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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[425] メロディ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


放課後の教室

淋しく蛍の光が流れてる

みんなはもうとっくに帰った後

僕は独り
胸にある不安をどうしたもんかと溜め息をついて考えてた

いつかの放課後

鳴っていた
青春のメロディ。

2007/01/27 (Sat)

[424] 輝きを掴め!!
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


一度は諦めようとした夢だけど
もう一度追いかけてみようと思うんだ
今見上げたその瞳に夜明けが訪れる
暗い夜は去り行き
眩い朝が町を照らす

ため息と落胆に満ちた今日じゃなければ
そんな風に思っては肩を落とす僕と君

懐かしいによいがする
町に帰ろうかな
故郷に帰ろうかな
疲れきったその足でなければ帰れたかもな

胸に掴めるだけの
輝きを掴め!!
君にしかできない夢があるはず
だから諦めてしまうその前に
もう一度信じてみてよ
やれるだけのことはできるはず
輝きを掴め!!

2007/01/27 (Sat)

[423] 進め、明日へ
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


もうかえれない

もう戻れない

今日という日も
やがて過去になる

淋しい誰かとの別れを悲しむのも大切だけど
また新しく出会う人たちや昇りゆく夜明けを見つめることも大切なんだよ

無声映画のように
音もなく過ぎていく日々が何よりも大事に思えたら
それはきっとステキな今日の始まり

だから
私は 明日を生きることを選んだ
君と 明日を生きてみることに決めたんだ

こんなところで
立ち止まってもいられないから
僕は 明日を 未来を 生きていくことにしたんだ。

2007/01/27 (Sat)

[422] さよならの向こう側
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


君とお別れをして
もう数ヶ月がとおに過ぎました
今もあの日のことは忘れようとしても忘れられません
それだけ僕にとって悲しい思い出として記憶されてるんでしょう

薄汚れた町の空気に未だ馴染めずにいるのは
もしかして僕だけ
みんなはそれぞれの道に向かって
また会おうとも言わないで歩いてったらしい
胸に不安を抱えたまま歩いてったらしい

僕は窓を開け放して
たばこの煙いによいと
この部屋の重苦しい空気を入れ替えた
さよならの向こう側には何が見える
僕はもうそれさえも見ることはできない
さよならの向こう側には思い出したくない過去があるから
ただこうして思い出そうとしては記憶の窓を閉めるんだ 閉めるんだ...。

2007/01/27 (Sat)

[421] 戸惑いの季節
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

時と共に季節は変わっていく
それと同じに見慣れた町の景色も抱える夢も変わっていく
でも その中で何かを学んだ気がしてる
変わっていくことは悲しいけど
変わらなければ始まらないこともある
だから変わっていくことを一概に嫌うことはしたくない
そんな風に悟っては涙を瞳にため込んだ

過ぎ去った昨日(むかし)という遠い過去に置いてきたもの 残してきた何か
大切な思い出
アルバムの中では笑ってるけれど
あの日僕は泣きはしないと必死で傷みを堪えていただけなんだ…

そうして何食わぬ顔でめぐり来る
戸惑いの季節に
二人が指切りで誓った愛は
約束したことさえ記憶から消えていった
皮肉なことに僕だけは
ずっと ずっと
覚えていたんだ
君は忘れても
ずっと ずっと
忘れてなかったんだ

忘れた方が良かったのに
どうしてあの頃そんなことが予想できたでしょうか...。

2008/02/06 (Wed)

[420] unbalance・night
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不公平な夜には不公平な別れが似合っている
これ以上僕らが一緒にいる意味はない
無意味な時間稼ぎや言い訳なんて必要ない

悲しい目をする君の気持ちがわからない
さよならと決めたはずなのに
さよならするのが躊躇われて仕方がない
さよならは二人の為なのに躊躇うのはなぜだろう

ここから見える景色は眺める誰もを悲しい気持ちにする
煌めくネオンと長く続く細い道を行き交う車の列
たぶん きっと
別れを躊躇うのは
このシチュエーションのせいだろう

unbalance・night
終わりは新たな始まりと
言う誰かの声が頭から離れない
だから きっと
僕らは運命から逃れられない
宿命づけられた何かで結ばれてるんだろうな

