詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ショーウィンドウに映る私
少しだけ間抜けな顔に見えたんだ
情けなくてそれでも少し可笑しくて含み笑いしてた
あなたとこうして
普通にデートして
映画や買い物だとかいっぱいいっぱいしているのに
どうしても言えないことがある
いつも気持ち紛らわせていた
そんな私
あなたが好き
ホントに私
あなたが大好き
それなのになぜだかあなたの前だと素直になれない
今日もこんな風に言えないままサヨナラ。
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もしも僕の願い事が今すぐ叶うなら
死ななくてよかったはずの彼女を現世に引き戻してください
なんであんなに優しくてあたたかい人が死ななくてはならなかったのか
僕にはどうしても理解できないんです
神様でも仏様でもしていいことと悪いことの区別は付くはずです
だから お願いだから
僕に彼女を返してください
今すぐに返してください。
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星が流れるよりも速く
光が瞬くよりも速く
僕は君に恋をして
初めての恋をして
今までの自分がガラリと姿を変えていき
何か甘酸っぱい気持ち胸に芽生えた
それはさながら
数秒間の奇跡だった。
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何気ない普通の生活の中にこそ輝くものがある
それは内側からは隠れていて見えないものだ
だけど時たま感じることがある
家族という愛の大切さに
見つめればそこにいつもあなたがいて笑いかける
それが普通のことだと思ってたけど
とても幸せなことだったんだね
今さら気づいたよ
心のどっかで当たり前と決めつけてただけだった
愛する君と
その間にできた子ども
喧嘩したりいがみ合ったり
いろんなことがあるけれど
やっぱりいないのといるのとでは全然違います
気づけて良かったよ
勉学よりもなによりも大切なことを
気づけて良かったよ
時が経てば経つほどに愛が深まっていく
家族の絆が頑丈になってくる
いくら引っ張っても千切れないくらい
固い絆が出来上がった
それは優しさでもあり厳しさでもある
と同時に家族愛でもあるんだ。
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青い空 白い雲
小川のセセラギ
誰かの笑い声
楽しそうな声
夕空 キャラメル色の雲
お別れの声
さよなら さよなら
手を振り進む分かれ道
もし
この風景を閉じ込められたなら
僕はパシャりとシャッターを切るでしょう
なくしたくない思い出として
未来にそっと持ち帰るでしょう。
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貴女の見ていた夢は夢商人から買い取った夢なんです
在り来たりな夢を見ていた
取り敢えずなんとかなるだろうと根拠もないのに見過ごしてしまった
いつの間にか夢は色味を失い腐っていった
もう一度買いに行けばいいと
思ったけれど夢商人には売ってはくれなかった
夢は叶わなければ夢でも何でもなく
叶わないならば夢は二度と掴めないという
だから君には夢は売らないよ
そう呟いて夢商人にはまたフラリとどこかへ消えていった。
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たとえば飾らずに誰かを愛せるなら
そしたら僕はあんな風に君と悲しいお別れしなくて済んだのか
やるせなさに押し流され
行き着く場所はいつも孤独という名の岸で寝そべりながら空を眺めてた
天使のラブソング
君に光あれ
心の片隅残る君への思いは伝わらなくとも
それでも僕は歌い続ける
天使のようなやさしい歌声で。
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君は君でしかない
だから君以上は求めない
君なりに君のやり方で頑張ってそれでもだめならしょうがない
諦める他ない
君が満足するんならそれで仕舞にしちゃいな
あるがままに生きていてほしいから
なにも焦ることなどないのさ
急がなくても自動的に時間は後からついてくるから
ゆっくり自分のペースで歩きゃいい
何かに苛立ってたり
何かを恨んだりして
ブルーになったりする
そっちの方がバカらしいと思うよ
だからなるべくなら僕は何もかも愛していきたい
悲しみだって愛せる心を持ちたい
あるがままに生きれたら
きっとステキな毎日を過ごせるね
今以上に君を愛せる確信を持てた
だからあるがままに生きていこうね
もちろん君と二人で
歩いていきたいね。
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見知らぬ電車に乗って
見知らぬ場所に行く
余計なことは考えない
自由気ままに旅をするんだ
時間なんて気にしなくてもいいや
都合の良いことに時計も壊れてくれているし
一人旅へ 僕は行く
あの日見た夕日は忘れずに今も心のアルバムの中に
いつまでも輝いて映っているよ
いつまでも。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
少しばかり大人に近づいた
サヨナラという君の声が掠れていた
溜め息と退屈なだけの日が折り重なって無意味に日が暮れる
見開いた瞳にはきっと何一つ見えやしない
思い返すほど思い出などない
自分から殻に閉じこもりいつからか孤独に慣れていった
だから愛など今更ほしいはずもない
だからこれからも孤独のまま終わりへと歩いてゆくだろう。