詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕は花になりたい
誰よりも気楽な毎日を歩きたいんだ
僕は早く咲きたい
夢を世界に咲かせたい きれいな花を
楽をしても 楽をしても
花だけは咲かしたいから
花だけは咲かせたいから
僕は精いっぱい楽をして
楽をして生きて行くんだ
花は咲かせたいけれど楽をして
掴み取る光がたとえ昨日とおなじ幻でも
僕は涙を流さずに笑っているよ
誓うから
どうか花を 花を 花を
僕に咲かさせて
その種を 今 今 今 今
僕にください
楽をして得た夢の置き場なんて未来には無いって
誰もがいうけど
僕はきりもなく繰り返し繰り返す 種をくださいと
願う気持ちは誰よりも弱く強い意志を持っていたんだね
そこへ向かってすべては終わりを望んだ僕の意思だけで
そのふたつが重なり合ってはじめて答となり得るんだね
きっと きっと…
だから
ください、夢の種を
僕にください
夢の 夢の 夢の種を
手渡しに。
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ただ何処までも時の川は流れて行くよ
僕たちを泳がせて
そういつの日にも途絶えることなく
いつでも流れてる
いつかやがてその川は終わりにつくから
僕らもいつの日だったかふたり川の落ち合うところで出逢ったように
やがてまた二手に別れるところに行き着けば僕らはさよならするんだな
仕方ないんだな
ドミノ倒しみたいに日々がだんだん倒されて行くよ 少しの風もないのに
今日が終わっても明日の不安は今日が終わればその分増すよ だから僕は今も迷いっぱなしだ
時の川が終わるところへ時の川はふたりをはこんで行くのさ ためらいもせず流すのさ
やがて行き止まりになる
そんな川の終わりにつく
ふたりの愛はそれでも終わらないんだ
消えやしないんだ
今も此処に愛が在るように 明日になったら今日なんかよりももっと愛は深まってる
今日より明日が終わりにまた一歩近づいたことで
その重さもあいまって
百万回目の過ちと百万一回目の涙と
少しばかり寄せ集めた想い出は限りなく青く幼い昔を語る
答はいつもと変わらない真実を弓矢で射抜く 明日も一緒に射抜く
はなたれた弓矢は確かに明日をつらぬいたのに
語れない分の悲しみが今日の僕のページに涙がしみこんで
なにが書いてあるかわからないので僕は昨日を思い出せない
やがてすべて忘れるようにあいまいな記憶しか残らない
それでも今日はやがて始まるのさ いつもと同じリズムを乱さずに
今宵また君と夢のつづきで逢いたいな
明日もまた川で落ち合いたい夢からさめたとき 隣に君がいること 当たり前なんかにはしないから
当たり前で片づけられるほど浅くはないからふたりが今まで作り上げてきた日々はね
すべてを当たり前で終わらす僕なんかには負けない
だから川にまた今日もとっぷり浸かる
騒がしさが通り過ぎた後の人生という祭の後片付け。
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真実の光を浴びて
体中に流れている熱い血潮をふるわせて
精いっぱい叫んだ
思いはいつかといわず明日にも未来の僕へと届くだろう
わからないっていえばさよならさ
だけれど楽園ばかり求めればやがて闇にのまれてしまう
いつか君に同じ言葉聞かせてはなした
君にいわれるだなんて気づきもせずに
ただ闇におびえ夜が来ることをこばみ
僕は今までなにしてたんだろう
立ち止まる時の途中
もう雨は去った
空はこんなにも晴れたから出掛けよう
まだ見ない新しい未来へ
まだ来ない巡りくる明日へ
今
ふたり手をつなぎ
今
何回でも約束しよう
誓いが揺るがぬように
いつでも同じ形に保っていよう
踏み出す瞬間さえ
力強く
遮断機がおりて
昨日にはもう戻れない
踏切を渡った後も
笑顔を浮かべる
悲しい花束を見ても
手を合わす時間すら
