詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
僕は君のために何をすればいい
君は僕のために何をしてくれる
自分が得することばかり考えちゃだめだ
今考えるべきは
'君のために何ができるか'
'君のために何をするか'
それだけだ
それ以外考える必要はない
いつもみたいな
眩しい笑顔で
僕に笑いかけてくれるけど
少し悲しい影を帯びていた
それは きっと
僕のしている事が間違っている証拠だ
だから そうだよ
間違いは正さなくちゃだめだ
一からまた考え直しだ。
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君の言うことが理解できないから
だからこそ僕はそのことをなんとか理解しようとする
君の言うことは理解するには難しく
だからこそ僕はそのことを是が非でも理解しようと頑張る
正しいか
正しくないかなんて
今は考えずに
理解することだけ
考えればいいかなぁ
先延ばしにしてしまう前に
忘れてしまう前に
君の言い分を
君の言っていることを
理解する時間はとてもとても短すぎるほどで
それでも僕は頭を振り絞って
君のすべてを理解しようとする
その姿勢に
その仕草に
君は惚れ込んだのだと君はいう。
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流されるままに
流されて
流れるままに
流れてく
流れてくから
流れるの...
君はいつもそう言う
そう言った後で
君はいつも悲しい顔をする
疲れたような落ち込んだような顔をする
君が俯けば
君の後ろの影も同じように俯く
君が涙すれば
君の心も同じように泣いている
僕はそれを見抜く力を持っている
君のことはこの3ヶ月で大体分かってしまった
君の悲しみも
君の喜びも
君の傷みも
すべてが分かってしまった...
分かってはいけないような気がして
分からなければだめなような気もして
ちょっと
考えては溜め息
深い深い溜め息
ちょっと
考えすぎて
ちょっと
眠ったりして
一日中
君のことでいっぱいだった...。
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今僕は誰のために唄うんだろう
今僕は誰を思って唄うんだろう
きっと
誰のためにも唄わないだろう
誰のことも考えずに唄うんだろう
独りになった瞬間
自分の世界
君と居るときは
二人の世界
それとなく会話を合わせる
知らないこともさも知っているかのように
帳尻を合わせる
君との繋がりを作るためには
平気で嘘だってつく
今僕らに唄える唄なんてあるのだろうか
今僕らにできる事なんてあるのだろうか
空をみて考える
ゆったりとした雲と時の流れ
考えているうちに
眠ってしまっていた
そうだ きっと
僕にやれるのは
君の幸せを唄うことだ
君の幸せを願うことだ
それを正直に唄にすればいい
吹き抜けていく
凪のように
ただ思いのままに
君を愛せばいい
そうすれば
きっと君は僕の唄を誉めてくれるに違いない…
きっと...。
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悲しいことは繰り返される
嬉しいことも繰り返される
その中で人は心を強くも弱くもしていく
まるで周波のように波打ちながら
上がったり下がったりを繰り返しながら
僕らはめくるめく日々を暮らしていく
笑ったような泣いてるような
悲しいような嬉しいような
不思議な表情をして
誰もが苛立ちや迷い、不安を抱え
胸に悩み事をため込んで生きていく
繰り返される毎日の中で
人は生きていく
哀しみと悲しみ
歓びと喜び
いろんな顔をして生きていく
理想と現実
迷いや悩み
いろんなものを背負って歩いていく
そうして
いつの日か出会う
愛といういちばん重く尊いものを
抱えるその日まで
孤独というレッテルは消えずに胸に残る。
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風にゆらゆら
揺れているカスミソウ
やさしい風が吹いている
さわさわと草木が揺れる音がする
夢の中の君はいつも笑ってた
現実の君はいつも泣いていた
楽しい夢ばかり見ていたから
悲しい現実に帰りたくなくなった
わがままと身勝手な僕に架せられた罰は
君を失うこと
それは僕にとって
最も重い罰
それでも僕は気づきたくなかった
欲張りな僕には失うものなど何一つとしてあってはならない
そんなことを言っては
僕は君のこと
実はスゴく惜しいと思ってた
胸の辺りがズキズキと痛むもの。
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手を伸ばしても
掴んでいても
あっという間に溶けゆく思いがある
何をしようと
どれだけ悲しもうと
決して許されない罪が生む憎しみがある
空からはらりと
舞い落ちる冷たい雪
夢のような
現実とは思えないような不思議な景色
雪が静かにゆっくりと
道を白く染めていく
流れる時の戸惑いも感じさせない
ゆったりとした
眠りの中でみた
夢のような光景
キラキラと光りながら舞い落ちる
白い白い 牡丹雪...
淡い淡い 牡丹雪...。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
傷つきたくなくて
嘘や言い訳で誤魔化して
気づいたときには
傷つくよりももっと悲しい現実になっていて
心には嘘や言い訳を重ねるたび
孤独という重石が嵩んでいく
人は悲しみを背負うたび
心に無意識のうちに逃げ道を作っている
それは悲しければ悲しいほど複雑な道を作る
孤独という名の長い長い迷路を作る
気づけばそこは
誰もいない孤独な世界で
見渡しても入り組んだ迷路が続いているだけで
誰かの話し声も街の騒音も届かない
悲しい世界
自ら作り 自ら迷い込んで出られなくなってしまった
出口すらない孤独な世界
僕が望んでいた明日と
君が望んでいた理想は
大きく違っていたみたいだ
溜め息とあくびの繰り返しに退屈という重石を乗せる
その中で見つけた
光は果てしなく遠い場所にあり
届かないことを悲しんだ日は過ぎ
また僕は孤独な世界の中
見つけた光に手を伸ばそうとしている
傷つくと分かっていても
独りではいられない
この震えを止めるため
僕は傷みを重ねていく
一時の安らぎを求めた...。
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夢をあきらめて
僕らは何を得る
明日を生きるのを止め何を得る
悲しみと喜びが混じり合う
朝と夜が入れ替わり今日になる
君の心で思い描く
楽園にぼくを連れていってくれよ
約束を今はたしてよ
涙と笑顔の裏にはきっと
人には見せられない過去があり
いつも いつでも
前だけ見てるのは難しいけど
僕は明日を生きることに決めました
やっぱり失ってしまえばそれまでだから
僕は歩き始める
二人で思い描く
理想の楽園へと...。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
風の旅人 風まかせに
街から街へと歩くのさ
悲しいことや嬉しいこと
どれも自分の中の人生の一部
どんなことがあっても諦めず立ち向かう勇気を誓うから
風の旅人
勇ましいその瞳に笑顔を映して
夕暮れ間近の空の下
日が沈むのを見ていたのさ
意味もなく涙が流れてくる
風の旅人
君もいつか旅に出る宿命
だからそのときそのときを大切にしよう
気の済むまでやってやろう
いつか いつか
この旅が終わるときに笑えるように
今も 今も
どこか遠くで煌めく星たちに
願うことは一つだけ
そうさ
風の旅人 風まかせに
今日から明日へと向かうさ
今日が未来にとって記念すべき日とよべなくても
今日から明日へと歩いてゆくさ。