詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
平凡な人で良かった
そんな些細な事でも僕ならうれしく思える
ただ今日をあたりまえに生きられるだけ
それだけでなんかどこか得してる気分だよ
だって誰かには今日が人生の終わりかもしれないから
だから小さな事で悩んでる自分の迷いなんて
それに比べたらとても幸せなことだね
それに苦しんだり笑ったりしている時間でも
満足に感じられない人がいる
そう思えば失敗ばかりしてしかられてる今でも幸せだと思えてくる
あたりまえ過ぎて
忘れていたり見失ってる何か大切な事にもし気づけたら
きっとこの世界ももう少し争いのない平和な明るい未来になるのにな
ただ平和を願うそんな人が世界にたくさんあふれたら
もう平和を願うなんて事もしなくていい
平和な事があたりまえな世界がおとずれる
僕は小さく祈るんだ
超えられぬ大きな高い壁を見上げるように小難しい顔をしてる政治家たちに僕らの未来を照らしてくださいと望むたび少しずつ世界は何かが動いているんだけどほかの何かがなんかそのままな気がする
古いままがいいのか新しくしたいのか
不明確な世界の中
決められたルールという囲いの中
信じるものはなんだ
正しさのあり方さえなんだか頼りになれなくて
いつもテレビをつけるたび 悲しくなる
誰でも良かったなんてそんなわがまま通じるわけないのに
尊い命がまた奪われていく 誰かの愚かな考えひとつで
もっとあたりまえな事が大切にされる世界ならば良かった
どうか刃はしまって自分を見つめて
獣のような考えはやめて人としての自分を取り戻すんだ
何度テレビに向かって思ったか
こうしてるあいだにもそれに気づけない人たちが過ちをおかそうとしてる
その隠れた事実に本人が気づけない限り血は流れ悲しい報道はつきない
悪いのは誰でもなく実行する本人の気持ち如何
自分との戦いに人を巻き込むなかれ。
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やさしさで包み込んであげよう
その悲しみをいやしてあげよう
いつでも涙をため込んでいる君
僕ができる限りの力をすべて君のためにつかいたいんだ
無駄に自分のためにつかうよりも人のためにつかいたい
今 欲望がまるで風船みたいにふくらんでゆくよ
もう後戻り出来ないんだ ほら不思議に世界が鮮やかに染まってく 風の中 立ち止まる ふいの夢
目覚めた僕をのぞいてる君が笑う
それだけで 僕は
なにもいえない
なにも不満ない
それだけで僕はしあわせくんになるさ。
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歌をうたいましょう
大きな声でときには小さな声で
歌をうたいましょう
歌をうたうということは自分自身をもう一度見つめ直せる機会です
その作業です
自分とうたおう
他人とうたうのが慣れていなかったり恥ずかしかったりするなら
迷わずそうしましょう
誰に疎まれたって
今をうたいたい
その想いだけは誰にとっても同じはずだよ
きっと
だから 歌うたえ
今をうたえ
今うたう歌がやがていつの日か輝きに変わるさ
うたってきたすべてが集まってひとつの光になるさ
それこそが成果という形だろう
ときにはうたっても叶わない夢もあるさ
届かない場所もあるけど今は言い訳よりもまず行動あるのみだ
ああ、暴れまくれ!
この人生を盛り上げていこう
僕の歌で
僕の世界に歌声を響かせましょう
きれいな歌
すてきな歌
大好きな君の心にも届いて 何か迷いや悩みから吹っ切れさせられたならいいなと想いながらうたう今はきっとなにより大切な時だね
だから歌がうたえる時間があるうちに
無駄な時間などないようにあいた時間はすべて歌をうたう
ときには人のために世のためにそして
もちろん自分の為にも歌をうたってく
どこまでも どこまでも未完の歌を
いつまでも いつまでも無色の僕で
うだうだうたう
とても不器っちょな歌を僕はうたう
誰にもかまわないで
ただ信念だけ胸に
これからを彩るように
僕は歌を作るんだ
歌をうたうために
くり返すループの中
答なんて見えなくても
終わりなんてこなくても
僕はくり返すだろう
歌をうたうために
いつか強制的に終わるのになぜ生まれたんだかもわからないけどただうたうことだけはやめたくはないんだ
それもなぜだかわからないけど僕はその想いにしたがいうたうだけ。
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愛してるったら愛してる
それ以外何もないのさ
君を好きな理由なんて
きっと探してもちっぽけだ
僕が生きてここにいるのと同じ様に
苦しんであがいてもがいて擦り切れた膝抱えて
