詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
一歩は譲って
二歩目に進む
譲ってばかりの毎日じゃだめさ
気遣いもほどほどに生きなくちゃ
だから
一度はこらえて
二度目に暴発
いくら優しいからってどんなに優しい人でも怒るのさ
一度は粘って
二度目も粘って
納豆みたいにどこまでも一粒でもネバネバ
人生粘りが大切
その粘り具合が鍵です
イチニイサン
イチニイサン
よちよち歩いていければいい
ちびちび進んでいければいい
だらだらやっていければいい
それがのろまなおいらの生き方だから
マイペースなこの速さまもることだけが僕は僕だといえる唯一の出番だから
いわせてね
僕は僕だと
ほんまもんの僕だと
さあまた進みましょ
一歩譲って二歩進む
さあまた歩きましょ
命削って新しい空気得る
気づけばここに届いてる確かな命の証とその在処記した地図
ボクの心の在処示した地図
いつか逢いたい人の居場所おしえてる地図
初恋地図 今ここに
ボクと君のいる場所をピンク色のマーカーで点をうって線で結んだりして
ああ ボクは幸せ
幸せすぎて退屈なくらい幸せ
幸せなのに
幸せなのに 悲しい幸せ
ボクはやっぱり笑えない
笑えない
君がいないんじゃ
こんな淋しい未来だとは
あの頃のボクはバカで思わずにいて。
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みんな一直線に向かってく
みんな一色単に集まってく
ひとつの場所に向かってる
輝く朝陽の待つ場所へ
もうすぐすれば昇ってくる朝陽
なんとなくなにげなく忘れた記憶をつなぎ合わせる 破り捨てた思い出を拾って元に戻してみる
手繰り寄せた遠い日の涙
それも思い出と微笑む
夕陽に照らされほくそ笑む
なにがボクを待つ
あしたがボクを待つ
目をやるとそこにはいつも孤独な自分をみつめるもう一人の自分の影
目線はいつもいろいろなほうをキョロキョロ
迷い 悩み とんぼ返りで ふらふら よろめく ボクはボウフラ
ボクを待つ人があなたであれば
何度願った事でしょう
きりがないような繰り返しの中で波は押したり引いたり
慌ただしさの合間で波立つ心 大波小波で気持ちのそこに沈んだ明るさを遠ざけ日々を過去へとむりやりに押し流す
気持ちの振り子はいつでもさだまらず行ったり来たりの雨模様
他人は自分の心を映すよけいな鏡
割ろうとしてもあまりのつきあいの長さに断念するボクの拳は血にぬれた
慕情よ 慕情
なぜに今日もまた夕暮れ
こんなに悲しいんだろう
こんなに切ないんだろう
ボクもみんなとおなじように生きておなじように人間であるはずなのに
こんなにもこんなにも違いと距離を感じるのはなぜだろうか
ボクにはわからない
ボクにはわからない
ただ暗闇に落ちてく空の向こう沈む夕陽を眺めて背伸びをしてあくびをするだけ
あくびをするだけだ
それ以上はなにもない
ただふつうにめぐり来た今日を迎え入れ去り行く今日を送り出すだけだ
繰り返し繰り返し
それこそ波みたいにルールに囲まれた世界の中をひた歩くだけだ
時に振り返ったり吐き捨てたりしながら
世の中のカンシャクやイラダチを巧みに避けてなるたけみないようにしていたいだけだ。
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ボクは今までここにいてなにをしていた
その過ちに気づくまでしばらく時間を費やした
ボクのみつめてる確かなあしたは
本当にボクが思うようなあしたなのかな
誰もが行きたい場所はきっとボクには向かない場所だろう
それよりも誰一人行かないような場所こそが僕の行くべき場所
最良の居場所
人生という旅をするって事は日常を繰り返すこと
金を稼げるわけでもない
たいしてイイコトない
だけれどみんなそれでも生きている
何かを信じて 何かにすがって
ボクらのあしたはそんなふうに続いてゆく
いつまでもいつまでも変わらずに ずっと
この広い大地と
どこまでも青い空に包まれながら歩いてく
生まれ育った空しか知らなくても
大丈夫
旅に出ればいいだけさ
さあ アシタへ
それがあしたへと行くための唯一の方法さ
ああ ミライヘ
かけ出してゆくよ
ボクらのあしたに向かって
さあ 走れ 振り向かずに進め ボクよ
離れてはまたあらわれる 自由気ままな今日のなかで
包まれたときのあたたかさに思い思いに笑ったり泣いたり
そんな記憶がボクらつよくたくましくしてくれる
心のアルバムひらけば ほらよみがえる
今でこそ輝くセピア色の日々
