ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 新着順表示

甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[1002] 穴のあいた月
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君の何気ない仕草に
君の何気ないやさしさに
ふれる度僕は暖かな気持ちになる
春の陽射しのような
君の笑顔
どうか永遠でありますように
どうかなくなりませんように
僕は願うよ
心の中で何度も何度も願うよ
穴のあいた月を眺めながら
電話越しにお休み
語るようにつぶやくよ
愛の言葉を添えて
恥ずかしげもなく
僕らは言うよ
愛してる お休み…。

2007/04/27 (Fri)

[1001] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


悲しくて流す涙
嬉しくて流す涙
誰かのために流す涙
誰かにつられ流す涙
思えば僕はいろんな涙を流してる
朝も昼も夜も
時間を問わず
涙を流している
思わずあふれてくる
胸を熱くさせる
ふとしたときにこみ上げる
止まらずに涙があふれてくる

嗚呼
悲しいんだよ…
嬉しいんだよ…
その気持ちわかるよ…
心がふるえるのが分かる
何故だかいつもよりも鼓動は早く脈打つ

いつも
いつでも
どこにいたって
涙するよ
悲しいんだもの
嬉しいんだもの
本気で涙するよ
生きている限りは
生きている以上は
涙するんだよ。

2007/04/27 (Fri)

[1000] 夢見てた頃
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


知らない間に
いつの間にか僕らは大人になって
あの頃は遠い日だと思っていた未来に
僕は今立っている
不思議な気持ちで僕は今生きている
代わり映えもしない毎日を
それなりに
ただ過ぎていくまま
今日も夕焼け空を眺めてる
忙しいだけの一日
いつものように部屋の電気を消す
夢の中へ 夢の中へ
目覚めればまた
新しい今日が始まる
忙しいだけの一日が

あの日夢見ていた 未来はとてもとても高い場所にあり
空よりも
高い場所にあり
届かないんだ
届かなかったんだ
忘れようとしたけど
忘れられず
時々僕は夢に見る
うなされながら
目じりに涙をため込んで
時々僕は泣いてる
寝られない夜に
枕に顔をうずめて
泣いているよ

楽しい夢を見ていたい
傷つくなんて僕は嫌だ
だけどきっとそんな毎日は僕をダメな奴にする
だから僕は忙しくも今この時を輝かせるため
涙をぐっと堪え
一度は立ち止まった道をまたここから歩きだす
雨の降る日も
風の強い日も
僕は生きて夢を見る
楽しいことばかりじゃない
だけど
僕は生きたい
たとえ側に愛がなくても
僕は生きるよ
悲しみに濡れた心が乾いたなら
歩いて行こう
立ち止まらずに
歩いて行けば
その内見えるさ
希望という名の光が
僕を温かく包み込むさ。

2007/04/27 (Fri)

[999] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


桜咲くこの道を君とふたり歩く
どこまでも青い空に僕ら包まれて
ジョーダンを言い合ったり
他愛ない日々を楽しく過ごしてる

桜は全てを知っていた
寝苦しかったあの夜も
止まらなく流した涙の理由も
置き去りにした過去も
全てを知りながら
春の終わりにそっと散っていくよ

桜が散る頃
風はおだやかに僕の頬に吹いている
なんとなく振り返ったりしたよ
でも
想っていたほど現実は甘くはなくて
期待を裏切って
僕はひどく傷ついて
思わず涙したよ

流れ行く時の中で
何かを今日も忘れてる
そんな気がして
でも
思い出せなくて
ただ
桜が咲くのを
待つしかない僕ら
言い訳ばかりを繰り返して
季節は知らない間に
僕らを置いて
また一つ巡り
目が覚めるように終わったことを悔やみながら
また涙する僕ら

のんびりし過ぎた
そう思っても仕方ない
もう戻らない
だからまた僕らは同じこの道を歩く
忘れていたことを思い出すために
もう一度僕らは同じこの道を歩く
どこまでも青い空に包まれて
ふたり歩いて行く。

2007/04/27 (Fri)

[998] 『生きる』という事
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


生きるという事は
とても大変なこと
みんなわかってるようでわかってない
自分のことだけで精いっぱいで他人を気遣う余裕などない僕らに
のしかかる疑問

多分恐らく
一生かかっても解けない永遠の謎
生きていく意味なんて人それぞれで
生きていく理由も人の数だけ無限にあるから
きっと何万年かかっても
どんな誰も解けない謎だろう
そんな疑問を
抱えた僕は
自分なりの答を出そうとずっと今まで考えてた
けれど納得のいく答なんて出やしなかった

