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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[1219] 始まりの場所、終わりの場所
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


大好きな人との始まりの場所
いつもこの胸の中にしまって忘れてしまわないように
どんなにふたりが遠く離れても
きっと記憶から消しちゃいけない場所がある

ここはどこだろう
とても暗い場所
君の姿もどこにもないよ
とても寂しい場所
今は朝なのかな夜なのかな
それさえわからない
ただこの胸の奥にある心にできた傷が痛むだけ
あの日のさよならの言葉
いつまでもあれから消えてくれずに胸の中何度も何度も聴こえている

始まり終わり
繰り返してこの長く続く道をこれからも歩いてゆく
その道のどこかでまただれか心から好きになれる人に出逢えたならいいな

今度はずっと終わらない光の中で輝きながら
僕は生まれ変わるように
過去の悲しみの中から抜けだして
愛とゆっくり歩いていきたい
足りないものなら分け合って譲り合って
今ここにいる理由を
生きてきた喜びに気づける日がやってくるから
そんな光へ向かって歩いてゆこう

終わりなど僕たちの手で終わることのない始まりへと変えていけばいいから
急がずに焦らずに生きていけばいいから。

2007/07/01 (Sun)

[1218] 言えないことば
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いつもいつでもこの胸に君へ言いたいことを隠しています
本当はとても言いたいのに
どうしてかな君の目の前にでるとどうしてだか言葉が詰まってしまうんだ

今までどれだけのチャンスを逃しただろうかな
言えないままでここまで来てしまったよ
もう少し僕に勇気があれば
そう思ってもやっぱり言えないでいる僕自身がいけないんだろう
目を合わす度
そらして逃げているような
笑えもせずに悲しい恋なんて寂しすぎるだけだろう

言えない言葉
君にいつか伝えられるかな
明日こそは明日こそはでとうとう今日まで来たからなぁ
意気地のない僕をたたき起こしてよ
ふるさとの母さん
頼るのはやっぱりやめたよ
自分だけの力で君を手に入れるのさ

何年かかるかな
そんな弱気なことは胸に押し込んで
明日、明日伝えよう
絶対、絶対伝えよう
いえないことばを君に伝えるんだ
伝えるんだ 僕よ。

2007/06/30 (Sat)

[1217] 君の愛はこの手の中
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君の心に映る自分の姿をいつもうかがってばかりで
きれいなだけの言葉でいつでも良くみせるためにカッコだけを気にしていた
本当に君が求めていた想いとはそんな姿形だけのものなんだろうか
心を開いて見せ合って
飾らずありのままの僕で君と笑いあえたなら
きっとステキな毎日が目覚める僕を待っていて
楽しみな気分で始まる新しい今日にいやなことがあっても
逢えることを考えれば不思議と乗り越えられる気がするね
まるで魔法にかかったみたいに

こんな奴だった僕を許してやってほしいんだ
これからはきっと生まれ変わるからさ
ありのままの姿で君と楽しく当たり前のように話がしたい

そうすることができたなら
いつかきっと
君の愛はこの手の中
ずっと僕と一緒にいられるはずだ
だから今すぐ
思い立ったらやめてしまう前に君に逢いに行く
生まれ変わった僕と愛を続けてゆくために
せっかくのこの愛が消えてしまわないように
僕は君に逢いに行くよ。

2007/06/30 (Sat)

[1216] 希望の春
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


長く寒い冬が過ぎようとしていた
木々はその冬の間につけたつぼみを今か今かと咲かせるのを待っている
そのつぼみの一つ一つは希望という名の花
春になれば色とりどりの花が町中を彩り
だれの心も穏やかな気持ちにさせてくれる
そして花の香りは町中を包み込むように広がり
私のもとにもそのあまい香りをはこんでくる
目を閉じればまるで夢の出来事ように過ぎていった季節たち
毎年同じこの景色を見るたび同じ気持ちを感じている
まるであきないその春の鮮やかな花の色合いは
これから進む先の私の不安を和らげ
たくさんの希望を胸にくれる
それはほんの挨拶代わりのように
春ははじめましてと言わんばかりに
私に美しい景色をみせてくれる