僕には無いけれど
見守るのは遮断機の向こうで手を降り続ける昨日という昨日の僕の姿
とても微かで小さな影が見えた
夕暮れ時になったらまた今日も踏切を渡る
さよならの踏切を
もう戻れない昨日に最後の別れとして手を降る
さよならの踏切を
渡っていくその途中の振り返り際に見た
過ぎ去る昨日の僕に
夢の中で
手を振り少し笑った
悲しみの色だけじゃさみしいので彩りを添える その景色に
笑顔を添える
その景色に
僕はただ手を振りやがて前に向きなおりどうしょうもないふいの涙も今はまだ流さずに最後の時までにとって置くから風に流すだけ
風にあずけるのさ
さよならの踏切で
これから始まるもの
そしてもう終わる今日のふたつを見つめてた
また今日も また今日も
見つめてたんだ
その瞬間さえ穏やかに世界を絶え間無く愛していたいから
抱きしめていた
さよならは新しい始まりの合図だと上を見上げてた。
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今まで物陰に隠れていて見えなかった影が月明かりに照らされて少しずつその姿を現す 夜に
君はどことなく悲しそうでけれどかといってそのわけをきくわけでもなく
虫たちが奏でてる合唱をただきいてる
それだけだったのに
それだけでよかったのになぜか君がその静寂に包まれた時間がもうすぐ終わると同時の数分に泣き出した
涙を月に流して
窓の外から月につながる電話線を切った
神様はどこだ
夢の中へ行くために眠りにつくんじゃない
眠りについたら明日になったのも同じなのさ だから今日に眠る前にさよならすますよ
眠り=夢を見る事じゃないから僕は眠っても夢を見れないんだ
夢のないただの熟睡の深い眠りの中で
色のないしかもへたくそな絵のように
挿し絵のない文章だけが窮屈に並んだ昔々の人が記した古書のように
ただ寂しいだけの眠りの中で遙か昔から現代までつづいてきたものは 僕らはかない命を持つ人とは違うから その代わり感情を持たないのかな
少しうらやましいけど過去へは巻き戻らない。縦のものが横にならないように。そのじだいに生まれた人の役に立つためだけに在るのかな
遠く揺れる未来の光 あれは本物なのかな?今はまだ わからない事ばかりだ。人生のプロなんていないんだよ
今はただ想像の中で心になるべくやさしい未来の形をそっとやさしいタッチで描きたいだけ 描くだけさ
似顔絵は下手だけど 僕には未来が確かにあんな顔に見えた 空の表情は優しげで
彼方に光る月に話しかけたの。嘘も本当のこともまだ生まれてまもない僕には難しい質問なんだ もしかしたらこのまま永遠に何十年生きてもわからない答かもしれないな
月が照らすベランダで。一昔前の人は縁側でこの月を見てたのか でもその人は此処にはいなくて。その人が消えたようにいつか僕も住み慣れた此処からも水面に映った月のように消えるかな。
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無意識と意識の間をさまよう
それが人生さ
夢と現を眠ったり起きたりして
繰り返す朝と夜
それと昼
その意識と無意識の間にいつもちらつく
とても大事な君
でもなぜか朝より夜より昼よりも
二の次にしてしまう君
朝と昼と夜と時々君をその間(かん)に思い出す
ちょっとのあいた時間で途中で思い出す 記憶の隅っこで
放り投げられたせわしない山積みにされた仕事の資料の
上でさみしそうに僕の体の中で僕を見上げる記憶が作り出した粘土細工みたいな
僕が作り出した不細工な君
朝と昼と夜の間には
君という風が吹いてる
朝と昼と夜と時々君
いつでも本当は一番に
愛していたいけど
尊重したいんだよ
だけれどどうしても
仕事がそのジャマをする
その気持ちを遠ざける
僕はまたもどかしいから君に会えないって電話越しに小さくつぶやいて
受話器を置くよ
そっと
その瞬間涙があふれてきても笑っていられるのはなぜ?
