詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
この命にはいつか終わりが来る
それは仕方のないことだけれど
何故だか悲しまずにはいられない
きっと多分それは
今僕はこんなに幸せで
そして愛する君と毎日を楽しく暮らしてる
そんな今に終わりが来るなんて信じられないから
それとどこかで認めたくないっていう気持ちがあるんだと想う
歳を重ねるにつれ
親も親戚も年をとり
皆死んでいくだろう
そして最後残るのは
僕らの場合
僕と君の二人だけ
仕方のないことだとはわかっているけれど
わかっているだけに悲しまずにはいられない
何故だかこんなにも幸せでこんなにも満ち足りた毎日なのに
そんなことを想うと夜も眠れない事が度々あるんだ
それは不思議なことに徐々に僕の中から薄れていってる
それはきっと
自分を育ててくれた生き甲斐にも思っていた母や父が死に
少しずつ生活が静かになりすぎたからだと想う
あの日枕に顔をうずめて流した涙は
いつか訪れる死という終わりを不安がる涙と
いつか別れなければならない父や母のことを思う涙で
父と母が死んでしまった今となれば
少しずつ淋しさや冷静な諦めがついてきて
不安や悲しみもそれと同じに年を経るごとになくなっていくんだろう
でも時々泣きたくなるんだ
君には見せられないほどにワンワンと泣きたくなるんだ
きっとそれは
大人になってしまった時のはかなさ
それにいつか巡る
僅かな死の不安
それに愛する人の笑顔が見れなくなること
多分そんな不安から来る涙だと想うんだ。
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道を何処かで
もし誤ってたら
君に会えなかったんだな
そう想うと不意に笑みがこぼれて
喜べたりなんかする
おもむろに君の手を握って良かったなんて呟いた
君は頭におっきなハテナマークを浮かべて
キョトンとして唖然としている
それもかまわずに僕は君を抱きしめたよ
何が何だか解らない君は
恥ずかしそうに
どうしたの?なんて聞く
何でもないと
返事をして
しばらくの間
抱きしめ合ってた
それだけ
それだけで
なんか嬉しくなれたりする
前よりずっと愛が深まった気がする。
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眠れない夜
起きあがってみたり
横になって寝そべってみたり
眠れない夜
明日の不安がまた僕の目を覚ます
未来のその先の不安にも目覚めさせられる
寝ようとしても
眠れない夜
きっと明日は寝不足でフラフラさ
不安で不安でたまらなくて
眠れないんだ
目が冴えて
眠れないんだ
眠れない夜。
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最初で最後の愛の歌
全てはもう始まることなく終わるんだ
君のため 僕のため
一番最善の道を選んだの
二人の始まりのこの場所で
二人の愛もまた終わるのよ
空は別れに不似合いな良く晴れた青い空
もう会うこともない
会えばまた昔を思い出して
よりを戻したくなるから
だから
最初で最後の愛の歌
この場所で唄うとしよう
別れてしまう悲しみと不安
新しい明日への希望に満ちたこの歌を
二人で口ずさもう
二人で唄うとしよう
そして何よりも気持ちよく
きっぱりと未練残さずに別れるために
二人で口ずさもう
二人で唄うとしよう。
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君が笑った
君が笑った
君が笑った
ただそれだけで僕の心は幸せな気持ち
満ち足りた気分になれるんだ
だから君の涙してる顔じゃなくて
できることならば
いつも笑顔を見たいのよ
君がただ微笑むだけで
僕の心はウキウキ踊り出す
この世界で一番
僕が愛している君が笑えば
僕の心は幸せで満たされる
君が笑った
君が笑った
君が笑った
ただそれだけで
愛するといっても間違いじゃないのよ
君のその笑顔を見ているだけで
不思議と元気になれるから
僕は君をもっともっともっと愛したい
そんな気分になれるのさ
そんな気持ちをくれる君を
朝も昼も夜も
雨の日も晴れの日も
いつだって
何処にいたって
愛してるのさ
誰よりも何よりも
愛してるのさ
そしてこれからも
愛したいのさ。
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曇り空ぐずついた空模様
今日も雨が街を濡らしている
やることもなく家でゴロゴロしてる僕
雨戸をたたく横殴りの雨
こんな日は気持ちまで滅入ってくるんだ
悲しくて淋しくて
気づけばいつも土砂降りの雨の中
孤独に佇んでいる
瞳に映る途絶えない人の流れ
まるでビデオのスローモーションのようだ
庭の鉢植えの花が雨に濡れ
今にも倒れてしまいそうなほどひどくうなだれている
胸の奥にある歯がゆいあの日のお別れ
雨はただそんな気持ちもお構いなしに降り続くけど
僕の胸の中にはまだ
君の言い放った
サヨナラの言葉が何度も悲しく響いてる
悲しくて淋しくて
後味の悪い後悔だけが残り
今虚ろな瞳を空に向けて
言葉にならない声で
嗄れきったノドをふるわせて
必死に助けを求めてる
必死に救いを求めてる
降り続く冷たい雨に濡れ
靴の中まで雨水が入ってきても
ずっと誰かの愛を探してる
ずっと戻らぬ君を名残惜しんでる。
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涙々のサヨウナラ
もう会えないんだ
これで最後の夜
明日の今頃はもう
この町を この国を発つから
もう会えないんだ
涙々のサヨウナラ
手紙を送るよ
どうか元気で
離れても
ずっと好きだから
辛いけど忘れないから
君と過ごした日々忘れないから
最後ぐらいは笑ってバイバイしようね
じゃ バイバイ
もう時間だから
僕は振り返らないよ
別れるのが惜しまれるから
僕は振り返らないよ
それじゃ バイバイ
涙々のサヨウナラ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
男には男にしか解らない事があるのさ
女には女にしか解らない事があるのさ
だから完全に解り合うことは無理かもしれない
でもそこは人なんだから
血液型も性格も関係なしに
大らかな心を持って話し合おうよ
解り合えない
ネックを超えて
男と女の
解り合えない
何かを超えて
愛の力で軽く飛び越していこう。
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ねぇ この世界には今僕らが観ている星より多くの悲しみがあるのかなぁ
でもねぇ その悲しみと同じぐらい喜びもあることを忘れないで
ほらまた星が輝きながら流れていったよ
きっと誰かの願いを聞き入れたんだね
その願い叶うと良いな
世界中のすべての人の心に幸せが届けば良いな
今も世界のどこかで争う国にだって
貧しい人たちにだって幸せになる権利があるのさ
ねぇ だから枯れきってしまった人たちの心に忘れてしまったきら星輝かせて
優しさを取り戻させて
そしたら争いも
きっとなくなる筈だから。
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悲しみに涙している貴女の背中は
とても切なげで見ている僕も悲しくなるような程さ
だから僕が君の悲しみ
少しでも和らげられたら良いな
側にいるだけで何もできない僕だけど
君はそれだけで良いと言ったよ
ずっとその代わり側にいてと僕の手を握り約束してと呟いた
悲しみよグッドバイ
雨上がりの空の虹みたいだ
君の涙したあとの笑顔がまるで
雨上がりのお日さまみたいで
とても暖かくて安心するよ
だからずっと側にいてあげよう
悲しみがまた君を涙させるその前に
永久の愛を約束しよう
悲しみにも負けないつよい心を持つことを約束しよう
これからは二人でどんな悲しい出来事も乗り越えてこう
決して一人で抱え込まずに
決して一人で傷つくことはせずに
僕をいつでも側に
感じて 欲して
ほしいのさ
そしてまた悲しみに出会うときは
僕が側にいることを
僕の愛があることを
忘れずに思い出してよ。