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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[2660] 僕がもし君に嫌われたら
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕がもし君に嫌われたら
僕は悲しいどころじゃないでしょう
泣き叫んでも君に嫌われたままじゃ
とても生きてる心地がしない

手を伸ばしてつかんだ真実は僕にとって
プラスになる答かな

ただ立ち止まって意地を張るだけの歌をうたえば
ずっと君に嫌われた理由も見えないままだから僕は自分の中にあるその理由を探してる
静かに静かに目を閉じる

君に嫌われないように
今度ばかりは
しっかりするよ。

2008/07/07 (Mon)

[2659] 燃ゆる季節
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

人が歩いてきた道の距離だけ人は生まれてきたころより少したくましくなる
その道は険しく長い道だからその分たくさんの現実を知らしめられる
まだ見ない道の向こうに僕を待つ日々がたとえ僕を嫌って退屈なだけの毎日を与えたとしても僕はその中で喜びをみつけるさ

人は誰しも名もない旅人だから自分で自分に名をつける
限りある時間の中でなにかを探してる
そのなにかがまだわからないのはきっと
歩いた道がまだまだ歩き足りないから
長く感じてもまだまだこれから序の口だって事もあるから
たくさん生きる人ならそれだけの険しさと道のりがある
人生の彼方に光る夢という宝石を掴みとるために僕は明日を信じて苦しくても旅を続ける
いわば毎日が冒険だ
ひたすら追いかけてく 足の速い明日を

今 僕も旅人になって願わば誰かと同じ夢に向かって行きたい
遠くどこまでも続く道を歩いて行くカッコ悪い昔風の旅人を選ぶ
心細いから愛といういちばんの希望を連れ添って
風はいつも僕らをかんたんには進ませない 向かい風
太陽はギラギラ僕らを焼き尽くし
凍えた冬の冷たさに白いため息をつく
それでも春の国を目指して 季節はいつも巡りまた去ってを繰り返すから
春のあたたかさが冬の寒さを魔法みたいに消してしまう
時の流れが今日を連れ去るみたいに
それはごく当たり前に人の心に浸透されて行く いつの間にか僕らはそれを何らおかしいこととは想わずに生きる
僕もそうやって生きていく
そんな当たり前な旅の終わりを忘れるように永遠の旅なんだとわざと思いこませる

振りかえれば そこには過去がありもう戻れないのにそこにいたという記憶だけおぼえさせて悲しみを抱かせる
風が告げる次の季節への心にわずかある戸惑い
終わりの季節のようにやがて物語は静かに時の奥底で当たり前だった全てを空白の始まりのない永遠の闇の中へ葬るだろう。

2008/07/07 (Mon)

[2658] 夏の冒険
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


貯めたお金でどこか遠いとこへゆこう
電車にのっかってガタゴトとゆこう
持ち合わせてきたお金がつきるまで
帰りの電車代以外はすべて使っちゃおう

ほんの小さな思いつきではじまる旅
そんな気持ちになれたら幸せだろう
真夏の空に輝く太陽と誰もいない海岸
それだけあれば何もいらない
夕暮れの海にたたずみ裸足になってズボンめくって
海の冷たさ感じれば夏はすぐに僕を始まりへと連れてゆく

なんか楽しいことがはじまりそうな予感に
心がウキウキしちゃうね
見上げた空に輝くあの太陽はまるで月が変装したみたいに
なんか他人な気がしない

だから夏に会いに行こう
電車に揺られて
窓の外 近づいてくたびに心がはずむよ
まばゆさ強くなる

ひとりぼっち
されど
それでよろしい

夏は僕だけを呼んでいるから
夏が呼ぶならと僕は夏に会いに出かけた
夏に誘われたんだと麦わら帽子をかぶって
田舎の少年は夏に会いにいった

小さな夏の冒険
今でも覚えてる
あの日の自分の事を
あの日かぶっていった麦わら帽子もまだあるから

久しぶりに出かけようかな
あの日行った海へ

カニは横に動く 雲はまるで止まってるようさ
逃げ水を目で追う
浮かんだ雲がクジラに見えた

そんな夏の想い出を抱きしめたままで
夏は今年も始まり
僕をまた懐かしい景色と暑さの中へ
ほど良く汗まみれ

僕を連れてゆく
手を引くんでもなくなんとなくだけど
呼んでる気がする

夏の冒険に誘ってる気がする
また行こうぜっていってくれてる
そんな気がするから僕はゆく

僕はまだ見ない夏に会いに行くんだ
今年は今年しか会えない夏だから会いたい
夏が終われば消えてしまう幻は儚い
日陰をじゃまして木々の隙間から差し込んだ日差しに目覚めた僕はまだ夢心地。

2008/07/06 (Sun)

[2657] 光速ボーイ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

光の速さでかけ抜けてゆけ
日々発展しまくっていくこの近代的な都市(シティー)を
遮る壁はぶち壊して
進めよ
最高速 光の速さで
光速ボーイ!

