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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[935] 傷口から流れるのは
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傷口から流れるのは
血か膿か

でも

心にできた傷口からは

止まることのない哀しみが流れる

一生涯消えることはない

癒えない傷跡から流れる。

2007/04/14 (Sat)

[934] カンカン照り
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カンカン照りのお日様の下
カンカンになってムシャクシャしてる
カンカン照りのお日様のように。

2007/04/13 (Fri)

[933] 平凡な男
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金持ちでもない
天才でもない
いたって普通の平凡な男

欲張りでもない
無欲なわけじゃない
いたってまともな一般人

ごく普通の恋をして
普通としか言い様のない暮らしにありつければ
後は健康で幸せなら良いや
小さな幸せでも幸せには変わりないから
不満を言うこともなく
退屈することもない毎日なら良いや
そんな中で自分なりに貴女を愛せるなら本望さ。

2007/04/13 (Fri)

[932] あるところに…
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午後二時を回って
気がつけば夕方になって
なにをするわけでもなく
ただあくびをしたり
窓の外を眺めてみたり
うたた寝したりしていた

こんな退屈な日々は後どのくらい続くんだろう…
夕焼け空はこんなにもきれいだというのに
部屋はこんなに散らかって汚い

ねぇ教えてよ
生まれてきた意味を
ねぇいつまで
僕を生かしておく気だい?
問いかけても
問いかけても
返事など返らない
それでも
僕はバカみたいに
仰向けに寝ころんで天井を見上げて呟いた
気づいたらまた
男気もなく泣いていた

僕も昔話みたいに
あるところに…
なんていつか過去の存在になるのかな
なんて想ったら
泣けてきたんだ。

2007/04/13 (Fri)

[931] ぐうたら
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叶いっこない夢を見て
当然のようにその夢は砕け散った
何度も何度も繰り返す夢の切り替え
きっと僕があの頃見てた夢は飾りでしかなかったんだろう
結局はそれなりの暮らしさえ手に入れば満足だったんだろう
その証拠に僕はダラダラと日々を無駄にしていく
まるですべての望みを決めつけるように
すべての理想を捨ててしまったように
僕は今日もぐうたらに一日を過ごす

もう何回あくびをしただろう…?
今日何回屁をこいたっけ…?
そんなくだらないことを考えながら
見る夕陽はとてもとても悲しい色をしていた。

2007/04/13 (Fri)

[930] 伝わらない…届かない
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伝わらない
届かない…
僕の想いは藻屑と化した
ゴメンナサイ
他に好きな人がいるの…
それから一週間経って一か月が過ぎて
とうとう大人になった今でもあの日のことを忘れないでいる
忘れないでおぼえてる





他人には言えない
僕の甘酸っぱい想い出さ。

2007/04/13 (Fri)

[929] 不安なんだ…
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この胸にあるジリジリした傷みは
子供の頃から僕に付きまとう
それは不安という厄介なもので
大人になっても消えてくれないんだ
それどころか年を重ねるにつれ増すばかり
なにが不安なのか
なにが心配なのか
それさえわかってはいないけれど
不安なんだ…







不安なんだ…。

2007/04/13 (Fri)

[928] 生きてるって素晴らしい
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昨日から明日へ
明日からその次の日へと日々は続いていく
たとえ今日が溜息ばかりで終わっても
明日はきっと良いことあるさ
そう信じてここまで歩いてきた
今こうして座ってる暮らしが僕にとって正解かはわからない
それでも僕は朝飯食って
今朝も仕事へと急ぐ
そして今 僕は今
夜空に浮かんだ月を眺めながら
晩飯を食ってる

そんな毎日がずっと明日も明後日も続く
でも別に嫌じゃない
何故ならこれがきっと僕が望んでた平凡ってヤツだから

泣いたり怒ったり
ときには誰かを傷つけたり
ときにはヒドく傷ついたり
いろんなことがこの先もあるでしょう
それは誰にだって同じ筈でしょう
でも生きてるんだからその内良いことあるって
何不自由なく生きてるんだからそれだけでも幸せなんだって
想わないと
とてもじゃないが気が持たない
でも本当のことなんだ
生きてるって素晴らしいことだって
誰もが言うでしょう
でも弱音は誰しも吐くでしょう
それでも立ち直れる力も持っているんでしょう
だから今日も明日も僕は生きることに決めた
お休みなさい
返ってくる言葉はなくても
挨拶くらいは日常茶飯事
だから
お休みなさい…。

2007/04/13 (Fri)

[927] 夕陽を見ると想い出す
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景色がぼやけて見える
まるで絵の具に水を混ぜたような
淡い色になって僕の瞳に映る
目をこすってみたら涙の粒が指について
二個三個とそれは数を増していき
ついにはまるで雨のように
止まらなく溢れてきた
きっと涙の理由は
僕が一番よくわかってる
この胸の高鳴りは不規則なリズムを波打たせて
嗚咽とすすり泣く声も無視して
次々に涙を流させる
泣き止んだころには
もう空は茜色をして
立ち上がった途端の五時のチャイム蛍の光
胸が少しだけ安らぐ
さっきまでの泣いてた自分がまるで嘘みたいに
また笑える自分がここにいる
そして振り返ればそこには鮮やかな夕陽が今落ちていく。

2007/04/13 (Fri)

[926] ヒトリゴト
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なんだかここ最近ずっと憂うつだな
なんだか疲れることばっかしで
生きることさえ嫌になるくらい
でも僕はそれでも何故か生きることを止めずに
今日を生きてる
でも儚さは隠しきれずに
溜息になってこぼれ落ちる

まるでそう独り言みたいに
『死にたい』なんてできもしないことを呟いてる
自分でも呆れて言葉も出ないよ
結局は僕は自ら死ぬことなんてできないんだ
だから僕は今日を生きてる

どんなに憂うつだろうと
どんなに忙しかろうと僕は生きるだろう
そして僕は知らない間に誇れる何かを見つけた
そんな気がするんだ
なんだかんだ言いつつも
汗かきがんばる僕が此処にいて生きてる
きっと明日も生きてる。

2007/04/12 (Thu)
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