詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ため息ばかりの恋に 僕は心を痛めてた 初恋をしたときより ずっとつらいんだ
言葉もなく ふたりはいつまでも
知らない人同士のまま それでも僕からは言えないやなんて好きなのに言葉にも出来ず臆病な心だけを露わにしてた
届くものも 言葉にしなけりゃずっと届かない それなのに届きもしない想いが良いと言い訳ばかりつぶやく ずるい僕は悲劇の主人公をついには名乗ってた
本当に好きなのに
本当は言いたいのに
言葉に出来ない
事を言い訳に逃げる
そこに行き着く先は 行きずりの想いを未来まで引っ張り
悲しい気持ちだけを
ハートの形をした心に限りなく注(つ)ぎ足して後には過去へのもどかしさがほろ苦く残るだけ
いくら願っても もう戻れない悲しい恋とその悲しみを抱くのかな 今ならまだ間に合うのに 僕はそっちを選ぶのかな 確率としては絶対に言ってしまった方が気持ちも楽になるし たとえ実らぬ恋のまま終わってしまっても言えたことによって胸の底にたまった重荷もとれて気持ちとしても楽になれるし諦めもつくはずなのさ
どうして どうして
それなのに それなのに 僕は言えないままでいるのかなぁ
気持ちは日に日に膨らんでいくばかりで 無意味にため込んだため息のせいか心が今にもパンクしそうなんだ 僕の中で 僕の中だけでいつか花が咲く恋と決めつけてただけさ 芽すらもつかない恋なのに言うだけ言って言ったら後は終わりだななんて勝手に終わりにして さよならの準備として気持ち入れ替えたふりをする仕草はまだ忘れられるわけもなく
忘れたわけもないから君をまだ心は見つめている 目は向けなくても 向けられなくても 気持ちは素直に心を動かして涙を流させるよ ポロポロと
始まりもしないから終わりもしない ただ忘れる為だけ
それが傷付かない恋の間違った鉄則 それは同時に苦しむ事を選んだ合図で。
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いくつもの喜びを感じていきたい いくつもの悲しみを喜びに変えて 涙を流すときもあるけれど 負けずに笑顔を浮かべるときを増やしていこう
たとえ悲しみが増えていこうと その数だけ喜びも増えるはずだから
追いつくようにその喜びで悲しみをすぐに追い抜いていけばいいのさ
それでも悲しみもまた喜びが追い抜いていけば悲しみもさらに追い抜こうとするけれど
だとしても涙をからして泣いていたって何も始まりはしないのさ 繰り返し繰り返し何度でも何度でも それならばこっちも負けじと悲しみというライバルを蹴散らしていこう
大丈夫さ 君ならば出来るよ
だから自分を信じて
熱くなってゆこうよ
何を信じて誰を信じて何に身を任せればいいのか
正しいことも間違ったこともひとつだけじゃ満たされないよ 心はまだまだもどかしさが抜けずしっくりこないと 歳を重ねるたびに達者になってゆくのは言葉ばかりで…
自分なりに自分らしく自分だけを信じてゆこうよ
自分は自分を裏切らない 本能のままに悲しく動くだけの
ただのこれだけじゃ物足りない見上げた夜空に輝く幾千の星の数ほどある日々を何かで埋め合わせていこう 結果なんて後から付いてくるんだよ
いくらでも生まれてくる見えない世界の謎
全てが何故か間違いのようで全てそれでも正解のような そんな曖昧で不確かな今を生きていたい
これからはそんな気持ちで最初から答なき明日を生きていたことに後から気付いてさ 全てがその時の作られていく運命のままに事がはこばれてゆく ぜんぶ残らず煙みたいに消えてく その世代その時代の人たちが偉そうにちょっとだけの歳の違いと生まれたときの早さを遅さを理由にそんな人たちより目下の人を見下して それより目上の人には態度が一変したように媚びを売り借りてきた猫みたいにおとなしく狐みたいなずる賢い頭でいつも強い者の味方に付くだけ。
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もうこれ以上話せることはないと
過ぎ去る過去を無理矢理に忘れるように
逃げ出してきた後ろ姿が悲しすぎて
どこにも行けずに行き場もなく彷徨う心
やり場のない想いを受け止めてくれる
そんな人のために僕はこの限りある時を共に過ごし そして生きていきたい
全ての罪をぬぐい去るとき 洗い落とした過ちの数だけ
僕は今まで数々の扉を開けてきた 終わりゆく今日という日は
二度と消えないまま僕の胸に刻まれるこの一瞬に心は輝く
今まで一番の光を放ちながら
繰り返されてゆく
意味もなく積み重ねる日々 淡い夢を僕は今まで何度見てきたかな
さよなら過ぎ去る
たくさんの日々たち
