詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
今日と明日を繋いで また昨日のようにずっと今までもそうしてきたように
前と後ろとこれからとこの間の日々をふたつくっつけてひとつに結ぶ役目を与(あずか)るのは僕なんだよ
僕なんだよ
言葉を今だけは胸にしまって置くから
きっといつぞやの夢はやがて幻と消えるさ
忘れそうな事も忘れやすい事も昨日から今日にゆく途中で固まるから
水にはならない
流れやしない
記憶は保たれる
そのままの形で
たぶんね
焦げた目玉焼きみたいな 渋めのコーヒーにミルクを注ぎ足して 佐藤をどばっと入れる
僕は甘党さ
僕は昨日と同じ
過去からも来た僕と同じひとりの僕さ
いつでも
ただ日々が進んだだけだ
青空に浮かんだ雲が
車からは雲が動いたように見えるみたいに
目の錯覚なのさ
雲は確かに動くことは動くのさ
どっちなんだろう
わからないから枯れ草に寝ころんで
お休み さようなら
僕をとり囲む悦楽者様よ!
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次のページを待ってた
そのページをめくる前のこの場所で
昨日の僕がめくるたび閉じるページとページの間に挟まれぺちゃんこになってた
人生とは一つの物語のページを開いたりとじたりの繰り返しだから
いつしか物語だから終わりのページがあるし
そこへゆくために少しずつ残りのページ数が薄くなってくるのも事実さ
ページをひらけば
始まるよ
また今日も新しいページの中に僕が自由に描く 決まりのない今日という物語が
急がないであわてないでいつしかその描いた全てはバラバラでも一つの絵となって人生という一冊のかけがえのない物語になるから
だからページをひらこう
だからページをめくろう
いつでも次から次へと終わりに向かってじゃなくいつでもそこに始まりはあると今だけを見つめていよう 見つめていたいから
誰かにめくられるまえに
敷かれた線路は使わないのさ
単純な数式のようなものなんだよ
人生なんてただ失敗してもそこに明日がある限り君にはやがて今日となるその明日を生きる権利が何度も与えられるさ
…ってことは僕にはまだ生きる価値があるってことでもあって
まだまだ楽しいことが待ってるってことさ たとえ目に見えない真実や答があいまいでもあやふやでも
それはそうさ自分の人生なんだから
他人は他人でその人なりの真実を語り
その人の中でそれは永遠の真実となる
だからだめなものなんて無いんだよ
他人は他人で目指す明日があってそれでいいんだ 人生なんていつでも目分量でかまわないのさ
そうして次のページを待っている限り
明日が来てそれを僕がそろそろいいやと想ったらやめられる そんな世界ならばいい 死ぬ期限は強制ではなく世界が終わる時間が決められててその時間までに終わればいつ消えても自由な世界ならば良かったのに
どうして?世界は不確かな事しか教えてくれない。
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ある日僕が生まれて
暮らしてきた時から 今まで
ずっと変わらない
この街でまた今日も
この街には雨も降るしときどき笑顔をなくす人も見かけるよ
変わらないからこその幸せと
変わっていくことで
新しい気持ちで
始められる明日
たくさんの今日を人は暮らし今日もどっかで人はその人なりに悩み苦しみあえいでる
涙をのんで笑顔を代わりに浮かべたいのに
いつもなぜだか無理をしてまでも浮かべたのに笑顔はぎこちないまま
蹴り飛ばしたはずの不安はいつも空を切る
チクショウなんていいながら公園のブランコに座り
目だたない日陰に生えた雑草に自分の姿を映してた
投影するように
透写するように
心から透けた視界の中でふたつの目玉を転がしながら
その景色だけくりぬいたみたいに
ずっと凝視していた 休日は日曜日
気が付けばいつも大人を嫌って
それでも時の流れには逆らえるわけもなく
子供のままではいられない僕も
いつしか大人になってそれでもその証さえ
何ひとつとして持つことをこばんだ
悪あがきをするように僕は心までは大人にはなりたくはなかった
なれなかったというよりもなりたくなかったんだ
今 この街で今がなんの季節かを問う僕は風にたずねる
返事なんて返らないことわかりきってるけど
いちおうはきいてみる
胸をしめつけるこのせつなさに
また今日も僕は寄りかかって