そして、
また春は過ぎてゆき
蒸し暑い夏がやってきた
この夏が終わり秋、冬を通り越すことができたなら
また私のもとにあの希望にあふれた春の風は私をたずねてくるだろう
私が生きている限りは春は私のもとに訪れ
そして、
私にあの鮮やかな花々の色合いをみせてくれるだろう
きっと希望はまた私のもとに暖かい春風をつれてやってくるだろう
私が希望を捨て生きることをやめない限り
春を待たずに息絶えてしまわぬ限り
春はいつでも私がみにくるのを待っている
そして私も春の季節がくるのを待っている
このつぼみが希望の花を咲かせるのを冬の間中、ずっと今か今かと待っているんだ
冬の寒さに負けないようにつぼみの頑張りを見習うように
私もこの寒さに堪え忍びながら
じっと花の開花を待っているんだ。

2007/06/30 (Sat)

[1215] そして誰もいなくなる
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


目をつぶって笑った
目をつぶって笑ったら、暗闇で景色が塗りつぶされた
見えたものは孤独以外の何物でもない

歯をむき出しにして笑った
歯をむき出しにして笑ったら、ばかだとみんなに呆れられた
聞こえるものはほぼ無音といってもいいぐらいの静かな孤独

僕が笑ったとたん
みんなの顔から笑顔が消えた
さっきのざわめきがまるで嘘のように
みんなの口から話し声が途絶えた

そして、誰もいなくなる
僕以外のすべての人が魔法が解けたみたいにポカンとした顔で家に帰る
残された僕はそこにいた誰よりも悲しく
そして孤独だった
夕方の公園、ブランコを漕ぎながら
待っている人はきっと本当の僕のお母さんじゃない
頼っていいわけもなく
頼れる理由さえここにはなかった

だから、誰もいなくなる
ここにも
そこにも
あそこにも
そして、誰もいなくなる
残されたこの孤独と一緒に悲しくなる。悲しく鳴る五時のチャイムを心で聴くだけ
心で聴くだけ

粘り気のあるチャイムがやけに心に張りついて
私はただあなたのくれる本当じゃない母としてのやさしさを時々伺うように見つめるだけ
聞き入るように、聞き流すように
窓もドアもない息苦しい部屋に父とあなた
そして私がいるだけ。

2007/06/30 (Sat)

[1214] 遥かな夢
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


この長く険しい一度きりの旅のどこかで
私は大切ななにかを知る
終わりゆく景色は終わりある故の尊さを私に教える
濃く青くどこまでも続く海は空よりも深くそして遠い場所に沈む
そこではすべての地上の掟は届かない
錆び付いた身体を気だるそうに起こし
また始まる朝におはよう
こうしてやがて暮れゆく今日にさようなら

あの頃から多分ずっと変わらない夢
今もこの胸で光を発しながら叶えられる時を待っています
進む道の先鮮やかなる夕陽が見える

遥かな夢 限りなく私を染めて
今淡くやさしく私を包み込んで
終わらない夢 いつか
私に届いて
未来さえ彩るようにここにいる意義を伝える

沈んでゆく景色
私が私であれる時間
今もう少しもう少し
私が私でいれる喜び
感じて、感じて、感じて。

2007/06/30 (Sat)

[1213] 僕が君にできること
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いつでもどこにいても君だけは僕の味方で
どんな誰もかなわない暖かなやさしさをくれました

夜の街に家へと続く光の路が見えました
冬のこごえた両手をポケットに突っ込んで
変わりゆく景色をふたたび訪れる始まりの季節に僕はまた生まれくるまだちいさな光を見つけました
かすか遠くに見える灯りがここにいる僕に暖かさを分けてくれる
終わりそうな時を間に合わせるように
僕はさっと急ぐ今日から明日へと
そしてまた次の日へと

想いはいつだってこの距離を超えて
さびしい夜にはなるべく早く帰るから
それまで待っていてほしい
駆け足で帰るから

僕が君に愛する喜びを教わって
かえす返事は愛してる
何気ない仕草の一つ一つに隠れてる答
ただじっと僕は楽しい会話の途中さがしています
見失わないように
光はいつでもこの手ににぎって

