詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
自分に問いかけても
問いかけても
言葉とは裏腹に行動には起こせてない
現実なんてそんなものだろ
言葉だけならなんとでも言えてしまえるさ
嘘も本当も見分けがつかないくらいに
ごっちゃになって
埋もれてる世界で
僕はその代表例のような
生き方で今日も生きてる
自分でも恥ずかしくなるくらい
言ってることとやってることが正反対で
誰が見てもおかしいと思うくらいの
バカさで今日も生きれている。
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例えば君が有名な絵描きが描いた
数千億の世界でたった一枚しかない
絵だったとするなら
君は今
そんな安っぽい額縁じゃ
勿体無いね
絵が絵なら
額縁もそれに見合った額縁を用意しないと
天才には天才に見合った脳味噌
バカにはバカに見合った脳味噌
それと同じに額縁をはみ出すくらい
奇抜な絵ならば
それにマッチした
財力と地位を持つべきだろう
君にはそのくらいの素質があるのに
勿体無いな。
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僕は思うんだ
この世の中に
当たり前なことほどたいせつな事はないって
当たり前を当たり前と言える人が少ない
今の世の中
そんな人ばかりいてたんじゃ
きっと未来に希望はないって
当たり前を当たり前なんだと
思うことは簡単なようで難しいと言う誰かの声が
とても悲しい
当たり前な事さえもできない人が
可愛そうで可愛そうで仕方ない
でも僕如きが言ってあげられる言葉は
きっと当たり前すぎて君には届きもしない
だから
君はこれからも
当たり前なことすら
できないままで
当たり前なことほど重要視される
社会へ歩くだろう
その先は君次第だ。
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今までにないくらいの困難にぶち当たったとき
誰よりも何よりも差し置いて励ましてくれたのは
今でもそこで僕のためにと考えてくれる
心やさしい君でした
僕は足りないばっかりに
いつも君には苦労かけてるね
それなのに君は笑っていてくれて
そればかりか傷つきながらも君は僕のためを思ってか
時折、瞳が潤んでいたことがあるんだ
僕は気ままな旅人
いつ旅に出るともわからない
そんな気まぐれな風来坊なのに
君は怒るばかりか見守るばかりで
だから僕はいつも旅に出るのに
出るに出られず
とうとう旅をすることもなくなって
君と死ぬまで
一緒になって
笑っていようと
心密かに決めたのです
もう僕は気ままな旅人じゃなく
今はただの君にぞっこんな愛妻家なんです。
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悲しみはどんなときも僕を悲しい気持ちにさせる
喜びはいつだって嬉しいものだけど
悲しみはただ悲しくさせるだけで嬉しくともなんともない
それなのに悲しみは僕をいつも悲しい気持ちで悲しくさせる
ブルーな気分に変えていく
だけど
悲しみはなければならない大事な気持ちなんだろう
喜びが生まれるのは悲しみがなければ有り得ない事なんだろう
わかってるけれど…
わかってるけれど…。
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『愛しています』
言葉の重みもわからずに繰り返してた言葉
君ははたしてこんな僕の言葉をわかっていてくれるのか
言葉は一つ一つに魂がこもっていて
そんな軽はずみな思いじゃ誰にも届くはずもない
仮面を被った
やさしい偽りだけを唄う人の群の中
息を潜めて
突っ伏していた
そんなもの仲間でもなんでもない
ただの馴れ合いさ
『愛しています』
確かに美しい言葉ではあるけれど
今君に伝えるのはどうか
まだ自分の気持ちもままならないときに
『愛しています』は重すぎるから
せめて今は
『大好きです』このくらいで抑えておこう
そして時が流れ
いつか本当の気持ちをさらせるようになったなら
君に伝えよう
新しい気持ちで『愛しています』と。
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見上げれば
何処までも続く青々とした空
だが時に雨降り
酷ければ嵐や猛吹雪
遠くできこえる稲光の音
だが後ずさりはしない
私はそれでも前に進む
雷が落ちようが
台風が過ぎようが
私は逃げることはしない
ただ前へ前へ進んでいくだけ
やがて
悪天候だった空に
陽射しが照り
さっきまでの天気が嘘のように
太陽が朽ち果てた大地を甦らせる
悲しみは過ぎ
喜びが生まれる
僕たちの生きる
世界はいつだって
空と大地を境目にして
鳥は空を飛び
人や獣は地を歩く
同じだけの時間の中で
違った寿命を持つ
生き物の中で
人間の私は最も
寿命の長い生き物だ
だからこそ私は生きる
生きていつの日か追いかける
夢を叶えてみせる
そのために今を生きている
そのため今を輝かせ
未来に活かす必要がある
だから私は前へ行く
だから私は前へ進む
そのために与えられた
嬉しくも儚い長き命
無駄にすることなく
生きていく
たとえ
その先にどんな絶望が待ち受けていようと
私は進む
明日へ進む
未来へ生きる
そう決めたときから
覚悟をしているから
私は迷わず生きよう
生きてみせよう。
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僕たちは真っ直ぐに続いた
一本の道をよろめきながら
落ちないように少しずつ前へ前へ進む
当て所もない旅の中
吹きすさぶ風は私の歩みを危うくさせる
照りつける日差しは私の喉を渇かせる
吹雪く季節は私の心までをも凍えさせる
だが私は進むしかない
進む以外に道はない
進めば進むほどに振り返ることを忘れてしまう
気がつけばあの頃の私はもう年老いた老婆か老父である
そんなことにならぬよう
私は一瞬一瞬を悔やまぬように
噛み締めながら生きていく
踏み出す一歩はそれだけの重みがある
大きな一歩だ
決して揺らぐことのない未来を一心に見つめている
ただ真っ直ぐに
時に力強く
時に弱々しく
僕は先の見えぬ未来に
理想の夢があることを信じている
だからこそどんなときでも手加減はしない
自分に厳しくしている
自分を信じているからこそ厳しくしている
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いつまでも途絶えない人の流れ
目では見えない憎しみと悲しみの影
偽りと虚栄が蔓延る世界
そして今日もこの街の何処かで誰かが泣いている
流さなくていい涙が街にため息をつれて溢れる
孤独な仮面の下に隠した
醜い感情も
心に秘めた悲痛な悲しみも
全てが私を悩ませ続ける
そんな私はまるで行き場をなくした哀れな堕天使
瞬きをするその一瞬の暗闇に怯えて
今夜も夢を見る
現実と何一つ変わらない夢を見る
雨降る空をさまよって
それでも未来を信じてる
救いようのない
善人という仮面を被った哀れなペテン師
輝くネオンの向こうには
誰も知らない明日があり
僕たちは皆同じ場所へと向かって歩く。
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夜空に浮かぶ
まん丸なお月さま
君と見上げる
静かな夜の一時
飲み交わすお酒は
少し甘めのカクテルで決まり
可愛くグラスの端っこに桜ん坊なんかのせちゃって
酔いにまかせて軽やかなステップを踏む
君と交わした
月見酒
今も忘れぬ
月見酒
今もひとりお猪口を傾けりゃ
思い出してニヤリ笑って
空をみる
空にはやっぱり
あの夜と同じ
まん丸お月さま。