詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕があなたの生きる意味になるから
あなたも僕の生きる意味になってください
僕があなたの消えない光になるから
あなたも僕の消えない光になってください
僕があなたの死ねない理由になるから
あなたも僕の死ねない理由になってください
そうしてなにげなく積み重ねた日々が
いつのまにか光り輝くきれいな思い出になる
ふたりだけのきれいな宝物になる
それって なんてステキな事なのかな
それって なんてすばらしい事なのかな
あなたが僕の僕があなたのなかにある真実を変えてゆく
いつもやさしく助けあっている
お互いがお互いに自分が存在するあかしを行動で示しあってる
お互いがお互いの存在するあかしを打ち消さないように譲りあって分け合って
お互いがお互いに役に立ってる
そういうのが生きる意味
そういうのが死ねない理由
そういうのが消えない光
そういうのをすべて束ねたものが人を愛し守りぬくって事のあらわれなんだ
あなたに教わり
逆に僕が教えたり
そんなやりあい
やられあいが
果てしない愛の源泉を掘りあてるんだ
いつも いつも いつまでも
それが僕らたちの真実なんだ
それを信じている限りなにも途絶えるものなどないのだから
なにも心配する必要などあなたも僕もない
ただ人がくれるやさしさや感謝の笑顔を肥料に太陽と青空の下
元気いっぱいに咲けばいいんだな
僕があなたの存在を否定する理由などないからあなたが信じた道なら僕は迷わずついていく
苦労は人のためならずって言葉もたまには思い出してみるのもどうしようもないくらいやさしい人になれるための秘訣だったりするんだな
そういうためらいが必要になるときも
いつかくるから
捨てずに持ってることも無難でもあるから
それでいいやって安易な考えもたまには役立つんだな。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕は今日も帰る
君も帰るかな
人は誰も家に帰る
疲れた顔で
笑顔なくして
もしかしたら
うきうき気分で
スキップして帰るんだ
みんなみんなそれぞれの家に向かって今夜も帰るんだ
残業した人も
居残りした人も
呑みに行った父も
みんな帰れる時を待ってるよ
みんなみんな帰ったあとの大切な人の笑顔見たくて それだけをあかりに暗い道や人ごみあふれる駅をすり抜け進む
ただ、ただいまが言いたくて
おかえりなさいっていわれたらただいまを返したくて
おかえりなさいが聞きたくて
僕は君のぬくもりで包まれた愛が待つ家に飛び込むように帰るよ
月の光を懐中電灯代わりにして
しずかな駅や呑み屋からの道を歩いてく
ただいまって言えない日もある
おかえりなさいが聞けない日もある
それでも帰るのはやっぱりあなたに会いたいから
今夜も向かうは僕と君や子供たちが住むあかるい家
ひとつだけさ
いつも いつも
どんなに疲れてても
どんなに酔ってても
僕を迎え入れてくれる家だから幸せ
いつも いつも
どんなに疲れてても
どんなに酔ってても
帰りが遅くなっても怒らず心配してくれる家はここだけ
僕が帰るべき家はここだけ
僕が向かうべき場所は君がいるこの家だけ
だから
今夜も帰るよ
途中笑えなくても
ドアを開けたら
笑顔になれるから
それまで待ってて
なるべく早く帰る
なるべく走って帰る
だから待ってて
この僕を首長くして待つ君よ 子供たちよ
あかりつけて
食事もみんなで食べようとおなかペコペコなのに待っててくれるあなたたちのために歩かず行くよ
これから…
今から…
すぐに…
帰るから
ベリーベリーベリーベリーなはしゃぎ様で僕を待ってて
お父さん
ダンナさん帰るから♪
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
さよなら
マイガール
君を愛していた
ずっと君だけを
マイガール
僕は愛していた
さみしげな顔で君が僕を見るから
なんだか僕は今日の日のさよならがとても悲しくなりました
去りゆく君の手を握ってるけどはなすのがためらわれるね
その時の気持ちといったらもう言葉にならない思いだった
今 言葉にすればまるで作り話のよう
おとぎ話のなかの話のようだけどほんとうなんだよ
今も思い出せば涙がでるほどだ
