ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 新着順表示

甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[2790] 頭の中に言葉を並べて
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


頭の中に言葉をいくつか並べて
あなたへと贈るこの愛が真実だと証明するための言葉
そのためにこの中から選ぶんだ

そうさ いつもいつでも僕は君のためになにができるか
君がなにをしたら喜んでくれるかを考えてるよ

この馬鹿でかい声を君だけに届けたい
それだけじゃさびしいからこのせっかくの気持ちを歌にでもしようかな

そ・し・て

ヤシの木揺れる熱帯の国 それは日本からは見えない
色とりどりの珊瑚とお魚たちのパラダイス
魚介類を食べることが可哀想になるくらい魚たちの命が尊く感じられる場所

そんなデタラメな言葉を見たまま並べても馬鹿みたいだろ

だ・か・ら

むずかしいのさ
むずかしいのさ。

2008/08/23 (Sat)

[2789] 走れ!歴史人!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


歴史上に言葉というものが生まれた瞬間から
人はきっとそれを使って通達する手段を考えた
言葉というものがたとえ無くたって人はもっと別のもので会話してたのかな

すべての出来事には発端というものが必ずあって
説明できないものなんてないんだよ
そう信じていたいだけ
苛立つ感情がはじけて胸の奥に飛び散る

いま 言葉を僕らが使っているのはきっと最初から僕が詩人であるように
有名じゃなくても
それで金を稼げずにいても趣味の範囲でとどまらせてても
誰にも認められなくてもこれが僕の言葉
これが僕の作った詩だ
正しいんだよ
それでいいのさ

人はどうしても認められないとき ふさぎがちになってしまうが大丈夫
僕だけは味方
一番の理解者

さあ いざ行け
目標が見えなくとも
さあ 雨を裂き
空を僕色に染めてくれ

いまこそまさにその時

歴史上に僕という人間の存在を刻み込め!
ああ 身勝手なほどに
厚かましいくらいにこの存在を歌うんだ
そうだ 僕のこの声で

世界に鳴り響け!
無音のメロディー
唯一無二の
無色のオンガク
詩という名の歌

歌にするために作った言葉じゃなく
詩として終わる素敵な詩という名の歌
ルララルラ 風を巻き起こしていけ

不安・理不尽・悲しい涙・押しのけて
光へ 光へ ただ一方向に向かって
この暗い暗い洞窟を抜け出していけ

そこにすべりこめば
きっと僕は本当の意味での人の幸せを見るさ
そこへ行きさえすりゃ

僕は歴史人の仲間入り。

2008/08/23 (Sat)

[2788] 宇宙、雨
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


バラバラに砕け散ってあたりに飛散した愛のカケラ
ひとつずつ両手でかき集める 汚れた手でさわったものだからカケラの角で指を切る
細い指先に一本の赤い線
そこから血がにじみ出す

長雨が降り続く
空の彼方から
雨の終わりを見たくても決して見えない
飛行機で体ごと舞い上がっても人間のゆける距離は決まってるから

スペースシャトルで宇宙から降る雨を見に行こう
雨は空にしか降らないのか だったら地球は水浸しだ

宇宙雨 それは闇に降る雨
宇宙雨 それは目に見えない雨
宇宙雨 それは温度のない雨

それが 宇宙雨さ。

2008/08/23 (Sat)

[2787] 通算20回目のバースデイ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

誰かにはなんの変哲もないいつもと変わらない流れで進む日だとしても
ほかの誰かには特別なデイ
もしかしたならその日は祝うべきバースデイ

数えて20回目のバースデイ 僕はやっとという気持ちともうって気持ちで迎えたその日の朝を

きっと僕にとって今日が過ぎてしまえばそれは順番で僕にもなんの変哲もない日に変わる
そしてほかの誰かには特別な日がめぐる

そうやって繰り返すんだな 人はいろんな今日の中で泣いたり笑ったり 勇気のストロボ焚いて否が応でもがんばらなくちゃと自分を戒めて
心の映写機が映し出す映画 まん丸い瞳のスクリーンに
いつかスイッチを切るように消えてしまうから
少しでも誰かに祝ってほしいんだよ
この日ばかりは
生まれた日だけは
僕にとって特別

