詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
愛といっても幅広すぎるから
僕はただ 君にただこの言葉を届けよう
言葉はカンタンで短いけれど 込める気持ちは果てしないものだと言いながら
僕は君に ただひとり愛する君に語りかけます
愛しているよ
ずっといつまでも
だからってわけがありませんが
愛していてね
ずっといつまでも
君も
二人
愛し合っていよう
ずっとどこまでも
続く日々の中
命の終わりにさえびくつくことなく
あの世でも骨になって皮だけになっても愛しているよ 愛しているわ なんて言い合おうね
誓いました
空にこぼす約束
果てしなく
それは僕らの心をあざやかな染めあげる
そしていつの日かその約束の意味が輝くだろう
この愛は全てをこえてやがて無限の地にたどり着く
僕らはそう確信している
僕らの愛だもの
それくらいたやすいさ
強気でゆこう
まだ人生は始まったばかりだ
気長にゆこう
大切な気持ちだけ
いつも胸にあたためて生きていこうね。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
自分を不幸だと思える人は幸せだ
だってまだ不幸だと思えるだけの余裕があるから
真の不幸の来訪は人を黙らせるから
不幸と思えるだけの心の余裕があるのならばそれはまだ不幸の序の口
真の不幸は人から言葉をも奪うから
不幸だ不幸だと口にできる限りはまだ不幸ではない証である
僕はたぶん 君もたぶん
幸福と不幸の境目に立っている
そこにいる限りは安全が約束されてるようなものだよ
大丈夫
案ずるなかれ
それはただの限りない幸福への渇きだ
欲張ってはいけないよ
今の生活の中に輝くあたりまえな幸せを見つけてごらんなさい
不幸だ不幸だと目をそらすだけの生活じゃなにもわからないよ
そこにいられるからきっと幸せにも気づけるんだってことなお気づきなさい
早く 早く
真の幸福はそこだけにあるから
真の不幸はそこにはないからね
心の閉じた瞳を開けてみてね
きっと きっと
いつかは見えるだろう
真の幸福が 見せかけの不幸を壊して
いつも気づかないだけで傍にある
気づいたときにはじめて気づく
まるではじめての感覚で頭を下げる
どうもはじめまして幸福よ
気づけなかった僕をゆるしてと笑うだろう
真の幸福に目覚ましい夜明けがおとずれるその日までどうか無事でいて健気な僕よ そして君よ
ずっとその境目で待っているから。
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今日も1日たいへんにお疲れさまでした
人にはかけてもらえない言葉を自分で自分にそっとつぶやく夜
帰りがけ立ち寄った本屋
一番奥の棚のとある本を手に取る
その本を開くと中にはこう書いてあった
今日があるから明日があり明日があるから未来へ続く日々
明日を作り未来をつくるのは自分だけ…
そんなような意味合いの言葉が胸を打った
そうだ 僕は 明日も生きなくちゃならないんだ
これは強制じゃない
だからこそ無理はせずにゆっくりできるだけ頑張りすぎないような生きればいいんだ
そんな簡単なことに今さら気づいて僕は誰もいない道 泣いていた
見上げた空は茜色に燃えていた
明日も笑って生きていこうと誓った
泣きたいときも場をはばかって我慢するしかできない世の中だけれど素直に生きることがなんでいけないのか
いまだわからないけれど明日もそんな世の中の闘いながら世の中を笑ってやるんだ
そのために生きるのも悪くはないだろう
敵のいない世の中なんて退屈なだけだ
そうして自転車のペダルを思いきり漕いだ
明日の景色にとけ込むように ただそうしたかった
悲しくても
辛くても
それ以上に生きたい理由が僕をここにつなぎ止めていた
なぜかそれが正解だと悟ったんだ
誰かが言ったことじゃなく僕が決めたこと
僕が決めたこと
明日もまた今日と同じならば幸せだろうね
だから涙 流れるとしてもきっと暫くすれば笑えているから
大丈夫 大丈夫
大丈夫 大丈夫
何度もつぶやいて
心の傷に語りかけるさ
僕は明日もまた生きていくと
これは無謀なことじゃなく生きるために必要なこと
明日へわたるために必要なこと
だから 明日も笑って夢から目覚めるよ
心に張ったバリケード それも自分を守るためのものさ
輝け 明日へ
正解など誰かの意見
行け!