寂しさは寂しさでしかなく
悲しみは悲しみでしかなく
やっぱり 僕ら…
離れられないらしい
そう 思うんだよ
君のスレンダーボディに尻尾を振らない男はいないから

だから 僕も…
おそらく このまま...。

2007/01/27 (Sat)

[419] 解夏
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季節はずれの雨が降っている
君の笑顔がなんだか悲しい影を帯びている
遠くの方でリンと風鈴が鳴った
かすかに吹いた八月の生ぬるい温風

願いを一つ頼み込んで
古くなって諦めてしまった願いを代わりに差し出す
時の流れはあの人までもを浚っていったから…

少し物悲しい
夏のある日の午後
ここから見えるのは
延々と続く田畑
それと夏の強い陽射しがみせる眩しいライト

そのうちに僕は眠っていたようで
そのうちに夏も終わっていくだろう
僕の心にさみしい記憶を残して。

2007/01/27 (Sat)

[418] 現実という名の牢獄
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


僕には
現実はあまりにもつまらなすぎて
とても耐えきれるものじゃない
だけど生きていくほかはないのかな
死んでしまうのも退屈そうだし

僕には
夢見ているときが現実に近い
夢では僕の思い通りの世界を造れるし
覚めてしまえば次の日の寝るときまでお預けだけど

夢は現実よりも
楽しいし 退屈しないし
つまらない勉強やなんやかんやに追われることもない
親からああやれこうやれだとか説教をくらうこともないし
僕は現実よりも
夢の方が現実味を帯びてる気がしてる

現実が牢獄だとするなら
夢はパラダイスだろうな
そんな風に考える事がよく聞く現実逃避って言うのかな...

でも
そんな風に考えて
現実の傷みを紛らすことでしか
現実の傷みに耐えることができないのです
だから
これからも冷たい目で見られようが僕は夢の中へ逃げ込んで傷みを束の間の安らぎで癒し続けるでしょう。

2007/01/26 (Fri)

[416] 仮面の裏の素顔
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どんな人にも
隠してる普段とは違うもう一つの表情がある
いつもは見えないように見せないように
嫌いな奴にも笑顔を振りまいて隠してるだけさ
本当は絞め殺してやりたいくらいに思ってるんだよ
そんなこと口が裂けても言えやしないけど
それが本心なんだ

人は見た目以上にどす黒い心を持つ生き物だ
自分の利益のためなら
人を踏み台にしてもどうとも思わない
心の中は覗けないから
よけいにコワい

仮面の裏の素顔
君のその仮面の下はどうなってるんだろう
いつもは笑顔をして強がっているけれど
本当は泣きたいんだろう
でも泣きたいのに泣けないんだろう
顔に出しては泣けないけど心では泣いてるんだろう
見えないけれど見えてしまえるようだよ
その君の強がりは
僕の悲しみなんて値しないくらいに
とても悲しくて辛いことだろう

そんな君の悲しみや辛さに気づいてやれたら
あのときあんな悲しい気持ちでさよならする事なんて
なかったかも知れない
今更悔やんでももう遅いけど...

できることなら
見たくなかったよ
君の仮面の下に隠されてた本当の心
でも本当のことなんだからやむを得ないけど。

2007/01/26 (Fri)

[415] 憎しみが生む殺意
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真実を偽る君の瞳が潤んでいた
憎しみは新たな憎しみを生むだけだと
誰かは言うけど
それは憎しみが憎しみに変わるとき
憎しみのままで留まるとき
時に憎しみは殺意に変わるんだ
憎しみを憎しみのままで保つのは思うよりも難しいかもしれない

こうして
生きている間にも
誰かから憎しみを抱かれているかもしれない
どんなに人の良い人だとしても
みんながみんなそう思う訳じゃない
そのお節介な親切が無意識のうちに誰かを苛立たせているかもしれない
そんなことだってあるかもしれない
ないともいえない...

憎しみが生む殺意
こうして人と人が
暮らす生活の中
人間同士の些細なトラブルや思い込みが生む悲しい現実
メディアじゃ毎日のように悲しい事件が尽きることはない

今もこうして居る間にも
誰かが誰かを死に至らしめようと企てているかもしれない
未然に防げれば
苦労はしないし傷ついたり亡くなったりする人もいなくなる
それができないから
無限に悲しみは増え続ける
人を殺めるための刃が向けられる。

2007/01/26 (Fri)
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