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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[4066] いい色してますね?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君って色はこの世界にひとつしかない
だから君がいなくなれば当然君って色はもう生まれない
だからみんな君の死を悲しむし君の存在を尊ぶのさ

誰にとってもおなじだよ

人と違うところを探すならそれより自分って色を愛す努力をしてみて

自分のことを他人がうらやましがるように君には不思議だろうけど自分って色はどうも他人と似て見えてしまうらしいからわからないだけなんだ

君は君っていう箇々の独立した色なんだってことが

世界でひとつの色彩だってことを
どんな名画や名のある場所より君のほうが断絶めずらしいし素晴らしい
かなわないんだよ

だから 生きてみな
そのうちその意味がわかるから
泣いちゃうほど嬉しくなれるから

いつか感じる喜びを悲しい色でにじませないで今を駆け抜けてごらん

君って色で人生を染めていってごらん

振り返れば離れて見なきゃわからなかった景色が君の目の前にあらわれるよ
君って色の君って色と同じ景色を君は君自身をまのあたりにするように自分の素晴らしさに気づくよ

そして どうだ
僕って素晴らしいだろうと胸を張れるよ
だから 生きろよ
嘘みたいに思ってもだまされたと思って

似通った奴らが行き交う世界(パレット)の中自分って色のままそのまま歩き続けなさい

君は今
誰にも似てない色
オリジナルな色さ
君は今
僕よりきれいな色
だから自信を持てよ

生きるって色を輝かせろよ

今はたまたま雨降りなだけさ
いつもこんなんだと思うな

おせっかいで言ってるなんて思うなよ
僕は君って色を知ってるから言うのさ

君は 君は 君は
僕より鮮やかだから
君は 君は 君は
誰より異色だから

呼び止めたのさ、道の途中
ねえ あなた
いい色してますね?なんて変な声のかけ方したのさ。

2009/05/10 (Sun)

[4065] ゆえに花はただ花として
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


そこに咲いてた花
思えば昨日も咲いていたな
そのちっぽけな花におしえられたよ
「君は今日も昨日とおなじで生きてる、昨日の君は嘘じゃない、僕がその証明だろ?」

今日も明日も おなじ花がそこにあるように昨日とまったくおなじ僕が明日でも生きている、ばかみたいにあたりまえの話さ

そんなイメージとの対話に笑う僕は幸せ者

なぜかそれなのにそれが嬉しくて嬉しすぎて思わずあふれるよ
喜びの涙

ああ 僕は今日もここにいる
ああ いつかたとえここにいた人になっても
ああ 僕は明日も変わらずここにいるよ
いつか ここにいただけの人になってもうっすらと影を残す

それは目には見えぬから誰も気づかぬ影
まるで そう いつも見かける花のような
でも 気がつけば気がつくようなたしかなあかし

それが僕っていう存在なんだと思います

ですから人は誰も 花のようにやがて枯れていくけど かならず素晴らしい種を残す
次なる物語を生きていく続きを引き継ぐような種を
その種にたくすよ
まだまだ生きていけるなら引き続き僕で明日も生きるけどね
いつまでもそんなことばかりも言ってらんないからやがてはたくすから

それまでは僕も花
枯れたらなんになる?
枯れても花は花
天国にでも咲いていよう
住居を移すように簡単なことさ
難しくはない
死ぬことなんて
死ぬことなんて

だって僕は花なんだから
咲く場所なんて選びやしない
どこにだって咲けるさ
それまでは 居心地のいいこの場所で咲いていよう

花は花として花としての一生(しめい)をまっとうする
それが花のつとめ
花の生きざまだと思うから

僕は僕なりに僕という花として咲き続ける
なぜもなにもそれが僕って花の姿なんだから

それを笑うのはそもそもおかしい
それこそあたりまえな話だ。

2009/05/10 (Sun)

[4064] エチュード
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕には今日 生きてること あたりまえでも
誰かには今日 生きてること あたりまえじゃない
そんな悲しい物語が 僕の住むこの街から離れたところでおなじ世界で起きてるんだね
こちらは朝でもどこかじゃそれの反対で夜の国では誰かが悲しい涙 浮かべてるかもしれないんだね

笑い事じゃないさ

でも嬉しいことがあった僕には 関係ない
ごもっともだろうけど なぜかそんなこと考えると笑うのも悪い気がするよ いつも
そのくせ誰かの喜んでる顔はすごく嫌いで
僕は身勝手で

だからこそ
僕は喜べないその人の代わりに笑うよ
かわいそうなんて言っちゃいけないんだ
僕には僕の人生がある 見えている景色が そこにある境遇が違うから
笑えたり泣いちゃったりするのも仕方ないさ

だからこそ
だからこそ
僕は笑いながらも
名前も知らない
どこかにいる
言語も肌の色も違う誰かに送るんだ
花束のようにささやかな歌
大げさなものじゃないけど歌うよ

