詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
星の瞬く夜に君を誘ってドライブ
助手席で眠る君はとてもきれいで
僕の胸はこんなにも高鳴っている
夜の静けさに丸め込まれて
無口な僕は自分から口を開く
『どこへ行こうか』と君に聞く
君はおなかが空いたらしく
ファミリーレストランに行くことにした
禁煙席の一番奥
ガラスの向こうは路地で
ちょっと顔を上げたら見えるフルムーン
夜の闇をそっと
やさしく照らして
僕に勇気を与えるように…
注文したのはありきたりなオムライス
君に言えないこの気持ちは
降り出した雨のせいじゃない
勇気のない僕が悪いのさ
わかっていながら
言えません
そして今夜も
言えずじまいでサヨナラ
見上げた夜空に
月一つ
雨はもう弱まって
二時頃にはもう
止んでいた
言えず言われずの恋は
まだまだ続きそうだ。
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愛する二人
時にいがみ合う二人
それでもまた
愛する二人
気を取り直して
抱き合う二人
僕らはいったいどの二人が本物なんだい?
わからないから
手当たり次第に演じてみる
恋人というお芝居を演じながら
泣いたり笑ったり
忙しく
二人はその劇の中では仲良くそして愛し合える
主人公とヒロインさ
でも何故か人目から遠のいた場所では
ケンカばっかりしてる
嗚呼(ああ)
それでも二人は
永遠を誓った
あの日の誓いに嘘や濁りなどない
そう信じたい!
もちろんヒロインは君で決まり!
やさしさの裏返し
僕に君がきびしくあたるのは
きっと僕のこと君が好きだって
心配だって証拠さ
そう信じたい!
そう信じたい!
そう信じたい!
ですからヒロインは君で決まり!
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とても晴れ晴れとした気分で
見上げた空に星一つ流れ落ちた
全ての答えは
求める答えは
眠る君の胸の中 もしくはそうじゃなかったら僕の心の奥さ
night drive
君の安らかな横顔
降り注ぐ雨もものともしない
その愛らしさ
night drive
僕の仕出かした過ちを 失敗を
どうして許してくれる?
どうして受け入れてくれる?
笑って変わらない愛をくれる?
夢にも見ない
君の居ない日々
もう君なしでは
もう僕は居られなくなって
そうなっては生きていけないから
だから いつまでも側にいて
その愛らしい笑顔が泣き顔に変わっても
僕は逃げ出したりしないよ
君の迷いや悲しみごと抱きしめるよ
当然さ
当たり前さ
night drive
行く先は君の握るハンドル次第
さぁ どこへ行こうか? お姫さま。
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今日も日が暮れてゆく
そして僕は家に帰って眠る
目覚めたらまた新しい今日を過ごす
そんな風に与えられたこの命果てるまで
僕は明日も生きていくだろう
迷いや悩みを抱え込んで
不安で押しつぶされてしまいそうな時だってあるけれど
それでも
ちょっくらじゃ僕はめげないよ
だって だって
追いかけてる夢があるから
泣いて 泣いて 泣いて
僕は生きていくよ
流した涙 いつの日か
流した分だけ強さに変わるように
願いながら
空にでも秘かに祈ったりするよ
笑って ぐずって 怒って
いろんな顔を見せる
それが人間さ
だから泣いたって良いんだ
だからぐずったって良いんだ
泣きたくなったら
ぐずりたくなったら
僕のこの胸で思い切り泣きなよ
涙ガマンすることはないから
僕のこの胸で気が済むまで泣きなよ
そうして いつか
お互いに大きくなろうね
追い求める夢を掴もうね。
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どこまでも続く青い空
それと白い雲
時々は雨も降るけれど
それにもめげず僕らは毎日を暮らしている
今の生活を選んだ
それが正しいのかは未だ皆無
わからないけれど
それでも僕らは正しいにしろ間違ってたにしろ
誰もがそれぞれの選んだ生活に馴染んでいくだろう
まだ見ない明日へ
些細な出来事に涙見せる日もあるさ
満ち足りた今日
落ち込んだ今日
人生を左右する今日
いろんな今日を繰り返して
僕らは日々を暮らしていく
たとえ夢が叶わなかったとしても
自分の選んだ未来に生き甲斐や選んで良かったななんて思える何かを
見いだすように毎日を歩くだろう
まだ見ない明日へ
そしていつか先祖代々の墓場へと
日々は止まることのない列車になって
僕らを乗せていく
明日から明日
その明日から明日へと
僕を連れて行く。
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忘れていたこと全部なくしたことにしないで
もう一度思い出して今鮮やかに描き出すんだ
それは遠い遠い昔
たとえば君に恋をしたとき
二人ぎこちないまんま
それでもお互いを世界で一番愛していたんだ
大切なことは忘れちゃいけない
それがたとえとても悲しい思い出だとしても
きっと忘れたら
君との楽しいあの日々も嘘になるから…
悲しみを越えた先にある
光まで行けば
きっともう一度
忘れかけてた大切な何か
思い出せるから
だから
僕達の恋物語
無闇に消しはせずにずっと
胸の中
この世界で誰よりも
愛してる君へ
それは今もモチロン変わることのない頑固で一途な気持ち
心から唄うよ
あの日から今この時を唄いながら
僕は伝えるよ
君が居たこの世界で
変わらない思いを
この歌に託して
この胸に響かせて
僕は歌を唄う
僕は今を唄う
僕は君に唄う。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ユラリユラユラ
夢物語
あの日見ていたのは
幻と解っていても
何故にこんな侘びしくなるんだ?