ロケットスタート
未来は君の手の中に
シャトルスタート
時代は長い時の筒の中に

走る君のうしろに一瞬だけ見えた見え隠れする幻

それは光速ボーイ
君の影さ
未来の君の姿さ

超高速 ロケットボーイ
超音速 シャトルボーイ

光速ボーイ
もっと遠くへ
僕からも見えない
ところへ
駆け抜けてゆけ

現代っ子ボーイ!
バビブベボーイ!

2008/07/06 (Sun)

[2655] 一瞬の永遠
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


一瞬がもう戻らないものだとわかっているならば 永遠だと呼びなさい
一瞬は誰にも一瞬には変わりないからなおさら永遠だと言い切りなさい

一瞬の永遠がここにまた光る
一瞬は永遠に続く
きらめくように胸の中を埋めつくす人生のいくつもの場面を構成する今日
どのシーンにも編集されたあとなんかない
リアルな撮り直しのきかない一発勝負さ
だから間違えちゃだめなんだ
言い訳なんかいっちゃだめなんだ

いつかの過ちは未来まで届き 死ぬまで残るから
そのあとでも残るから
見えないだけの証が残るから
二回目はないんだ
だから悔やむも笑うもその人次第だ

一瞬の永遠の中をかけてゆく命
僕らはその命を抱きながらいつか
やがてその命の炎が風にさらされて
灯火は消えてしまうから

せめて光り輝いていられるうちに好きなことをして
やり残しがないように生きるんだ
精いっぱいめいっぱい限られた時間の中でやりたいことをやり人生を輝かせて

掴むもの
ふれるもの
見るもの

そのすべてに終わりはあり
また限りもあるから
永遠にそばにはないよ
だからできるのも今のうちだね

一瞬の瞬間より速い時の中
見逃さないように
チャンスを掴み気流に乗って
明日をねらい打てよ

次々に
遠慮なんかしてないで
暇つぶし探してないで
さあ 目を覚ませ
本当に見るべきものを
かっと見開いた
瞳で真実の光をとらえるんだ

一瞬の痛みと安らかさを感じながら
ひしひしといつか来る終わりに心を小さくふるわせながら
一瞬の中をそれでもひたすら生きる。

2008/07/06 (Sun)

[2654] 命の痕跡
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


昨日の甘えを今日の痛みにしないで
傷が癒えてくれば瘡蓋になるように
やがてどんな大きな痛みも癒えるさ
深い夜だって底のない闇にも光は射す
ただ恐れながら前に進めないでいるならば
なにも変わりはしないけど少し勇気を持つだけで
人は大人の男になれる
そのときこそが大人への一歩であり新しい僕への進展だと思うんだ

僕は

悲しみがしみて
空に流れた血が
赤く空を夕日の
朱に染めたとき
僕の頬にも涙が伝う
そこではじめて大人だと感じるんだろう
ほんきで 本当の意味での大人なんだという自覚を抱きしめる

もう 子供みたいな事をいいながらは泣かない
もう ふざけた事はいわない 僕はもう大人だ

見上げれば
今 世界が見える
映るものこそが
僕を生かす
生きてきた証とその痕
命の痕跡

すべてがあやふやになってしまうなら
思い出そう
ここに僕は生きているっていう涙のあたたかさや 流れる血のあたたかさを感じて

道しるべを見るためだけに振り向くよ
許してよ
過去を振り返るんじゃなく今を生きる為に振り返る

僕は

燃えるような
情熱を
瞬きせずに
見つめよう
たしかに 今。

2008/07/06 (Sun)

[2653] 今でも僕を
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

君の名前をひとたびつぶやけば
さびしい部屋もなんとなく明るくなる
君と視線を合わせれば心なしか
悲しい気持ちさえなんとなく忘れられる

そんな他愛ない日々をふたりで形作ってゆこう

川が出会うように
落ち合うところで
ふたりも出会った

いつもいつもブルーな気分で生きてても楽しくなんかない
滞りなくどこまでも青いスカイを見上げながら笑ったりする

こんなにも幸せな人だとは思わずに
かろうじて君にはわかるのかなあ
そんな他愛ない小さな真実がわかるのかなあ

名もない歌を口ずさめばきっと明日はきれいな虹色
口笛を吹き鳴らしながら歩いてく日々はまだ遠く続く
君の笑顔を力にして原動力は愛 そして石炭は君自体だよ

だから進む だから走れる
だから…だから きりがない
何度いってみたところで
だけど…だけど くり返す愛の言葉
愛言葉

それはすべて君が好きだから
それだけで僕は命さえかけてしまえる
それだけが僕を日々生かし続けるんだ
それはただね君を愛してるから

君と出会った時からそれは変わらないから
世界一っていった臭いセリフとかも
なかったことにはしないから 本気だったから

あの日の思いも今の思いも毎日思うことにも相違はないから
同じなんだから

わかっていてね
君を好きだから
誰よりも 何よりも
君だけには幸せにしたい
君だけを見つめていたい
愛をくれる代わりに
君を考える願いばかりが増えてく

願えば願うほど愛も濃さを増す
一日ごとに距離は縮んで愛は昨日より絶対確かなものになってって

そして 何十年くらい経ったあと年老いたころにもう一度たずねます
僕を愛してますか?とわかりきってるけど
愛があの日と同じ本物なのかを知りたかったからわざとたずねます

僕を今でも愛してますか?