手を振りながら 遠く遠い日々を眺める眼差しが何かを語りかけるように 今もまだそんな声がきこえているよ この胸にさり気なく ただ静かになんとなく響いています そよぐようにやさしく歌うように
はるかな時の声が未来の礎を築いていくのさ
本気でもなく生半可でもないけど僕は歌う今に意味があると
思うからこそ僕は明日を受け入れ生きる
いつか訪れる終わりをもこの身体に刻み込むように
輝ける未来であればちょっと汚くても受け入れる気持ちをもてるんだと心からそう思う
自分を活かすように 明日の扉 力強く開け放つのさ 今
新しい出来事が光を その先に見出し希望を見せてくれるよ
風船にくくりつけて飛ばしたあの日の夢
飛んでいってくれたようだ だって未来の今の僕にちゃんと届いたから
だからあの日の頑張りも 今までの涙も無意味じゃなかったと解るよ はじめて
そのためにこの今日のために生きてる 100%の笑顔浮かべられるように 今いる未来で あの日そう絶えなく限りなく願い続けた 夢がそのままの形で今ここにある 全てをきれいごとだと片づけないで良かった諦めてたら手には入らなかった夢があるのさ。
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通り過ぎてく たくさんの思い出
まるで静かな 終わりにでも奏でるメロディ
夢のような 幻にも似た まるでそれは 深海の様に 宇宙の様に
産まれたままの姿になり飛び立つ鳥の影 想いとはまるで違っても同じ匂いがする
始まりの春のさわやかな風のようでもあり また日干しにした洗濯物のような安らぎに満ち満ちたやさしい匂い その中で駆けずり回る無邪気なまだ幼い記憶の中に残る笑顔のふたり
いつものようにいつもの通りに終わりも今日のような穏やかな日なのかな それならばそうだと良いなあ
心の中の旧型の古い映写機が突然ひとりでに動き出し瞳のレンズを通して ピンぼけで映し出す映像(けしき)
頭の中の記憶という記憶を巻き戻して
数ある記憶のテープを再生していくよ
どれも懐かしいけど今ではもう戻れないから観る景色観る景色 思い出すたびにいろんなエピソードが蘇り涙を流さずにはいられないけど
あの君の あの僕の笑顔は最高だった
きれいな思い出は悲しいだけじゃなくその時の喜びまでも抜かりなく記憶できる唯一の貴重な記憶さ
もちろん思い出すたびに全てが全てに良いところや違いがあってその全てに異なる輝きがあるのさ
だからどんなに形に残るものや下手な宝石や金よりもずっと心に残る一生の宝物
それは春の記憶 それが春の記憶
あの日この瞳で記憶し録画して見えない頭の中のテープに収めた人には絶対残念にも見せられない とびきり貴重な自分だけの映像作品さ
これからも少しずつ増えていく その記憶は過去になりすぎたら 遠くに来すぎたなら 巻き取り またはじめから観ればいい 少しだけ…だいぶ…かなり色あせぼやけてるけど古いのだから当たり前さといいながら強がる 何度でも何度でも思い出すたびそれは鮮やかに蘇り記憶を埋め尽くし厳かなまでに再び僕の心をその日の純粋な瞳に返しあの日に連れて行く。
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大切なことだけ 伝えられればいい
本当に伝えたい 事だけを ただ
大事なものだけ 守れればいいんだ
本当に守りたい 君だけを ただ
本当らしいことはとてもとてもありすぎてさ
すぐに見え透いた嘘偽りに惑わされてしまう
だけれど本当に本当の事はたったひとつしかないんだよね
こんなにたくさんあってもその一つ以外は全部偽物なんだ
僕たちの目をくらます
嘘にうまく騙されてしまわないように
いつでも気をつけてる
それなのに 何故だか惑わされている
気が付けば見えない何かにどうしようもなく言い訳ばかり
繰り返しては悲しいと泣き寝入りするように
何もできずにいる
けれどもしかしたらそれは何も出来ないんだとただ自分に諭してただ逃げているだけ 逃げたいだけじゃないか
もう一度その目を見開いて 閉じた瞼ならば開け放してカッと真実という答を本当の事を自分の目で確かめればいい 今すぐ
思うよりも答はたやすく解るはずだ ミテクレだけの張りぼてに騙されてた 追いかけた日々もなんだか空しくなる
自分が思ってるよりずっと 簡単な答だったことが悲しいのかといわれれば
決してそうでもなくて かといって悲しくないといえばそれはたちまち嘘になり また同じ連鎖が繰り返されていくだけになる 前みたいに
けれど今は何も言えないのです
答を知った今も もどかしさと呆気ない空しさに締め付けられて
とても考えていた事とは真逆の何もない似非世界
未来へもこの夢を持ち運ぶためそのためには今抱えてる切実な何かを片づけなくてはならないんだな