眠る夜は星の数をかぞえながら宛のないさびしさだけが揺らぐ
行く先も頼る人もない旅は続く
理不尽なまでに
こみ上げてくるいくつもの不安
そのたびに雨が降っていた
悲しみの涙という雨が降っていた
ノーペアの僕がいた
生まれた瞬間から
生まれた意味も分からず 知らされず
ノーペア
僕は
ノーペア
たったひとりで
愛を紡ぎ 日々の糸車は回り出してく
たったひとりの
日々は続く 嘘だらけの人生は跡形もなく消え去るまで
僕を乗せてゆくらしい
いくつもの夢をみせ
今 すべてが僕に繋がる答となる
やがて僕は生まれた意味を知るさ
それがたとえ嘘でも僕は信じてる
嘘でも本当だと信じれば本当になると
時間が経てば何かが変わる
そう信じてみる事にするまで
僕はノーペアのままさ。
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春に夏を想い
夏に秋を想う
そして僕はきっと
すぎた季節をしのびながら次の季節を待つ
冬がきたなら僕は飛び立つだろう
翼なんかないけど見えない翼 背中に生えた想像を浮かばせ想像の中で飛び立つ
巣立ちみたいなせつなさに胸揺らぐはじまりとさよならが同時に突きつけられた気分さ
いくつもの旅をした
いくつもの夢をみた
その中で その中で
ひとつでも死ぬ気で
挑んだものはないよ
思い返してみりゃすべてが思いつきで終わってたね
今さらなぜだか心がきゅんと痛むんです
今 見えない翼であるはずもない想像の空へと飛んで探しにゆくんだ 生きる意味
憂うつな日々をぬぐい去り残り少ない時間を輝くすべを求める旅につかおう
闇がひらけたなら
霧が晴れたなら
僕は旅に出よう
本当の空を探しに
僕は踏み出してく
未知なる 路へと
静かなる メロディにつつまれて
奇なる運命を握る
宿命が僕をただ呼んでる
いつでもその先に導くように
ゴールはまだ見えないんだ
声がやまないから。
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君に恋をした
あれは春のことだった
あたたかな気持ちで目覚めるような心地よさ
身体を突き抜けてく風が僕をなでた
あの日君に伝えた気持ちはあたたかな春を感じさせる
綺麗な雪の結晶みたいな肉眼じゃわからない幸せを君はくれた
何もいわないでそっと渡したけど
それできっと正しかったと今ならいえるから
今じゃないと今じゃないとだめなことなんだ
だから聞いてちょっと聞いて 僕の話を
言葉や文字じゃ軽すぎるからちゃんと面と向かって話したいから
話の場を作れないか
電話越しささやく夜
愛してるは向かい合って
愛してるは向かい合って
大切なことはいつでも面と向かいいうべきだ
携帯のメールやいろんな手段がある時代に生まれてきた人はとても在る意味便利だけどかわいそうだ
そんなものに頼りきって向かい合って話す機会がなくなるんだ
嘘じゃないよ
でも僕らは染まらないから
たとえどれだけ時代が変わっていっても
変わるにつれ便利になってっても
いつの時も僕らは愛してるだってアナログに携帯で話すんじゃなくメールでもなく
同じ部屋
かすかなため息や独り言も聞こえてしまう距離で目を見て話すよ
愛してる 愛してる
繰り返す愛の言葉
愛はいつまでもずっと古いままさ
2011年がきてテレビがデジタルになっても
目に映る世界や心を通して映し出される答に変容なんてくることはないんだ
愛はアナログのまま続いてく 続いてく
君の愛はいまどき古いとからかわれてももはや右から左さ
愛はデジタル化なんかには影響されやしない
ずっと昔から…
ロングアゴー
ロングアゴー
昔々の時代でも
今と何も
変わらないよ
だから僕は今日も君と隠し事なんかしないで
すべて偽りのない言葉で打ち明けるのさ
夜明けの訪れのような雲り一つない心が鮮やかに染まる。
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たとえばもしも僕が君の立場なら逃げているような事態でも君はおそれずに立ち向かうと誇りを胸にいった
それが無理ならばせめて何もいわず穏便におさめてください
それが出来るのはあなただけ
そんなふうなひどく曖昧な励ましをくれた君の胸の中
今ならわかるような気がしてる
目に見えている現実だけがあなたの生きる道じゃないさ
ほら目を閉じてみれば不思議に見えるはず
これからのあなただけの妄想に近い未来の設計図を僕にも見せて
近いような遠いようなまなざしを空に投げた朝
苦しいとわかってて
それでも走り出した人はえらい
きっと僕の何百倍も
その人は僕なんかとは大違い
比べられもしないくらいえらいさ
君のことだよ
心なしか寒い夜
今笑った君のこと
ひどく蒸し暑い朝
パンツ一枚で
のんきに昼寝してる
僕はまだ遊び盛り
僕はまだ大人じゃない