絶え間なくあしたへとつながってゆく
今日があしたに
あしたが今日に
ボクらは気づく
ボクらがつなげてゆく いつもいつも
日々のパズルに迷っても
ピースはかならず絵になってるから
見比べればいつか答はわかる
心の中で完成図を想像すればわかる
だから夢は叶う 涙でしめらせた日々の先でボクを待っている
あしたは続く
絶え間なく その先へボクを導くように呼んでいる
おーい おーい…
この旅は終わりへ向かうための旅じゃなくまた新しい始まりへ歩き出すための旅とボクはうたう。
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ああ 愛してる とても単調な響きです
ああ だけれど それだけで心からつよくなれる
そのあかしに励まされた僕の顔にほら少しだらしないけど笑顔がひとつ浮かんでる
がんばってねそのかわりがんばりすぎないで
難しいよね
簡単に説明できたらいいのに
まるで美しいメロディーに包まれた歌を歌うように
君にいえたら…
君にいえたら…
君にいえたら…
ああ いいのに
なにがいいのかはわからないけど
ああ いいのに
きっといつか言える
今はそう信じて
繰り返しちがう日々を生きる
ちがう朝に起きて
おなじ日の夜に眠り
また 次の
ちがう朝に起きて
おなじ日の夜に眠る
そんなこと
平行線 繰り返して
いつか恋の平行線を変えてみせる
この僕の力だけで
この僕の力だけで
この僕の力だけで
いつか…いつか
かならず…
僕は自分につよく誓った
握り拳をつくりながら
かすかに唇をかみしめて
明日へとゆくよ
夕暮れにさえ振り向かずに涙すら拭わず
真っ正面なそのままの僕を愛してもらえるように
努力をするよ
ああ 君に本気で熱をあげてるから
せつない音色のハーモニカ吹きながら
僕は新しい僕になっていく
日々あなたへと近づくたびに
心は大人の心へとなっていく
少しずつ
少しずつ 心もからだも大人になっていく
この声が届くように僕は歌う 途切れない歌を
今 君に歌う 誰かがそれを遮ってもありきたりでも ありふれた気持ちさ
伝えたいことは
でも僕は繰り返す
愛してる 愛してる
繰り返す 愛ことば
それだけが言いたくて
それだけを言いたくて
君の答がこわいけど
僕はやっぱりこんな時も真っ正面な僕らしく当たって砕けるよと
君に歌った なんのひねりもない愛の歌
愛の歌。
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冬の日歩道を歩く人と人のからめた指の少しのあいだ
そのあいだがつくるかすかな風の通り道に吹く風が冷たくってたまらずつよくにぎります
手袋をわざと忘れたふたりは出掛けるたび手袋しないで
互いのぬくもりや温度感じるために
地肌と地肌 重ねて 冬の冷たい風の中であたたかいぬくもりを感じるんだ
顔を見合わせながらにっこり笑う
そんな場面
心があったかくなる
だからけんかするたび痛みとさびしさを知るから
けんかした前回よりもずっとその隙間と距離はうまってる
だから心はもっと前よりあたたかくなったはず
孤独な風にたえられなくなったふたりはまた手をつなぐ
だから愛はすごいんだ
素晴らしい 愛 今日も君に会いたいな
目には見えないわずかにあいた心の隙間をうめてしまう
だけれど完全にうめてしまわないよ
自由がきかなくなるから
ちょうどいい隙間と距離でふたりはあたため合う
今日も手と手をつないで
たまには唇 重ねて
愛の美学を惜しみなく感じるよ
それが素敵だと思えたら あいだの美学に教えられることはない
もうすべて学んだから
それさえわかれば修了さ
よく頑張ったね
愛の女神ささやく
君には劣るが
とても可愛い
羽根を生やした
女神が笑えば
愛も笑うのさ
僕はずっとずっと愛するあなたを守ると心に誓う
この先ずっとずっと変わらない もう完璧になった愛だからもう一度学ぶなんて事がないように
失敗は許されない
おもりがついたのさ
ほらそれは大切な大切なお勉強
あいだの美学 たとえばあなたと僕の指をからめたあの夜のような事です
なんてあたたかい日なんだ それに気づけた日はお風呂上がりのようなぽかぽかな心地です
風に感謝 君ともううめる隙間がなくなってもまた愛は離れるから用心して笑ってられる今を愛そう。
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たくさんの夢をみてる みんな
五万とある夢の中にうずもれて苦しそう みんな
なんの夢を追っていけばいい
スタート地点にずっと立ち尽くしていちゃだめなの?