嗚呼、
目をつぶったら
見えた暗闇
嗚呼、
夢から覚めたら
見えた現実
そしてまた暗闇の中へ
そして再び夢の中へ
僕はいつも
生きる意味を
生きる理由を探してる
いつもいつも探してる
たとえこのまま答が出なくとも
僕は生きていく
終わりまでの長い夢の中で
僕は僕なりに生きていく
答を探しながら
生きがいを見つけながら
僕は僕なりに生きていく
今日も
明日も
ずっと先の未来さえも。

2007/04/26 (Thu)

[996] 無題L
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


世界中でただ一つの
愛を僕は力の限り抱きしめたい
この胸で感じたい
あなたの温もりを
体全部で感じたい

世界中でただ一人の
僕の血を受け継いだあなたを。

2007/04/26 (Thu)

[995] 無題K
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

やりたくもない仕事に時間を奪われて
本当にやりたいこともできないままで
予報通り天気は雨
町に傘の花が咲き乱れる
駅の改札口
切符を入れて抜ける
遠く街頭が儚く揺れて
切なさこみ上げる
明日も明後日もきっと同じように
僕は繰り返すだろう

追いかけてきた夢
立ち止まった瞬間
遠く離れて見失ったよ
土砂降りの雨の中
ずぶ濡れになって
僕は空を見上げ
言葉にならない想いを
そっと雨と一緒に流すよ
抑えきれない涙
胸を熱くする
僕にしかわからない愛した人
今僕は空を見上げながら
独り想い出すよ
傘を開いて
その場を去る。

2007/04/26 (Thu)

[993] sunny・sunshine
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


晴れ渡った空から
急に夕立が降って
雷が僕の住む世界にとどろいて
なんだか少し不安になったよ
心の奥がしゅんとするような気持ち

テレビのスイッチを消したなら
飲みかけのコーヒーを飲み干して
洗濯物をもう一度干そう
もう夕立は去ったみたいだから

嘘みたいに晴れた青い空
太陽がまた何食わぬ顔で照らして
僕の濡れた青い心を乾かすだろう
洗濯物が乾くより早く
夕立が去るよりも早く早く
僕の心の中の不安さえ取り去るんだろう

明日も明後日も
見上げればsunshine
まぶしいsunshine
過去も遠い未来も
同じ様にsunshine
当たり前に僕らを照らしながら
終わりも始まりも
何食わぬ顔で
ただ僕らを照らすんだろう
ただ空に浮かんで
遠い宇宙の彼方から
僕らを見下ろしてる
強い雨の日も
風の吹く日も
僕らを照らしている。

2007/04/26 (Thu)

[992] ムーン・リバー
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

お互いのことまだ知らないから
これからの過ごしてく時間の中で知っていこう
俯きながら
涙零して
泣いている僕の背中をさする君
抱きしめている
抱きしめられている
お互いに分かち合いながら
淋しさや悲しみも分かち合っていこう

君と僕の愛し合う
二人ならば
何処へでも行けるさ
悲しみに涙する夜は
淋しさに押しつぶされる日は
抱きしめ合いながら
乗り越えていけばいい

曖昧なメロディ
響かせてる
でもどこか
やさしげなメロディ
心で聴いてる
それは君の声
僕の 僕だけの
君の声さ
ムーン・リバー
水面に映る
月のように
掴めないけれど
ちゃんと僕には見えているよ
僕の 僕だけの
君の姿が
いつでも僕には見えているよ
心の目で見ているよ。

2007/04/25 (Wed)

[991] モーニング・ソング
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


フライパンの上で
目玉焼きをひっくり返すように
偶然をいつでも引き出せたらな
あんな別れはなかったかもしれない
そんな下らないこと
考えながら
今朝も目玉焼きをひっくり返す

月火水木金土日
何度だって繰り返す
春夏秋冬
いくらだって繰り返す
朝昼夜と繰り返す

いつもいつでも
何処にいても
いつかいつかは
手にするはずの
夢を待ち望みながら
僕は偶然を期待する
こんな朝に
僕は目玉焼きを焦がす。

2007/04/25 (Wed)
4221件中 (3311-3320) [ << 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 >> ... 423
- 詩人の部屋 -