詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
自分しか持ってない
自分というたった一つの特別を抱きしめていこう
人間は一人一人が特別を持っている
みんながみんな違う特別を持っている
卑下せずにまずは探してみようか
他人と比べるなんて愚かなことだよ
人から秀でた素質なんてなくたって
落ち込むことはないよ
特別は見えないもので心の中にある
ありふれた優しさと人間らしささ
他人を労る心
弱い者の前に立ち
悪を許さない心
何よりも他人の為に傷つけられても立ち向かえる清心
ありがたみや慈しみを絶やさない
当たり前みたいな事だけれど
当たり前すぎてみんな見失っているから
なかなか難しいし
できる事じゃないから
自分らしさというものをはき違えないように
自分という一人の人間をしっかり打ち立てて
前を向いて
胸を張って
自信を持って
生きていってごらん
何か大切なもの
見つかるはずだよ
君にとって掛け替えのない一生の宝物が
見つかるはずだよ。
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遠く長く果てしなく続く旅路の中で
君と出会い幾つもの困難にぶち当たり
そのたびに僕は君との愛を深めていった
愛し合うことの重さも尊さも
君との出会いがなければ感じられなかった
僕をこんなにつよくしてくれた悲しみにも感謝をしないとね
輝ける明日を目指す僕らは
今確かな幸せを掴もうとしている
空に響きわたる鐘の音がきこえている
望んだものはすべて
君とのこれからの暮らし中にあるから
君がいればほかにはなにもいらない
君こそ幸せそのもの
僕が探していた
愛そのものだから。
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日頃の行いが悪いからね
君に信じてもらえないのもわかるよ
でもね
僕だって嘘ばっかり言っているわけじゃなく
本当のことだって言うんだよ
人間信じられなくなったらおしまいなんて誰かが云っていたけど
この目を見れば
嘘を付いているか
本当の事を言っているか
わかるんだよ
見極めてよ
嘘つきはオオカミ少年のように
最後の最後にしっぺ返しを受けるんだ
でもね
僕が今言っているのは紛れもなく真実なのに
誰一人として信じてくれる人はいない
オオカミ少年の物語のように
僕はオオカミに食べられる代わりに
孤独になってしまった。
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君の嘘と僕の本当を見比べて
明らかに僕の本当の方が正しいのに
なぜか本当の事が嘘に塗りつぶされる
正しいことがなぜか受け入れられずに
偽りや過ちが蔓延る世界で
気づけば僕もいつしか本当をいわなくなってしまった
偽りに染まった心のどこかで嘆いている自分がいた
偽りと真実
どちらが正しいのか
見極める目をなくさないように
たとえ本当をいう人が君だけになったとしても
決して偽りに染まらないように
自分をしっかり持ちつつ己を過信しすぎないよう
真実に溺れないようにいてほしい
真実と偽り
間違いと正しいことの区別の付く人間になってほしいと
僕は希う。
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偽りの瞳で
見つめた世界は
美しさの欠片もない汚れきった世界
片目を閉じて
義眼で覗く暗闇の世界
初めは恐れていたけれど
時を重ねるうちに恐れはだんだんとなくなってきた
町は偽りと憎しみに溢れ
昔のような優しさや温もりは時代遅れと化してしまった
もはや時代遅れの僕が町に居残る理由はない
僕は町をでるよ
こんな町でてやるよ
もうこの町に用はない
義眼にも用はない
僕はこの退屈な世界からある場所へ旅立つよ
僕がいるべき場所へ旅立つよ
くりぬいた義眼を闇に投げ
僕は閉じていた真実の眼で
最後に世界を眺めよう
冥土の土産に眺めとこう。
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『どうだっていい…』
僕はいったい何度そうやって目の前の現状をはぐらかしてきただろう
たくさんありすぎて数え切れない程だ
まるで現実という狂暴な化け物からひたすら逃げるかのように
僕は頑なに部屋に閉じこもった
自分の妄想に溺れて