瞬間、ぽろりとこぼれ落ちる涙
悲しみなのか、喜びなのか、切なさなのか
僕は見分けながら答をさがし解決策を導き出すよ

君が僕にしてくれることの
それ以上に僕は君になにかをしてあげたい
ゆるやかな時の中
夕暮れのきれいささえ思えないほどに疲れ果て
そんなからだを支えるみたいに後ろから抱きしめられる
君の暖かさは本物
僕が君にできること
いつもさがして
どんなささいなことだとしても見過ごさずに
君が愛してくれるそれ以上にもっともっともっと僕は君になにかをしてあげたい
だから今こうしてる瞬間さえ僕は君にしてあげられるなにかをさがしてる
君の笑顔がただ純粋に好きだからね
君のことがただ好きなんだからね
僕は君に限界さえ超えたなにかで恩返しをしたいな。

2007/06/29 (Fri)

[1212] 明日は今日より
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕は糸でつながれた操り人形のように
誰かから与えられた仕事をこなしてそして金をもらう
そんなことを繰り返していく内に
あっという間を時は過ぎてお墓の中
かんたんに言えばとても短く終わるけれど
考えてみたら少しずつ悲しくなってくるだろう

どこまでも続く青い空の下を
陽気に鼻歌でもうたいながら
春めく町を眺め手を振り歩いて行くよ
すれ違う派手な服を着たピエロのおじさん
妙に礼儀正しい料亭の女将さん
いろんな人がこの町に住んで生きている

明日は今日より楽しい日になるかな
今日より明日はマシな日になるかな
雨が降る日も晴れの日だって
なにかを想いその日の色に染まって
悲しんだり喜んだり
いろんな表情で生きていくよ これからも
僕は生きていくよ
自由をうばう体の糸を断ち切って
自分らしく人間らしく生きていきたい
僕は僕なりに今を精いっぱい生きて生きてぬいて
いつの日か追いかけてる夢をつかむんだ
この手につかむんだ。

2007/06/28 (Thu)

[1211] あっという間に
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


こんなにも悲しいのに
僕は悲しいのに
なぜだか不思議とすがすがしい気持ち
振り返れば君が僕にやさしく笑いかけて
こんなにもうれしくなるよ
だから悲しみなんて気づけば忘れてるぐらいさ

あっという間に楽しい時間は過ぎて
君ともまた今日もさよならになっちゃった
そしてまた僕は悲しくなるよ
沈んでいく夕陽
この景色をみる度
君にもう二度と逢えないような
そんな気がして

離れては恋しくなって
僕はそれ以上に悲しく悲しくなるよ
あっという間に過ぎゆく時間
話した内容さえ覚えてないくらい
あっという間に君とさよなら
はやく明日にならないかな
そればかりが頭の中を埋めつくして溜息がでる

君が僕は好きだから
言えないもどかしさによけいに悲しくなるよ。

2007/06/28 (Thu)

[1210] 明日の扉
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君は僕の心を癒すようにいつも側で愛らしく笑いかけて
何気ない僕の仕草に気づいてやさしい言葉かけてくれる
陽も落ちて眠くなったなら
明日へ行くための鍵を君からもらうよ
その鍵で明日への扉を開くよ
今、新しい今日への旅へ
まぶしい白い光に包まれて
さぁ 踏み出そうおそれずに

途方もない悲しみが僕らの目の前に立ちふさがって
行く手を遮るけど
それでもおそれることはない
このまま歩いて行けばきっと明日にたどり着けるから
ねぇ 時には僕を頼って涙をみせてよ
いつだって僕の隣の席は君だけのために空けておくから

この広い世界の中で
君と巡り会えた大きな奇跡に素直にこたえられたなら
きっとそれだけで新しく訪れる明日が楽しくなるね

忘れがちな気持ち
いつも胸にしまって
こんなにも幸せすぎて当たり前だと思いこむ悪い自分
さびしいときは隣に君が居て欲しい
悲しみに暮れる日には君のやさしい言葉が恋しいよ

明日の扉君と一緒に力いっぱい開け放ち
また今日も君と見つめ合って楽しい話をしたいな
いつまでもあきることのない大好きな君と過ごせるこの幸せな時間
僕は忘れない
ずっと忘れない
いつになっても何歳になっても
この気持ちこの幸せ
忘れないように
もっともっともっと
君を知りたい
そして君を愛していきたい
世界中のどんなだれよりも君を幸せにしたいのさ
どこまでも広がるこの青い空なんて問題にもならないくらい
君を想う僕の気持ちは限りなくあるのさ。

2007/06/28 (Thu)
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