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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[1596] 未来への扉
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


扉はきっとすぐ目の前にある

鍵はきっとこの心の中にある

さあ
みつけておくれ
自分だけの明日を
さあ
さがしておくれ
自分だけの未来を

扉はきっとすぐ目の前にある

鍵はきっとこの心の中にある

さあ
ちょっくら外へ
出かけてみておくれ
さあ
虹の橋を渡って
光の街へゆこうかな

夢も理想も小さすぎて悲しすぎないように
いつだって心に描くのは大きな大きな夢さ

扉を開けてゆこう
その先の世界へ
扉を開けてゆこう
輝かしい未来へ

さあ 今
少年だった僕らの夢も終わりを迎える時
さあ 今
新たな旅の幕開けだ
光ある明日へゆこう

キミと共に
希望を背負い
キミと共に
夢を捨てずに

さあ ゆこう。

2007/10/07 (Sun)

[1595] コンパス
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


心の思うまま
心の赴くまま

指し示された場所へと
僕を連れて行く時々嫌な場所にも連れて行く
心にあるコンパス

心が思うまま
心が赴くまま

思い描いたようなそんな場所へと
僕を連れていってよ
まだ見たことも聞いたこともないような場所へ
コンパスに導かれて新しい旅へ


僕は目の前の現実におそれを抱きながらも
ドアを押し開ける
吹き込む風に包まれて
また新たな旅が始まる
また新たな出逢いが待っている

そんな気がする。

2007/10/07 (Sun)

[1594] 息継ぎが必要がないプール
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

夜空に浮かぶ丸い月の形を浮かべてみたり
数億の星の輝きをうねる小波の
近距離の道しるべにしたり

そして
僕の小さなからだを水面と一体にさせておいて
鱗の代わりにある手足を静かに浮かばせる

そっと目をつむり
見えない時を吸収する感じ
誰かのことも自分のことも
世界の進む先も
忘れていたくて
ただ浮かぶ

沈まない月
校庭の風
揺れる雑草
乾いた地面とアスファルト

それだけが
ある程度ゆるされる場所

だから
息継ぎの必要がないプール
息継ぎが必要がないプール。

2007/10/06 (Sat)

[1593] echo〜儚き願い(続き)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


移ろいゆく時を旅する
思いの果てのその果てまでもゆく
消えてしまいそうな望みのない明日
それでも僕は願いそして信じてる
いつか報われる日が来ること

答を探しさまよい歩き
失ったもの得たものは
数え切れないほどある
眩しすぎる夜のneon
雨の中で繰り返す儚き願いと数ある夢

言葉にならないほどの愛をくれたきみ
いつの間にか悲しみだけを残したまま
行き止まりの壁の前立ち尽くしていた

繰り返す
溜息…
止めどもない
悲しみ…
胸の奥を未だ突き刺して夢を喰らう
空虚に包まれたこの部屋で憂うつな毎日は
繰り返し繰り返し続く
何度でも
命果てるまで

さびしくて 悲しくて
全てが嘘の様に流れた
嵐の後の静けさの似た
静寂に降りしきる
雨の中で繰り返す儚き願いecho

追いかける
夢も理想の未来も
少しずつ濁っていく
僕は染まる
青く青すぎるほど
少しずつ壊れていく

静寂に降りしきる雨…
雨上がりの太陽
はみ出した希望と光
悲しみのない世界で喜び
また
悲しみのある世界へゆく
繰り返す日々は
誰のために?
何が故に何の為に?
疑問ばかり深まるばかりで

それでも
旅は終わらない
生きていく理由を
意味を意義を探し続ける日々は続く

晴れた青空の下でも
どしゃ降りの雨の中でも
探し続ける
願い続ける
変わらず ずっと
果てない旅は続いてゆくのさ ずっと

儚き願いを抱いたまま時を旅する。

2007/10/06 (Sat)

[1592] echo〜儚き願い
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕達はこの長い道を歩き何を追い求め
旅をして何を探し求めてるんだろう
そしてどんな最期を飾るんだろう
思いばかりがどんどん先走ってしまう

笑って 泣いて
誰かを傷つけて憎んだりもして
後どれくらいそんな事を繰り返すのか
今日という花も散っていってしまう
願いも 望みも
使い古しの愛情もこの頃さめてきてる

「取りあえず」今できることやらなくちゃ
そう言ってもこんなちっぽけな僕にできる事なんてあるのか
あきらめてしまった今となっては
悔やんでも遠い日の幻
もう過ぎ去ってしまった過去のこと

色あせた記憶は思い出なんて
呼べるほどキレイなものじゃなく
泥にまみれたような汚れた靴と今も僕を苦しめる不安くらいしかない

遠すぎるあの日に思いを寄せても
かえらぬ日々とわかってはいても
できるものならかえりたい…かえれない
そんな葛藤の中で
まだこの道は続く
旅は終わらない
残された距離はでもそう長くもない
あっという間さ

さびしくて 悲しくて
全てが嘘の様に流れた
嵐の後の静けさに似た
静寂に降りしきる
雨の中で繰り返すのは儚い願いecho

届かない思い
それでも「届け」と叫び続ける
それぞれに与えられた等しい時間の中で
願い続ける
この心は届かないこと
誰よりも知っているのに
だけどだからこそ
願いたいのかもしれない
嘘であってほしいのかもしれない

