詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
なんだ通り雨か
またしても
驚ろかせやがって
心の中の何かがふるえた
君をなぜか思い出した
突然の事に戸惑い隠せずいつでも迷ってばかりの僕ら
君をちゃんと導けてない 馬鹿な僕
まともなのは君だけで 情けないよな
僕のほうが逆に導かれている
導かれている
へらへら 笑うことしかできない
受け流す会話の先
途切れた吐息の行方
心なしか空が遠い。
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涙流すのは恥ずかしくないんだ
正直な気持ちが形になっただけ
素直な奴の証だよ
誇りをもって受け取ればいいのさ
男も女でも
変に涙を隠したがる人は皆 大体
流しちゃったってまるで失敗したように言うけど
涙は強さの勲章さ
恥ずかしがったり
カッコ悪いなんてないのさ
他人がなんやかんや言っても それはなにも知らない奴のたわごと
聞き流せ
それより涙流せ もっと
馬鹿にされるくらいで上等
気持ちに素直になってなにが悪い
常識や場をわきまえろなんてただのくだらないマニュアルさ
僕からしたらそんなのはゴミ箱にポイだ
他人に惑わされずまわり気にせず素直になれれば あたたかい涙流せるのに
妙に堅い連中ばかりの世界のせいで
日常が悲しい色に見える
強がっても強がってもつぶしにかかるみたいに日々はどんどん僕がくたばるまでやって来る
押しつぶされるくらいすさまじい重さが僕にかかるよ
叫べ! この涙はわけありの涙だと
歌え! この悲しみやせつなさ おまえにわかるか
そう心の中でいうことでしかできない自分にいらだっても仕方ないのはわかってる
結局世の中にしたがわないでは生きられない
そのほうが涙流して恥ずかしがるより恥ずかしいぜ
そもそももっと世の中が荒んでなかったらもう少しこの涙も人前で流せるのに
どうして素直な気持ち表に出したいだけで怒られるの?
不思議だ
日常がまるで嘘みたいだ 夢の中へ逃げ込んでもまたひきずり戻されて
苦しいなあ
涙隠して笑顔隠さず 不満隠せずゆえに隠れる感情
そんな日々を生きている自分が自分に同情して自分を慰めても
ああ 気持ちはますますブルーになるだけで涙がまた溢れちまうね
わけあり涙 隠さず流したい
いつか 隠さず流したい
そんな日を期待せず待っていてもいいですか? 無駄でも無意味でも。
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神様がくれた日だから
今日はバラ色
大好きな人に出逢えたから
心はきれいな虹色
すべては僕がいて
そして君がいる
はじめて条件がそろったから動き出した世界だ
その中に君は奇跡を抱いて 光ってる いつも
虹色の日より
バラ色の日より
君はそれらを引き立てる役目にして
ひとりずば抜けた美しさを身につけてる
心も 身体も 美しい
そうみんなも同じであれと願うも汚い美しさに惹かれる人も数多い状勢。
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よそ見をしてたあいだの不意打ち
ふと泣きたくなる
それでも頑張る僕よ えらいねステキね
誰も言ってくれないから自分でいうのさ
簡単だとみんなが口をそろえて言うことも僕には簡単じゃなくてまた泣きたくなる
いつも気持ちに正直に顔は反応する
せつなさに焦がれたならうつむいて悲しい顔
嬉しいことがあったならやっぱり笑顔
気持ちに逆らう顔をするならばそれは嘘
浮かべてる顔色とは正反対の気持ちって事でしょ
君はえらいね
君はすごいね
悲しく響くよ
僕の耳のすぐ近くにある口から出た言葉が聞こえて
淋しくなった
むなしくなった
人が死んだらそこにはなにが残るんだろう
考えたら悲しくなる
考えたくなくなるよ
とっても僕にはつらすぎる
残すものもない僕だから
布団と少しの荷物しかない部屋 要らないものばかりだ
僕が出てったら何も生活してた痕跡さえ残らない
