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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[1094] Saturday
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


雨降りの町
傘に弾ける雨粒
不思議と不安さはない
君と並んで歩いてるから
君と手をつないでいるから

oh
大好きな君と
近道 遠回り 新しい道探したり
oh
君の為に歌をうたうよ
ラララ ラララ
口ずさむ愛の歌
いつの間にか ほらね
雨は止んで
お日さまがのぞく

Saturday
いつもいつでも
君を想ってるよ
何曜日でも
どんなときでも
どんな季節でも
この胸で君は溢れ続けてる
君はいつも僕の限りない夢だから
この胸で君が溢れ続けてる。

2007/05/10 (Thu)

[1093] love song
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


I love you so Baby
I need you so darling
oh my honey
oh my little girl
oh love song…

love love love
愛の歌をうたおう
Baby Baby Baby
君の為にうたおう

愛してるって何度も言葉にしてさ
伝えたいのさ
忘れられないように
心にこの歌を刻み込むよ
傷みを 悲しみを
越えた先にある
輝きに満ちた 光を
目指していこう
手を取り合って
駆けだしていこう
二人でさ

oh my love song
雨の日でも
雨になるその前の日の夜も
もちろん晴れの日も
想いはいつも
この胸の中ある
oh my forever
永遠に消えぬ歌
消えぬ想い
抱いて今夜も眠る
夢の中にだって
この想い持ち込んで
何処に行くんだって
背負ってくのさ
重くないよ
時々かすかにほったらかしにしちゃう
でも
また思い直して
背負い込むけど

love love love
愛の歌をうたおう
Baby Baby Baby
君の為にうたおう

やがて二人の声が響き合って
きれいなハーモニーを織りなす
俯いた顔を上げてよ
また歌いだせば笑顔になる
だからほらうたおう
愛の歌を
二人の為の歌を
love songを
うたおう
うたおう
うたおう

Baby Baby Baby
愛の名の下にうたおう
さびしいときにうたおう
悲しいときにうたおう
忘れそうになったらうたおう

oh Baby Baby Baby
oh love love love

2007/05/09 (Wed)

[1092] 空が泣いてる
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


灰色の空が泣いている
誰かの叫びは聞こえない 届かない
雨音にかき消されて
空の泣き声にかき消されて
雷鳴がピシャリとどこかで聞こえて
僕は閉じこもる
心を閉め切りにして
僕は閉じこもる
膝を抱えるようにして
僕は閉じこもる

雨の音がうるさいから 耳障りだから
僕は逃げるように
部屋に閉じこもる
僕には
空の悲しみ
慰めることなんて
できないから



僕は閉じこもる
何もかもから逃げるように。

2007/05/09 (Wed)

[1091] 深海魚
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕は深海魚
深い深い


底で
暗い暗い


中で
ただ静かに
死を待つ
陽の当たらない場所
光を知らない深海魚
僕は
ただ静かに
口を開いて
獲物を待つ
よろしくの言葉もなく
おはようの挨拶もなく
一日中
一生
夜のこの場所で
夜よりも深く暗い
闇の中で
僕はただ
静かに
独り彷徨う。

2007/05/09 (Wed)

[1090] 待ってる
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ほらまた動いたよ
この世界の向こう側で呼吸しながら
新しく
産まれてくる命が
ただ
静かに
待ってる
出番を
待ってる
タイミングを
見計らってる





指を
しゃぶりながら
へその緒
気にしながら





待ってる
母親のおなかの中の
羊水の中で
まだ見ない
世界を
見たがってる
縮こまりながら





赤ん坊は
音のない声で




動いてる


おなかの中で




しながら
待ってる
待ちきれなくて
しきりに動きながら
それでも
忍耐強く我慢して
待ってる。

2007/05/09 (Wed)

[1089] 現在も過去も透明だった
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


暑い陽射しが降り注いで
汗を拭いながら
交差点をわたる
倒れてしまいそうなこんな夏日に
何もかもが透明だったあの日よりも
少しだけ色味を持った僕は日陰に逃げる
人混みをすり抜けるようにして
蛇行しながら
遠慮しながら
同じ様なビルの並び
過ぎていく景色は灰色と抜けるような真夏の青空

何もかもが透明でいられた頃
何もかもから逃げてこられた
やり過ごせた日から僕はだいぶ歳を重ねて
親の管理下から脱却して
今はこんな都会の街で汗してる

ああ
ビデオのコマ送りのように流れ去る人の群
懐かしい景色は一瞬にしてこんな街に姿を変えて
楽しそうな笑顔は過ぎ行く時間にさらわれて
僕をこんな神経質で無愛想な奴に変えて
今はもう
アルバムの中でしか思い出すことのできない 数ある想い出
暖かな春の風も気づいてみれば
こんな生暖かい温風で
この頃は時間の流れがまるで止まってしまったかのように遅く感じる
それは
きっと嫌々仕事してるから
やりたくもないことをやらされているから
全ては僕の判断にゆだねられた結果なのにな…