まだまだ いってる間に大人になっちまうけど
大丈夫
大丈夫
僕には君がいるから。
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ああ いつでもそばにいて欲しいのは
君だけさ 君だけさ
どんな言葉もその願いの前では小さくなってしまう
僕にはね 僕にはね
君だけなのに何故か真実のそばには嘘がつきまといせっかくの想いも疑われてしまう いつも
風にあおられたイメージの中の僕は内側から僕を心細げに見ながら空を見て涙する 内側の僕の涙が外側の僕の瞳からも流れる
幸福になれるすべを探していたけどそれはただ単に漠然としたイメージしか持たずに 走り出してしまった
それは過ちの形
象るように
押し込めるように
ずいぶん無理矢理な日々を生きてきたんだな
振り返れば遠く夕暮れ 揺れる花 広がる雲
こんな景色 久しぶりだ いつから見なくなったんだろ
思い出せないのは自分にとってどうでもいいからか
退屈な毎日を明るくする灯りをくれた君
たとえ誰かにばかにされようが陰口たたかれようが
必死に 死に物狂いで
追いかけて
離さずつかまえていた 君が今 輝いて目を開けた瞬間
君は光になって消え去った過去といくつもの捨て去ってきた言葉が僕の中に吸い込まれていくよ
心なしかあたたかい
人の体温に似たあたたかさに包まれて
すんごいあたたかい
僕は今 たぶん
幸せの中
同じ光を見てる
一番 世界中で
好きな人と ふたりで
せつなさも苦しさも受け入れて
吹き抜ける空っ風にふっと抱かれてみる
愛し合えていたあの時の君が嫉妬するくらい情熱的な夜
僕はそっとひとり
終わった恋の忘れ方を考えながら
やがてさよならで締めくくる
あふれた涙でしめったハンカチが乾く間も与えずぬらし続ける夜
たった一夜の幻。
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ただ単純に人を好きという当たり前な気持ち
抱きしめていたい
ぎゅっと いつまでも
なんて不思議なんだろ
僕がまさか他人に好意を持つなんて
自分でも驚きだよ
君が驚く以上に
その何十倍も
僕は驚いているよ
恋や愛などばかばかしい馴れ合いだと
いっていた昨日の自分がまるで別人みたいな言葉 たくさん君にそそいだ
謝りたい
あの時 何も知らなかったとはいえいってしまった事を
恋・愛 それはとても素敵なお付き合い
違う異性同士で違う考え方なのに
わざわざ人にあわせるまでに人を好きになれる不思議
今 目いっぱいの笑顔で僕は噛みしめるように愛をよく味わいながらゴクリのみこむ
生唾がしたたるくらいに美味しい愛
今 また手を伸ばす
そう何度も 何度でも一回じゃ飽きたらず
愛を抱きしめる
君を抱きしめる
僕は抱きしめる
ふざけながら
時には真面目に
二人でいられる
少しの時間を
限られた時間を
いっぱいいっぱいに楽しみたい
地面に当たり跳ね返り手元に戻るみたいに
何度ケンカしてすれ違おうとも やっぱりお互いわかってて
戻るのは ここだけさ
帰る場所は たったひとつの場所
それはこの世でもっとも落ち着ける場所
それは君 そしてまたは僕つまりはお互いがお互いを必要とする欲望が消えない限りは引き合い戻ってくる
その間気持ちはプラス・マイナスのあいだをいったりきたり
繰り返すデーバイデー 日々の先にはまた性懲りもなく日々がある
格安物件 雨漏り 風呂なし築、三十年
そんな生活でも
そんな住居でも
ちっぽけな幸せで満ちあふれる
人生ならばそれは金に困らない生活より
もしかしたなら人には幸せなのかも
かも!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
どんな生き物も尊さはすべて同じなんだよ
何ひとつ変わりなんてあってたまるか
偏見や差別などあってたまるか
たとえば小さなアリのかすかな一呼吸と
人の一呼吸は比べてしまえば確かに違う様に想ってしまうけど
それはただ人間の絶大な支配力を見ただけのうそっぱちの錯覚もはなはだしい
人間なんてこの世じゃちっぽけなものさ
そんなふうに生き物と生き物を比較して
自分たちの方がえらいだとかいう人は特に
雨があがって
虹が浮かびあがって
綺麗な景色の中
寄り添うのは
ひとつの傘の下で笑いあう恋人同士の僕ら
落ちてゆくアングルが二人を映し出す
水たまりの中
揺れながら少しの波紋で消えそうになる
ほんとちっぽけな愛だね
少しだけ 少しだけ
ほかの生き物より自分たちの方が勝っている
そう思ってしまったのなら
訂正するよりも
まずさきに謝るんだ
声を大にして
自分もほかの生き物もすべて同じ尊い命だと叫びながら
噛みしめもして
ただ叫ぶんじゃなくて
噛みしめて
噛みしめてごらん
味わうように
味見するみたいに
ほら いつかじゃなく今すぐに。