真実の裏側だとか追いかけながらも夢ばかり見てられはしないからこのままだと現実思考のつまらない大人にはなりかねないしそもそもなりたくなんかないのに
物語を1つ1つ綴るみたいに後戻りや書き間違えを正す余分なページなど用意されてない。
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この気持ちは出任せや嘘なんかじゃ決して片づけられないんだ
不思議な巡り合わせで全てが始まったとしてももう今さら遅い
たくさんの季節を通り過ぎて 同じくらい僕たちは数えきれない月日をともに過ごしてきた
心まで凍り付いてしまう冬も 自分の中にある何かが自分という決められた線からははみ出すことは出来ないんだと迷い悩みその挙げ句にたどり着いた場所は結局いつも同じ答
僕の想像の狭さが問題といっても過言じゃないけど 過ちはやがて心のどこか奥で罪悪感という花を咲かす種をばらまき血で血を洗うような無意味な問答に苦しめられでもしない答を出すために明け暮れる日々
無駄な争いやつまらないいさかいなどは意味がないから やめた方が良いさ
なぜならばそこに行き着く先は結局また繰り返すねじ曲がった憎しみと自分の中でゆずらない想いをぶつけ合い同じ力で引っ張り合うから終わりのない言い合いだけなのだから
終わるわけもない互いの中にあるわがままな自分という自我を捨てきれずに譲り合ったりする事もないから どちらかが相手を思いやり終わりの合図となる 言葉を言うだけ以外に終わることはない
だから無意味なのだと思う
記憶の花が咲いては散って 僕の過去を塗りつぶしてゆく
心の中に咲いた花ももうすぐ咲きそうなんだ この疑問にも花が咲くと良いな
そしたら苦しめるもどかしさも全て消えるのに 満ち足りたように見せかけるだけの身勝手な笑顔なんてしなくてもすむというのに
悲しいのならば悲しいよと涙できるくらいの素直さがほしいよ
ただ取り戻したいだけ
ただそれだけ。
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ふと気が付いて振り返ったときには
なにもかもが全てすんだ後で僕は悔やみに悔やんだ
君の微笑みも町の夕暮れも全てがまるでもう見慣れすぎて
きれいだとか言い交わすこともなくて
ただ言葉を連ねていくだけで1日が終わるように
過ぎていく時間になんとなく乗り気でもないのに とりあえず適当にやるだけの事をして過ごす
見上げるといつものように窓の外に月が泳いで 僕を平等だからとでもいうようにやさしい光で照らす
世界中の不安や不満を数え上げてたら
たぶんおそらくは数え切れないほどでしょう 永遠に生まれてくるから 永遠に続く時の中でなくなることなく世界に蔓延り広がってく
追いかけるように今では もう昔から
時間は僕を操る
それを勘違いして
操ってるみたいに
僕らはただ終わりへと進む時間に合わしてるだけ その中でいつか消え去るように
幻のように自分が作り出した運命の中で取り交わす様々な出来事 どんな未来を作りそれにどんな不満や批判をしようと自分が
望んだ上で作り出した確かな現実(リアル)なのだと瞳に映る未来は まるでうつむく僕をあざ笑うようだ
それを運命のせいだというならばそれこそが罪で自らの過ちなのだと胸に刻みつけて生きていくべきだと誰もが冷たい氷のような眼差しで笑いもせず繰り返す現の世界
悪夢のような未来は 暗くまるで全ての感覚を失ったように 耳に入る音にも聴くたびに耳鳴りがして そうかと思えば一瞬に聞こえなくなる
時々目に飛び込む景色と視界がくぐもったように ぼやけて見える記憶も曖昧で昨日のことすらぼけっとしてただけだからかたかが昨日の事なのにあまり記憶にも焼き付いてないのさ
耳鳴りの方は不安から来るらしいな
まるで宇宙に行ったみたいに行ったことはないけど空想の中で想像すると だんだん周りの音が遠ざかっていき 静寂の中で暗い海をさまよい歩くだけの人生で。
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心にぽっかりと空いた空白(あな)を埋めてよね 僕の失った時間がまるで舞い戻ってきたみたいに君と居ると今までの時間が全て取り戻せたそんな気がしたんだ
伝えられない部分を埋め合わすように
君と居るとその時間の1分1秒さえもが楽しすぎて時間も忘れるくらいさ それだけに過ぎるのも早く気がつけば目を覚ましたみたいに僕らはおじいちゃんやおばあちゃんになってるのかなあ
いつの間にか感じることさえしなかった
『失われた時間が幸せすぎたから』なんて幸せな言い訳だろう独り身の誰もがきっとうらやましがる台詞さ
どんな言葉ならばふたりは分け与えられた未来を上手く共有できた?