僕は結局
現在も過去も透明で
いつだって
誰からも必要な存在だとは視られてなくて
気づいてみたら
消えそうになってて
半透明なからだで僕は泣きじゃくるんだ
あの頃のように
澄んだ透明に戻りたくて
無理だと知りながらも
知っているからこそ
僕は泣きじゃくるんだ
子供のように
子供でいられた
子供だった
僕は泣きじゃくるんだ
もう戻れない過去を羨ましがるように
無理なことは知ってすぎるほど知っているから
だからこそ
僕は泣きじゃくるんだ
今にも消えてしまいそうな
汚れきった半透明のからだで。

2007/05/09 (Wed)

[1088] 歩いて走って立ち止まって
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どんな時でも
何処にいようとも
僕は確かに此処にいる
そして気づいたら
いつも長い眠りから覚める
たとえばいつの日か
この世界から消えてしまっても
僕の存在は確かに残ってる
君が覚えていてくれる限り

いつだって
空を見ていた
雨が降る日は
傘を差して
少し不安な気持ちで
過ごして
いつも通りの時間がきたら
いつも通りに帰りの電車に乗りに駅へと向かう

上ったり下がったり
平らな道
でこぼこ砂利道
いろんな道を歩いて行く
明日も
そして
これからも
ずっと
ずっと
僕は繰り返す
日々を 生活を
僕は繰り返す

君の心の地面にほんの少し
足跡を残しながら
僕は
時々走ったり
息切れして
歩いたり
とばしてみたりしてみる
いつも
いつも
いつまでも
覚めることのない眠りにつくまでは
ずっと
ずっと
いつまでも
僕は歩き続ける
君と 共に
僕は歩き続ける
走って歩いて立ち止まって。

2007/05/09 (Wed)

[1087] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


弾けて
弾けて
広がっていく
混ざるように
交じるように
広がっていく

億万もの色
人の数だけある色
億兆もの色
人の心だけある色

それが十人十色












生まれる
新しい 色が
新しい 生命が。

2007/05/08 (Tue)

[1086] キミノコエ(後半)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]



現実…

現実…
繰り返さなければ
明日がこない
それまでは
僕は疲れた顔
僕は腫れた瞼
生暖かい溜息

そして
今日も君は空に
当たり前のように
君は空の遠くに
あの日からずっと
君は空の真上に 空の何処かに
雨降りの空の何処かに
真っ赤な傘
真っ青な傘
いろんな色の傘
僕だけが透明
何も見えない
傘を忘れた
たまにはこんな風に
わざと濡れる
忘れたふりをして
憂さ晴らしみたいに
わざと濡れる 濡れる…

そしたら
歩いていこう
明日へと
明日へと
未来へと
未来へと
独りぼっちの夢を見た後で
再び
味気ない現実をやり過ごしたら
また
夢の中へ
そして また
現実へと
飽きもせず
繰り返すこと
夢の中へ 現実へと
歩くよりものんびりと
走るよりももっとずっと早足に
日々は過ぎる
通り過ぎる 季節
行き過ぎる 時間
見送るように
立ち止まりながら
青空 星空 曇り空
見上げてる いつも
同じ空
見上げてる 明日も
死ぬ前の日も
ずっと
ずっと
ずっと
君のいない
いなくなった
世界で この地球で
日々は続く
寝て起きて寝て起きて
繰り返す 日常
聞こえるはずもないけど
思い出すと
聞こえるような気がする君の声
懐かしすぎて悲しくなって
ただ立ち尽くす
夢の中 現の中
ただ立ち止まる
コンクリの上
晴れた空の下。

2007/05/08 (Tue)

[1085] キミノコエ(中盤)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


時々曇り
晴れ
ところにより雨
黒くて四角い箱が何か言ってる
全く知らないような
スーツを着た誰かが
真面目な顔をして
ここ一週間の天気を報じている

休み
また平日
休み
また平日
時々祭日 祝日
繰り返される日々
願ってもないのに
気がつくと
僕は眠りから覚めて
真っ黒に焦げたパンにかじりついて
鞄抱え込んで
折りたたみ傘入れて
靴を履き
行ってきますなんて
誰もいないシーンとした部屋
鍵をかけて
駅へと走る
時々歩く
余裕を持って
時々早く家を出る

今雨の音がとても耳障りだよ うるさいよ
行き交う人の群
混み合う電車
化粧するOL
電話してる女子高生
俯いてる同年代のサラリーマン
瞼をぎゅっと
肩を狭めて
窮屈そうに
憂うつそうに
眠ってる
眠ってるふり
本当はパッチリさ

そして
僕はまた明日もその次の日も
同じ景色の中
同じ場所で
同じ空を見てる
同じ弁当の中身
鮭…ゆで卵…白いご飯…プチトマト

2007/05/08 (Tue)
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