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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[1554] 世界の目覚め
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


深く深く息を吸い吐き出す
そんな事を繰り返すだけで僕は生きられる

酸素には限りはないのです
いつか君はそう言いながら偉ぶりながら笑ってた

世界はいま目覚めます
おはようと誰かが朝にコロンと誰かへこぼせば
それはひとつのRiSMになって響くのです
街行く人の流れにさり気なくとけ込むように
いつかは誰も受け入れたくない運命の日に身をゆだねざるを負えないらしいです

永遠という都合の良さに任せるわけには
どうやらいかないらしいから

世界が目覚めた瞬間に
僕は1人悟りました
ああ
もう後には引き返せない
つまりは返れないのだなと
僕は遂に悟りました

それはいつか
僕が生まれ未来をはじめて真剣に考えはじめた年の頃
世界が瞬き目覚めた時と共に僕は薄々感じ取ったのです

それを確実だと思ったのは
案外つい最近のことで
自らの手で凍り付いた祖父の体に触れたときに
あぁ…と気付いたのです。

2007/09/29 (Sat)

[1553] おつかれさま(後半)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


側にいてこんなことぐらいしかできないけど
まじめに本気で思う
これが答なのかって
これが現実なのかって
あふれ出る涙の中にはそんな思いが入り混じっています

キミの頑張りは
側にいたこの僕が一番わかってるから
その痛みもつらさもわかりたいから
わからせてほしい
あぁ、代われるものなら…
今はこの言葉だけ
「ごめんねとおつかれさま」
これが今の僕のできる限り精いっぱいの思いです
…勝手だけど
このままこうして今夜は眠らせて
1人淋しくはさせない
I・Love・You.
I・Need・You.AH……。

2007/09/29 (Sat)

[1552] おつかれさま(前半)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どうして僕らは空高く飛びたいと願う?
どうしてキミがこんなに尊く思うんだ?
理由なんてなくてもいいじゃないか
愛する理由やそれぞれの持つ夢なんて
二つとも同じように追いかけたいから
つかみたいからさ
それだけで
いいじゃないか
理屈なんかじゃ語りきれないものがあったって
いいじゃないか

涙はじけて落ちても
笑顔がむなしくても
それがきっと答だよ
結果ばかり大事にしてないで頑張った自分をたまには認めてあげな

答ばかりに拘りすぎて
この世界はいつだって
答を大事にするから
頑張った自分が
思い悩んだ時間がいつの間にか見えなくなる
誰にもそのがんばりを認めてもらえないならば
せめてバカって思われるほどにほら自分をほめてごらん
よくやったって
僕は笑わないから
むしろ涙で目の前がぐちゃぐちゃににじんでしまうほど
胸の奥が熱く熱くなるから

僕はその時その瞬間
キミを抱きしめよう
そしてこう言おう
何度も何度も
僕だけは認めるよ
キミが頑張って得られるその結果以上に
キミを認めるよ
そして涙声でつぶやく
あぁ
「おつかれさま…、頑張ったね」

今はキミの悲しみ癒せるもの
心からの言葉
それくらいしか思いつかない
その自分の非力さに悲しくなった
だから後ひとつ
本当はごめんねも言いたい
こんな口だけの無力な僕を許してほしい

2007/09/29 (Sat)

[1551] 時の波〜time・wave
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


「寄せては返す波のようだね」と
君は砂浜座って陽が沈んでゆく空をみた
「涙は塩辛いから瞳の中には海があるのね」とジョーダンのように君はつぶやいた

1つ1つの他愛もない場面
たやすく諦めた1日はもう返らないと
知ったときから僕は悲しい
時間の波は寄せはするけれど
一度寄せてきた波は返ってきたときにはそれはもう別の波
波が寄せてきて少しすればまたすぐに次の波が起こるように
時代は変わりゆく
人もこの街も
この波も時間の波もほんの瞬間程の美しさをみせた後ですぐに引いていく

だからこそだからこそ
人は1人1人がかけがえのない尊い存在なのです
人は1人1人が波で
もう押し寄せたらその波は永遠に帰りはしないのです
きらきらと陽に反射しながら
大きく美しく押し寄せそれぞれの生きざまを砂浜に刻み込むんだ
そして間もなくして引くときも美しくそして儚げにゆっくりと引いていく

遠く聞こえるあの人の声は返らぬ波音
浜に近づくにつれ小さくなってそしてサヨナラ
最期の力を振り絞って波は砂浜にとけていくよ
みえない思いを砂の中に託すように
きれいな貝殻をつれてきたりもする

それと同じように
人も砂浜という大きなこの世界に街に目にはみえない大きな大きな思いを残すだろう
たとえ形のないものだとしても
その人がその波が生きた証としてきっとどこかに残っているから
僕にはみえないけど
確かに寄せていった波たちはこの大きな広い世界のどこかに自分の生きた足跡を踏み残してるから

きっと…。

2007/09/29 (Sat)

[1550] 宛もない旅
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕はいつでも気ままにノンビリ生きて
やりたいことをやりたいようにやるのさ
いつかあの青い空に浮かぶ雲に憧れ
旅に出たことがあった
さぁ今もう一度旅に出よう
宛もなく行こう
自由という風を受け
探しに行こう
追い求める夢と答を。

