詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
たくさんの未来の中から ひとつだけしか選べない未来 選べるのはひとつだけ
どれを選ぶかそれは自分の自由だけど自由なだけにすごく難しい
選んだ選択肢の中から選びがたくても
どれかは必ず選ぶしかない
それが自分の未来になるのだから
選ばないという選択肢はあるわけもなく どんな絶望的な未来だとしてもそれは現実としての未来に何ひとつ違わないんだから
黙って受け入れるしかない
それが自分の力が導き出した結果や答なんだと自分の出した答に満足できなくても
結果が分かった時点で受け入れるだけしか僕にやることは残されてないんだから
それ以外は出来ないんだ
僕には受け入れること以外未来を生きる方法はなく
その未来こそが僕が生きる未来なのだろう
当たり前を形作ってるのはいつだって自分でその当たり前である毎日を形成し積み重ねる日々の先にある想像だけの未来にたどり着き現実になるまでの間にどんな未来を形成し生きるかを決めるのもすべて自分にかかってるんだ 自分が生きる未来だから自分で決める
それは自由な故にとてつもなく重い責任を背負うことになる だけれどその願いとして頭にある未来がかなったときはじめて努力は報われる形ですみやかに現実になりならなかったなら努力が足りなかったということでそれはすぐ結果として分かるから便利だからこそ同じくその傷みも多大なんだ
そして予想にしていた未来と理想のビジョンがかけ離れたものであったりたとえ全く違っても
それは自分が選んだ未来に違いないとお得意の当たり前で片付けられる現実が見えるのが現状でありいくら願ってもそれは願いのままで終わることが多く理想通りの未来を作るのは難しいと思う
言ってしまえばすべて言い訳やきれい事になりそれで終わるが予想とは理想の中で考えると絶対の距離を持ちどれだけの距離なのかなどは分からず誰にも言えず夢までの距離は計り知れない。
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あんなに探したから 君という安らげる
温もりにふれられる 世界で唯一の居場所
それは君の胸の中
何よりも君は僕のこと一番に分かってくれるから 僕も同じだけの信頼の目で君を見ていたいのさ
どんなときでもお互いを信じあい手をつないだその先に幸せがあるんだと考えて
君は僕に身をまかした
そのための今という毎日さ
それくらいの信頼を寄せる君の期待に応えられるように不器用でも 恥ずかしがり屋でも 君にはやれるだけのことはやってあげたいと思う そのつもりだよ
粟粒のように消えて行く時はまるで
炭酸水のような少し酸味のある日々
後味はほろ苦い失恋の味だけど舌触りは甘い口当たりさ
行きずりの思いを伝えたい 君だけに
この現の夢の行き先を静かなる余生までも君と過ごしたい
ずっとこの何十年先の未来までも君と生きていきたいと思える人に出逢った奇跡による喜びは一抹の不安さえ塗りつぶすほどに数多の星のように心の奥底で輝くよ
きらめきながら ふたりは まるで
流れ星のような 時の中で 静かに
そっと瞼を瞑る
耳をすましてみれば 幻のような光が瞼の裏で夢と消え去る けれど悲しみからの 涙は流さずに強く強く生きる術を知る
遠ざかる日々にもそうすれば 素直な心で ねじ曲がった気持ちもやがて垂直になるさ
全くの平行線の日々でもいつかこんな今日という今日が未来にとってすばらしい日になること分かっている 一見意味がなさそうですべての今日にそれなりに意味はあるらしい
地球儀の中で帆を張る船が一双 それは僕という船さ 大海原へ航海に出る船なのさ いろんな今日の中で人は何かを知る 地球儀から見たら縮小された世界がその大きさに合った日本が赤く浮かんでる 変な感じだけれど僕は今 ここにいるんだね 指し示すのは笑顔の君
ふざけてるようでそれが僕らには紛れもなく自然体で。
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まだ見たことのない未知の世界が ふたりの胸をふるわせてた
他人は他人で好きな様にやらせておけばいいさ何ら問題ないさ
束になって
手をつないで
予期してたように
起こりうる全てを抱きしめた深夜0時
抱き寄せた身体がいやに冷たかったのは
きっと僕が作り出した下手クソな幻だろうな
わからないものを分かろうとする気持ち
それこそが素直さ
熱すぎる熱風に
心をじたばたさせながら笑う
荒れ狂う未来に
ちょっとだけ見えた未来の頂(いただき)
晴れた空にだって
雨は降る
天気雨が降るように
突然に崩れ落ちる
今がよくても 未来がいいとは限らないしそうとは言えないだろう
それと同じように決まった未来などないのさ
どうやったら僕を理由もなく嫌いになる奴等をこれでもかというくらい頷けさせられるの?