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月も眠る丑三つ時
君の心を奪いにゆくよ
君の心は警備もなくがら空きで
ずい分無防備だけど何故か奪いづらいのさ
人の心盗むにはまずその人に自分の気持ちを伝えてそして恋へと持ってかないといけないらしい
その人を盗んでしまえば罪になるから人は盗めない
でも心は盗める
自分次第で
恋泥棒が本当に盗んだものはなにかしら
それは君の愛だよ
君のその気持ちをただ知りたくてさ
恋心なんてなくてもいいんだと思っても何故か捨てられない気持ちに心が右往左往するよ
恋泥棒 颯爽とあらわれられたらいいんだろうけど転んで参上
カッコつかないね
僕は確信したよ
月も眠る丑三つ時以前から
君が好きだってこと
心まで真っ赤っか
きっと盗むよ
君の心
僕は恋泥棒。
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ときにはバカにされるくらい笑って1日をはじめそのまま楽しく終わりたい
ただ楽しいだけの1日を過ごしてみたい
今日もまた笑顔がゆがんでいたよ
お世辞にも笑えてたとは自分ながらでもいえませんでした
代わりに涙が素晴らしく上出来に流れてた
まるで滝のように
まるで雪崩のように
崖崩れみたいにさ
勢いもよく流れてた
そんな1日を呪ってばかり
そんな自分を恨んでばかり
悪いことなどなにもない
笑えたからって笑えたからってなにがどう変わるわけじゃないし
世の中が大きく違って見えるわけじゃないしね
まったくそうだ
納得したから
もう寝ます
目覚まし オッケー
持ち物 オッケー
すべて オッケー
ぬかりはない
明日も悠々自適
予定通りに それをたやすく裏切る感情以外はすべてね
笑って
寝ましょう
夜くらいは
笑っておやすみ
グッバイバイ。
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名前も知らない人だから
躊躇なく抱きしめあえる
名前も知らない人だから
顔だけ見られるだけであとは平気だよ
名前も知らない
素性を知らない
顔だけ見られた
顔だけ見られた
穴があくほど
穴があくほど
名前も知らない人だから
名前も知りたくない人だから
僕はあなたと
名前も知らないあなたと一夜だけの恥じらいを交えたよ
名前も知らない人と共有した時間
場所は東京 大都会 渦巻く欲とゴミ
カラスが群がる アパートのゴミのふくろ漁る
浮浪者は人を嫌い人から逃げるように森へ逃げ獣人になる
不思議な不思議な愛はここでひとつに
少しの痛みとそれをこえた快楽に心までドドメ色
僕も君同様に名前も知らない人だから
永遠に二人は他人よ
名前も知れない人だから
はい、やり代ね
金を払い ホテルを出るだけ
金を払い ホテルを出るだけ
呼んどいたタクシーでそのまま家へ
未婚だから浮気にはならないぜ
僕は素晴らしき独身貴族 独り住まいの王様さ 王様さ
援交の王様さ
愚かな国の悲しい
王様さ
風呂に浸かりながら汚れを落とす
それでも罪は消えない 落ちないね
もやの中で独り男泣き 顔まで水ん中へ
顔まで水ん中へ
僕はぶくぶく逃げるように沈んだ。
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夏の日に君から届いた満天の笑顔のお歳暮
新しい白い靴と芽生えはじめた恥じらいの季節にはじめまして
ちょっとだけ暑さが引けば
ちょっとだけ涼しくなる
僕らの仲にもなんらかの進展はあるかな
夏がはじまったのも実はねあまり気づいてなかった
僕は君で胸がいっぱいでうわのそら
はじめてできた彼女との明日が楽しみで眠るのさえ惜しくなるよ
夏がはじまり
そして僕は君と出逢い
あっというまにほら恋に落ちて
ゆらりゆらゆら揺れる思いの中で手をつないだよ
赤と青のアジサイが並んで咲くようにね
五月雨は通り過ぎた
祭りも終わった
蝉しぐれ 止んだ
あとはもうただ次の季節を待てばいい
いつのまにか僕の隣で寝息をたてる君
なんて なんて無防備なんだ
僕を心から信じているんだね
なんて なんて幸せ者だろう