こんなに悲しいのに
涙があふれてる顔で
笑うだなんて不格好な表情でこの後におよんで悲しみをごまかす僕
静かに流れる時間
その途中で
はじめて君をこんなに長く愛しく想った明け方近くの夜さ。
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僕と同じ墓に入ってください
僕にそれまでの時間もあずけてください
それなりの幸せはこっちで保証するから
幸せの形は人それぞれで
その人によって違うけれど
きっときっと根本的には変わらない
結局はだれだって同じ人間なんだからね
目をつむり 少しばかり眠って
夢から覚めたら死んだあとってこんな感じかななんて なにもわからない無意識の闇をたとえ話で語りました
いつか どんなにふたりが愛し合っていても
いつかは少しすれば
別れてしまうんだ
それはさよならとかじゃない 誰にでもくる終わりだよ
決してどうにもならない事だから 今がどれだけ幸せだったって終わってしまえばすべてがまるで夢のように 記憶のアルバムが少しずつ焦げて忘れてくように
消えてくのさ
跡形もなく
とろけた記憶だけ
抱きしめて
年老いた僕らはただ余生を暮らすだけ
それなりに
ただなんとなく
過ぎ行くままに
終わりから逃れようとしても終わりを救いたいと願っても
君だけはとかできないんだ
もう終わってしまえば話せもしないんだ 僕が僕じゃなくなる前に君の僕として生きてそして死んで行きたい
それが僕のなによりの幸せだからさ
だから生きてる
今のうちにたくさんの思い出を記憶の中にたたき込むのさ
忘れないように
僕と同じ墓に入ってください
いつかはさよならするならば今これでもかってくらい豪勢に生きよう
生きているならば
生きている人間らしく
あたりかまわず愛し合おう
それが、愛の証さ
それが、愛し合うって事だろう
同じ墓に入っても幸せなんて言えないけど
僕のいいたいことは違うんだ
同じ墓に入る事でふたりの愛をもっと確かにしたいんだよ
後生の人の目に
僕らの墓石を拝ませてやろうじゃないか せめて何もできねぇなら
動けないなら。
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今の世界にほとほと嫌気がさしたから
地球に針を刺してパンクさせてやるよ
昔ほどは嫌いではないけどその分退屈すぎて仕方ないから
地球に針を刺して最後のときには歌を捧げるよ
この追悼のバラードを
渾身の思いで響かせる
金をいくら使ってものどをつぶすくらい
叫んでも満たされないから
ありすぎる想像はやがて僕をのみこんで
なにもない暗闇に引きずり込むのさ
足から手からすべて記憶した思い出さえも
無にするように全部消してしまう
それを悲しいと思う感情すら気づいたときには目覚めない眠りの中だろう
さよならは一瞬の別れなのさ
はじめましてと出会った人の数だけさよならは涙に変わるだけさ
笑顔はつかの間でいつかみんなどんなに仲がよくたって別々の墓にはいる
そんな当たり前な悲しみがすごく憎くて
だから 地球に針を刺して 終わりにしたいんだ
こんな 毎日ビクビクしながら生きてるくらいなら
いっその事 残りの人生がたとえ待ってても行ってなんかやるもんか
僕は行かないよ
出口も逃げ道も無い世界だから
まるで広い樹海のような
迷路みたいな世の中さ
いつでも他人は僕を見下して平気で他人の僕を傷つける
同じ人間なのに
地球に針を刺すみたいに 人が森を伐採して自然を壊すように
絶滅危惧種だとわかっていてつかまえる密猟者のように地球破壊に荷担してる
自分たちの首を自分たちで絞めてるのにも気づかずに
繰り返す過ちで汚れてく たった数人の
せいでばかみたいに 紙一重で世界が死んでく 着実に壊れてく
地球に針をぶっ刺すように
地球に針をぶっ刺すように。
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ほんのちょっとのすれ違いでふたりは離れ離れになって
ほんのささいな出来事がふたりの明日を見守っているよ
だから僕は生きれてるよ
君がいるから
君がいるから
そこに?近くに?すぐそばに?
君も同じかい?
今日君がいなくなったら
明日は生きられないんだ
僕と君はいつでも一心同体だから
心までつながってるから
僕が生きれて君が生きられないなんて許されないから
君が生きられないなら僕にも明日はない
明日はないのさ
フタナリ となり
フタナリ となり
そんなふうに明日も明日でやって行こう もちろん今日と変わらず引き続きこのふたりで
明日のページに今日と同じように素敵な輝きを描こう
この愛にあきはないぜ!
この愛に終わりはない!