2008/07/06 (Sun)

[2652] 雨がちレディ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君になりたい
君になって
たくさんおいしいもの食べたいな、なんて

君は僕よりずっとずっとお金持ちだし顔もいいから 女の子からもあこがれの的
食いしん坊からも絶大な人気を博してる

君になりたい
その理由は
ほかにあるんだ
僕の場合は
食べ物じゃない
それは口実だ
巧妙なウソだ

ほんとは君になって
あの子に告白したい
君ほどのイケメンなら
あの子を振り向かせられる

だけど君はなぜかきざで金持ちのあいつには
興味がないと見えたので却下 突然の却下
前言撤回! 撤回!
前言撤回! 撤回!

鑑識に回してくれ
そのまま
燃やしてくれ

ふざけた僕の願いを
一度は夢みた
両手に花 リムジンでお出迎え
白髭たくわえた執事つきの坊ちゃま

だけど今は
興味ない! 僕も
興味ない!
ただのキザ野郎!

そう僕も気づいたんだ!
つい最近のことだけど
その嫌悪感はいよいよ増してきた
つい最近のことだけど
ばかにはできないほど
奴は腹黒な男だと知ったんだ

あの日のばかな願いを後悔する
精いっぱい ほんきで後悔する

僕は妥当な道を選び進む
君ほどの美人じゃない
それでも可愛くって人見知りの激しい
そんな僕にぴったりの暗めの女の子

雨がちレディ

オーイェーイ!

2008/07/05 (Sat)

[2651] おかげさまです。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


もしも君や僕が金持ちだったら
こんなに貧しくも幸せな気持ちを当たり前だとばかにするはずだ
そんな人たちの立場じゃないからとわからないふりをしながら
ばかにするやな奴だったろうな

だから金持ちじゃなくて良かった
だから君と過ごす毎日がとてもうれしく思える事だけで僕はもう言葉もない
いつ止まるかわからない限られたこの時間を大切に思える人といられることはみんなにも幸せなはずだ
感じられるだけで愛を感じられる時間があるうちに感じておこう

シんだのと同じようなからだになる前に
もっと思い出増やしたいな ふたりの心の中のアルバムがぎゅうぎゅうになって入りきれなくなるくらいに

僕たちの思い出は淡くて それでも
ちゃんとした存在感があるスミレ色だ
僕たちの記憶はきっとね いつかは
時が経てばこの流れの先でたどり着く
終わりの前になすすべもなく目をふさぐ

きれいな景色にみとれていたいけど
永遠の中を歩き永久に愛を咲かせたい
だけど野に咲く小さな名もない花にだって枯れるときは来るから
僕もそのときがきたなら枯れるとしよう
君とふたり いつもみたいに変わらない朝をむかえてその中で今日終わりがあることなど考えずに
きれいに最期くらいは散っていきたい
飾らない心のまま
いつものふたりで
僕も君も命ある花としてまだむかえることのない終わりをもみ消すように今だけを今はみつめていましょう

それでも消えてくれないほどの不安があるなら今夜、僕が忘れさせてあげるから おいで さあ

くり返す日々のむこうに見える闇におびえてた僕だったけど
僕は君に出逢えたあの瞬間から光だけをみつめてた
今、やっと気づけたんだ 自分でも気づかなかったってくらい素晴らしい当たり前な幸せに

今は絶え間ない光を背に浴び 前を見つめ下を向かず歩けてる 君のお陰で。

2008/07/05 (Sat)

[2650] ヒカリをください
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


まだ見たことのない明日を知りたい
道の扉を開けた先に不思議な出来事を期待しているよ
光を見いだしたい
なにが夢なのかまだわからない僕を照らしてほしいよ

今 前に進んだら
もうそれは幻ですか?
つかの間に
あっという間に悲しいくらいの終わりが僕を連れ去る
なんにもいえずにただいつもみたいに突っ立ってるだけ

流されるまま
流れてゆくまま
時の流れに身をあずけ
人の意見に寄りかかる
めんどくさいから素直にしたがってるように見せかけてるだけ
賛同なんてしてはいない
本当は

見せかけの強さが時に引っ込んで弱さがでる
そんな僕を助けてほしいよ
光をください
光をください
闇の中でたたずむばかりのこの僕に

今すぐ 光を 光を
光を僕に
光を僕に
光を僕にください。

2008/07/05 (Sat)
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