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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[799] どうしていつも
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


どうしていつも

君に優しくできないのだろう

どうしていつも

自分を甘やかしてしまうんだろう

どうしていつも

やりもせず投げ出してしまうのだろう

どうしていつも

強がってばかりいるんだろう

どうしていつも

僕はこんなに鈍感で
こんなにふがいないのだろう

考えても 考えても
良い答えは出ず
いつも いつも
なるようになってしまう
悪い方へ 悪い方へ
考えてしまう

そうしていつも

取り返しの付かない
失敗をくり返す

何度も何度も
僕はくり返す。

2007/03/28 (Wed)

[798] 『窓の外には今日も夕焼け』
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

窓の外には今日も夕焼け
気づけばまるで昨日のように一日はそうやって過ぎていく
楽しいことはいつも
悲しいことはいつも
僕を置き去りにして
僕は暇を持て余し
退屈な日々を暮らしている

ルララ ルラララ
明日も明後日もこんな風に終わるだろう
そうしてこんな日々をずっと繰り返して
僕は死んじまうんだろう

ルララ ルラララ
口ずさむ唄はどれもぱっとしない唄
気づいたらガタゴトガタゴト電車の中
疲れて寝てる
家族の幸せ
日々のストレス
先々の不安
いろいろなものを抱え込んで
吐き出す場所もないまま
結局僕は君に当たってしまう
喧嘩は尽きない
ストレスがたまる一方

そして今日も日が暮れて
自分なりに
自分の精いっぱいで
頑張ってんのに
どうして どうして
僕は認められないのだろう
いつも いつも
跳ね返って来るばかりで
心苦しいのです

窓の外には今日も夕焼け

涙を流さない日などない
ため息をこぼさない日などない
なぜなら僕は家族がいながら独りぼっちだから…
この世界に僕を快く認めてくれる
そんな場所など存在しないから……。

2007/03/28 (Wed)

[797] 冬の夜の帰り道
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

思い切り皆で飲んで騒いで
遊んだその足で僕は一人家路を歩く
ぼんやりとした頭で
少し遠くで街灯がはかなく揺れて
楽しかったななんて久しぶりに会った仲間の元気な姿見れたから良かったななんて
独り言のように僕はつぶやいた

寒い冬の風が僕の背中に吹いたよ
酔いはだんだんさめてくる
なんだか涙があふれてくる
まだ少しふらつくけど
この気持ちは懐かしさとか切なさなんだろうな

ふと見上げた夜空に月が輝いている
まるで僕の家路に向かって光の道をつくってるみたいだ
ポケットに手を入れて猫背になりながら
家へと歩く

そうして僕らは少しずつ
大人に近づいていくんだね
そうして誰もがゆっくりと
未来にあるいていくんだね
理想を叶えられずに終わった人も
理想通りの未来を手にできた人も
誰もがそうやって
幾つもの悲しみを
幾つもの喜びを
何度も何度も繰り返しながら
それぞれの居場所へと帰っていくだろう
愛する誰かのもとへと帰っていくだろう

冬の夜の帰り道
君は彼奴とうまくやってるかい?
幸せで 元気でやってるかい?
そんなことを想いながら帰る道 帰り道
見上げた空には
いつまでもついて来るまん丸なお月さま
キレイなキレイなお月さま。

2007/03/28 (Wed)

[796] 『道〜彷徨の旅』(後半)
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕に教えたのだ
夢に破れ 何ひとつとして残っていない
この敗者の僕にせめてもの慰めとして
現実は慰めるように
励ますように
私の旅の終わりを告げる
お前の旅はもう終わったのだと
お前はもう旅のできるような歳ではないのだと
言うかのように
この老いぼれた旅人の肩にそっとやさしく暖かな風をたなびかせた

そうしたら不思議とさっきまでのはげしい後悔のかたまりは
いつの間にか僕の心からなくなっていて
代わりにあなたという愛の支えが僕の手をつよくやさしく握り
そして僕はその時初めて愛の大切さに気づいたんだ
僕が今まで積み重ねてきた旅は無意味なんかではなく
ちゃんとした意味があり
それが僕のこの胸に確かに刻まれていたこと
僕は気づき
そして同時に満面の笑みを君に見せた

僕らが見上げた空には
迷いも悩みもない
一点の曇りのない
世界とどこまでも澄み切った青空が広がっていた。

2007/03/28 (Wed)

[795] 『道〜彷徨の旅』
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


誰もがそう不安と迷いの旅の中
いろいろな悩みを抱えながら生きていく
その途中大きな壁が立ちふさがって
僕の歩みを遮る
そのたび僕はいつも傷つくことを恐れて
なだらかで簡単な道を選んでしまう
たとえ可能性があっても自分にとって最も合理的な道を歩みたがる
それが僕だった
それが僕の弱さだった

