詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
高い高い谷底だ
深い深い谷底だ
こわくないはずはない
悲しくないはずはない
日々、人は少しずつ魂をその谷底に捧げてる
だからいつか時が来れば人は死ぬ
だから 精一杯
そうさ 目一杯
やりたい事をし
わがままにもなる
自分勝手にもなる
自分の人生だからさ
自分の時間だからさ
周りの人間など自分には通りすがりの通行人にしか過ぎぬ
さあ 時間だ
夢の中
見下ろしただけで
足がすくむ
でも気づいたら
真っ逆様
誰かに押されたような気がするけど
明日に落ちる間際そいつの顔に見覚えがあった
それは僕だった
僕が僕に言った
「明日という谷底に飛び込め」!
希望は明日に行かない限り絶望にもならないぜ
死ねば楽だが後は何もないぜ
だから生きるんだ
涙して笑って当たり前に生きるんだ
大丈夫
それだけで相当の負担だろ
偉いから ほめてやるよ
俺がいつでも
そう僕は僕に言われた
だから自分が言うことならと今も生きて眠りにつくたび谷底へ飛び込む
リアルを探しに旅にでる
いつか這い上がれなくなるまでは何度も這い上がる
リアルの中で旅を続ける
無意識と意識の中をさまよい続ける
魂ごと燃えながら
魂ごと光りながら
僕は僕の中での
神様になる
それでよろしい。
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計算しつくされた100%完璧な人生に真の喜びはない
悲しみや苦しみのない人生を旅する価値はない
100%満たされた生活に夢はない
100%満足できる毎日に未来はない
だから完璧なんて不必要だ
完璧ならば不完全なものを求めるさ
嫌いなんだ
完璧なヤツもそれを求める心も出来すぎた人生も
何か欠けてて
何か不具合で
何か足りない
そんな人生だからこそ楽しい そんな歯がゆさがあるほうが絶対飽きない
計算しつくされた問題に真の答はない
あるのは固定化された単なる計算の末に解けるつまらない答だけだ
それなら僕は1+1も100と答えるさ
そのくらいの愚かさを見せてやる
100%ばかり求める世界に刃向かって大げさなくらいでたらめに大げさなくらい不完全な自分を生きる
そんな気持ちのほうがきっと素晴らしいに違いないのだ
誰かに従うんじゃなく自分に忠実になりなるべく笑って生きるためには。
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たとえば僕が鳥ならば
こんな人に囲まれた毎日でひとりになりたいさびしさを望むこともなかった
たとえば僕が空ならば
何にもとらわれずただ自由なままのその姿で人々の営みを見下ろすだろう
だけど僕は人間に生まれてきてしまったから
もう何を願っても後の祭り
望むもの
望まないもの
すべてできる範囲でゆるして
夕暮れが思いさえオレンジ色に染めて取り返せない運命への羨ましさをただ呪えば悲しくて寂しくて
だからさたとえば僕が嘘ならば良かったと思ってしまう今もわかってほしいのさ
悲しいから
寂しいから
わびしいから
切なくもあるから
死にたくもなるさ
いろんな感情
気持ち 混ざっちゃって言葉になりません
そんな運命はもう定められてしまった
望む間もなくこんな形で定まった
それが現実だと想うだけでこわいや
だからだからめまいがするほど悩みあふれる世界で生きるのに多少の癒やしを求めるんだな
僕らはそれさえしなくていい運命を求めたのに
なんて言うんだよ
たまに浮かべる笑顔も忘れちゃって言うんだよ
苦しみしか見えないんだな
一理あるけれど。
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たったひとつの答を探すのにたったひとつの命を犠牲にするな。
たったひとつの答を見つけだすのにただのひとつも無駄にするな。
たったひとつの答に迷うならたった一回の人生で済ませ。
たったひとつの答に苦戦してるならたったひとつの防御策で切り抜けろ。