ぼろくそにされてる
勝てもしないのに殴りかかるけれど
このほほの痛みは痣となるけれど
それでもいつかは消えてなくなるんだよ
見上げれば青い空が今は見えても
いつかいつかは僕もこの雑草のように
時を重ねれば
誰もが時を重ね
雑草と共に僕も年をとりいつかは跡形もなく土の中へと還るだけさ
まるでふるさとへ帰る気分で還るのさ
時代によって話題も変わる そして僕も。
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昨日の花が種となり今日の花を咲かし
今日の花が種となり明日の花を咲かす
くり返すその営みの中でまた今日も
おなじ連鎖を繰り返しながら旅に出る
明日からまたその先の明日へとゆるやかに
のんびりと進むのさ
いつだって進むのさ
僕は進むのさ
種を蒔き 花を咲かす日々を歩いてく
時の車は すこしさび付いた車輪は進むんだ
あの日は子供だった立場の人も今は大人で
煙った潜在意識の中にあるきりの奥へと消えた幸せの在処
今もここにあるのだろう
人生はやがて物語となる
ある日の出来事が時の果てで伝説となるように
決めゼリフをつぶやきながら
最果てを目指しながら今をゆくんだよ
後ぐらい事があってものんびりペースを崩すことなくゆくよ
ゆくよ
時を超えて逢いたいな
逢いたいな
逢いたいな
トラッシュバックする
光の中で ああ
光の中に見えた
はかなき幻
主人公のいなくなった物語
この世界には決まったひとりの主人公なんていない
みんな主人公だから
家族のような他人のようなやすいつながりで 重なる二人
いつでも家族でも他人になるならば世界は広がるとじられた貝の中の世界
開けばあぶく飛び出す
その一つ一つにあるそれぞれの僕たち人間の物語
幸せすぎた人たちのバラード
ラブラブルース
罪の当て馬は無差別さ
人生のおまけに
おまけに
消耗品である一瞬の記憶をいつか消えるたくさんの記憶とともに抱きしめて
その心の仮面をそっと拭ったら
駆け出してく 僕の明日へ
僕と君の二人で 僕らの明日へ
あれだけ繰り返しても光らなかった
太陽がどうして今更黒光りするのだろう
あれだけ続けざまに繰り返したのに
太陽はどうして奴を選んだのでしょうか
いえてしまえない思いをぜんぶ追い抜きたいんだ!!!
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悲しみを吸い込んだ
スポイトで
布でできた心にしみこんだしょっぱい涙
いつかの今日のように変わらない自分を育ててゆく
はじまりはやがてモノクロさ
終わりにさえも嫌われたくはない
花を咲かすのも種がなくちゃ咲かせない
夢のない夢は夢とはいわないんだよ
ただの夢?どんな夢?色のない夢さ
いつも いつも
ギリギリで生きてはいるけど
きっとやばいよ
きっとやばいよ
いつか いつか
使えなくなるよね そんなずるさは
じゃまな悲しみをぜんぶとりあえず吸い込んで
スポイトで汲み上げたコップもいつか壊れて悲しみが一気にあふれ出しちゃうよね
形あるものとしての運命として
運命だからという理由からの結末として
発端はどうであれ終わりはつきもの
悲しみを吸い込んだスポイトも今では
使えない
使えない
使えない
悲しみを吸い込みすぎて
コップ自体が壊れてしまったから
スポイトはたとえ壊れてなくてももう意味はないんだ
コップが壊れたその時点で意味は無意味に変わりました
つい最近の話です
いつでもつい最近です
いってしまえばいつの今日でもその時からすれば全て最近のことなんだろうな
いつも、いつも つい最近
いつも、いつも つい最近
つい最近さ
気がつけばその時の今日からすれば最近じゃないくらい遠い昔でも最近のことだが
今からすればもう最近じゃなく昔話で
過ぎ去り
振りかえる
通り過ぎた後の話
みんなからすればどうでもいいふれたくない昔話
つまらない話さ。
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流れゆく季節の中で またひとつ歳を重ねる
小さく笑ったほほが なんとなくあたたかい
くり返す旅は僕に最後の日にはなにを教えてくれるだろう
そこになにを期待してるだろう
僕は この旅の終わりになにをいったい望んで生まれて
必死に今 働いているんだろう
積み重なる貯蓄ばかり気にしてるけど
買うものもいざとなったらあまりなく
貯まっていくばかりの預金通帳
サヨナラが悲しくなくなって
