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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[652] 女の子には…
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


女の子は弱いから大事にしろよなんて
わかってるよ…
女の子は泣き虫だから慰めてやれよなんて
わかってるよ…
女の子はワガママだから気をつけろよだなんて
わかってるよ…

それなのにどうして
僕は君を傷つけちまった?
わかってたはずなのにどうして
僕は君にあんな事言っちまった?

ため息のなま暖かさって言ったら…
胸苦しさって言ったら…
ホント辛いわ…

僕はわかってなかったんだな…
僕はわかったフリしてただけだったんだな…
ゴメンって言ったら許してくれるかな
明日になれば忘れてくれるかな ハァー……。

2007/03/11 (Sun)

[651] 遠距離
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

今ものすごく淋しいのは
遠い日の恋がまだ胸にあるから
今ものすごく悲しいのは
遠い日の恋がうまくいってないから

このまま僕は…
このまま僕は…
一生を独りで過ごすのか
一日を涙することで費やすのか

わからないのは
どうしても
わからないまま
わからないから
どうしたって
わからないまま
君に嫌われた理由がわからないまま
気づけば僕は独り
真っ白い部屋に独り

遠距離ってつらいんだ
遠距離って切ないんだ
会いたいってときに会えないんだよ
今一番会いたいってときなのに…

君の町まで行けるもんなら行きたいよ
でも行くためにはふられる覚悟がなきゃ

いつまでも僕はエッチもできないまま
いつまでも僕はキスもできないまま
終わっていくのかと想うと
男として悲しくなるんです…

いつまでも炊事洗濯を独りでやるとなると億劫なんです
いつまでも親から仕送りを貰うのは恥ずかしいのです
独りの人間としては…
A型の男児としては…。

2007/03/11 (Sun)

[650] 明日の風
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


人生は坂道なんです
上り坂を上りきったら
今度は下り坂を下るのです
坂道っていう位ですから
障害はいくつもあります
平坦でなめらかな道ばかりじゃありません
時には雨だって雪だって降るんです

それでも上らなくちゃならない
立ち止まっていたらそのままなにも変わらずに歳だけ取って
寂しい老後を送るだけ

だから

明日の風が吹いたら
休憩をちょっと取ったなら
またここから歩きだそうよ
君と僕なら行けるさ
上りきれるさ
大丈夫さ
ダメになったら僕が君の杖になってやる
そんなセリフいつから吐けるようになったっけ…?

そして僕らは
そして君と僕は
今度は下り坂を迎える
少し楽になったのは
死へと近づいたからかな
なんて君と笑う。

2007/03/11 (Sun)

[649] おやすみの唄
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夜に眠ってから見る夢と
起きているときに見る夢
じゃ今僕がみている悲しい現実はどちらの夢だ
現実だっていつまでも僕を生かしておく訳じゃない
だから僕らは寿命を持っている
限りある命の中で生きている

無駄死になんてしたくない
僕は有名になって
それから…それから…
やりたいことが在りすぎてとても一回きりの人生じゃ
とてもじゃないがやりきれない
もどかしいな…
もどかしいな…
でも仕方ないなぁ
でももどかしいなぁ

声を大にして
叫んだら
苦情を買うし
小さな声じゃ
聞こえない

だから僕はちょうど良い声でいうよ
可愛らしい君の耳元にささやくように
『おやすみ』ってさ…

今日は練習
明日は本番さ
いつもそうやってやりたいことができないでいる
それでも僕は眠るのだけは止めない
それでも僕は別にどうとも思わない

なぜなら
僕には君がいるから
横でスヤスヤ寝息を立てる君がいるから
僕は我慢を覚えた

そろそろ僕も寝よう
『おやすみ…』。

2007/03/11 (Sun)

[648] 夫婦愛
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


たとえるなら
寒い冬の日の夜に飲む温かいスープ
たとえるなら
疲れて帰った後に入るお風呂
たとえるなら
君がふとしたときに見せる満面の笑み

温かみ感じる
夫婦の愛
いつも側で
お互いの幸せ願ってる
欲しいものなんてなくても
宝石よりもどんなものよりも価値がある
値段のつけようがない
そんなもんさ
夫婦の愛は

だから誰もがほしがる
その温かい愛する人の愛を
疲れて帰ってきた僕に君がいう
ただ『ただいま』っていう貴女の一言が欲しいから
ただ『おいしい』っていう貴方の一言が欲しいから…。

2007/03/11 (Sun)

[647] 今日にララバイ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


今日もなんだかんだ言ったけど日が暮れていくよ
昨日の僕と今日の僕を見比べて
昨日の僕より今日の僕は頑張れたか
成長してるかって言ったら
あんまし変わってはないけど
変わりすぎたりしてもなんだか寂しい

たとえ昨日の君が今日とおんなじ
間抜けな君でも良いじゃないか
君はそのままが一番キレイに見えるよ
完ぺきなんて言葉はあまり好きじゃない
なによりも君が幸せになれること
いつもいつも願っているから
だからそのための今日だ
そのために僕は今日を生きてる
ただそれだけのために僕は無茶をする
それで君が幸せなら僕はそれでいいんだ