もう会うことできないな
言葉さえ交わせない
母のあの嘘みたいな笑顔

あなたが空に旅立った日からいくつこの日がきただろう
この日は皮肉にもあなたが死んだ日で
祝いたいのに祝えないよ
祝福してもらえないよ
特別でおめでたいのに ねぇすごく悲しい日だから
複雑な日さ
複雑な日に変わってしまった

あんなにあなたはこの日を毎年喜んでくれたのに
祝わないのも悪い気がするけど祝えないよ
あなたが亡くなってしまった日だもの
あなたが亡くなってしまった日になど

もう未練など断ち切ったはずなのに
あなたは祝うこと許してくれるはずなのに
いまだどうしてなんだろう 本気で喜べない

あなたがこの日に旅立ったから
本来は祝うべきはずの

悲しみと喜びが交差する日
でもやっぱり悲しみがつのり喜びを遠ざけるように押しのけて
通算20回目のバースデイもなにを祝うこともなく
僕はいつもとなにも変わらない日のように過ごし終える
僕の誕生日はあの日あなたが死んだ瞬間で永久の闇に消えた。

2008/08/23 (Sat)

[2786] 想い出は夕空の色
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


閉じてたまぶたをゆっくりひらいてそこに見えた現実に笑ったり泣いてみたり
喜劇みたいな日や悲劇みたいな散々な日を繰り返して
泣きわめきながらもひたすらまた笑えることを願って
それを原動力に強く生きれてる
なんとか なんとか

やっと雨もやんで
虹が川に架かって
向こう岸とこちら側をつなぐ
僕は虹の橋を渡って向こう岸へとゆく
虹はもろいからゆっくり慎重に渡る

ああ 悲しみと切なさのにわか雨がやんでかすか濡れた心に陽射しがさす日を僕はずっと待ってた

雨に濡れながら
いつかいつかと
今日がくるのを
待っていたんだ
待っていたんだ
心濡らしながら
待っていたんだ
待っていたんだ

暗闇にのまれた
闇濃い世界で
アスファルトに
阻まれた世界で

僕はひとり空を見上げてふと手を広げ目をつむりなぜか息を吸う

もう一度目を開けた瞬間にはきっとそれは別の僕だからどうかこのままもう生まれ変わらずに生まれたときの僕に戻りたい

さよならとはじめましてを繰り返して
だんだん僕が日ごと別人になりそうで

とてもこわいんだ
とても恐ろしいよ

この未だ理解不能なことが多く残る世界を生きていくことが

とても難しくてとても不安だよ
僕に出来るか乗り越えられるか
目の前にまた増えた高い壁を砕けるか

今 自分自身とちょっと相談してた
いろんなことで頭をごっちゃにしながらも考えてた
あと一歩で狂ってしまう危ういとこまできてるんだ

僕は僕はそれでも
人間でいたいから
この世界がなんだかんだ好きだから
明日を受け入れて
未来を迎えたいの
また時が過ぎ今日を思い出すときは

きっと 今より

僕は輝いてられてるかな
その時空中に流れるさびしげなバラード
想い出は空に 記憶の消息が絶った場所にあるはず。

2008/08/23 (Sat)

[2785] センキューグッバイ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


わずか1oの誤差よりも僕は1oどころじゃなく何メートルもの距離をあけた君のその不均等さを信じたい
わずかコンマ何秒の間にもなにかが変わっている世界でほらまた角砂糖が口の中で溶けてなくなるように嘘みたいに消えました
当たり前だと思っていたことが実はちゃっかり奇跡だったりするんだ
だから僕らはそんな事に時に気づけたり時には気づかずに通り過ぎる事もある

たとえようもない世界のいろいろなことを
全て歌にしてしまえば簡単に解決するのになあ
なぜだかそういうわけにはいきません

心もふるえるほどのこの愛をもしたとえたとしたなら
きっとキリがないほどにイメージはふえていくんだぜ

僕の足りない頭の中で愛は偉大に輝いて思いもよらない救いをくださる

僕からしたら姿も見せないあやふやな存在の神様なんかより目に見えて言葉も交わせるあなたを信仰したい
あなたが神様ならもっとこの世界は輝くんだろうな
ひとつして争う国のない平和でほのぼのとした世界になっただろうな

