詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
囂々と吹きすさぶ
暴風雨の中
男は一人自転車に乗って家路を行く
向かい風
横殴りの雨
空を覆う雷雲
車輪は重く押されてばかり
押しても押しても引き戻される
仕方なしに風が弱まるまで立ち往生
いつになれば風よ弱まるのか
いつになれば雨よ止んでくれるのか
空を見上げて
私は一人そう想う。
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『結果オーライ』なんて言ってみたものの自信を持ちすぎちまって自信過剰になっちまったよ
結果がすべてでそこに行き着く過程なんかどうでもいい
要はズルをしても勝ちゃいい話し
そんな風に自分を納得させる度
なんだか侘びしくなるんだ
それでも明日にはキレイサッパリケロッと忘れてる
極楽鳥が夢見る場所まで飛んでいく
極楽鳥は愉快な奴さ
落ち込んでる僕に自信を分けてくれる
『結果オーライ』なんて言っていた僕がバカらしく思えるほどに世の中が冷たくたって
僕に何度だって飛び立てる翼をくれる
少し生意気な奴だけど
感謝してるぜ
素晴らしき友
その名は極楽鳥。
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今日の空は何故かいつもよりも
悲しく淡い色をしているわ
そう言う君に僕は呟くんだ
きっとそれはまた一つ君が年を重ねたからだよ
だから君は感じ取ったんだろう
年を重ねる切なさと
時の経つ儚さを
君の心は見透かしたんだろうって
僕が言うと
君は納得したように頷きながら空の遠くを真っ直ぐな瞳で見つめていた。
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何でだろう
必要以上に求めてしまうのは
何故なんだろう
いつも満たされないんだよ
次から次に欲しいものが増えてきてしまう
終わりなく溢れ出る欲望
抑えることもできずただ欲するままに求め続ける
一体いつになれば満たされるのか
そう言っている最中もまた一つ欲しいものが増えた
この手は次から次へと無理難題な欲望を露わにし続ける。
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人間は生まれて死ぬまでの間にどれだけの幸せ感じれるのか
誰も皆幸せになりたくて安息を求めて
時には生き急いでしまうけど
きっと幸せになりたいと願う気持ちは誰に限っても同じはずさ
今、何不自由なく生きてることを幸せなんだと
僕たちは忘れている
世界から見れば
今、抱えてる悩みなんてちっぽけな事だよ
そう僕はいつだって自分に問いただしてる
永遠と呼べなくても
幸せを手にするには長すぎるくらいの
寿命を持った僕らは『本当の幸せ』というものを忘れかけていた
『限りある命』の意味をようやく理解できた気がする
だから一日一日がとても貴重なんだよ
永遠よりも幸せに満ちた限りある命をありがとう
そして人間としてこの世に生まれさせてくれたことに感謝します。
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僕をどこかで必要としてくれる
あなたの声が耳に聞こえているよ
もうあなたには会えないけれど
あなたは私にとって生涯忘れることのできない大切な人
愛という言葉を口に出すのは
少し気恥ずかしくもあるけど
それでも愛という言葉はとても美しい
愛があればこそ
僕はここにいる
幾度も時を重ねて愛は僕を生んだ
君に伝えたいのは
たった一言
それでも愛に満ちあふれた
美しくとてもキレイな心からのecho
たとえ
あなたに会えなくたって思いは消えずに
ずっとずっとこの胸に在り続ける。
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桜咲く季節はいつも
君との出逢い思い出す
僕たちは不器用に
それでも純粋に愛し合ってきた
お互いに助け合いながら
不器用でも足りない部分を補い合いながら歩いてきた
君を愛する気持ちはあのときから少しも変わってないんだ
安っぽい恋愛映画みたいなロマンチックにはいかなくても
僕らなりにステキな毎日を暮らしてきた
どこまでも限りなく空は青く
いつまでも途絶えなく愛は続く
だからどんなときだって助け合えてきたんだ
薬指に輝いてる
あの日誓った
永遠という時間を指輪に閉じこめた
きっと僕らの未来はバラ色に染まるだろう
振り返れば果てしなく永く思える君との日々は
僕たちをまだ知らない明日へ連れていくよ
だから ほら
見えるだろう
始まりの予感
桃色の季節が手のひらに舞い落ちて
これからの行く先をそっとやさしく包んでくれるよ。
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丸みを帯びたやさしい風に包まれて
私は唄う
誰かが聞いてくれることを願って
私は唄う
誰も知らない不思議なメロディ奏でながら
私は唄う
誰かの為じゃなくみんなのために唄を唄う。
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忘れかけていた夢の続きもう一度見たいな
許されるはずもない罪を背負い茨の道を歩いていく
これから僕が歩んでいく道のりの中
いつも君を遠くで想いながら
今夜も独り夢を見る
明日もきっと夢を見る。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
あの頃幼かった僕はいつの間にか
大人になりすぎていたんだろう
幼さを隠そうと無理矢理に大人ぶって
結局はよく言う『悪い大人』になっちまった。