2007/09/29 (Sat)

[1549] 僕だけを残して
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


間違いだらけの日々が
ただ静かに流れてゆく
忘れてしまいたい過去
悲しみに染まりきって
もういっそ何もしない
遠すぎる理想の刃先は
錆びてて切れ味は最低

僕だけを残して
遠ざかる楽しそうな笑い声
もう何も考えなくていいさ
どうせまた置いてかれるに決まってる

孤独が僕の肩に手を回して親しそうに話す
意味もないぬけがらみたいなことばを連ねて蝶は冬の寒さに
そっとその美しい羽を閉じた
ガラスの中の届かない世界に昆虫採集する
運命に愛は連れ去られた

涙する僕だけを残して
悲しみに暮れて
涙する僕だけを残して。

2007/09/29 (Sat)

[1548] 砂漠に一輪
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


かれきった砂漠に一輪
花を咲かせましょう

やさしさを忘れた心に
潤いを与えましょう

考えてもわからないことはある
けれど
考えて初めてわかるものがある
難しい言い回しや言葉なんかいらない
簡単でも気持ちのこもった言葉の方が嬉しいに決まってる
カッコつけた言葉をもらったって
空しくなるだけさ

かれきった砂漠に一輪
花を咲かせましょう

やさしさを忘れた心に
潤いを与えましょう

きっと
そうすることで
愛は君に語りかけるでしょう
「お帰りなさい」と言うでしょう。

2007/09/29 (Sat)

[1547] この愛が続く限り
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


キミらしく自分らしくって
なかなか言われてみると難しいものですね
僕の頼りない背中だけどさ
いつでも気軽に頼ってきて泣いてもいいよ

その悲しみをいやすためには
どうしたらいいかって事を一緒に考えよう
答がでてくるまで1人淋しくはさせないさ
やがておとずれる夜明けに微笑みを浮かべてごらんよ

この世界は自分1人の為には回らない
けれどそれでもキミは僕にとって世界の真ん中でした
ただキミのキミだけの幸せを願ってさ
どうすればキミが笑ってくれるか自分なりに試行錯誤

このがんばりを自慢することはない
けれどキミが認めてくれるならいいや
世界で一番僕が愛しているキミの為
僕は精いっぱい目いっぱい頑張りたい

もしも世界が僕の目の前から
消え去る日がきても
キミと一緒ならこわくないから
差し出したこの手をつかんでほしいのさ

「愛してる」
ただそれだけで僕らは幸せだった
「くだらないことで笑える」
ただそれだけで僕らは満たされてた
今もこれからもずっと幸せで満たされてる
この愛が続く限り。

2007/09/29 (Sat)

[1546] やさしい人になりたい
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


誰かにもらったやさしさの数だけ暖かくなった
そのやさしさを決して忘れずにいたい
誰かに教わった厳しさの数だけ涙をのんできた
その厳しさは僕を思うが故のやさしさ
わかっていながらも悲しみは胸の奥を熱くする
いつものことのように

やさしさばかりを求めてもいられない
けれどやさしさはいつだって心地いいものだから
気付くとまたやさしさばかりを求めるそんな僕がいるんだ

やさしい人になりたい
人にもやさしくしたい
だからこそ
ときには厳しさも必要
やさしいばかりでは
やさしさだけでは
ぬくもりは伝わらない
愛はきっと生まれない
だからこそ
僕を取り巻くやさしさは厳しくそしてそんな厳しさには
僕を思う本当のやさしさがあるんだ

そう思っても
やさしさはどんなときでも耳にやさしい
だからこそ
人はやさしさを欲し求め続けるんだろう
厳しさの中にあるやさしさは自分にとってのつらさになるから
少しでも丸みを帯びたやさしさを求める

僕も君もきっとそうだろう?

2007/09/29 (Sat)

[1545] 新しい季節風
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


時が経つせつなさと忙(せわ)しない毎日に
心はもうボロボロで笑顔さえぎこちない

ふるえる肩を抱きしめて孤独にたえる
それぞれの夢とそれぞれの暮らしと
分かち合える友達とそれからそれから
未来に必要なものはなんだ?他にはあるか

考えたって浮かんでこないリアリズム
いらだつばかりのもどかしさを胸に
通り過ぎる悲しさだけが黄昏に変わる

新しい風吹き抜けてく
僕の身体を突き抜けて
終わらない夜を超えて朝陽は静かに街を照らす
メインストリート表通りは人でごった返す
ダストタウン東京
君はまだこの街の汚さをしらない
そしてその中にある変わりつつある光にも気付いてない

朝露に濡れた思い出と
色を染めてく並木道
イチョウの葉が揺れて
モノクロの絵の中に君の持ってる限りの色で色づけてくれ
淡くそれでいて鮮やかにしっかりと
空を茜色に染めてくれ
あの頃の2人をつなぎ止めてくれ
手と手をつなぐ温かさに終わりがないように
淋しい色で塗りたくらないで
鮮やかな赤であの日を彩って

秋はまだ始まったばかりだから
過ぎ去った日だけ悲しまないで
さぁ新たな旅にでよう2人
新しい季節風に包まれながら。

2007/09/29 (Sat)
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