詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
どうしてボクらはひとりひとり人権があるはずなのにその尊厳すら世の中は無視するのか
人権とは別物なのか
目上なら何をやり言ってもいいというのか
もはや今の時代
モラルや情なんてものは忘れ去られた存在なのか
ボクは今 そんな問題に嘆いている
つめたいつめたい涙を流して
自分のからだをあろうことか自分で抱きしめている
心は今や北極の様。
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ボクが今まで人様についてきた嘘が百万あるとするなら
残りいくつが真実なんだろう
少なくとも嘘よりは多いだろうな
だからとりあえず十万とする
きっとそれも嘘なんだけど真っ赤な真っ赤な嘘なんだけどたとえ話だ、許せ
せめて真っ白な真っ白な嘘で真っ赤な嘘の数を追い抜くから百十万あるうちの百万の嘘はそんなに見ないでほしい
真っ赤な真っ赤な嘘を真っ白に変えるのは難しいけれど
なるたけ努力をするから
なるたけ頑張ってみるから
長い目で見て
長い目で見て
神様でも仏様でもいいから
つけば悪い嘘
ついても良い嘘
あるけどなるべくならボクだってついても良い嘘つきたいよ
本当なら真実だけで生きれればいいんだけどそれは真っ赤な嘘を真っ白な嘘に変えるくらい難しいからせめてまず真っ赤な嘘を真っ白にするよ
本当の事だけで生きれはしない嘘だらけの世の中にはやはり嘘が必要なのさ
だったらボクは人様を傷つけない嘘をこれからは言いたい
百万の嘘と十万の真実の名のもとに誓う
ボクは善良なる人間のちょっと手前で堕天使気取るんだって
誰に叱られてもそれだけは譲れないよ
良くも悪くも真ん中くらいがベストポジションだ
良すぎも悪すぎもしない人間を目指すよ
ボクはね!
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もう泣いていいのか笑っていいのかわからないほど微妙な人生の途中
いわば旅の途中
立ち止まり 何を見てるの 何を見てるの
自分でもわからないんだ
自分がわからないんじゃ誰もわからないね
鳥は羽ばたく
住みやすい場所へ
魚は泳ぎだす
きれいな海へ川へ
なのに僕は居場所もなくひとりぷらぷら独身貴族の面でいい気なもんだ
だけど自分は自分を厳しく叱る言葉さえ持ち合わせがない
ただ優しくしてきた報いか
誰かの厳しい言葉にたじたじ
ああ オーマイガーーーット!
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僕の街では夜深くなるとどこからともなくあらわれるその名も大怪盗
貧しい人のため 生活苦の人のため
金持ちや悪い奴らから宝石や金を盗み出してくばるのさ
僕も何度か見てる
新聞やテレビで
華麗なもんだ
警察もまるで子供みたいで役立たずだ
あいつにかかればイチコロだ どんなセキュリティーも
そんな夢のような
おとぎ話に憧れてた
僕も大きくなったらあんないい人に…いい人になるんだ
そしてオトナになってからわかったよ
それは罪だと
それは罪だと
なぜ教えてくれなかった…大怪盗
リアルがつぶす夢
リアルがあるからこそゆるされない夢
通らない理屈
リアルの壁
リアルの壁
壊せない
僕の力では
ああ あなたのような勇気も僕にはない…大怪盗
だけど夢を魅してくれてありがとう
それだけを伝えたら僕はリアルな世界に舞い戻る
夢から目覚め
夢から目覚め
母の声がして
みんなの声がして
笑顔と涙 咲く
現実に舞い戻る
大怪盗
君とはまた夜までお別れ
心配するな
しばらくの別れだ
また会える
また会える
大怪盗は微笑んだ
つよくよわく
僕は精一杯うなずいた
それでも枕をぬらす
それでも涙は流れる
僕には親切すぎる優しい嘘をありがとう
大怪盗
さようなら また会える日まで
いつか再び連れて行って
夢の世界へ
秘密の鍵をあけて
その向こうへ連れて行ってね。
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僕らは産まれてから死ぬまでのあいだにどれだけの夢をみるのか
叶わない夢 叶えられる範囲の夢あるけど
無謀だってわかってても僕らは叶えられる夢よりもそっちのほうに惹かれる
母親の腹の中で僕はなにをみていた
どこまでも続きそうな暗闇を見つめながら何を考えていたんだろう
よもや人生がこんな悲しいとはね
予想にもしてなかったよ
よもや人生がこんなに素晴らしいとは
思いもつかなかったよ なんて言ってみてももうそれは運命なんだな
腹の中から飛び出してちょっとの月日ののち僕は本来の意識を取り戻しやがて二足歩行で大地に足を着け歩き出した
時にはそんな運命を憎み
ある日は運命に死ぬほど感謝して涙を流したのにまた運命を憎んでさ
ほんと勝手なのはお互い様で
そんなふうに日々は過ぎて行く
流れるように毎日が死へとまっすぐ僕をはこぶ
みんなを乗せた一両だけの列車が各々の定められた寿命の終点で降ろしまた入れ違いに誰かが生を抱え産まれる、繰り返し繰り返し
時にはそんな毎日がうれしくて仕方なくなって
時には目を血走らせるほど嫌いになってしまうけど
僕を産んでくれた人に悪いから
憎しみだけで生きたくはないのだ
たとえどんなに運命が理不尽にこの先も僕を傷つけようと僕を泣きながらも負けず生きるよ
その先に待つ誰かを
闇から救う光に出逢うため
誰かを降ろし誰かを乗せて繰り返す列車の中 震えながらも窓の外広がる美しい世界に目を輝かせる
もうすぐ愛の街
まだみない未来
知らない光
見たこともないもの
僕を待っている
この美しさがたとえまやかしでもいいよ
ただ僕はそれを受け止め生きるから
悲しみは消えずとも喜びに楽しめているからね
感謝はつきず憎しみもまた消えない
愛しきれず憎みきれず運命と明日も向かい合わせ
この列車に乗せられたことは運の尽きで同時にチャンスの到来。
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人生なんて朝飯前だ
そんなに難しく考えないで
勉強なんて朝飯前だ
そんなに恐がることはない
たしかにたしかにこわいだろう
だけど朝飯前がだめだって昼飯前があるそれでもだめなら夕飯前がある
きっとサ!