すべて嘘になってしまう
だから僕は死なない
だから僕は生きてく
それだけのために僕は生きている。
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空に月が輝く夜
今日は満月だよ
誰かと手をつないで帰りたい帰り道 ひとり前後にブラブラさびしく揺れる両腕
あなたをふと思い出してふいに悲しくなって
切なさに負けたんだ
あなたはいつも常識を平気な顔で笑い飛ばすおかしな人ね
とてもステキなジェントルマンね
鋭利なナイフのように僕の言葉は君との信頼をたまに切り裂いてしまう
けれどまたつなぎ合わせる その繰り返し
だからツギハギだらけ不要な強がる気持ちを寄せ集めた心
君に届くか
空にめがけて本気の気持ち叫びます
どやされるだけで
あげくしょんぼり落ち込んで 逆効果
君はいつまでも遠くの存在のままで
時間ばかりが無惨に言えない僕を残したまま過ぎ去ってゆく
今日も君と肩を並べて帰ってわかれただけで終わってしまった
好きと言えず
のみこんでは舌打ち
チッチチッチ…
君を世界一愛してるのに
その自身はいつも勢いだけで勢いは最初だけの空前の灯火
ああ 無情! しまいには好きな気持ち憎たらしくなるな
ああ 意気地なしのブルース 歌いたくなる
涙を流す自分に酔いしれて
悲しみにひたりたい
忘れたいよ なにもかもを
ブルース歌いながら。
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君がもしも悲しいことに泣くときは
僕がすぐ側にいて慰めたいよ
どうしようもないときは待っていて
僕も君と同じで切ないから すぐ行くから
心をつたった痛みが気持ちを優しくする
あなたに伝えた言葉が涙となりあふれる
ふたり ずっと愛し愛されながら
つづいていく日々に毎度ありと陽気に話しかけて
あるだけの喜びに笑おう
なんか得した気分で
いつも
そしたらお日様は昇るだろう
ふたりの明日を照らすように
小さな希望光にして揺らしながら
今 僕ら眺めてる
今 僕ら見つめ合ってる
大丈夫
この愛は壊れないよ
だって
こんなにも心がはずんでる
君と居るだけで
僕には最高に幸せなときなんだ
だから涙だって嬉しいからあふれちまう
男のくせにじゃなく男だからこそ泣いちまう
だって君が一番好きな女の子だから
心がはずむのもそのせいだよ
君が僕を本気にした
君が僕を惚れさせた
責任とってよ
こんな気持ちの預かり手になってよ
君が僕に魔法かけた
君は僕の初恋盗った
さりげなくて素っ気ない仏頂面の怪盗さ
名前もまだ知らない
初対面の人
可愛らしいあなたに未来の幸せみた気がしたから
好きなんだ
どうしても捨てらんないんだ この思いだけは
この思いだけは。
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僕ら 生きているから生きている
なんの意味もありはしないけど
僕ら 生きたいから生きてるんだ
なんの理想も持っていなくても
明日を信じていつか見る未来を待って
何故かは知らないけど
なんだかは知らないものに期待を寄せながら
今をただ 今をただ
生きていればこの道の先でいいことある気がして 気がして
だから生きているから生きている
だから生きたいから生きてるんだ
それだけさ
理由なんて聞かれても
そうとしか言えません
だけどそれでいいと思う
だってそれがホントのところだから
疑いようもないね
疑われる筋合いもないね
もしも当てが外れてつまらなかったら笑ってすましてくれ
僕にはふれないでくれ
もっと理知的で具体的な答を求めてるなら
政治家やらに聞いてくれ
一般人はただ単純にしか答えられないからね
それ以上を期待するなかれ
ひたすら繰り返す
あなたが怒ろうとも
聞くあなたが悪いと鼻で笑うだけ
生きているから生きているんだと
それ以外ないんだと
何度も何度もあなたが絶えず聞く限り
僕は何度だって同じ答を言い続ける
決して謙遜やカッコをつけるために変えることなく