慣れ始めた頃には
君の為に書く便せんに同封した
季節の花もしおれないようにちょっと考えて
押し花に変えたよ
本の下でしわしわになった押し花がぺちゃんこになって
君のいる遠い異国へと渡ってゆくのさ
近いうちにきっと届くだろう
確かな日時はわからないけど
あずけた先の誰かの迅速な対応がその有無を分ける
速さもそうさ
君が待ちわびれば待ちわびるほど君が認知してないところではまだ悲しくなるほどとろく長い時間がかかることなるかもって考えたら
悲しくもなるけど
僕はただいつでもいち早く届くことを祈るだけで精いっぱいだし限界さ
僕はひどく無気力で世界や国際機関を動かせるような
力は永遠に持つことは出来ないけど
君を思うこの愛に限りなどないことを約束しよう
それだけは無敵なのさ
無制限のゲージはやがて限界をはるかに超えて跳ね上がるだろう
常識なんかけ飛ばすほどにみんなの予想なんか目にもの見せてやるって超えて超えて超えてゆくんだ
君のためならば力持ちにも詐欺師にもなれるんだ
君が望むならば僕は嘘も他人を傷つけることも厭わない
けどまだかろうじてそんな危険なミッションは司令官の君からは届いてない
喜んでいいのかどうなのかはわからないけど元気をまた取り戻して強い自分をまた引き出せるようになったらさっきより少し歩く速さを速めてみよう
僕は機動隊。
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風に揺れてる花が一輪
僕のように独りさびしげに咲いている
名も知らない花が
僕に同じ匂いを感じさせるように
その花粉をばらまいているんだろう
人は誰もひとりじゃないというけれど
それが真実だとするならばこのさびしさはなんなんだろう
胸をしきりに締め付けるさびしさに勝てずに涙をこぼして
夜も眠れずにひとり孤独を抱いたまま眠る
僕の存在を明らかにするものもなくさまよい移ろう季節がまた変わりました
変わったのに僕だけはいま過ぎ去る時の中にずっと置き去りにされたように
季節が過ぎてまた皆新しい生活や新しい夢のある未来を生きてるっていうのに
なにも変わらない
変わってしまえない僕はいったいなんだろう
風は僕に話しかける
それは悲しいねとまるで他人事のように
他人だからとせつない風を吹かしている
地球は廻る君の中でもそして僕の中でも
君のところへ形作られた明日という今日に
また僕は立ち止まり決意も新たに空を見る
夕暮れがひとりのさびしさも忘れろと
風に似た でも少し違う不器用でぶっきらぼうな優しさで満たしてくれるんだ
ちょっと風とは違う夕暮れのあたたかさにふれたから
僕は明日からまた生きられる
僕は明日も笑っていられるさ
風は花には優しいけど花はお節介なんていうかな
風がある日突然吹かなくなったらそれはそれで悲しいが
僕には夕暮れがいるけれど風はいうんだ 夕暮れも風も今ある全てがなかったら君はここにはいないと
君がいるから風もあって夕暮れも見られるんだというはじめて優しい声をきいたよ
もしも風がなかったら君はいないし夕暮れがなかったら世界も出来てなかったんだ
必要がなくなるから それを眺めきれいだといってくれる人もいないならばいらないだろうから 今日も地球は廻り運命のズレや乱れもなくくるくると真っ正面に運命の線路を歩くよ。
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どこまでも
歩いて行こうよ
僕らに敵なんかいないから
気にしないで
そのまま歩こう
数え切れないくらい
昔をふと振り返る僕
気づくとまた振り返る
僕がいるんだ
コーヒーも淹れたばかりなのに冷めてしまうくらい
思い悩んだ日々もあった
いくつもの試練にからだを痛めつけてさ
いくつかのドアを押し開けてここにいる
また不意の風に心さらわれそうになって
あの日落とした
過去に落としてきた
落とし物の在処はきっと誰も 君も知らない
そうだよね
いつの日か 2人結ばれたいね
手と手だけじゃなくて
心と心も結びあえたなら素敵さ
すなおな気持ちが明日を鮮やかに染め
すたれてた心に虹を架けて行くよ 今
銀色のスプーンで
今とあの日をかき混ぜて
のぞき込んだコーヒーの中に映った
とぼけた僕が少しだけ笑えるようになったときには
前までは解らなかった答も今は解ける
前までは全然解らなかった問題でも
今はスラスラ解けるさ 問題にもならない
だから全ての今日に熱く愛し合う
