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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[456] 平々凡々
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


何一つ変わらない毎日を過ごす
その中で感じることがあるのです
こうして何気なく暮らしている毎日が実はとてつもなく恵まれていること
変わらないことは幸せだということ
五体満足で家族もいて朝夕晩欠くことなく食べられて
なにが幸せじゃないというのか
欲しいのは絶対的な地位と名誉ですか
いつまでそんなことを言っているつもりですか

自分自身に問いかけた
くだらないことを求めていた
幸せはミテクレじゃなく
中身だということに今気づいた
僕の毎日
幸せはいつもすぐ側にある
気づけてよかった
幸せでよかった
平々凡々な毎日でよかった。

2007/02/03 (Sat)

[455] 傷跡
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傷つかないための嘘をついた
それなのに前にも増して傷ついていた
傷つかないためについた嘘だったのに
逆に更に自分を傷つけていたことに気づいた

傷つくために嘘はつかない
でも嘘をつくってことは傷つくことらしい
だから僕は傷ついた
悲しく悲しく傷ついた。

2007/02/03 (Sat)

[454] 昔の古傷
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言い訳やごまかしはやめにして
本心と本心で語り合おうか
今憎むべきは君のことを傷つけた愚かな自分だ
いくら悔やんでも'君のことを傷つけてしまった'
この事実だけは絶対に消えない
それは僕に下された君を傷つけたことに対しての罰だと思う
一生僕はそれを背負い続ける
どんなことがあろうと手放せない苦い過去になる

今でも思うよ
あの日の出来事を
今でも痛むよ
あの日のお別れが
胸にズシンとのしかかる
そして僕はまた悔やむ
戻りもしない過去の日に後悔の涙を流す
拭っても拭っても
涙は溢れ出す
それは悲しみからの涙ではなく
きっと情けなさからの涙
または悔しさからの涙だろう

だから
こんなに胸が痛む
心に深く刻まれた
別れの傷が痛みます
昔の古傷が痛みます。

2007/02/02 (Fri)

[453] 虹の彼方へ
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青い青い空を眺めていたよ
少し少し笑ったような表情で
君の小さな手の上に重ね合わせるようにやさしく僕は手をのせた

愛すること
人を好きになること
それはとても素晴らしいこと
でもたまに悲しい
切なくて儚くて
もどかしいんだ
それでも人は愛することを止めない
それは きっと
愛することが素晴らしいとちゃんとわかっているから

君の思いも
僕の思いも
雨上がりの空に架かる虹の彼方へ
幸せも喜びも
悲しみも切なさも
心を造るための大事な材料
だから きっと
僕らはこれからだって
愛することは止めないと思う
なぜならば
人を愛すことで愛されることの喜びも傷みも
人を守る大変さも
誰かを抱くぬくもりも
わかることができるから...。

2007/02/02 (Fri)

[452] かなしみの方程式
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


行き場をなくした哀れなピエロ

旅することに飽きてしまった旅の人

浮いては沈み
沈んでは浮き上がる
誰かを愛する気持ち

桜が咲いた
春めいていく景色の中
新たな気持ちで
新しい夢を抱え
届けと願う君への気持ちが本心だと確かめたら
僕はまた旅へゆくよ
未だ誰も行ったこともない
名前も知らないような未知なる世界へ
流れていく時代の波に溺れないように
泳ぎ方をからだに覚えさせて
僕は今日まで生きてきた

かなしみの方程式をいま解き明かすとき
溢れる愛情
湧き上がる思い
走り出した時間
その中で僕は君を精一杯できるだけの力を振り絞って愛したい
たとえ明日の喜びが薄まって
やがてかなしみになったとしても
僕は明日のドアを開こう
その先にある
光り輝く未来を信じていこう。

2007/02/02 (Fri)

[451] 脳天気ナウベンバ〜
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相変わらずの
貧乏三昧
思えば そうだ
昨日の夜も今日の夜もカップめんだったんだ
寝る前にそんなことを考えていた
『不憫だな〜』なんて思いながら夢の中へ

よそ見をし過ぎて
楽をし過ぎたんだ
だから そうだ
あの子にもあの子にも振られちまった
思い当たる節は幾つかある

それでもメゲない
僕はメゲない
何回振られようが
何回バカにされようが
僕は信じてんだ
運命の人ってやつを
この歳になっても
疑うことなく信じてる

ナウナウナウナウ
ナウベンバ〜
脳天気ナウベンバ〜
恋の神様頼むから
僕の彼女を振り向かせてよ
あの子がそうだろ
運命の人だろ
だから 早いとこ
奇跡みたいな魔法で彼女を振り向かせてよ
彼女のハートをその矢で射抜いておくれよ。

2007/02/01 (Thu)

[450] さよならの向こう側
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


さよなら…
さよなら…
さよなら…
何もかもにさよなら

さよなら…
さよなら…
さよなら…
やけくそでさよなら

さよならの向こう側には何があるんだろう
さよならしたら
知ることができますか?
その代わり何を失ってしまいますか?

さよなら…
さよなら…
さよなら…
答えを待たずにさよなら

別れる間際
ゆっくりと解けていく君との繋がり
夕暮れの中
陰って少し揺れた
『バカヤロー』
そう呟いて泣きながら走って帰った。

2007/02/01 (Thu)

[449] 〜いのちについて〜
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

生命は今日まで
進化し続けて
何万年の歳月をかけて
僕という生き物を生み出した
限りある命を授けたのは
きっと適当じゃなく
僕が想うに
きっと考えた末の答えだと想う

こうして生き続けていく僕らは
次の世代へとバトンを渡し
何万年、それ以上ずっと繰り返し引き継いでいくだろう

それが命が巡るということで
命の正しいサイクルなんだ。

2007/02/01 (Thu)

[448] 支配する者 支配される者
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

希望を信じて
突き出した手は
誰も握らぬまま
引き戻される
手にした幸せに溢れた生活
僕はどうも幸せだとは思えなかった

悲しいことに
涙して
嬉しいことにも
涙して
気づけば ホラ
君の手を強引に掴む愚かな僕が居る

嗚呼…
縛られたままのカラダじゃ
飛べやしない
だから、纏わりつく鎖解き放って
目障りなもの全てぶっ飛ばして
覚悟を決めたら
さぁ 行こう
支配や束縛のない
自由な世界へ
さぁ 飛び立とう。

2007/02/01 (Thu)

[447] 愛くるしい
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愛おしくて
愛おしくて
憎ましい程に
愛おしくて
愛おしくて
狂ってしまいそうなくらい君が好きなんだ

淋しい夜を繋いで
二人は同じ時間を過ごす
その中でも愛しさは止まない
そればかりか増していくばかりで
きりがない愛を君に捧ぐ

愛しさと憎しみは
いつでも紙一重だから
いつ愛しさが憎しみに変わるかわからない
愛とはそれ程までに人を狂わせる

愛おしくて
愛おしくて
憎ましくて
僕は気が変になりそうなくらい
君を愛し尽くしていた
溢れる欲望は尽きることなく君に注がれる
同じだけの憎しみを含みながら。

2007/02/01 (Thu)
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