たとえば今の世界で争い事のない世界を想像すればわかるはず
誰も争いは望まないから争いのない世界でもきっと誰も困らない
それより人は万歳をして喜び合っただろう

でも君は神様なんかじゃなくて
ただの僕の彼女
平凡なイチ女性
でもそれでよかった


だって神様だったらこうやって毎回会えないもんね

この幸せが日常じゃなくなるなんて想像出来ないよ
想像の域を超えられない だからもうその話はおしまい

くだらないねたとえ話だなんて
馬鹿らしいね愛をたとえるなんて
僕らしくなかったね

ゴメンね 感謝と謝罪をかさねておくるよ
センキューグッバイ
ゴメンね こんな僕をゆるしてはくれるな
またそのやさしさに甘えてしまうから

罪が罪じゃなくなるような気がしたからどうか重い罰を。

2008/08/22 (Fri)

[2784] 百鬼夜行
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夢から覚めるように
目を開けたらそこはどこなんだろう
白い光に包み込まれ
終わりの時間が過ぎたのにまだ息してる

壁に向かって投げたボールが跳ね返って
こちら側に戻ってくるように
全ての出来事は日常の左右するまま進む

願いばかり空に祈り
願ういはするも決して叶いはしないから空は僕の願いで埋めつくされ月は隠れて星さえも見えない
神の手で野放しにされた凶悪な感情が日との中に入り込んで
今日の憎しみを生む
人は闇に染まる

悪夢から目覚めたくて
正夢になってはほしくはなくて
必死に夢の中から這い出して逃げてる
その後ろから追いかけられて
もうすぐで追いつかれそうなんだよ

少しずつ空に記憶が流れていってやがて全て忘れてしまう
遠ざかってく思い出が僕の中でこれ以上薄まらぬように

ただまた願うだけ

繰り返し 繰り返し
さびしい光の中
おり返し おり返し
何度もおとずれる夜

僕らはその中で約束しあったんだ
いまさら痛みだした胸の傷が ひらいたらしい

また記憶がよみがえる
それはいつかと同じ夜に
記憶に直接入り込んで
痛みと目眩を併発させ
襲う長い夜 どこまでも続く霧深いただひとつの夜

されどいつもとなにも変わらない夜

今宵、百鬼夜行
窓の外には目も覆うほどまぶしい満月
満潮と引き潮の幻
今宵、百鬼夜行。

2008/08/21 (Thu)

[2783] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕の瞳の中に現実が今日も変わらぬ営みを映し出してる
雨の日はなんだか悲しげに世界を少しだけ
いつもよりも蒼く映してる

晴れの日には雨の日とは違ってとても晴れやかな気持ちさ
空とおなじ気持ちになって心は浮き雲の気分だよ

ああ いま僕に課せられた使命はとても難しくって出来るかわからないんだ
終わりの日 眠りにつくまでに

他人はやっぱりただの他人で他人らしい人事のような口振りで冷たい言葉で穴だらけになるくらいプスプス突き刺すだけ

ああ 冷たい雨をしのぐ傘はあるのにな
そんな言葉をしのぐ傘はあいにくどこにも売ってなくて
いつも傷ついてしまう
鋭い言葉を直に、ストレートに浴びるから

僕はいつもいつも穴ぼこだらけさ
アーチェリーの的みたいにただ狙われる存在になりたくているわけじゃないのに
なぜか思いのほか敵だらけの世の中

生きづらくって生きづらくって仕方ない
生暖かいため息とポツリつぶやく弱音が心に響いて
自分自身のことだから妙に感動して

理解しすぎてうぬぼれるよ
自分を守るために防御策を考える日々
涙とため息の繰り返しで今日も過ぎてく

その都度言い訳と下手な嘘で自分とだましあいっいこしながら
一時期だけのにぎわいを求めて自分をやたら励ます事や安易に許す事でその場の空気を少しでもまるいものにしようと自分との傷の舐めあいをする
水面に浮かんだ安物の浮きが瞬間だけ沈むように世間を騒がす一番星に憧れる

土砂降りの雨の中で浮かべたつくり笑いはなによりも自分を孤独にした

つかの間に目覚めた僕は虚空の中でゴミみたいな幻を光と見間違えてた

悲しい悲しい生活の波 ゆらゆら 揺れて
時折荒れ狂う波にのみこまれながら冷たい地べたをはいずり回る

風に飛ばされた昨日の行方捜すこともなくただ前へどこまでも道は伸びて。

2008/08/20 (Wed)