求めていたもの
追いかけていたもの
幼い頃から夢見ていた理想の未来
そんな未来を僕はいつ落としてしまったんだろうか
僕が生きている現実はそんな未来とは程遠いありきたりで偏屈な毎日で
それどころか夢や理想なんていつの間にか頭から離れて
忘れてしまっていた
そうまるで自ら意図的に忘れようとしているように
僕はいつからか自分のことを卑下して
やろうともせず
挑戦しようともせず
ただ過ぎていくまま
流れていくままに
僕はあの日夢へと続く道をそれ
いつからかこんな悲しい未来を生きていた

そして今でもふとしたときに想い考える
僕の長かった旅は
もうあの日道をそれた時点で終わりを迎えたんだと
僕の夢はもう二度と手にはできないんだと
今さら後悔で胸を痛めても無意味なんだと
現実は言わずとも

2007/03/28 (Wed)

[794] 逆立ちソング〜純愛編
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


公園の鉄棒で逆上がり
調子に乗って大車輪
どうだい僕?
逆立ちして眺める世界は
どうなんだい僕?
頭に血が上る
本当にそれだけかい?

勇気と決断力さえあれば容易に君に伝えられるのに…

夕焼け空が青空の色と混ざって
紫色になっているよ
頭に浮かぶよ
アナタの笑顔が
空に浮かんでる

逆立ちソング 唄っておくれよ
ラブミーソング 奏でておくれよ

この僕に このだらしなくて勇気のない
この僕に 愛の唄唄っておくれよ...。

2007/03/27 (Tue)

[793] ひねくれ者のバラード
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今日もまたひねくれ者のバラード
聞こえたよこの耳に

明日もまたひねくれ者のバラード
聞こえるだろうアナタにも

憂うつな世界
退屈な日常
それでも僕らは明日を目指して
いつの間にか結構な距離を歩いてきたな

振り返れば見える
ずーっと続く道
思い返すほどに
胸は熱くなり涙で景色がぼやけてさ

あのねひねくれ者のバラード
未来の僕にも届くかなぁ
戻らない過去をいつまでも悔やんでいても仕方ないのです

だからひねくれ者のバラード
きっと未来にも届くはずなのさ
ギラギラ太陽照りつける
青い青い空の下を
歩いていこうよ
手をつないで
のんびりし過ぎちゃうのも玉に瑕
だけど
楽しんでいこう
お気楽な気分で
歩いていこうよ。

2007/03/27 (Tue)

[791] 限りある時間(とき)の中で
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


限りある時間の中で
なにが出来るか
ずっと考えていたけれど
考えても考えても
その答えは出はしなかった
どうして出なかったのか今になって少しだけ解った気がした

それは愛する君に出会うまで解らなかったことで
君と出会って一緒にいるうちに何となくだけど解ってきたのさ

だから限りある時間を大事に大事に僕は生きたい
大切なもの一つだけ
あれば幸せさ
君という愛されあればそれでいい

そして今日も
あなたと他愛もないおしゃべり
今という一度きりの時をかみしめたら
明日もまたあなたと此処でおしゃべり
そしていつか夫婦でおしゃべり。

2007/03/27 (Tue)

[790] 夏のパノラマ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夏の坂道

石段に座り込んで

町並みを眺めるのが好きなんだ

青空 夕暮れ 星空
いろんな景色を夏は見せてくれる

目映く光る太陽光
いろんな夢を踊らせて
僕をはこんでゆく
浮き立つ蜃気楼
思い出すのはあの日の別れか?

夏のパノラマ
光る光られ
今日までの幸せをまた来夏に託すよ
そしていつかあなたに伝えられるよう
僕はあの日の約束を胸に立ち上がろう

目眩がするほど
強い陽射しの中へ
僕は行く
僕は歩いていく
あなたとの未来へ
そのための夏へ
僕は行く
僕は歩いていく
夏のパノラマ。

2007/03/27 (Tue)

[789] 思い出のピアノ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


思い出はピアノのメロディ

どこか悲しくて儚くてせつない

そしてそのメロディは年老いた僕の心を暖めてくれる

まるでお母さんの子守歌のように
ひとりぼっちのこの年寄りをやさしさで包んでくれる

ハートを揺さぶる
ピアノのメロディ
暖かな春の陽射しのような
そんな音色さ

思い出のピアノ
私の心に差し込む
思い出という陽射し
涙の味に似て少し
しょっぱくて
水あめのように甘さもあったりして
そして何よりも血の通った温もり
僕の冷たくなった心に灯る愛の灯火。

2007/03/27 (Tue)
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