大丈夫サ!
進め 捨て身で
当たって砕けたって大丈夫サ!
笑ってすましてやりな
人生なんて
人生なんて
朝飯前なんだから
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信号は赤で渡るな
青で渡れ
そして青でも左右を確認してから…
とかいうありふれた正しささえ信じられず破りたくなったのはこの世の中があまりにもリアルな配色に染まってるから
夢のない花壇には
光のない鉢には
ありきたりな花しか咲かぬ
だから 正義をちょっとだけ破ってみました
ですから 正義をちょっとだけ犯してみました
ボクはもう美しさ取り戻せない
やだ やだ やだ やだ
何もかもがイヤんなっちゃった
やだ やだ やだ やだ
何もかもがイヤんなっちゃった
正義は今や被り物した見せかけのバッタもん
やな物はやだ
やな物はやだ
子供みたいにたまにはオトナだってだだをこねたいぜ
ボクらはオトナの皮をかぶった子供
世の中が正義の皮をかぶった悪だというならそんなとこだね
悲しき涙のあとに
ワインが飲みたくなる
切ない涙のあとに
ワインがほしくなるぜ
さあ 飲み干そう
悲しき涙のワイン
空に掲げて
ボクは酔った勢い手伝わせ正義を裏切るんだ
今が
正義を裏切るとき!
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無駄を省きましょう
無駄は省きましょう
無駄のない未来をつかみましょう
無駄な物は要らない
無駄な資源を出すな
無駄な人手を遣わせるな
無駄を省けばそこにゃ新しい鮮やかな朝陽が昇るはずさ
だからね だからね
無駄処理フューチャー
ボクらは ボクらは
無駄処理フューチャー
いくつもの失敗を経て想像を膨らまし
いくつもの実験を終え本物を突き止める
それが今の世界に当てはまるのだろう
それはいくつもの何度も生まれ変わる
無駄な物も無駄な人件費も無駄なこともすべて省いた無駄ない世界
必要な物だけが必要な金だけが必要なことだけがまかり通る世の中
無駄処理フューチャー
ここにあり
だけどなんか心配なのさ
なにかが
なにかが
ボクは。
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空に聞いてくれ
ボクの代わりに
空に聞いてくれ
生まれた意味
生きていくワケ
声にならぬ気持ちは波のようにくねりながら押したり引いたりする
明日は悲しみか
それとも喜びか
無駄を省いた生活に未来はあるのか
化学的な 機械的な未来に光はあるのか
空に 空に 聞いてくれ
じゃなければ
海に 大地な 聞いてよ
ボクに聞かないで…
ボクはわからない
ボクはわからない
ノーコメントさ。
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御愁傷様 御愁傷様
かきあげる髪がない人
御愁傷様 御愁傷様
拾った小銭がゲームセンターのメダルだった人
御愁傷様 御愁傷様
午後から降り出した雨
そんな日に限って置き傘を置き忘れた人
人生の雨に打たれて
人生の雷にしびれて
人生の雪に埋もれて
人生の夢に微笑んで
御愁傷様 御愁傷様
悪いことばかりじゃないさ
御愁傷様 御愁傷様
そんな暗い顔しないで
御愁傷様 御愁傷様
明るくとはいかなくてもせめてちょっとは笑ってごらん
ちょっとの勇気さ
ちょっとの努力さ
御愁傷様
お世話様
お粗末様
仏様
神様
キリスト様
阿弥陀様
いろいろ様をつけたら偉くなるならボクにもつけてよ
バカ様
アホ様
のろま様
いい様みっかんないなあ
ボクにはどうやら様は似合わないらしい
御愁傷様
そんなボクに
御愁傷様
本当は頑張ってる…
本当に頑張ってる…
雨はやまず 悲しみももちろん消えない
雨も悲しみもずっと絶え間ない 世界でこのまま生きてく覚悟 決められずかといえ死ぬことなんてできずただ生きてる
中身のない頭
抜け殻のからだ
本当 御愁傷様
涙が出てくるぜ
こんなボクの有り様
悲しすぎてさ
世の中の大変な誰かとは比べものにはならないくらい幸せな悩みかもしれないがボクには ああボクには…御愁傷様って思わず言ってしまうくらい 悲しいのさ
だから
御愁傷様なんだよ…