詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕の人生はコイントスのようなんだ
物事には表と裏があり
賭け事のように外れりゃ惨めな人生を歩むし
当たれりゃリッチな人生を歩めるんだよ
だからつまりはその間のコイントスが重要なのさ
選択ミスは命取りさ
人は皆、joker
愚か者だから
時にはミスったりするさ
人は皆、詐欺師さ
詐欺師だから
誰でも嘘をつく
『信じる者は救われる』
ありゃ嘘さ
信じるだけ損ってもんさ
信用できんのはヤッパリ最後には自分だけ
だから、joker
助けてくれよ
僕の中にあるすべてのツキよ
今、joker
使い果たす時さ
恐れないで不安がらないで
僕が付いてるよって
joker
コイントス!!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
現代の若者が人を愛するとき
昔のような純粋な心で愛することが少なくなった
巧みな言葉と嘘で絡めとるように誰かをゆがんだ愛で今日もまた罪なき誰かの涙が滴り落ちる
仮面を被った心
愛の意味をはき違えている人間(ヒト)
飽き足らない愛欲を欲するままに求めさまよう
姿はまるで獲物をとらえる獣のようだ
そうして今夜もお目当ての誰かを拐かす
ほんの小さな出来心が生む悲しみの傷跡
月明かりの下 静寂の闇の中
一心不乱に喘ぎをもらす
貴女の心をわかっていながらも
悪いことだとわかっていながらも
踊り狂う私の姿はまるで
誰とも知らない赤の他人とステップを交わす貴族のようだ
虚栄と偽りの仮面の裏に隠れた悲しい素顔
誰にもみせられないくらいに淀んでしまった素顔
そして今日もまた
獲物を ダンスのお相手を探しに夜の闇へと重々しいステップを踏む
永遠に満たされることのない心を抱き悲しみと虚栄の舞台上で悲劇の主人公を演じ続ける
このからだが踊れなくなるまで立ち上がれなくなるまで
永遠に私は踊り続ける
現実と妄想を何度も行き来しながら...。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
なんにも飾り気のない無色の君だから
そんなにお化粧でごまかさなくても
君はそのままが一番キレイさ
繕いや偽りで飾られた美しさなんて
美しいとはキレイだとは思わないよ
周りからの視線がどうだとか見た目だとか気にしているようだけど
そのままの君を僕は好きになったのさ
勘違いしないでおくれ
僕は見てるのはノーメイクノースタイルの君だよ
ファッションや流行なんてくだらないさ
そんなものに君が染まってしまうのが悲しい
すぐに過ぎてゆくさ
次から次へと変わっていくさ
キリがないんだよ
君はまだ気づいてない
悲しい…
君と裸の心で通じ合える日はいつか
やってくるのかな
歳を追うにしたがって着飾ろうとするのは何故なんだい?
化粧が厚くなるのは何故なんだい?
そのままの君が好きだっていうのに
願いもむなしく現実は君を日に日に変えていくだけ
宝石やブランドに目が眩んだ君がそこでよだれを垂らして笑うだけ...。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
空っぽの心に優しさを注いでおくれ
青く染まった両手を君の体温で温めておくれ
いつもいつも心配かけてゴメンね
僕はメソメソしながら君の元へ今日も帰るだろう
何はなくとも
君だけは…君だけは
僕の側に付いていておくれ
君じゃなくちゃ…君じゃなくちゃ
ダメらしいんだ
もうつまらない欲望は押し込めるよ
もう君を困らせたりは多分しないよ 絶対しないよ…
疲れて帰った僕の心を癒しておくれ
都会の汚れた水を飲んだ僕を潤しておくれ
君を傷つけてしまう
君を悲しませてしまう
僕を…この僕を…
目覚めさせておくれ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
アナタさえいれば
ほかには何もいらないよなんて
一生に一度は言ってみたいセリフだ
でもそんなセリフを僕が言ったら
きっとアナタは嬉しがるどころか気持ち悪がるだろうな
そう現実はうまくはいかない
漫画や小説じゃあるまいしロマンチックなんて夢のまた夢
タリラン タリラン
でもジョーダンやオトボケなんかじゃないんだよ
タリラン タリラン
本気でそう想うときがあるんだよ
お願いだから真面目に聞いておくれ…
瞳を濡らして
夕焼けの向こう
口笛を吹きながら
一瞬の沈黙の後
君の瞳にも大粒の涙
理解者になれとは言わない
でも愛し合った僕らがいたことを忘れないで…。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
それはすべて忘れてしまえば済むことなのかな
でもそれができないから僕は悩んでるんだよな
どうして僕は苦しいとわかっていながら恋をしたがるんだろう
それは きっと
恋することの美しさとか素晴らしさをわかっているから…
それは きっと
僕一人じゃ見いだせない答えやりきれない理想かなえられるから…
それは きっと
淋しすぎて淋しすぎて夜も眠れずにいるから…
だから僕は懲りずに恋をする
だから僕は飽きずに恋をする
だから僕は君だけに恋をする。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
日々は長いように思えても
ヤッパリ短いような気もする
そんな不思議な気持ちを抱きながら
僕らはずっとずっと生きていく
知りたくもない事
知りたい事
たくさん学んで
たくさん食べて
人は大きくなる
大人への一歩を踏み出す
昨日と同じ答えは
明日になれば解るのかな
昨日問いかけた
問題は明日には解決してるかな
大人に成っていく過程で僕はどれだけ
答えを見いだして
問いかけられたかな
その問いかけにすぐに答えられたかな
今抱えてる問いかけは明日解けそうかな?