楽しい時間はどんな時でもすぐに過ぎ去ってしまう もう否応なく平等を言い訳にして全てさらうさ
思うよりもずっとずっと早く感じたと思うほかにはなくて
それでも未来の僕らになくてはならない時間であり残された僕に与えられたのは悲しく冷たい涙だけさ
ふと僕は気が付いて過去の自分を振り返った時には
何もかも失ったあとで でも悲しくはなくて
ただ今はほろ苦い後悔だけが空しさを募らせた もう戻れないことくらいわかってるから 何も今さら感じない 嘘っぱちな愛は無痛な方が出来りゃいい 予想に反して運命に勝ち誇ったような
こんなゴールのない世界で終わりをむかえたあともきっと後戻りの出来ない日々と知ってるから
だからこそ今になって過去の清算や遅れを取り戻したり悲しくなるのをわざわざ思い出したりはしない 無駄な説明なんていらないのさ
ただ今を受け入れればいい 素直に生きられればそれで幸せと言っていた
なにもかも嘘なんだと思いこんでた なにもかもまやかしだと飲み込む なにもかも微睡むように夢の中へ なにもかも全て過去に押し込んだ
なにもかも忘れよう忘れようとした
それこそが今思えば今じゃなけりゃ思うことさえかなわない不自由の仮面を被った
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言える言葉を探していたんだ
君に似合う言葉を
けれどどれだけ探してみても
見つからなくてさ
最後までわからなかった 何もかも
失った分の涙を笑顔で埋め合わして
今 君に言える言葉はきっと残り物みたいなものしかないから まだ君に伝えるべき言葉じゃないから また僕は探しに行くよ
言葉探しに出かけるよ
やっぱり僕には君しか
居場所はないらしいな
だから元居た場所に帰るように
今日も君の心の扉を開くんだ
闇を抜け出したなら帰るんだな
言葉探せなくたって責めないわと 君はまるでお日さまみたいに笑う
その瞬間溢れ出た涙でやさしさに溺れそうになった 春のある日の事
僕は忘れない
絶対忘れない
一生忘れない
ずっと ずっと ずっと そうさ
この言葉は僕の中で育ち
変わらない光の種を
ひとつひとつに植えるよ
いつか花を咲かす迄
いつの日か花が咲くその日を待って
僕の中に変わらない 僕という証を残して 僕が描いたんだよと わかるような人生の絵を描きたいんだ きれいな青い空と君の笑顔さえあればそれで幸せ 僕は
全てを詰め込む 全てを放り込む 全てを練り込む
牛耳るように ひとつの場所に全ての光集めて想いと想いの架け橋を架けて
心と心じゃ 伝えきれない何か 目と目じゃ 読み取れない何か 探してゆこう 少しずつ それならば手探りでもいい 楽をしてたら見つからない何かならば自分自身のこの両手で探せばいいだけのことさ
今 君に言える言葉はきっと残り物みたいなものしかないから まだ君に伝えるべき言葉じゃないから また僕は探しに行くよ
想いを言葉にするのにいらないものは何かな もし不必要なものなら今すぐ捨てて飾らない言葉で嘘を塗り潰して 君に恋したあの春の日 君と出逢ったこの奇跡その全てにありがとうを言おうよ。