嘘も真も不確かな世界で 自分だけが悲しい様に振る舞う
今になって思う
笑ってあげるくらい出来たかもしれないのに 確信づいてきっと輝くための何かを見失ったんだろう
それだけじゃ自分以外のことわからない 苦しいのか悲しいのかさえ
表情から読みとるほか無いよね 痛みは伝わらない
こんなばか丸だしの浮き世を旅してゆく
思い出せないことを無理やり思い出そうとする様に 手繰り寄せる儚き幸せ
糸を伝い登るように
壁づたいに
闇を抜け出すように
孤独からの
脱出劇は拍手もなく僕の命をもって終わる
幕開けは二度としない
そんな終わりの席で
ひとりきり眠たそうに
鼾(いびき)をかいてる
君の小さな心の奥底
揺れる白百合見つけた
ある晴れた雨の降る
不可思議な昼間に
僕は見つけたんだな
君の新たな一面を。
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当たり前な幸せほど
気づきづらいものはないから いつも
僕たちは当たり前な
幸せなどないのに当たり前だと勝手に思い込んでる
決まっているルールや固定された正しさの形を偽る嘘や言い訳で日々の余白を埋め合わせ
不適当な今日という1日が限られたものだということさえ忘れていたりする
どうでも良いと口走る自分を責めることもなくただのほほんと与えられた幸せな境遇が守られているからこその幸せだと 周りの手助けや援助を見ようともしない
けれどたちまちその幸せはもろく甘すぎるから崩れるのも早い
守られてばかりの幸せは不幸なこと つかの間の幸せのプールに身体を浸して
幸せだと今がよければいいんだと現実をなめたように生きる
ただ不幸に向かって
僕はなにも自分ひとりじゃ輝くすべさえないことにはじめて気づくことだろう
そこで気づくことだろう 周りは口々に僕に詰め寄るようにつぶやく今
すべて分かっていたけど
すべて答を見いだせると
それでも半ばは信じてた
だけど 今を埋めようとすると疲れるしな 未来が遠いのをいいことに僕は楽な道を選びたがる
いつでも 迷ったり悩んだり人より余計な心配はしたくないと
それで人よりも不便で貧しい生活に収まろうとも余計に苦労するならば何十倍も楽だし 面倒なことはしたくないし
なんでいつか命をなくすのにこんなに生きてる間にやらなければいけないことが多いのか それさえ理解出来ずに
ならば生まれなかった方がいいとさえ
僕は落ちぶれた考えを抱きしめていた
そんな自分がとてつもなく愛らしかった過去(むかし)
どこまでも どこまでも まだわからない道をほのめかされて歩く
未来は影だけ残しながら 消え行く運命(さだめ)と
知りながらも心は思いのほかきれいで
それどころか澄んでいて
当たり前な幸せが幸せだったんだと気づくまで不幸せ。
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知らず知らず無意識のうちに積み重ねてしまった
言い訳も自分を偽る言葉も飲み込もう
ぜんぶ ぜんぶ
愛を抱きしめて
歩いてゆくこの道
すべてを上手くやろうとしても
どこかはやっぱり完璧にはいかないね
だから 僕自身出来ることをやろう
悲しみ胸の奥で粉々に噛み潰して
なにが幸せなのか
視野を広くして考えれば僕など裕福な方さ
そんな人から見れば僕らは贅沢者なんだろう
もったいないという気持ちもなく捨て去るだけの日々
浪費してく何かに与えられた境遇に何ひとつ感謝もないままに
笑うだけ笑い
そのくせ
悲しいときには大いに悲しんで
また忘れてしまう
すべてのごたごたを
いつでも
忘れたとばか笑い
そんな日々の連続がずっと繰り返してきて今に至るのさ。
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通り過ぎてゆく季節の中でふと立ち止まり 深く息を吸い込み吐き出してみる
その時に思った何かは体中を駆けめぐりまた戻ってくるだろう やがて素敵な言葉に変わり輝いて返るのだろう
決して戻らない旅立ちは悲しみしか生まない だから僕らはまた逢おうとうそをついてまでも わざとじゃなく本心で言うのかな
いつの間にか 僕は退屈な日々に時間を削るのが慣れっこで