自分でもわからないよ
そればかりはわからないよ…
昨日のように
僕らはずっと後になってから
遅くもあの日を悔やんだりする
最悪な場合でおじいちゃんになってから
おばあちゃんになってから思い出す
シワだらけの頭じゃ答えは見いだせないのに…
涙だけが頬から流れてくる
悲しみだけが胸に募ってくる。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
恋に勝ち負けなんてないのさ
だから君がアイツを好きになったって
文句なんて言えるはずもない
だけど勝ち負けなんてないから
フィフティフィフティだな
試合にもなりゃしねぇ
僕は失恋したんだね
実際アイツは僕より数百倍もイケメンだしな
最初から勝てる気なんてしなかったよ
僕は弱虫だな
勝負する前から試合を放棄してる…
だから僕はきっと
愛想尽かされて
だから君にあの日
二言返事で振られたんだな
『ごめんなさい』って…。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
夜は意味もなく涙が溢れてくる
星の瞬きを見ただけでももうダメさ
どうしてなのか
夜は君との暮らしを思い起こさせる
皮肉なことに今日は君と初めてキスした日なんだ
だからかこんなに涙が出るのは
夜は続く
まだまだ朝はこない
夜は続く
意地悪く続く
記憶の奥の奥にあるあの日の夜が鮮明によみがえるよ…
夜が明ける 朝がくる
僕はどうやら気づかないうちに眠っていたようだ
なんだろう気持ちが晴れやかだ
きっとそうか夜を越えたからだな
長く息苦しい
キスした日のあの夜を思い返させる
意地悪な昨日の夜を。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ちょっと大げさだけど
君が手鞠くらいにちっちゃかったとき
君のへそとままのへそがつながってたんだよ
その証拠に君のへそにはそのときの痕がまだうっすら残ってる
ってまだ言葉なんてわかるわけもないか
でもわかったみたいに君はキャピキャピ笑ってる
君もママの胸の中が好きなんだな
僕も幼かった頃
良くママの胸に抱っこしてもらったな
でもなんか不思議だな
僕と君が恋に落ちて
この子が産まれて
もうかれこれ十年以上経ったな
懐かしさと切なさの果ては
きっと懐かしさと切なさでしかなく
思い返してみても
振り返ってみても
もう引き返せない深い暗闇が在るだけ
だから僕も君も
いつか親を亡くし
次は僕らの番で
この子もその内
恋人ができ親になり
子を産むのだろう
そしていつかこの子の親である僕らが死んで
この子もいつかあの世へ召される
そしてこの子の孫の代へと
時代は繰り返し繰り返し流れていく
果てしなく淀みなく流れていく
それが君のへそにあるへその緒であり
生きたという
産まれたという証なんだよ
元気な産声と名前を付けるまでドキドキがおさまらないのさ
そして君が大きくなって独り立ちするまで気が気じゃないのさ
そんな気持ち
君もいつか親になればわかるだろう
バカな僕でもわかったんだから
頭はお母さんに似た君ならわかるだろう
子供の大切さとか尊さってものがさ。