要はたったひとつの答だけを探せばいい。
それだけに難しいんだ。
真実や答ってのはたったひとつにとどまらないしどれが正解なのかもわからないし正解かどうかを確かめるためには一度ばかを味わわなきゃわからないし危険を承知で飛び込まなきゃならないから。
大変なはずだ。
ご苦労なことだ。
そんな人間に今日から「様」をつけよう。
言葉の頭に「お」をつけて僕は言いたい。
お残念なことで。
どーも
お疲れさんでした
お人間様…
なんかしつこいね。
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どんなに悲しくても
どんなに辛くても
どんなにさびしくても
自分だけは信じていこうと思う
心にはいつもやまない雨が降る
それは産まれたころから変わらない事
自分を信じられるのは自分だけだと最近忘れていたんだ
自分を抱きしめて泣いたあの夜さえ記憶からまるでないもののように消し去った
それでも花は咲く
命は明日へ続く
また笑顔になれる
嬉しい事 あれば
笑いたい 笑えない
しかたないよ
そう自分に言うたび心が苦しくなる
泣きたい 泣けない
涙見せられず
感情すらも抑えているしかないのか
本当の事が大切にされるべき世の中なのに本当の事はつまらない常識に黙らせられたまま 悲しく無言で置き去りだ
それでも それでも
それでも
僕は信じてる
そんな世の中でもいつかいつかいつか本当の気持ち わかってくれる日がくると独りの寒さにふるえながら待つんです
いつも心になけなしのスマイルを抱きしめて
お人好しなだけかもしれない日々は続く
ずっとずっと向こう側へ続くのです
僕は生きるのです
泣き顔のような笑顔いくつも浮かべながら
僕にしか 君にしか
僕は僕の悲しみ
おかれた境遇
今ある現状
わからない
その見えない事実を
苦しいところを誰か世界に説明してくれ。
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喜びなど餌の時間に過ぎない
食べちまえばほらむなしさに心が悲しい
そのほうがよっぽど悲しい
喜びを知らないほうが幸せだった
知ってしまったあとの僕らは悲しい
でも知らない僕らをイメージしたらなんか悲しい
どちらにしても悲しい
度々僕らに訪れるえさのじかん
悲しみと喜びのあいだでつかの間の自由なんかでくずれる顔
悲しみの間には喜びがそして喜びと悲しみの間には悲しみが何そうにも
その間 さらにその間でサンドイッチ状態でレタスやトマトの気分で今日も肩身が狭いな
世間に吹く風冷たいな
そんなありふれた悲しみ
度々僕らを締め付けるじかん
度々訪れるえさのじかん
疑うこともしばしば
最近は
だけど結局完食するよ
何もないから残さずおなかを膨らます
だけど無意識に食べている
命すら一緒に食ってる
そんな爆弾じみた喜びの美味なこと 美味なこと
悲しみの塩味
喜びの甘味
マッチして美味い
だけどなんか悲しい
やっぱり悲しい
えさのじかん
えさのじかん
例えば金魚の気分で水槽の中
ひたすら待つ
えさのじかん
えさのじかん
悲しいばかり
嬉しいだけの
線香花火の人生
むなしいばかり
切ないだけの
感じるものの大きさだけが嫌にリアルな
えさのじかん 今日もまた何回か僕を笑わせたよ、切なさと後味の良さをはらみながら食後の切なさも美味で永久に食べていたくなるのさ
こんな気持ち
わかってくれるだろうか
僕以外の誰かは
産まれたからこそ
感じる永遠への渇望
それを増幅させる喜び
悲しい嬉しい
えさのじかん
食事のじかん
心に今日も泣く泣く食べさせて いる。
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ある瞬間に見た君のどっかから放たれた見えない光に僕の影は跡形もなく粉みじん
ありがとう
愛してるよ
手をつないで抱き合って
影をぬぐい去り
僕は
光を抱く
ふるえる羊は卒業したよ
メェー メェー
メェー メェー
泣き虫の僕は泣き続ける 君に