だから ララバイ
今日に手を振って
もう戻れない今日に名残を残さないように
できるだけやれるだけ幸せ見つけよう

今日に ララバイ
もう会えない今日に笑顔で手を振ろう
思わず流す涙で景色がにじんでも
きれいな夕日は僕には見えるよ
きれいな君が一段ときれいに見えるよ

なぜなら君が満足してくれた日だから
なんでもない日だって僕には特別だよ
君が満足する日は特別に変わるんだよ

だから ララバイ
涙を拭いて
鼻水かんで
笑って ララバイ
さぁ 家に帰ろ。

2007/03/11 (Sun)

[646] さがしもの
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

忘れた頃に出てくるなくしたもの
なくしたときにはなかなかでてこないくせに
忘れた今頃になって出てきやがる

忘れてしまったのは思い出の在処か
気が付いたら思い出は遠く離れて
小さくなって跡形もなく消えたよ
いつの間にか僕を大人にして
ただそこにはあの日と同じ夕焼けが空にあるだけ

大切な気持ち伝えられないでも
僕は後悔なんかしてないさ
後悔したのは君ともっと思い出作りたかったことだ

忘れてばかりの僕の毎日は
忘れた頃になって思い出す
涙がポロポロ落ちてくるのは
悲しいからじゃなく
切なく感じたから

忘れてしまったのは夢や理想か
あの日の後悔と挫折は無意味だったのかな
夕焼け空の向こうにはなにくわぬ顔をした太陽がただ沈んでいくだけ

思い出よりもなによりも
大切にするはずだった
君との日々がしくじった僕を取り返しの付かない現実を笑っている

さがしものはもう見つからない
夕焼けの彼方へ消えてしまったから
思い出の中でしか輝くことができなくなったから
なによりも僕が歳を取りすぎたから。

2007/03/11 (Sun)

[645] 光と影のダンス
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


歪んだ愛と欲望で溢れかえった世界
人々は偽ることで弱さや素性を隠す
その磨き上げられた美しさの裏には
醜い心と悪意に満ちた素顔がある
知らない間にたくさんの闇を背負ってしまった貴女
誰より人の傷みを知るはずの貴女
それなのにその傷みを他人にやり返そうとするのは何故?
傷つけいがみ合うことで本当に心が満たされる?

いつの間にか貴女の心はきれいさをなくし
憎しみに染まりきってしまった
傷つけることに慣れてしまえば傷つけたってなにも感じない
他人の傷みや悲しみなんて知ったことはない
そんな風に考える貴女に昔の面影は少しもない
貴女の姿をした悪魔がただそこにいるだけ

何度悲しみに涙しただろう
何度貴女を殺して死のうと想っただろう
月明かりのライトが照らす中で
唯一温かみを感じるのは私の体内に流れる血のみ
それだけが唯一の救いだ

やがて光は淀み闇が光を飲み込んでしまえば
光は消え闇の支配する悪夢が訪れる
だからその前に彼女を本当に愛しているなら楽にさせなければいけない

握りしめたナイフ
僕らの愛に決着を着けなければいけない
さもないとまた貴女は誰かを傷つけてしまうから

どうかこの僕と光と影のダンスを
死へと向かうダンスを踊りましょう
もう貴女が誰かを傷つけるのをみるのは耐えきれないから。

2007/03/11 (Sun)

[644] 黙ってサヨナラ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

僕が好きなのは
君だけなんだよ
君だけなんだよ
僕を好きなのも
君だけなんだろ
君だけなんだろ

何とか言っておくれよ
黙ってないでさ
僕は信じてるよ
できることなら疑わずにいたい
できることなら信じ抜きたい
何とか言っておくれよ…
ジョーダンだって
嘘でしたって
笑っていっておくれよ…

僕は…僕は
信じたいけど
君を…君を
疑わなけりゃならないんだね
信じるのは無駄なんだね
信じたって無意味なんだね

それなら最後に…最後に
これだけ言わせて
僕は…僕は
信じることができないくらいに
僕を裏切っていたとしても
怒ったり恨んだりしないよ…
っていうよりしたくないんだよ
だから黙ってサヨナラ。

2007/03/11 (Sun)

[643] 夏の物語
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


夏の日の向日葵
すゞやかな風に揺れて
陽の光で瑞々しく咲き誇る
貴女の乳白色のスカートが揺れる
とれたての野菜にかぶりつく
縁側で君と二人風鈴の音を聴く
夜になったら花火をやるんだって
線香花火どちらが早く落ちるか勝負するんだって約束した

日が暮れて空が暗くなった頃
貴女と庭にでて花火をする
結局勝ったのはあの子
負けてしょんぼりする僕に君は言った
『もう一回やろう』って…

遠くの方で花火がはじけた
僕はうたた寝をしていたようだった
眠りから覚めたら
今のは夢だったってことに気づいた
窓の外で花火が上がる
僕は団扇で扇ぎながら小さく呟いた
『夏だねぇ…』。

2007/03/11 (Sun)
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