詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
幸せを深く胸に刻み込んで
確かな君との記憶を繋いだ
慌ただしい生活を抱きしめたまま
多忙な暮らしの中
社会の上手な泳ぎ方を知っていく
曖昧な答え
先の見えない不安
行き詰まる現実
そのすべてをまとめて人生とよぶ
幸せの光を目指し
歩いていく僕ら
夢見ていた理想の未来にはたどり着けなかったけど
それなりに幸せを感じています
胸に刻みつけた
幸せの文字が
いつまでも消えないように
深く深く刻み込んだ
君との今が崩れてしまわぬように
深く深く刻み込んだ
幸せのすべてを
忘れまいと誓いながら刻み込んだ。
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人知れず涙する
あなたの心は悲しみに染まったまま
長い長い夜の中
輝きをなくし
悲しみはやがて
心を青く染めてゆく
一生でたった一度
愛した君なのに
もうお別れですか
唐突に訪れた
サヨナラに心はただただ動揺するばかりで
どうしていいやら
わからなかった
ただただ涙するばかりで
ただただ悲しみが溢れてくるだけで
一生の一度の恋は儚く散っていく。
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君と出会ったコト自体がもう僕にとっての奇跡なんだ
大好きな人がすぐそこに視線をずらせば
笑いかける
奇跡的な瞬間を今
感じている
運命さえ越えていく
なにもかもを越えていく
とめどない幸せへと駆けていく
二人の素晴らしき未来へと。
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ずっと夢見ていた
君と両想いになれたらなって
でもそんなこと
きっと叶わないから
せめて夢の中だけでも君と両想いでいたい
幾つもの年月と同じだけの距離を走り
あの日の僕も気づいてみれば大人になっていた
君との恋も実らぬまま大人になっていた
君を好きな僕と僕を好きな君
そんな風な恋をしてみたいよ
無理なことだと承知していても
願わずにはいられないんだよ
心がまだ君への思いを吹っ切れずにいる
でも君はもう
僕の知らないところで幸せな暮らしの中
僕が入る隙さえない
だからこうして
ただ夢の中の君とお話をするだけ...。
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夢はすべて夢でした
幻想はすべて幻想でしかありません
夢はすべて夢でした
目覚めてみれば
大きな豪邸もおいしそうなディナーもそこにはありませんでした
夢はすべて夢でした
幻想はすべて幻想でしかありません
夢はすべて夢でした
延々と続く暗闇の先に死んだはずの母が手招きしています
私は迷うこともなく母の元へ歩いていくのです
そしてやっと近づいてきたと思った矢先母はいつの間にか消えていました
夢はすべて夢でした
私にとって夢は悪夢の始まりでした
夢は所詮現実を越えられません
夢はだだの幻でした
叶うことなく憧れのまま
幻になりました
眠りから覚めれば
もうそこは現実でした
いつもの退屈な世界でした
あなたのいない世界でした
それは すべて
私が創った妄想の世界でしかありませんでした。
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バカみたいに無駄にカッコつけてた
飾り気のない質素な奴が今の時代はモテるらしい
どうやら僕は流行に乗りすぎて本来の自分を見失ってた
そうして君に弱い心を見破られてしまった
着飾って隠してた弱っちぃ心が泣いていた
僕は君に好かれるために
今までの間違った自分を捨てて
新しい心で
もう飾らずに君を困らせずに愛していけそうだ
自分でも感心するくらいに
君のことになると何百倍もの力が出せる
不思議なんだけど
君の好きなタイプに近づけたかな
これからが本番さ
今度はもう見破られないよう
辱められないよう
新しい自分で君と向き合うんだ
僕にはもう君しか見えないから
必死になってこの愛を届けたいんだよ
届けばいいな
届けばいいな
届けばいいな。
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そよいでる春風に
鬣が揺れている
君の頬にやさしくキスをさせておくれよ
君のまん丸な澄んだ瞳で僕を落としてみせてよ
もう君も僕もお互いの気持ちに気づき始めてる
だから
言おう言おうとする
『愛している』の言葉
だから今言おう
君に愛しているって言ってみよう
ハミングする愛の音
愛している
君も同じだったって少し驚いたような顔で二人で笑う
鬣を揺らしながら。
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君がそんな風にただ笑いかけるだけで
僕のこの胸はどうしようもない幸せで満たされる
君のその笑顔はまるで魔法みたいに
しょんぼりしてたもどかしさをも忘れさせてくれる
不思議な愛の力
幸せの表情って
どんな顔をしてるのかな
きっと君みたいな笑顔のことをいうんだろうね
見ている人を元気にするような
魔法の笑顔
僕と君を結んだ愛の力
おだやかな春の陽射しの中で
うまれるささやかな幸せ。
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遠い昔
子供の頃の話
意地悪なおじさんから人は死んでしまうものだと教えられたとき
なんだか信じられなくて
きょとんとしながらママにきいたのを覚えてる
ママは真剣な顔をしながら
僕の目を見て
本当だよって少し躊躇いがちに僕にいうんだ
永遠に続くと思ってた
それなのになんだか裏切られたような気分がして
ちょっと悲しくなって
その夜泣きまくったのを覚えてる
永遠なんて
ない世の中だから
どうにもいかないんだ
こればかりはママの力でも無理だろう
そうして大人になった僕は切なさとほろ苦さを胸に宿して
終わりへと歩いていく
毎年誕生日が巡ってくると
あの頃が思い出されて少し瞳が潤むんだ。
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命あるものはいつか必ず死んでしまうけれど
今生きているって事は何かしらの意味があって生きてると思う
そんなきれいごとですべて片づくとは思わないけど
でもそれでも一人一人が尊くて掛け替えのないこの世にたった一人しかいない
誰もが大切な存在だ
欠けていい人なんているはずもない
終わらない物語の中で
誰もが主人公なのさ
自分だけの人生だから
たった一度しかない人生だから
力の限り生きてやれ
できるなら夢も叶えてみたい
現実に打ち勝つ術があるなら
今すぐに教えてよ
ねぇ 僕をつくった神様
ねぇ いるならば返事をください...。