自分自身と向き合うんだ
そうしたらきっと見えてくるのさ
幸せがなぜ目で見えないのか
その答えがわかるはずだよ
幸せは手に取れるわけでもなく
ましてや食べておいしいと感じれるものでもない
それなのになぜだか僕らは幸せをほしがってる
地位や名誉じゃないもっと人間的な愛という温もりを
僕らはやっけになって求めている
その愛がどんなに届かないと知りながらも
それどころか僕らは遠ければ遠いほどの愛を掴もうとする
触れた優しさに心に感じた素直な気持ち
それを人は恋とよぶ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
さびしい夜を繋いで
時には大人の世界に憧れて
愛を確かめあう夜もあった
そんな風に見えない幸せを感じあうことで僕たちは幸せ感じている
幸せの在りし場所へ
君となら行ける気がするからね
僕は君を迷わず選んだんだよ
どんな困難も君とならば越えていけると思うから
僕は君を悩まず選んだんだよ
何一つ悔いはない
これからの長い道のり歩ききるために
今は二人で明日のために眠るとしよう
朝が訪れるまで。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
通り過ぎていく時の流れに身を委ねただ僕は生きている
月と太陽の交わりを目にすることもなく気づけば今日も夕暮れ
窓の外に光り輝く三日月
傷つきたくないが為に
仲間意識を高めてく
他人の事なんて見て見ぬ振りをしてた
心の扉を自ら閉めていつからか孤独という重い荷物を抱えた
知らぬ間に大人になっていく
まだ幼い僕が見上げた空は晴れていてもどんよりとした不安が見えたような気がした
声にならない誰かの叫びを耳にする
行き交う人の群れはまるで夢を忘れたださまようかのように淋しげな瞳をしている
今を生きることが精一杯で未来や夢なんて先のことだともがくかのように現実からひたすら逃げ続けた
見えない不安を怯え
いつの間にか抱えてしまった孤独に足を取られて
夢見ることも忘れて理想とはかけ離れた
現実を僕は生きている
大半の人はそんな風に理想に破れ
その悲しみを紛らすために型にはまった生き方を選ぶんだ
できるだけ楽な生き方に歩いていくんだ
そうして
僕も 夢を忘れ
現実に破れ
夢にさえも裏切られ
ただ行き場もなく
さまようだけの哀れな人。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
今日も何一つ
昨日と変わらなく
音すらなくさっきまで明るかった空を真っ黒な色で塗りつぶした
やがて朝は夜に変わる
成し遂げた功績すら僕にはなく
ただ目の前に用意された課題に目を通すように
ありきたりの退屈な日々を過ごしてる
おそらくは明日も今日と同じく退屈な日になるだろう
かといって今の自分を変えたいと思うこともなく
変えられるきっかけも変える術さえない
やむを得ず明日も今日と同じ退屈を抱きしめる
六畳一間の部屋の
窓から見える景色は
見渡す限りビルに阻まれて
景色を楽しむなんてできやしない
都会の一等地に住んでみたいなんて夢はどこへやら
夢のまた夢
明日の僕が
今日の僕を
今日の僕が
明日の僕を
笑ってる
ざまあみろって言いながら
半分笑って
半分泣いている
叶わなかった夢や理想のすべてを
笑ってごまかそうとして
それでも涙は正直に溢れてくる
もう戻らない時間を惜しむように涙は溢れてくる。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
見かけ倒しの強がりで
無謀なまでに社会を嫌う
瞳に映るのは自分を罵る幻影でした
社会という大海原に航海へ出るには
それなりの知識と心構えが必要
何よりも踏み出す勇気と決断力が最重要
現実に刃向かうように
立ち向かうみたいに歩き出さなければ
所詮夢なんて飾りにしか過ぎない
夢を語る前に現実を見ろという大人たちの声が耳鳴りのようにいつまでも響いてる
僕は子供?
それとも大人?
どっちも違うな
大人でもなければ子供でもない中途半端な僕は迷いの中
歩き出すことさえおそれていた
現実と夢の狭間で
僕は眠りと目覚めを何度も繰り返し
そうして大人になった
あの頃と同じどうしようもない不安を抱えたまま。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
信頼できる仲間もいなければ
愛し合う人さえ僕にはいない
そんな暮らしの中で
いつの間にか
知らない間に終わりを迎えるって思うなんだか悲しくなってきた
今日もこの世界で
誰かがその生涯を閉じたってきっと世界は変わらずに回り続けるだろう
移りゆく季節の中
変わったもの
変わらなかったもの
思い出しては押し込める
数え切れない苦難の果て
今思えば遙か幻
まるで夢でも見てたかのように
すべてが現実味を欠いた夢のような思い出が見えた
僕の生きる
この世界はとてつもなく理不尽で
僕の頑張りも努力も夢の大きさの前では歯が立たず
むなしく消えていく
夢も理想も
現実の前では
夢のまた夢
幻のまた幻。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
今日も何一つ
昨日と変わりなく
日が暮れていく
空がオレンジに染まって
誰もが家族の元へ帰っていく
歩道橋の上から見た夕暮れは
なぜか悲しい色をしていた
『さよなら』という誰かの声が永遠の別れにも聞こえた
さよならグッドバイ
もう会うこともない人たちにさよなら
もう戻らない
今日にさよなら
僕は風に舞うように黄昏の中へ消えるよ
明日へ向かうんだよ
今日を取り巻く
すべてにさよならをして
明日へと向かう風に乗り僕は今日に手を振るよ
さよならグッドバイ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
目を閉じれば見えてくる
あの日の挫折も恥じらいも
すべてが懐かしい思い出として思い返せる
伝えられなかった
君への愛してるも
届かなかった
夢見ていた理想も
時の流れにのまれて消えていった
薄れゆく記憶の彼方に
吐き出した切なげなため息に
そっと薄笑いを浮かべて
今ある幸せをポッケにすかさず押し込む
君だけは失いたくないから
今までの失ったものが多すぎたから
君だけは失うわけにはいかないから
僕は息苦しさ
胸くそ悪いすべての嫌々を深呼吸の一息でゆっくりと吐き出した。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
散歩の途中で
立ち寄った公園
ベンチに座り群がる鳩に餌をあげる
飛び立つ未来への旗揚げに少しの勇気で羽ばたける
少しの不安がよぎるだけで
心までブルーに染まる
『鳥のように自由ならいいのに』
そんな風に思ってみても鳥にはなれない
自由にはいかない…
生きろというけど
生き甲斐を失った僕に生きろという言葉は辛すぎる
せめて死ねよって捨て台詞を残してくれたら死ねたかも…
なぁ キミよ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
朝と昼と夜を繰り返しながら
僕等は今日も生きている
その中で得られたもの失ったもの
数え切れない程ありました ありました
きっと 僕等
この先生きていける保証も確証もないけれど
だけど生きていくんだ
いつかあの頃から背負ってきた夢を叶えるために生きていくんだ
そのために僕は今を生きているんだ
嗚呼-
君の悲しみも涙も
いつか報われる日が来るんだよ
嗚呼-
たとえ今日がどんなに悲しい日だったとしてもだよ
明日には きっとさ
楽しい日になるって希望を持たなくちゃやってらんない
それが きっと
間違いじゃなければ『活きる』っていう事で
『生きる』っていう事でもあるわけなんです
だから 僕等
明日からも生きていこうと誓ったんです
間違いじゃなければ
誓ったんです。