詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君は今誰を求めているの
僕は一体なにを求めているんだろう
二人の求めるものが違うから
それぞれが別の道に逸れるのは仕方のないことなんだろうけど
僕はそんな決まりきった運命さえ
今裏切ろうとしている
君を失いたくないがために
僕は猛り狂った獣のように君を愛してた
こんな曇り空なのに
晴れるわけもないと
誰もが諦めても
僕と君だけは信じていた
そしていつの間にか
空は信じられないくらいに晴れ渡り
二人の明日をそっと照らすように
暖かく太陽が顔を出した。
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甘い甘いチョコレートのように
君の心が溶けてなくなってしまわぬように
僕は君に必要以上の愛を捧ぐ
それでも溶けていくアナタは
甘さなんて持ち得ない苦いだけのビターチョコ
大人なアナタは
ビターチョコ。
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明日に憧れ
明日を忘れて
大事なことも忘れて
どうでもいいことだけ心の中に
気づけば、
夢へとダイビング
嗚呼、
悲しいかな
道化師の1日。
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ゴロゴロ ゴロゴロ
転がってくよ
ガタガタ ガタガタ
デコボコ道 険しい山道
いろんな場所を旅していくよ
そんな淋しい目をしないで
顔を上げてよ
僕が全部受け止めてあげるから
涙を拭える強さを心に育てていこう
愛しの君と奏でる
ドラム缶のブルース
今はもう
古すぎて埃を被って押入の中
それでも君への思いは年月を越えて
心の中で愛という形になって
僕らの毎日に笑顔をくれる
嗚呼
ドラム缶のブルース
時々口ずさむ
笑っちゃうくらい下手な歌声
中身はそれなり
ドラム缶のブルース。
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季節は時と共に色を変えていく
それと同じに人の思いも変わっていくのかな
町にはいつもと同じ人並みが溢れ
何もかもが変わっていく中で唯一変わらないもの
それは住み慣れた町の懐かしいによい
君ともこの町で出会い
恋に落ちたね
愛が生まれたね
いつの間にか隣に君がいるのが当たり前になって
出会った時みたいなぎこちなさはなくなっていた
君が青い空を見上げながら
幸せってなんて清々しい気持ちなんだろう
そう呟く君の瞳には輝く光があった
日常に帰っていく
僕らは慌ただしい日々へと
安息を終えて
重い腰を上げ
それぞれの居場所へと歩いていく 歩いていく。
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人を思う正義感がお人好しというなら
正義感はなんのために存在するのか
ただ自己満の為じゃなく
僕は君を心から本心として守りたいから守るだけなのに
それでも
剣は振るわれ
盾をつんざき
戦いの日は止まない
正義を履き違えた
奴等の間違った正義感のせいで流した血は数知れない
だからこそ
私は云う
正義とはいかなる時も
弱い者の為にあり
決して
強き者の為にあるのではないと
戦いと混沌の世界で私はそんなことを
ひとり呟いた。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
醜さを隠してる
心こそが醜さの本性
弱さを隠すため
身勝手に君を傷つける
それこそが醜さの証
善悪の判断など無に等しいくらいに
理解の及ばない境地を越えた
云わば
今の私の世界は黒の時代。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
君は狂ったように
何度も何度も
『死にたい』と繰り返している
だけどよく考えてみな
生きたくても生きれない人が
この世には今も昔も五万といるんだよ
だからそんなに
死にたきゃ
自然に死ぬのを
待ちな
健康な人なのに死に急ぐことはない
精神を病んだように自分を傷つけて
なんの意味があるの
そんなことで
気持ちが収まることはない
心の奥に切なさが溜まっていくだけ
だから
お願い とてもカナシいから
『死にたい』なんて言わないでくれよ
それがもし
だめだというなら
君をそんな行動に走らせる
ものはなんなのか
教えてください
ひとりで抱えずに
すぐ隣にいる僕に頼ってください
本当に理性が崩壊してしまう前に。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
窓から注ぐ
柔らかい月の光
やさしい風が僕の髪をそっと撫でる
孤独な僕と側にいてくれるのは
いつも決まって
君だけだね
まん丸なお月様と
僕の瞳の色に似た色をしてる
真っ黒な漆黒の闇
それでも
僕は淋しくなかった
だって 側には
愛しき君の亡骸が在るもの。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
己の醜い姿を
一枚の絵に封じ込めて
醜悪な自分の心を露わにする
誰かを傷つけて
平気で他人を騙して
僕は生きてきたから
今更良いことをしようだなんて都合の良い考えはしたくない
だからこれからも変わらずに人を傷つけて騙しもするよ
孤独な心を誰も理解してくれないのなら
ひとりぼっちの僕はまるで道化のように
人の道を外れた
生き方をするよりないのかな
今はまだわからないけど
いつかわかることを願って
今夜も悪いことだとわかっていながらも君に手を挙げる。