苦しくて 切なくて
全てが風の様に流れた
音のない世界に居る様
無力さに打ちひしがれ
たたずみながらも繰り返す願いecho
止まぬ雨の中で繰り返す儚き願いecho

2007/10/06 (Sat)

[1591] セピア
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


深く溜息をして少しせつなくなった
いろんな気持ちを抱えているってのに
またひとつ悩み事が増えてしまった

セピア色に染まっていく心を今
キミが塗りなおしてくれたらね
僕は悲しまずに毎日を楽しめる

意気地のない僕は
ずっとずっと立ち止まったまま
空を見上げて眩しそうにしてる

セピア色の世界を変えてくれよ
キミの一言で僕は変われるのに
「愛している」ただそれだけで
幸せになれてしまえるのに

セピア色に心は染まっていくばかりで
こんなにせつない
こんなにかなしい
こんなにさびしい。

2007/10/06 (Sat)

[1590] 愛の名の下に
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


少しだけ恥ずかしそうにキミは笑って
何かと不器用なこの僕を助けてくれる
世の中の汚い部分がすべてを汚すなら
世界を敵にしても僕はキミを守り通してみせる

愛というなら少し違うかもしんない
だけどそれでもこの時間だけは永遠に近いものだった
もう何もかもやんなったら
終わりにしよう
僕もついて行く

ああ
言葉もなく交わすあたたかな微笑みが明日を照らすなら
間違いじゃない
ああ
偽りの偽善も栄誉も卑しさも明日の僕を汚すならば

今すぐに捨てても
すべては闇の中
哀れな堕天使の様
キミがくれる微笑みが僕をつよくするなら
もっともっとください
その微笑みを
その優しさを
僕に分けて下さい

愛の名の下に
世界をふるわせてくれ
愛の名の下に
世界を輝かせてくれよ

愛の名の下に
愛の名の下に
愛の名の下に
愛の名の下に

キミを愛し続けるから
キミを守り続けるから ずっと。

2007/10/06 (Sat)

[1589] 明暗 (U)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

それこそが
いわば明暗
私自身でいう
いわば明暗

影の部分と光の部分を繰り返しながら
延々と続く退屈で憂うつ極まりない回廊を歩き続ける人生

それが
いつからか
私自身の生きる
理由のようになり
思いこんでしまった
恐ろしく鮮やかな極彩色のオール・エンド
つまりはすべての終わり
自分という人間のたどり着く最終地点

それが
後も終わりも
始まりもすべてが
「明暗」ただ一つ。

2007/10/06 (Sat)

[1588] 明暗
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


明るいところ
暗いところ
人生もそれの波で続いている
悲しいことがあれば
嬉しいこともある
人生はそれの繰り返し

光だけを見つめ続けていられはしない
闇が恐くても見つめなくてはいけないときがある

光に目がなれ
闇を見つめ続ければ当然光はまぶしくなる
光、闇、光、闇と交互に見るからどちらにも片寄らずにちょうどいい度合いで見ることができ
悲しみも喜びも感じることができる

だから
光と闇を繰り返し繰り返し感じあう
だからこそ光のまぶしさに目をそらさずに済み
闇の暗さに恐れずにいられるのかもしれない…
そして悲しみがあるからこそ
立ち直れるつよさを持て
また喜びがあるからこそ悲しみに屈せず再び歩き出せるのかもしれない…

明るい光
暗い闇
そんな明暗のある世界で生きてゆく
光から遠のき目をそらさずにいさえすれば
闇から恐れずに逃げ出したりさえしなければ
悲しみに沈み込み
喜びに溺れ死ぬ事はない
そしてもしどちらの世界に片寄ったとしても
その傷みに
その空虚感になれていさえすれば
何も問題などない
何も不自由などないはず

見せかけだけの
正しさと言葉だけの中の明晰さを闇として
それにより得る友好と期待、更には信頼と認可、嘘か真かの励ましを光として
私は明暗の世界を渡り歩く
途中で自分自信にあきれ果て闇に身を投げても
望んだわけでもない名誉と多大な報酬、周りからの期待にほとほとうんざりして自ら光を手放すか

そのどちらかの
終わりをたどるまでの
華やかでいて呆気のない悲しき虚空と絵に描いたような幸せ
虚像のような幸福
いつか自らの手で消し去る幸福でいて退屈な時間
巨万の憂うつ
あきてしまった人生という名の明暗の日々
ただそれを返上するためだけの生涯

2007/10/06 (Sat)

[1587] 牙をむく夜
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


長い夢から覚めた僕は
少し汗ばんだ頬を拭いた
不安だらけの道はまだ
果てしなく続くのさ


少しずつ死へと近づいてく中で何かを失いすべてを失い
傷だらけのハートが泣いている泣いている泣いている…

深い深い深い深い闇の中から
叫ぶような喚くような声がする
それはいつかの日の遠い幻さ
だれもなにも解ってくれなくてもいい
はらんどうの中を歩いていくのさ
俺だけが解っていれば
いいのさ
他の奴にはわからない
わからない…わからない…わからない

歯茎を剥き出しにして尖った牙をむく夜
僕は月にみとれながら
終わりにそっと目を凝らす

ああ
目を凝らす。

2007/10/06 (Sat)
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