非凡な生活に心も身体も疲れ果て 財布の中身を確かめもせずに決まりきった明日を限りなく人は買いだめにする
そんな毎日にいつからかなってないか
いつからなったのか分からないままで
溜息ばっかりでしおれた花みたいだ
ドライフラワーみたいに水気のない
みずみずしさなくした今日にまた身をあずけ うつろな瞳を空に向けて何かつぶやく それは聞くも耳障りな愚痴のよう
いつか いつかと言ったまま それは永遠になってしまった
遠く遠く日々をさらい とうとうここまで来てしまったよ
またこんな風にして願ったあの日の自分との誓いを裏切りないがしろにするかな
いくつ今までそうしてきたかな 考えていた めずらしくまじめな影を潜めた横顔の僕で
窓からはいつものように陽射しが差し込み
こんなにもこんなにも世界はやさしいのに
何故だかそれと反し悲しみに暮れている僕
晴れ渡った空にこんな顔は似合わないけど
さりとて理由もなしに笑えるわけもなく ただ当たり前みたいに暮れゆく今日
矢を放つように瞬間で過ぎて行く
その一瞬の景色をいま打ち抜いて
僕の記憶の中に消えないようにと
刻みつけ思いを集めた矢で射抜くんだ
届かない夢の風船を打ち抜けなかったあの日は今や遠き幻
だけど取り返すことは出来るから まだ
だから急ぐんだ 急いでしまう 限られた時と知ってるから思わず駆け足になる どこまでも続く空を僕の色に染めて。
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いつでもふたりは
寄り添っていたね
小さな季節の中で
たくさんの旅をした
繰り返し 繰り返し
訪れる今日はどこまでもはるかな未来に続いているんだ
今日も明日も
遠い昨日からしたら
はるかな未来だったのだろう 手を伸ばしても願わなくても行けない未来なのに
何ひとつ変わりなどないことを喜んでいいのか 悲しむべきかわからないけど
胸の輝きはどうやら本物らしいな
夢という気球にふたり乗っかって
どこまでもいつまでも
夢紀行を楽しもうよ 笑いながら
いくつもの物語を刻んでいこう
願ってた道が決してたどることのない道だとしても
僕はなにも知らなかったですまされる事が引っかかってる
なんとなく古ぼけたボロボロの表紙をめくり右送りにだんだんページをめくるだけで 内容はすぐさまわかる 先読みは出来ないにしても
読んじまった後にははかなさともどかしさだけが残るだけ
発信源は 頼みの綱は いつでも君ひとりだけ 飛び出してく 僕が生まれたあの日からすべては形作られていたのかも それより以前にもしや
広がってゆく僕が生まれた瞬間に虹が架かるみたいに そんな具合に物語が作り出された 世界にまたひとつ僕という物語が奇遇なる偶然にもあふれてきた
思い出を連れ添って不意に生まれた悲しみと喜びのメロディ
忘れていく記憶は何かとても大切なものだったのに僕らはそれを忘れてしまう いい加減なほどに
死んだ後で考え比べれば自由すぎるくらい長いこの自由でいられる時の中で僕らはやれるだけの力で各々がそれぞれに暮らし証を残すため?それならば何の為毎日生きてるの? みんな 泣き崩れそうになっても必死に涙こらえ笑顔見せる時でもどんな時にでも迷い悩み同じように苦しんでる そんなこと聞きあきたし分かりすぎてるほどに分かってるのにそんな分かりきった物語をずっと読み進めてく苦しさよ。
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目と目だけじゃ分かり合えないときには
心と心で会話をするのさ
でもいつか目と目だけで分かり合いたい
ダメもとでも 荒れ果てた心潤すような
涙を流しながら歩いていく そんなふうな世界が今扉を開き
その先に待つのはきっとあの日願ってた素敵な夢の形そのままさ
今 少しずつ 少しずつだけれど 確かに
心の中で何かが変わろうとしてるよ
ああ ちょっとずつ ちょっとずつ
僕の瞳に映る景色が大人になるたび
色あせていく中で日々終わりへと歩き削られる命にもいつかありがとうと言えるかな
その日を待ちわびるようにうつろいゆく季節の中で繰り返しを繰り返して
涙流し 笑顔浮かべながら
そう いつでも
この思いは限りなく溢れる幸せを求めて
欲望のままにうごめく自分を戒め
本当の大人のあるべき姿で生きてゆこう