それぞれちがう場所に逃げていく夢たち
僕らは捕まえられるの
走ったって必死になって追いかけたって捕まえられるの
あんなに夢は足が速いのに
僕の一歩があいつらにとっては百歩
僕にとっての一時間があいつらにとっては数分だね
まったく考えられない
夢 夢 夢 ゆめゆめ
取り逃がすことなく
ひびくのは傍観者の声
まったく腹が立つね
夢 夢 夢 ユラユラ
ため息ばかりの夜が過ぎて
朝もため息で出かけてく
今日も夢との追いかけっこの始まりだ
おっくうだけど走るよ
マイペースで
いつか 捕まえられるため
あいつらは疲れ知らずだから焦らずゆこう
大丈夫 隙を見つければ
夢の隙間にジャンプ
今をこえて
さあ その先へ
さあ それより向こうへ
もっと向こうへ
もっと遠くへ
あの向こうで待ってる
愛に会いに行こう
そして君に会いに行こう 愛に会いに
愛に会いに
会いに行こう 今
大漁の夢 抱えて
大量の夢 おみやげに。
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死にたいなあ
なんてね
君なんて嫌いだ
なんてね
嘘ばかりの人生だから
僕が嘘をいっても目立たない
嘘ばかりの毎日だから
本当に嘘ついたときすぐに嘘だとバレル都合の悪い世の中になる
このままじゃ本当の事も信じてもらえない世の中になっちまう
そんな日がやってくる
イヤだね イヤだよ
なんて
云ったりね
なんてね なんてね
おもろい おもろい
だからフフフのフでゆこう。
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どうも
ありがとうございませんでした
どうも
申し訳ございました
僕はとても素直じゃないから
本当の気持ちさらせずに生きてる
僕はいつも素直になれないから
言いたい気持ちもつい隠してしまう
本当はちがうのに
ありがとうございませんでしたはありがとうございました
申し訳ございましたは申し訳ございませんでした
本当はねすべての罪を謝りたい
だけれどなぜかとがってしまう
そんな自分も好きだと思ってしまう
僕はどこまでもひねくれた人間だったね
ふてくされたような顔で今日もタバコぷかぷか
ヤニだらけの歯と歯でタバコをはさみながら吐き出す煙
空気を汚す
環境も汚す
知ってはいるけど
やめられない
おなじことさ
素直になれない
本当とは反対のことをしてしまう心
そのうち心までも黒く染まらないように気をつけながら
少しずつ少しずつ
元の鞘に戻るように人間らしい心
それもまた人間だとか屁理屈云わずに養いたい
だからありがとうございました
そして申し訳ございませんでした
素直になればこんなに心は晴れやか
ああ 素直になって気づくことがある
僕はもう曲がりっぱなしにならない
曲がったら自分でまっすぐに戻れる
それが真の人間と悟りました
悟りました
本気(マジ)で!
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君は僕の心を予告もなくたちまちのうちに
華麗に盗み出してゆく正体もしれぬ怪盗さ
月も眠る丑三つ時
君はまた今夜も眠れる街の屋根を飛び交い
まるでチョウチョのような身軽なそのカラダと人並みはずれた身のこなしで
時価何千億もする宝石や金品を盗んでるのか
張り巡らされたセキュリティーもものともせず
不適な笑顔でターゲットを小脇に抱え夜の闇へと消えてゆく
君は誰なの?
いったい誰なの?
僕にはわからない
君のその秘密知りたい
だけれど僕は君の名前さえわからない
かわいい女の子なのか?
気障な男なのかさえ
変装の名人ともきくから本当の姿などわからない
僕になどとてもわからない
だけど見破れ
シャドウシルエット
スポットあてて
そんな僕は君と敵対する探偵小僧さ
そんな君を好きになっちゃった僕
好きになっちゃいけないのに
この愛の謎はどこまでも深い
君の正体とおなじように
ねぇ ガール…?
僕と一度お話を
仕事ぬきで
ねぇ お頼み申し上げ蹌踉。
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ぼくはなんのため
ここにいて毎日毎日生きてるのかな
たまに親には言えないくらい死にたくなるけど 実際にはぜったい死ねやしない
そのための痛みにさえたえられないから
この気持ちはいったいどこへ流れてゆくの?
この心臓はなんのため動いてるの?
毎日おなじ事繰り返すだけなのに
息がつまるつまらない日々を…
すべてのことに答を求めながら
ひとつさえ未だわかってない
未確認の問題が山積みになって
その重さでつぶれそうさ
死ねるための痛みも苦しみもない終わり方を知りたいよ
なんて縁起でもない事をぼくが言ったとしら悲しむ人はどれくらいいるのかな
雀の涙ほどなら悲しいな 死にたくなるよ
ぼくという存在はなににゆるされてここで死を語る?
この先を生きたくもなくて
その先を知りたくもなくて
生まれたくもなかったと思うぼくを神様はどうして生んだのか
それとも親たちの一存か
神様は荷担してないのか
何もかもが理不尽で
何もかもが理解できない 理解しようともしてない
それでもだいたいはうれしいことがあればそんなこと忘れて笑ってる
そんな自分もわからない
もうすべてが行き詰まり 無の境地
無地の真っ白なノート
サヨナラ…
ぼくのこれからの行き先を なってゆく先を知る人はたぶん居ない
ぼくという存在をゆるした人はだれ?
そしてぼくはなんのため息を吸うのか
こんな人生終わりたいのになぜ今もって懲りず息をしてる?
おしえてほしい…
おしえてほしいのはこっちだと言われても
おしえてほしい…
生まれたから生まれたじゃもう消化しきれない頭をもつ歳だから。