まるでやさしくって誰かの弔いのような僕なりのエチュード

それだけで僕の笑顔や僕の無神経さはいくらかゆるされて落ち着くはず
空に昇る 言葉
今 あでやかに空を朝焼けに染めて

僕は大きなあくびをしたあと少しやさしくなれた
その瞬間
命の何か 新しい 真実を知った気がした

イメージの中のお話

笑い話にされても
僕だけは笑わないでいるよ
いつか誰かにみとられた愛しい誰かよ
僕が歌うこれでも精一杯のエチュードとともに安らかにご冥福あれ

それが僕の気持ちさ。

2009/05/10 (Sun)

[4063] 我が輩は生存者である
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今日も見つけた
僕がここまで歩いてきたこと証明するまぎれもないあかし

あたりまえのことが僕にはとても嬉しく思えて笑えちゃうんだ
思いっきり息を吸い込んでゆっくり吐き出せばわかるはず
今日も そうだ 僕は変わらず生きてる
誰もがわかることだろう

「我が輩は今日も生存者である」
きまって言うのさ いつもとおなじ朝に僕は言うのさ

なんて幸せなんだろう
それに気づいた瞬間 心に広がった満足感
風のように
疾風のように
駆け抜けたんだ
心の中

誉れ高いワインのような芳醇な濃厚さが僕を包んだのさ

明日も生きてこう
だから思えるよ

ある人にはそれだけのことでも僕には絶対的にたいそうなこと

眺めてる 景色はどれもきれいな虹色
胸の鼓動(リズム)わざわざたしかめなくてもわかる

僕は生存者だ

誰もそれを疑えない

僕にとっては死ぬまで変わらぬ真実
いつかそのすべてが嘘みたいになるまで永遠に真実なんだ

今 その新しい果実を僕は食す
甘くほろ苦い果実を少しずつ 完食するまで 僕は 繰り返す迷いと不安の日々

生への強い願望と死への恐怖
混ざり合って
交じり合って
快楽といういかれた悦びに

生まれなかったらそれもすべてただの嘘
いや嘘にもならないな

だから生まれてよかった

今日も明日もたぶんきりもなく思う
未知なる明日ももし生きれてたらね

明日 そこで逢おう
長いようであっという間の夜を越えたら 夜を越えたら

いつもの曲がり角で落ち合おう
絶妙なタイミングで腕時計が予定の時間をしめすころに

二人 引き続き生存者だったらきっとめぐり会える
なにが起こるかわからない人生だからこそ
ゆめゆめ用心を
たしかに二人めぐりあえるまで
今日が最後の出会いにならないようにさ。

2009/05/10 (Sun)

[4062] マイエンジェル
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


恋は一瞬で人をとりこにするのさ
まるで瞬く間の出来事
恋をしたことも気づかない位さ

恋は だから 切ないんだね
恋は だから はかないんだね

ラブラブ キッス
いつまでも 何歳になってもタイミングなんか関係なく運命は僕らの味方してくれる

うまくそのタイミングに出逢えるかが難しいところさ

マイエンジェル。

2009/05/09 (Sat)

[4061] 勇気の比率
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


死ぬってことも相当な勇気がいる
それと同じように
生きるってことも相当な勇気が必要だ

だから そうやって必死に生きる人や必死に迷い悩む人をばかにしちゃいけない

君にもいつか そんな戸惑いが襲う日があるんだから
誰にもあるんだから

考えてみるべきだ

勇気と勇気の比率
負となんとかの比率

考えてみるべきだ。

2009/05/08 (Fri)

[4060] スマイル記念日
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


ひさしぶりに笑えたならそれはすごく喜ばしい日だから
僕は記念日と呼ぼう
いうなれば
スマイル記念日だよ

ただ 笑えただけで幸せになれるのは
心がウキウキ 喜んでるからさ
笑うってことは心の中だけじゃあふれた嬉しさを抑えきれないから表情にまで出ることのあらわれさ
素晴らしいんだ

だから スマイル百個で百倍楽しい
そうさ スマイル千個なら千倍楽しい
そして スマイル万を超すなら同じだけ

僕ら 幸せだ なぜなら笑えるからさ
スマイルは健康のあかしさ 無料だからいくらでも笑って笑って楽しくなりたい
これからも…

どうせ死ぬならばかばかしいくらい楽しい人生をおくりたい
ばかにされるくらい生まれた喜びや生きれる素晴らしさを笑顔であらわしたい

だからいつもスマイル記念日
どんな日も
笑顔ひとつからでもスマイル記念日
毎日 記念日

僕は 僕は 雨の日も風の日も 悲しい気持ちの日もそんな記念日を感じてる
笑顔ひとつで救われるから ささいな出来事に笑顔はあらわれてよどんだ空気や孤独な立場を消してくれるんだ
昨日の涙 さっきのため息 いやな記憶
忘れさせてくれる
魔法のスマイル
どうせ一時的だとか一過性だとか言わないでおためしあれ