その意味をかみしめて この長い道をひとつに過去も未来も現在につながってるから大丈夫さ
同じ道を歩いてきた今までの僕は消えない これからもいつまでも そうやってかけがえのない僕の存在の確かな証をひとつひとつぬかりなく刻んでく
どんなときにでも
忘れないのはこの当たり前な幸せの大いなる存在の意味こそが本当の幸せの形
時々見失う幸せ
当たり前だと思いこんでばかりのばかな自分にさよならしよう
どこまでも 続く果てしなき迷路のような世界の中で答に行き着くまで
行き止まりになる壁にぶち当たりそれ以上もう行けなくなるまで歩こう
高い高い壁が僕の行く手を遮り 当たり前な幸せを落っことしそうになりながらも忘れてなかったのは幼い記憶
それが きっと 幸福という風景だったんだね 他愛もなく過ごしていた そんな毎日を幸福だと気がつかずに 今の今まで愚かにも気がつけずにいた もしかしたら あれがすべて幸福だったんだろう 今ならなんとなくだが分かる気がするから恐々無念。
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もう何度繰り返すのかな あと何度繰り返せばいい
悲しき輪廻はまだまだ続く その繰り返しで君の幸せが約束されるなら 僕は繰り返そう
青い静寂が降り注ぐ街で 思いを胸にそっとしまった
口をすぼめ 目を閉じる
何もいわないで君だけが知っている未来の在処を
誰も知らないし知ることのない場所を
僕だけに教えてくれたね
つながっては 断ち切れてを繰り返す
だけれど 道は断ち切れてもまたつながる
やさしい嘘と嘘で
手と手をつなぐように
また今日がくる
一回の失敗ならば
また次があるって
思えば出来るのさ
次には必ず 絶対
出来るはずなのさ
ボクらのミライには
出来上がってるはずなのさ
この世界でまかり通ってる当たり前な事など所詮人が決めた事で くだらないとも言えますな
だいたい
操られてる体中に巻かれた糸を断ち切って
自由とちょうど良さの不思議を 抱きしめながら眠るよ
今夜も 眠るよ
ボクらのミライは暗い夜明けじゃない事 そう願ってるよ 僕は
結局は誰かに頼り守られ従事するしかないのかな それでも
僕は 僕は 僕は
出来なかったんだ
未来を事前にしれたなら
退屈になるとしても
知りたい 奴はどうなのかな
他人の事でも気になる そのほうが。
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悲しい笑顔ばかり
この頃浮かべてばかりで
心までもが冷たくなってしまった
いつまでも変わらない不変の幸せ
追いかけていたよ
絶え間なく繰り返す日々はいつまでも
不穏な気配をにおわせてた
ずっと立ち止まっていたけどやがて
僕はそんなとこにいたって
なんにも変わらない事に気がついて
遅いかもしれないがゆっくりとした足取りでまた道を戻り
ふりだしから歩き始める
人生は後戻りは出来やしないけれど
それでも途中でやり直すように 軌道修正くらいは許されてるから
人間ばかりの暗闇の中にふさぎ込む
君の姿は まるで
天使でいることにもう嫌気がさした
悪魔 そのままさ
堕天使のような
君の心
悟るようにしたいけど
理解できない
己の罪深さにおぼれるだけおぼれて
あとは 眠ったふり
見て見ないふり
ずるい僕がいたんだ
涙する君の陰に
こっそり含み笑いで
そんな僕が一番
悲しく思えてしまった漆黒の春
桜は並木道に咲き乱れ
どこまでも続いてゆく道を今更
振り返っても何ひとつわからない
それは ああ
もう遠い過去という指先すら届かない
幻なのだから 届くはずもないよね
僕が生まれてきたように それは 誰の意識でもなく 自然が生み出す どうしようもない悲しみからの旅立ちなのだから
胸を熱くしても 悲しい笑顔をわざと隠しても 意味などはないし逃れられない
それが この世の掟
破ることなど不可能 破れるのは人間が作ったルールだけ
それが 世界の掟だ
何事にも 動じない
常識なんかまるで通じないんだ
帰る場所さえなく
後は眠りが 迎えにくるまで ひたすら待ち続けるだけさ
こんな狭苦しい
偽りだらけの世界で 正しささえも
不確かな作りもので 気が狂いそう
なくした記憶の模型を復元した 心に。