さよなら マイガール
君を愛している
ずっと君だけを
マイガール
僕は愛してるよ
去りゆく電車の窓が閉まってしまうと
一息つくヒマもないくらい僕は気づくと追いかけていた
まるで誰よりも一番をめざして一心不乱にゴールに向かって走るランナーみたいに
行かないで お願い
その電車よ止まれ
一日でもいいからさよならの日が延びないか仕方ないのに願ってしまう僕は涙を流して
君の声を呼ぶ
その声さえ走り去る電車の音でかき消されてはきだす白い息とともに溶けるようにすぐに消えた
君がゆっくり走り出した電車の窓から涙ながらになにかつぶやいてた
それは、もしや僕と同じ気持ちが声になった別れをおしむ言葉だったのか
今はもう知る由もないけど
あの日、レイニーホームで君が去った後の駅にはただ静寂が揺れてただけ
あとは僕の涙が流れ続けただけ
君に伝えることではないから
「また逢える」 手を握ってそうつぶやいたこと
あの約束はずっと叶わなくても約束だけれど
僕は信じてる
誰がなんて言おうとそれだけは永遠の約束だ
その約束を憶えてる限り僕らの心は断ち切れずいつまでもつながってる
それだけが君と僕のつながりのあかし
ずっと続いてく僕らの日々がそれぞれ違う明日を選んでもこれだけは忘れないよ
いつまでも君は僕だけの恋人
マイエンジェル…
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君は花のように美しくて
海のような広い心をもつ人
その懐の広さはだれにも負けない
僕をここまで本気にさせる人は君しかいないよ
だから僕は君が大好き
今までもこれからもずっと
変わらない思いは思いのままで
その思いは僕を勇気づける
その気持ちは僕をつよくし続ける
いつも
いつも
僕らの理想は山のように高くて
海のように広いけど限りのない海なんてないから その理想にしてる未来はもうすぐ見えるさ
未来が見えたら思わずあきらめそうだった思いでもオールを漕ぐ手に力がこもる 最後の数メートルを力いっぱい漕ぐんだよ
そして僕には君がいる
それだけで幸せ
ああ、なにも要らない
みんなみたいにかっこうはつけられないけど
そのままありのままの僕を好きでいてくれる
君だから
僕もなにも変えずにそのままで君にもらわれます
僕もそのままの君が好きだからそのままの君をもらうんだ
愛の種が(あたためていた積み重ねた思いや日々が)
花を咲かす日に君の姓が僕の姓になる日を今から待ちわびて
ただ今は目をとじる
しずかなしずかな胸中で
愛の開花をただのどかな青空のような大きな心で待つんです
僕は。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
みんな迷ってる
みんな悩んでる
なにかについて
今日も苦しんでる
みんな雨のなか
みんなおびえてる
そのつめたさに
今日もおびえてる
お隣さんもそのお隣さんも
みんながみんなそれぞれ一緒で傷ついている そのくるしみのかたちは様々でも
グチの一つもいわせてくれよ
口をとじろとチャックされても
チャックをはずしてしまうようなことをして常識をひっくり返してる
そんな僕でも
きっと
雨ばかりじゃないさ
いつか晴れた空の下へたどり着ける
そう思って今は雨に濡れているよ
ずっと雨雲しか見えないけれど
いつかたどり着けるんだ
そう、信じて
僕は進む
不確かでも
そこにゆくしかどこへもたどり着けない
だから明日という道が広がる瞬間に踏み出すよ
悪魔のしっぽに振り回されながら
天使の説得で立ち直りながら
様々な日があれど
一歩も進まない日はない
今日だって進んでるはず
わからないけれど
そう思いなさい
上から目線の声
でもやさしい声
心を潤して
すき間なく包んでくれる
お隣さんもそのお隣さんもそれぞれにそれぞれしかたどり着けない場所がある
きっと きっと かならず
本気で笑える日がくるだろう
いつか いつか かならず
だれの心にも太陽の光がさす日が。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
まばたきのほんの何秒間の合間に見た暗闇はあけたときに見える光より僕を素直になにも言わず受け入れてくれる 無言でもよき理解者
だから孤独に逃げたんだ
どこかおかしいですか?