君にもおとずれるかな
スマイル記念日
笑うだけで幸せになれる
体中あふれる幸福感
包まれて 満たされて笑える日が…

ただ僕は唄う
幸あれ 幸あれ
繰り返し唄う

泣きべそをかく君に
うなだれる君にも
明日の見えない人にも
僕は唄うのだ

助けになればなんて思わないよ
ただ誰かの心に笑顔の種が残ればいい
いつかきれいな笑顔の花が咲く種を
今はぎこちなくてもいつか嘘のないきれいな笑顔浮かべてくれたらいいな
その日こそが君だけのスマイル記念日
きっと信じて良かったって思うから。

2009/05/08 (Fri)

[4059] みんなの唄
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


お母さん
お父さん
おじいちゃん
おばあちゃん
お隣さん
そこの通りすがりの他人さん
みんなで手をつないで歌おうよ

みんなの唄はみんなで唄うからみんなの唄って言うんだろ?

仲良くなるコツなどないのさ
そんなの そんなのナイナイナイ
みんなで生きてるから
みんなで死んでゆくから譲り合い助け合う心が最重要なんです
いつかは骨となり墓にもぐる身だから
そんなむすっとした顔してないで君も輪の中にお入んなさい

ご近所中
世界中
宇宙中
みんな 一斉に
唄を唄うよ

ああ 生まれてよかった
ああ 生きていてよかった

喜びと安堵のメロディ
それにみんなの唄声が混ざり合って素敵になる

この世界でたったひとつの唄になる

それが奇跡だよ
みんなで起こす奇跡だよ。

2009/05/08 (Fri)

[4058] 現在時刻
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


人間ってさ
人間ってさ

不器用だから
不器用だから

時々は嫌いになる
時々は憎くなる

でも相手からも自分はそう見えてる
同じだよ 同じだよ

自分ばかり棚に上げちゃいけない

でもだからこそ人間なのかもなあ

人間ってさ
人間ってさ

完璧じゃなく
どちらかといえば
欠陥ばかり

でもだからこそ生きていくうちに人は少しずつ成長する喜びを知るんだな

そうじゃなかったらきっと大切なことわかんなかった
多いはずさ
後悔するようなことも

あたたかみとか優しさとか勘違いしたりするけど
感情とかあるから結局ケンカしてもいろんな角度から人と付き合える
じゃまなようでじゃまじゃないよな
そんなもの

人間ってさ
人間ってさ

結局はどこまで行っても人間でしかない
でもだからこそ人間でいられること
人間に生まれたことを心から喜べる

そんな今だから
今でしか喜べない幸せに逃げないで真正面から体当たりしていくのも勇気だ

そう思うから
そう思うから

僕は今も生きてる

すべては受け入れられない
すべては理解できない

でもだからこそ生きてその不確かな空白に合うピースを探したい

自分なりの生き方というピースを地道に探したい

そう思うんだ
今は

現在時刻はまだまだ魔法が解けちまう終わりには遠い
五十にも満たない
だからこそゆっくりあふれる若さで歩きます

てくてく、てくてく
楽しみながらのらりくらりと適当に

それくらいがちょうどいい。

2009/05/08 (Fri)

[4057] 死に神は笑ってるか?
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


いつも僕を狙ってる
今か今かと死に目を待ってる
死に神さま
自分じゃ手を出せないからと死に神は僕が死ぬのを気長に待ってる ほかの死に神にとられないように狙ってる

いつも見られている気がするんだ
アニメに出てくるような真っ黒なマントを羽織って大きな鎌を抱えたイメージ通りの死に神が

ただ死に神は笑ってるか笑ってないかはわからない
でも今が楽しいと死に神も楽しいようで笑うし悲しけりゃ泣いている
どうやら自分の気分次第で死に神の気分も変わるらしい

君の死に神は笑ってるか?
それとも泣いているのか?

死に神はあなた自身です

だから あなたに聞いてるようなものだ

あなたは笑えていますか?
そんな今を生きていますか?
泣いているのか?
そんな今でも生きているのか?

死に神はあなたの心から別離し生まれたもう一人のあなただから
死に神はあなたが優しいと優しい死に神
あなたが冷たいと冷たい死に神になる

だから 笑ってください
死に神も優しくなるから
あなたのように優しくなるから

どうか悲しくても
雨がやめば
ほら笑えるよ
だから苦しくても
頑張って
涙は乾くよ

死に神はそんなあなたを笑ってる
死に神はそんなあなたにほほえんでる

どうだい?
生きることも捨てたもんじゃない
だから俺を死に神と間違えんなって

死に神はよく見ればあわれな堕天使だった
死に神よりはなんだか優しそうな堕天使だった
僕と同じ半端な天使でも悪魔でもない堕天使だった

でも天使が見せる優しいだけの微笑みよりずっと素敵な笑顔だった

そう まるで人間のような笑顔だった

今 鏡に映った自分の姿がそんな風に見えたよ

ああ 生まれてよかった
教えてくれたのは驚くなかれまさかの死に神
素敵な堕天使だった。

2009/05/08 (Fri)
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