這い上がれなくなるまで沈んでしまっていた
気が付けばひとり孤独の中
見渡せば限りなく続く鬱陶しいくらいの自分の世界
でも
自分からぬけだそうだなんて今更思わない
居心地がよくなってしまったから
もう 多分
永遠に抜け出せないだろう
だから
僕は自分の中にある現実を残らず破壊した
記憶から抹消してしまった
僕は現実にいながらも
夢うつつ
永遠に偽りの国の偽りの主人公を演じきるんだ
孤独と悲しみの舞台上で。
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際限なく増え続ける人間の欲望
それは時として罪のない人を陥れ傷つけ破滅させてきた
そうやって欲望のままに生きていくうちに僕の魂は汚れきってしまった
欲望は時間をかけてジワジワと魂を腐らせる
だから僕の魂も今では誰も近づきたがらない孤独で嫌みったらしい自己中心型の欲望にまみれた魂になってしまった
それは即ち
僕自身の責任だ
欲望のままに生きた結果なんだ。
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未来への幸せと安泰を掴むために
今のうちに悲しみを味わっておこう
少しでも未来に光があるように
未来のために汗水垂らして頑張っておこう
努力した分だけ幸せになれるから
辛くても蟻と蟋蟀のように蟻のように
怠けず今のうちに幸せを未来に蓄えておこう
悲しみがない世界に生まれてたら
きっと本当の幸せに気づけずにさびしい一生で終わると思う
やっぱり悲しみがあっての幸せだと思うし
悲しみがなければ幸せもただキレイなだけのお飾りにしか過ぎないと思うから
悲しみがあってこそ幸せは輝けて
逆に幸せしかなければそれはそれで悲しいと思うから
幸せと悲しみは両方あってこそ意味を果たすものだと思う
幸せになるためには
今なにが大切なのか
なにをやるべきなのか
もう一度頭を整理して
考えている
未来を輝かせるためにはどうすればいいのか
考えている
条件付きの幸せならば
その条件に相応しい頑張りと努力で幸せを掴む
怠けるなんてもってのほか
だから僕は仲間が遊んでいる中で僕はせっせと未来のため励むんだ
それが未来永劫に繋がるなら
それが幸せにも繋がるなら
僕は頑張りと努力を絶やさないよ
すべては自分の為だと思うから。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
人間が存在する理由なんてありもしない
だからそれぞれがそれぞれの決めた理由のまま生きていく
産み落とされたからには生きていくしかない
きっと僕が生まれたのは気まぐれや偶然なんかじゃなく
生まれるべくして生まれたんだって
つよく望まれて生まれてきたんだって
信じているから
僕はこうして生きていくことにした
明日も明後日も
ずっと ずっと
命尽きるまで
生きていくと決めた
それが僕の存在理由
生きたいから生きるまで
死にたくないから死ななかったまで
きっと そうなんだって
きっと そうに違いないって
つよく思ってる
胸に刻まれた
僕だけの名前と
信念の名の下に
僕は生を得た
そう
つよく思ってる。
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僕はなぜ生きているんだろう
あのときなぜ死んでしまわなかったろう
僕はなぜあのとき死のうと思ったんだろう
ふと気が付くと
そう考える大人の僕がしぶとく生きていた
これまでの自分を振り返ると
いろんな事が思い出せる
過ちや後悔
叶えられずに終わった夢と理想
現実の厳しさと冷ややかさ
愛することの重さと素晴らしさ
本当にいろんな事を経験してきた
人並みくらいは
いや
人並み以上は
余計に感じてきた
きっと生きていく理由なんてない
生きているというよりは生きるべくして生きているという方が正しい思う
だから僕はどんなに死のうとしても死ねはしない
なぜならそれが要するに運命という奴だから
僕は何もかもを運命のせいにして切り抜けてきた
だから僕は然るべき運命の操作するままに死んでいくだろう
情け深い神がいるならば
僕は長生きするし
容赦ない神ならば
僕は明日にも死んじまうだろう
そう 死ぬときなんてわかんねえんだ
だから 恐いし怯えちまうんだ
だから きっと
生きている理由なんて考えている暇もないほど
切羽詰まった人生を虐げられているんだ