メェー メェー
メェー メェー
泣き虫の君も泣き続ける 僕に
二人は互いの涙を拭いあって世界の誰にも身勝手な愛なんて言わさせないのさ
感情の向こう側から溢れる光の球に包まれて
二人は二人でいられる時をかみしめてちょっとだけ休んだらまた復活できんのさ
ここからスタートできるのさ
笑って泣いてさんざんわがまま言ったから疲れたろ
さあ 家に帰ろう
また楽しい事が待ってるよ
二人ならすぐに笑いあえる明日まで手が届くさ
時空の向こう側から心配した未来の僕らが僕らに会いに来て
光の球を渡す
僕らそれで不思議に仲直りした
嗚呼
そしてそして感情の向こう側から溢れる光の球に今は包まれて
言葉すら何も言えない
悲しい涙 黙らせろ
嬉しい涙 代わりに流そ
メェー メェー
羊が一匹 まだ残ってた 心に
だけど飼おうかな
君の中の羊 僕の中の羊
見れば涙と同じ色の毛並み
二人の中に一匹ずつ羊がいるようだ
メェー メェー 泣き続ける 昔の僕ら思い出す
やっぱり そうだね
涙とは縁切れない
だから僕らと何も変わりなんてないのさ
羊も弱虫 僕らも弱虫
だけど単に泣いてるわけじゃない
泣いている中でもいろんな事考えてる
単にイヤミな輩はそれを認めたくないだけさ
今は乾いてるあの涙
明日また流れるかもしれないその涙
僕らははじめて見た時流れ星と間違えたけど
羊は鳴き続ける
何もない闇に向かって
永久を望んでやまない僕らのようにさ羊は。
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笑う 泣く 怒る
拗ねる 渋る
はにかむ 嘆く…
人の表情はめくるめくファンタジー
君のまだ見ない表情も引き出したいな
僕には見せてくれるだろうか
無表情も表情の中のひとつだから
人はのっぺらぼうにならないかぎり表情をなくすことはできない
だからずっと君の無表情 見てるよ
君がまた笑ったり泣いたりしてくれるまではしつこくしつこく傍にいるよ
めくるめくファンタジー
表情は宇宙より無限大
二人で見つけあっていこう 探しあってゆこう
めくるめくファンタジー
表情探しの時間だよ
君にいう。
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僕は生きてる
君も同じだろう
僕は笑えてる
君も同じだろう
そんなありふれた二人の真実は誰にとっても同じ真実だ
当たり前なそんな真実に安堵感を感じ人びとは心に花を咲かすだろう
希望という種を宿した心が絶望を枯らしてさ
僕らが今 存在している真実がよくできた偽りならばそれもいいだろう
ただ僕らは寄りかかる
そんな真実に
真実に真似をした
偽りってものにさ
だけど真実は光る
今日もすべての人の中
確かな道しるべになって足下を照らすんだ
手鏡のように自分の姿を小さく小さく映す心に悪魔が映っても悪魔が優しく微笑めばいい
真実ばかりを信じたくはない
真実ばかりが光を浴びる事はない
真実ばかりに教えられることはない
真実ばかりで扉は開かない
新しいドアに
そのノブに手をかけて開こうとする勇気に明日は応えはじめて光る その時
真実は本当の姿をあらわす
それが本当の信じるべき光かもね
君が信じた道を行きなさい
つむじ風 吹きすさぶ街の中
今日もひとつの嘘とひとつの真実を手に見えない闇に挑む
明日もまた何かに従いながら生きる
それが存在する唯一の方法
だとしたらだとしたらそんなものぶち壊してぶち壊してぶち壊して僕は自由の翼広げ笑う
高らかに
僕は僕が 君も君が
全世界の人が
自分で信じる真実を叫ぶ
それが人により
異なろうと
その人には揺るぎない真実
笑うな 笑うな
笑わせるな
真実はひとつじゃない
答がひとつじゃないように
人の数だけあるのさ
だから人はケンカもするし憎みあいもする
様々な真実が 違う色の真実が交錯するから 違う真実が重なりあうことはないから
君がいいんだっていうなら信じる真実を裏切らないで最後まで守れ
僕には解らなくても君には違いない真実。