僕は本気なんです
そのまばたきは鳥になって
まつげのカーテンから飛び出してイメージはどこへもゆける
出かけられる
見てきた景色のすべてが僕の最高のモデル
ほらまたイメージという想像の鳥はアイデアをつまんで目の中へ戻り 光彩が広がる それを見て僕は描くんだ
幸福な人の生きざまも
不幸な人の生きざまも
自分っていう人の毎日も
形にすんだ
それが
僕の目の中に放し飼いにされてる
想像の鳥
イメージ バード
イメージ バード
たとえるならば
そんなもんさ
詩人のアイデアの発信元は
たとえるならば
そんなところからさ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
いろんな石ころ
河原に落ちてる
どれもステキだよ
当たり前に転がってる石は一つ一つ違う形や色をしてる
みんなが当たり前だという事がすべてなら僕は今すぐ当たり前を捨ててやる
すべて
風が僕の心をくすぐって無邪気なまでに僕を幸せな気持ちにするから
すべてがほらこんなにも輝いている
石ころころころ
転がってく
君の心に 今
見えなかった真実の光が行き着くよ
まるでふいに吹く風がスローに見えるみたいに
こんなにもくっきりゆっくりリアルに
僕の目に映る
輝きは本物
光る石ころは君の胸の中で夢の原石に変わる
いつかね
いつかね
口笛吹いて待っているのもなんか退屈なんでこっちから歩いてゆくまでさ
それがはじまり
それでいいんだろ?
みんなの当たり前な事
踏みつぶしたいとき
遠慮なく
ひと思いにぶっつぶすよ
僕や よわい人を傷つけるなら
河原に逃げろ
さあ 鬼ごっこ開始だ
夢の石ころ川に向かって投げる
今 それぞれの投げた石ころはそれぞれの未来で光ってる
石ころころころ
夢にころころ
転がってゆく 今
石ころころころ
未来にころころ
転がってゆくんだ
ゆっくり 確かに
少しずつ想いは現実になるよ
描かれた明日に光はあるよ
だからその顔あげてごらん。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
悲しみの数だけ僕の詩は生まれる
喜びの数にも比例して生まれるよ
今日あった出来事にも左右されるよ
なぜそれだけで人の価値を決めるんだろう
おかしいのは世の中のほうさ
なぜそれだけで人は人を見下すのかな
心の奥底で今にも消えそうな光
孤独にひとつふるえながら光ってる
今 声をあげても
届かない僕たちの想い
ぼくたちが歩むべき居場所はどこだ
頭が変だと誰にいわれてもいい
それが僕の生きる光
それが僕の存在するための確かな証
世の中で当たり前とされていることができなくても頑張ってる人たちがいる事
政治家たちよ
愚民どもよ
見るがいい
ちいさな光でも
頑張って光ろうとしてるその生命の力を
その尊さを
今 知るがいい
さあ...