ただ単純に生きていたいから生きているというのさ
それが僕の人生すべての答だから
笑うなら笑え
僕はそんな本気の答を笑うあなたを心の中で笑う
悲しいくらいおろかな人よ
答を求めずとも人にたずねなくてもあなたはあなたで生きる意味を見いだせよ
それが時間を経て答になるんだから
時間をつれて微笑める今となるんだから
笑いたいなら笑え
それを知ろうともしないおろか者たちよ
たった一つの答を追求するより答ばかりを求めつづけてもわからないものもあると知れ
それが今なすべき事だよ きっと。
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恋をして心が壊れそうなほどの気持ち
恋をした心が痛むのはあなたが好きであるあかしだよ
それなのに伝えられないから
痛みがおさまらないのはそのせいさ
人は生きていれば
恋くらいするさ
だってこの世界には男と女しかいないもの
僕が君を好きになったように
君が僕を好きになったように
始まり方に違いがあるだけ
それ以外 なにも変わりはない
どんな恋でも
どんな人がする恋でも
好きじゃなくちゃ
好きな気持ちがなくちゃ始まらない
恋とは呼べないさ
ただの友情心
お友達の輪だよ
悲しみと喜びのオークション 笑顔と涙が出品物
やさしさ求める心が泣いてる
ただ恋しただけなのに
君が好きってわかっちゃったから
もう後にはひけない
この恋はもう始まってる
ただ今僕は恋愛中
立て看板 心にひとつ立てておくとしましょう
君を一番に愛してるそのあかしに
君だけを好きだというあかしをひとつ
言葉なんか要らない
要るのは変わらない思いをずっと持ち続ける強さと誇り
恋にはそれが大事さ
恋をするにはそれがなくちゃ成立しません
つきあい程度じゃ悲しいからね
唄わせて 本気で
僕は君を好きになって良かった
あとでそう思えるような日々を歩いていきたいんだ
いつの日かさよならの日をむかえても
好きな気持ちが変わらないように
何度も何度も自分自身に言い聞かせている
過ちに走るなと
それが君を愛すうえで決めていた覚悟です
君への気持ちが消えるときは僕が死ぬときだけ
だから永遠につづく
この愛はつづいてく
出逢った日のはじめの気持ち
いつも胸の中にあたためながら 歳をとることに負けないように老いていくからだ無視をして
僕はずっと変わらず若いつもりで君を愛し続けて幸せを手にしたまま死ねるなら本望 寧ろ願ってる。
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君はなんのため誰のため生きているの
きっとそう聞かれたらすぐには答えられないね
だからその答を知るために僕らは生きてるんだね
生きてるんだね。
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ドミノ倒しのように終わりゆく日々がつぎつぎに倒れていく
サヨナラ ダーリン
どこまででも 終わりのない連鎖
サヨナラ ハニー
いつまででも 絡まる痰がうっとうしい
ほろ苦いコーヒー
レモンみたいな酸味
ずっとたたずんでた
思い出の味 舌で感じながら
夢の中のバス停でバスを待つ 僕はひとり
口笛 吹きながら
霧に紛れて
存在を隠す
あなたが気づくまで
隠れん坊は終わらない
君はずっと鬼のまま
僕を探し続けて
僕はそれまで隠れ続ける 隠れ続ける
たとえばなしの世界の中で僕という存在の銃声は響くか
望むところだ
ドミノはなおも倒れ続ける
新しい闇に突き動かされながら
人はその手のひらのうえで踊る
操ってるかのように思いこませながら
また世界はさり気なくよごれていく
心ない人たちの手によってよごされていく
ドミノはなおも倒れ続けて
終わりなく罪滅ぼしの旅は続く
十字架を背負いながら
生き続けさせられながら
生き地獄の世界は燃えさかる炎でやがて灰となる
そのごはなにもない
真っ白な世界
そのごはなにも残らない
平面的な世界
これが君が望んだ世界
お望みの世界。