夏の日によみがえる二人の記憶 そっとまぶたで隠した
ちょっとだけ今も恥じらいは残っています
燃え尽きた愛情
違うんだよ
また新しく燃えはじめてるんだ
ただ 今は 休憩中だよ
暑い夏だもの
暑い夏だもの
それくらい許せよ
風にはこばれてきた二人の記憶 今 朧気ながらもひとつずつ確かに形になる
あれもあった
こんなこともあった
よみがえりはじめれば止まらない
それが思い出
二人の 二人の
大事な記憶
恥じらいの季節。
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涙流れると心の空に降り出す悲しみの雨
まるでずぶ濡れになるよりずっとみじめな僕がいたよ
少年の時代は終わりを告げました
明日からはルールに恥じない大人になれますね
よかったですね
なんて世間はいうが
悲しみの雨はやむどころか大人になった瞬間にさらにはげしくなりました
僕の心はもう水浸し
明日の景色も曇る
未来の希望も薄れる
そんなの他人事だわ
頑張りゃなんとかなるでしょ…他人は言いたい放題
僕の心の闇は広がり続けてとうとう宇宙規模に
悲しみがまた降り出せば涙もまた流れてそして塞ぎ込む日々
その連鎖の中でつながれた現実に僕はまるで死んだような目
うまく日常を泳ぐ方法を探すより
ずっとこの悲しみの雨やます方法を探してたんだ 探してたんだ
でも見つからずにもう僕は三十路を踏み越えた
見上げた夜空
場に不似合いに輝く月の光
ぶっ壊したい
そんな苛立ちを胸に明日はまた踊り狂いながらやって来る
パレードはなおも続く
僕の意見は無視されて
パレードがいつも通り続く
その列にまぎれ込む僕の顔
鏡を通して見なくたってわかるくらいの仏頂面
無理もないよね
わかってくれる人はいますか?
あなたの隣にはいますか?
それなら幸せなほうです
僕には抱きしめる犬さえいない 独りの身の上
頑張ろうとしてみたけど笑おうとしてみたけどなんだか無理矢理になっちゃうのさ
悲しみの雨に濡れながら心まで浸水した
肩より上 首の下
僕はもうすぐ溺れてしまう
その前にその前に誰かの助けが欲しい
空を見りゃ
用意もよく世の中に媚びを売る人の群
ただ従っていれば甘い思いができるとプライドを捨てた人の影
僕は独り呆れながら沈んだ
よどんだ日常の水底に。
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風に吹かれて黄昏る夕暮れ
空をただ眺め 哀愁にひたる
わがままな気持ちを愛すべきか否か
それともこのまま正しさを貫くか
世の中 嘘なのか本当なのかわからないことばかりだから
何を信じていいやら
雨に降られて少し涙ぐむ
それでも涙なんてそう雨に混じってわからない
そんな風に僕の悲しみなんて世界じゃ小さなことなんだろう
報道されるニュースなんてごく一部
本当に大切なニュースは世の中の闇に埋もれたまま永遠に流れないのだ
それでもこの悲しみや切なさは本当なのさ
今 風に吹かれて
ちょっと深呼吸
靴音もお静かに
ただ明日へゆく
気ままな気持ち抱いてルールからはみ出さないように決められた道を沿って歩く
悲しいことは確かなのに何が悲しいのかいまいちわからない
でも何かが悲しいのさ
だから今 風に吹かれて探しているんだ
その答を風の中に
赤茶けた夕暮れがやがて夕闇にのみこまれたら町に灯りがポツリポツリつきはじめるだろう
そしたら僕も多分寝るだろう
ただごゆっくり
くつろいでいたい
面倒は嫌いだ
ただごゆるりと
眠っていたいよ
人混み避けて
風に吹かれてみたけれど何ひとつわからなかったよ
それでもこの時間意味がないとは思えないのさ
その気持ちがもうけた時間の意味
そんな気持ちをきっと抱くために人は風に吹かれるんだよ
黄昏ているばかりじゃないことを町中に叫びたい
声にならない思いがあるってことを
言葉じゃ伝えられない気持ちがあるってことを
風に吐き出して
少しストレス消えた
こんなもんでいいじゃない
曖昧なこと
世の中 好きでしょ
だから僕も曖昧に生きたいの それだけ
決められた道
まっすぐたどるだけじゃわからないことあるのは事実だよ
過ちから知る新事実はあるよ。