それが人より少し悲しくても笑顔で生きてるけなげさを見よ
人は僕をいつもかわいそうだとか不憫なんて目で見るけど
そんな言葉ほしくない
おまえらからもらうものはなにもない
狂おしい思いのすべてをこの詩に捧げよう
僕がここに生まれ自分なりに自分の足で生きてる証として
ちいさな光でこれからもずっと
だれになにをいわれてもすべては自分の道だ
だから自分で決める
おかしな事などなにもない
その重さを思えばそんなのはくそだ
果てしない想いよ空を突き抜けて創造主の胸元に届いてくれ
今のところそれだけが僕の願い
今ひときわ輝いてる…
生きてるんだ。
当たり前だ。
自分ができることをやる、それだけだ。
なにも誤りなどない。
すべては己のため。
生きるため。
それがゆいいつの導き出した今、わかってるただ一つの答。
僕という私という、光は散るまでずっと僕らしく私らしく、
答なんてない思い思いの形を信じて生きてゆくんだ
それでいい…。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕を傷つける誰かの言葉が鋭いナイフになって今も僕の胸の奥深く刺さってる
ただの言葉がときに思いがけず人を傷つけて何十年経っても傷つけられた人の心に残る傷となること
傷つける人たちは平気な顔で笑う
そんな事もわからずに簡単にひどい言葉で簡単に人を傷つけている
安易な考えだけで傷つけられた人たちの苦しみやそれからの痛みや立ち直るまでの大変さもわからないでいい気なもんだな
「わかって」なんて言ってもどうせ笑うならなにも言わない
けれど許しはしない
鋭く先が尖ったナイフ
僕の胸を
誰かの胸を
いつもいつもさして貫く
そのナイフをつくり握るのは傷つける人たち
そのナイフの影響をうけるのはいつもやさしくて正しい人たちだ
傍観者たちの声はつむじ風になる
涙がつたう人を見てもまるで人でなしのように笑うだけ
人間の形を失った人間にはもはや人間の心などただの意味をなさない飾りだよ
ただ埋め込まれてるだけ
体中を流れる血もどす黒く汚い泥水だ
傍観者も加害者も同罪だ
くたばれという声をそっくりそのまま返したい
反論したって矢継ぎ早に飛び交う言葉のナイフが弱い人たちの心を今日もどこかでめためたに傷つけているんだよ 傷つかない日なんてきっときっとないんだな
ナイフは心が生む邪悪な弱さからつくられる
何気なく言ったその一言がナイフにだって刀にだって変わること
知っておいて
人を傷つけるならよっぽど自分を傷つければいいと思う
私的ないらだちや身勝手な八つ当たりや憂さ晴らしや退屈しのぎで人を傷つける心が憎い 心を憎め
自分の憎しみやいらだちを人になすりつけるな
その感情こそがもうナイフなんだから
すぐに鞘にしまいなさい
言葉の銃刀法違反だよ
そうだ言刀法違反(げんとうほう)だよ
ナイフを置け!
気づけ、愚かなばかやろうどもよ!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
明日も生きたいけどなにかに縛られてまでは生きたいとは思わない
死ねる理由があるならばこのまま僕は死んでしまうのかな
でもなぜかそんな理由がみつかることにおそれて僕はひと月経ってもふた月経っても生きていた
「生きる」って事はとても簡単なようである意味ではとても難解で
それとおなじに
「死ぬ」って事を選ぶことも簡単じゃないんだ その痛みや苦しみをおそれるあまり生きる事のほうが痛みは少ないと
今日もさんざん死にたいと言ったけど
結局行動さえ起こさずに一日が暮れてゆく
生きる痛み また死ぬ痛み
人はその狭間で今日という一日も苦しんだり迷ったりしてる
頭を抱えて たくさんの選択にせまられて
逃げるように夢の中へゆけどもすぐに目がさめてしまう
生きる事にも痛みはついてくるんだよ
ふと目を凝らせば
ほらまたたえきれず命を放り投げる人の影
それもまたその人の選んだ明日 信じた光
人々の明日は光ある世界ばかりじゃない
行き先は様々さ
もしかしたら僕の明日も二度と目覚めぬ世界かもしれない
月がぼんやり闇の中さまよってる
ただそれを眺めて見送るばかりの日々に飽きたらきっとこの命長らえる時間さえ退屈に感じてしまうかもしれない
それくらいこの世はとても憂うつなんだよ
楽しい事がある
その裏にはかならず悲しみが眠る
ほらまた死にたいの繰り返し
何度目で僕は死ぬのだろうか
言葉にしただけで
痛みのない死がおとずれるなら一番いいのに…なんてつぶやき今夜も眠る
頼りない朝の光とその目覚めをただめざしてうつろいゆくときの中でただ終わりを待つ
喜びなどそれを紛らすただの退屈しのぎ
笑顔など素敵でもなんでもないよ
愛想笑いの練習さ
それもまた人の考え方ひとつ
ゆがんだ鏡に斜めにさす光 その先にはいつも色のない僕の笑顔が悲しく映る。