2人の決められた時間(とき)が止まるまで
意識が吹っ飛ぶまでは世界がここにいることを許してくれなくなるまでは僕は君の隣で
君と笑いあい限られた時間の一秒さえ大切に 大切にいたします
ばか話に花を咲かせる種なんかいくらだって持ってるからね
日々僕を僕が追い越しながら新しい僕で新しく同じように生まれ変わった世界で新しい君に逢いに行く
また今日も 何度でも
時が満ちるときが
終わりの日が
2人の見上げる空に映るまで
なんとなく過ごす1日すら戻らないけど 愛おしく抱きしめたあたたかさだけはなにを置いても忘れない
忘れないから
君も忘れないでね
ちょっと忘れそうになるのは仕方なくても 許容範囲でも
いつでも君は僕の一番の存在。
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明日の僕が今日の僕を作り
そして明日の僕がそのまた明日の僕を作る
そうやって僕は幾度も幾度も
明日に向かって明日になる前に
明日の僕をその前日に夜も寝ないで
一晩かけて作ってるんだよ
疲れてるのに
疲れてるけど欠かさずに作ってるんだよ
ヒューマン 僕はヒューマン
ただのヒューマンさ
だけど普通すぎてツマラナい
よく言うヒューマン
普通な当たり前な
生活を繰り返す
毎日を生きる
悲しくも嬉しいような
ヒューマンなのさ
人間を作ります
明日の僕を
月明かりが眩しい
スタンドライトもいらないくらい眩しい
闇夜にたたずむ孤独がのしかかる
背負った不安が明日もつづいてても
僕は僕は僕は
明日の僕を作るのやめたくないんだ
なぜだかそんな気にさせるんだ 世界は
素晴らしいから
明日の僕を作るよ
無意識のうちに
明日の僕を作る事はすなわち生きる事だから
自分で自分が自分を作らないと明日は生きられない
何もかも決めるのは自分 自分 自分だから
この僕だけだから
全てを作るのも
明日を知る権利が在るのも
僕に与えられた命とその命が持つ限られた寿命という削られて行く時間を抱きしめて
時計を回す
また始まりに戻す
新しい気持ちで生きる
何度でも 新しい明日が僕にくる限り
ここに そこに
新しい明日が在る限りは僕は人間職人を辞めやしないんだ
第二の 副業はもしかしたら本職よりも本職っぽいかもしれないな
人間は誰しも人間職人
自分を作る芸術家だから
それに気づかないだけで二度と描けないチャンスをみすみす逃してる
1日もあるけれど
日々もあるけれど
僕は明日も変わらず僕で おなじ僕を作ったから
僕は明日もずっといつまでも僕だけの人間職人さ
人間職人さ。
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キンコカンと終わりを告げる
鐘の音は始まりにも鳴るもの
そうして全ては元に戻るように
僕の色を取り戻させてくれるように
よみがえらす
今日した失敗もやがて家に帰れば
忘れていられるさ
だからせつない気持ちで帰っても
時間が忘れさせてくれる
大丈夫大丈夫っていいながら
過ぎ去る時の中静かに目をとじる
今日もやがて少ししたら明日になる
そんな不思議なようで当たり前な
日常が明日もずっとつづく不思議に目覚めてから気づく
深いまどろみの先で
淡い光がさしこむ
そっと胸にさしこむ
帰ろう 帰りたい
不思議な世界へ行きたいんだ
帰ろう 帰りたい
夢みた場所へと限りのない
言葉につつまれて
言葉にならない想いの数だけ明日には
きっと輝く自分が見えるのさ
目には見えない一生見えない 幸せなんてそんなもんさ
だから限界も知らない
知らないからこそずっとつづけていける
生まれてから死ぬまでのあいだ
時間は進む
その中を僕は生きる
ただほんのちょっとの悲しみにさえ笑いかけられる勇気があればいいのになあ
あの日なくした声も
あの日忘れたままにした言葉も全てがやがてくる終わりの瞬間で消え去るけど
煮えきらないんだ
そうだとしても
当たり前な日常が当たり前だけで片づけられる日々に
なんとなく合点がいかなくって僕は頭をひねる 首もひねる
それだけしか…
それだけしか…
そこに言葉があるから僕は書いてみる
真っ白い紙の上に隙間なく書いてみる
そんな衝動がやがて夢をつくるための大事な一歩だったことに気づいて
そして今僕はここでこうして居られる
あの日あの時歩きだそうと思えたことに感謝できる
僕に誇りを持たせられる
時々疎ましく思うもあんがい大好きです
やっぱり嫌いになれない 僕の生きる世界のことは。