[2782] 日常というリアル
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

自由に夢描ける若さをなくした時よ
僕の手のひらのうえでなんでも作れた
今思ってみれば今と比べてしまえば
ずい分あのころは自由だったんだなとうなずいてため息をついた

もうだめなんだ…
そんな弱気なことをいうようになったのはいつからだ
いつからそんなに弱くなったんだろう
夢をみることさえばからしいとリアルな世界だけを見つめてる僕はきっと愚か者

夢よ もう一度 僕に羽ばたける翼を
僕に もう一度 大切な愛を守れる腕を

この心じゃ こんな気持ちじゃなにも守れない
誰からも認めてもらえない だから夢の帰りを待つ

何度も 幾年も 歳をとりつつ 繰り返し通り過ぎめぐる季節を僕は横目で追いかけながらうつむき加減のその頬には隠れた涙が光る

キラキラ 落ちる

ドリームアゲイン
夢よ もう一度
アゲインアゲイン
雨降りの街で願う
何年か経って終わりゆく日になろうとも僕はいつか苦心の末やっとおぼえた踊り方を忘れない 忘れない

今日の日の悲しみを
昨日の日の喜びを

いつかのときめきを
生まれた日の輝き
全ての事への感謝を

抱きしめて眠る
それが私のつとめ

夢はなくしても
夢みることはやめないで
またみれるだろ
見方を忘れただけだって

いってください 君の口から
嘘でもいい
どうか涙に変えないで笑顔のまま
夢のない真っ黒になったキャンバスに真っ黒い光を描いたって悲しいけど

どこにも描きようのない今なりの幸せのデッサン 希望の白と絶望の黒で塗り分けて 明日の僕をまたなにもないキャンバスの中に走り書きで描いてよね

絵のうまい君なら
きっと素敵に描けるはずさ
君の思う僕の姿を
きっと素敵に描いてくれる

そう信じて今日は眠る 描き途中のキャンバスの中で繰り返す寝て起きる日常というリアル。

2008/08/20 (Wed)

[2781] 声を聞かせて〜愛の定理
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今 君の声を僕に聞かせて
今 いちばん君の声が聞きたいから
いつでもそんな単純な僕だけど
君ならば笑ってそんな事っていうかな

もうお互いの次の言葉 だいたい把握できてしまう僕らは
新しいなにかを求めて 次のステップに歩きだしていたんだ

最前線 今ある未来を超えてさらなる未来がその先で待つ
でもひとりの人が見れる未来は限られてる いつからいつまでという具合に

だから 君の声が聞けるうちに 聞こえるうちに
僕のこの声を君に届けたい 何も聞こえず聞かせられなくなるまえに

精いっぱい
目いっぱい
愛を声にしたい
愛を届けたいんだ

今…今…今 いつの今
焦れば焦るほどに遠ざかる道
明日…明日…明日
もう先延ばしにするのだけはやめて
今を生きていこう
瞬間を生きてる僕らにはもういつかなんて言葉はいえないと気づいたんだよ
永遠に続く時間ならばかなったことでさえ

期限つきの命を持つ僕らには無縁らしいんだ

だから 声を聞かせて
響かせて 命つきるまで何度もばかみたいにいうんだよ
おかしいんじゃないんだ
真剣だよ 狂ってるのはきっとそれをものともしない奴らのほうさ

命 投げ出すまえに考えることがあるだろ

こんなに 生きてりゃいいことあるんだぜ
死んじまったらできない 苦しみ超えた先の楽園
生き続けた人しかゆけない場所があるんだ

それがほんとうのユートピア
それこそがただひとつの楽園

いつまでも消えない
どこまでも響いてく
声を聞かせて 僕に

少しずつ消えるように
小さくなるその声を
完全に途切れるまで
少したりとも聞き逃さないから

耳をすます 君が声を放つほうに
意識を集める
いつまでもひとりの人を思い続ける だからこそ出てくる歪み

それが人を愛するという定理さ。

2008/08/19 (Tue)
4221件中 (1621-1630) [ << 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 >> ... 423
- 詩人の部屋 -