フタナリ となり
フタナリ となり
ふたりは心同士でつながってるから
ふたりは永遠に断ち切れない強い絆で
結ばれてたから 今も結ばれてるから
絶対にいつの明日でも
いつの今日でも
ふたりはふたりでやって行くんだ
人生、この先ずっと
何処までもとなりどうしで
人生、この先ずっと
何処までも今日と同じ気持ちを背負ってって
今日の心の掲示板から引き剥がして
忘れないように
明日になったらまた明日の掲示板に
はるんだ はるんだ
僕らは ふたりの手で明日を描き
どんなに小さなことも大きくこなす
そこにはきっと眩しすぎるくらいの
夢や愛がたくさんつまった未来というゆめがあるから。
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その涙は強さになるさ その笑顔が明日を作るのさ
いつでもそんなふうに世界はなって行くんだ
ただ当たり前な幸せが今も私の隣で当たり前にそれも当たり前に笑いかける
ただそれだけで悲しみに濡れた私の
心もからっと晴れた空のようにあたたかく
すぐに乾くんだ 干した洗濯物も乾くように ほんの少しの時間で着れるんだ
たためるんだ
たったひとつの約束とただ一度の誓いからの裏切りとそれを裏切った深い理由
すべてはやっぱり丸くはできない
すべてはやっぱり守れやしない
でも…だけど…しかし
そんな事ばかりさ
そんな事ばかりさ
出てくるのは
でも…だけど…しかし
その先が出ないよ
その先が言えない
どうしてもね
もうつまらない言い訳でごまかしたり
欺いたりしないから
安らかにお眠り
汚れすぎた悪い僕よ ただほんの昔の僕よ
昨日のように思い出す
僕よ 僕よ サヨナラ
君のためにまた1人 悪い僕を捨てるから
君のためにまた1人 ばかな僕に手を振る
サヨナラ サヨナラと本当はイヤだけど
バイバイ バイバイと朝陽に別れをする
自然と都合のいいようにかたむく
完璧に覚えた歌のように記憶にすりついてしまった長年の間に
そんな悪い習慣をいま僕は捨てるよ
なにも言い訳はそこには使えない どんなごまかしも利かないのさ
今日まで積み重ねてきた過ちばかりの日々を今さら消せはしないけど それでもひとつだけ そんな日々だったからこそ僕は君と出逢いそれが間違いだったと気づくことができた。君に救われたんだから満更無意味でもなかったみたい
ほんのささいな出来事が輝いた今日は未来の僕らにとってかけがえのない今日に変わるさ そんな日々の積み重ねが輝くゆいいつの術だ。深い闇をかき消す光を体中浴びている。今日もまた命の恵みを浴びて生きていられる。
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この道を通り過ぎる人たちを見てたら眠くなったからただ素直に本能にしたがって眠ってしまった
一日中間の抜けたリズムで流れてゆく時間
悲しみの底から這い出そうと芋虫の真似をしてもぞもぞ蠢くそう日がな一日中
あれやこれやでてんてこまいの毎日の中
精通するのはいつまでも素人気分で覚えていたくなかった仕事のノウハウとそのやり方
仕事もなれてくればもう少し高度な仕事と資格をほとんど強制的に強要される
自由なんて無い
まったくの不自由な日々だ
磁石は心にまでは磁力は届かない
届かないから僕ははじめて仕事を削って早めに切り上げてあなたがきてくれた
親子参観日には嬉しかった 涙がでるほど
だからあの日は僕にとっては忘れられない訳なんです
そうやって思い出しては引っ込める今や胸の奥の記憶が喜びに生まれ変わる瞬間僕も同じタイミングで生まれ変われるさ そんな思い出さ僕を強く生かすのは
宇宙の模様を身体に吸い込ませたシマウマがふたりの心は
向こうの景色が透けて見える その先に見えたのはなんだ
新しい僕らになるために
もう僕らどっちか片方を傷つけたりしない やめましょう
泥だらけになっても笑うのなんて
苦虫をかじってまでも美味いといってくれるな
ムリはしないでくれ ムリはしないで欲しいんだよ君だけには いつも
たとえ他人でもたとえ義理のつながりでも 母や父には変わりない 本当じゃない育ての親だとかいいたくないよ
そうしてしなびた夢がいまよみがえる
ふたりの心にまた夏を届ける
また昨年とは違う
新しく鮮やかな夏を
はじめて迎える夏を
届けるのさ いま
僕らの元に
そうして そうして
空が晴れたら もし晴れたら
青空レコードを懐かしい蓄音機で聴こうよ 思い出のあの曲をふたり流そうよ
ふたりの手で針を落とす この瞬間だけは永遠と決めた!