胸の奥こんなに苦しいのはどうして?
あの日、空に浮かべた夢と理想
今はもう叶うこともない幻という妄想
それでも、僕は時々思い出す
バカみたいに本気になって
アホみたいにやっけになって
追いかけていた
まだ若かった頃の自分を
思い出す
どうしてなのかは
未だに解らない
けれど涙が溢れ出る
理由くらいは
ちゃんと解っている
それは きっと
もう悔やんでも後戻りすることのできない現実があるから
それは きっと
いつかきっとそんな頃があったことさえ
忘れてしまう日が来るから
だから せめて
今だけはあの日を
懐かしく思い出させて
青臭いあの日の僕を
青春という名の煌めく夢物語を
ゆっくりと思い出させて。
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いつもより早めに起きた朝は
いつもより早めの電車に乗って仕事場にたどり着いた
何の用もないのに
何故か昨日はとてもぐっすり眠れたから
僕は妻を起こさないように
そっと家を出た
僕はあの日どんな夢を見ていたんだろう
そしてどんな未来を描いていたんだろう
壁の落書きみたいに消してもまた消してもまた不安はやって来る
まるでそう魔法みたいに
現れては消えて
消えては現れて
僕の毎日は過ぎていく
気づいたら隣に君がいて
それなりの暮らしの中
収まっている
連休の予定は大したことは決まっていない
ただいつもみたいに
気づくと目が覚めたみたいに
パソコンに向かう
僕がここにいる
僕が見ていた未来とは
絵に描いたような現実離れした
到底叶わないようなあり得ない構図で
僕は当然
大人になった今では
そんな夢を見ていたことさえ忘れて
きっと誰もがそんな風に思い通りの未来
手に入れるのはムリだろう
バカバカしささえ覚えるんだから
きっと僕が見ていたのは幻さ
大人になることを未来に行くことを不安がるあまり
都合の良い幻で忘れようとした
いわばこれは僕のふざけた妄想でしかない
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕の知っている君は
優しくてとってもキュートな女の子さ
でも君は僕にも見せない泣き顔があるみたい
僕はいつもいつも
君に助けてもらってばっかりだ
そんなんじゃダメだって気づくまで
おのろけ気分
これじゃ人のこと
言えないよ
君のために君に何かしたいけど
何をすれば良いのか
それさえわからず
僕は戸惑って
とりあえず空を見上げた
いつか いつか
君のそんな悲しみ
笑い顔に変えられたらいいなぁ
いつになるかはわからないけど
早いうちに
きっと再来週には…
いつかはいつか
とりあえず明後日
ヤッパリ明日
そんなあやふやで
曖昧な決断じゃ仕方ないから
今すぐに君のところへcomeon!
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死という名の終わり
そして再び
生という名の始まり
僕は 今
感じてる
髪を撫でるこの心地よさを
手を握るあなたの温もりを
憎しみから憎しみへ
愛なら愛へと
決まった形ではなく
いつも形を変えて
愛は僕らの明日を
見えない闇に隠すだろう
静寂の中
漆黒に色を付ける
懐かしい記憶の中の
メロディを奏でながら
時は美しさを餌に僕らを死へ誘う
甘い甘いによいにたちこめた
偽りの楽園の扉
開けばもう戻れない
死という奈落
そして私は繰り返す
愛も欲望も違えなく
常に最上を求める
そのためなら罪も罰も背負う覚悟で
僕は美をはき違える
後悔の念を抱き
逆立つ愚かさに
気づきもせず
僕は繰り返す
積み重なる日々の中で
引き抜いたのはたまたまあなた
偶然の導き
愛は遠ざかる僕を永久にも待つ
そう言うあなたは信じず笑う
愛欲満たす
ただそれだけのお遊戯
ただそれだけに僕はあなたを騙せず
裏切れず
僕はあなたを愛す宿命を受け入れる
それがきっといつか見えた光だと信じて
闇に差した
一筋の光
月の光さえ届かぬ
漆黒の中
あなたは優しく尊く
僕を抱きしめ
愛をくれた
今まで感じたこともない愛の歌を唄いながら
汚れることも気にせず手袋を外し
そんなことなど気にも留めず心にもなく
私に手をそっと
差し伸べてくれた。