詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
孤独な道
暗闇を壁づたいに歩いていけば
やがて見えたのは眩い光
君という名のあたたかい愛の形
今までの苦労や重ねた哀しみが報われるとき
嬉し涙と歓喜の声が僕ら二人を包む
しけかけた愛の導火線に
今また君という火を付けて
ふさぎ込んだ日々を愛がゆっくりと忘れさせてくれるから
心の傷を癒やして
一途に君だけを愛していこう
それが君にできる僕の最初で最後の大仕事。
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教室の窓から注ぐ光
君が見上げた空に広がる青
こちらを少し見て笑う
君は初恋の人に似てるね
morning
ただの友達なら
きっと僕らはこんなにも笑い合えない
八月のstory
ただの朝に恋の予感
morning。
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マウンテンバイクを走らせて
キミの家へ行く
急な坂道 ギアを変えてペダルを漕ぎまくる
向かい風 追い風
デコボコ道 行き止まり
いろんな奴らが僕の行く道を邪魔する
すったもんだしてやっと辿り着いた頃には
日暮れを迎えてて
それでもキミはあたたかく家に迎えてくれて
少しだけ半笑い
短いけれど貴重な時間を過ごしたよ
マウンテンバイクストーリー
隣で笑うキミ
そして僕
あの頃の僕たちを重ねてみる
やっぱり少しだけ大人びたかなぁ。
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貴女は今まで一番本気で私を真っ直ぐに見ていてくれた
貴女だけでした
私をこんなにもあたたかい眼差しで見つめてくれたのは
「ありがとう」
それだけをいいたい
それだけを伝えたい
そしたら
僕は消えるよ
君の前から消えるよ
それと もう一つ
明日には雨は止むってさ
良かったね
明日、楽しんできな
それじゃぁ……バイバイ…。
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なくしたくないものは
キミの側でいま笑う
大切にしていた何かが壊れゆくのを
遠目で見ていることしか…僕には…
風凪
堤防に打ち寄せる波の音
キミの髪が揺れて
溶け合う夕日と夕闇のシルエット
ばつの悪い顔で見上げた空の青い色
ただただ笑う君の放つキラキラした輝き
優しく吹いてるつめたい波風。
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夕暮れ時の駅のプラットフォーム
キミと僕は違う行き先の電車を待ってる
向こう側とこちら側で向き合って椅子に座る
電車が二人の視界を遮るたび不安になる
…次いつ会えるの?
最後に話した会話
虚しくなる
今年も気持ち伝えられなかった
来年こそはと思うけど自信ないんだ
雨降りの駅
やがて僕の乗る電車がきて
キミは半分立ち上がり
小さく手を振る
発車ベルが鳴って
電車は動き出す
キミがどんどん小さくなっていく
……帰ったらメールするよ
来年また会おうね…。
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硬い殻を破り
蛹から蝶になる
美しい羽を優雅に広げて空へ舞い上がる
貴女はそんな雄々しく高貴な女性
それに比べ私は汚い蓑虫の汚い羽を持った蛾で十分
貴女とは住む世界からして違うから
釣り合うわけもない
当たり前だよね
アゲハ
月明かりに照らされて
遠きあの人を想う
住む世界が違えど
そんな愛があってもおかしくはないから
貴女の淋しい心をもっと分かっていたいから
私は貴女を愛した
叶わぬ恋と知りながら
私たちは互いを愛した。
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キミに伝えたいのは
こんな言葉じゃないのになぁ
出てくるのは思いとは裏腹のキミを傷つける言葉
ホントにもどかしくなるよ
コトノハ。
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寄せ集めの言葉じゃキミには伝わらないし届かない
防波堤腰掛け青い海を見ていた
キミの長い髪が風に揺れて僕に甘い香りを運んでくる
何度となく考えて出てきた答えに自信が持てずにいた
人を愛す上で
ただ好きだという気持ちを率直に伝えるだけそれだけでいいのになぁ
言葉で言うだけなら簡単だけど
やってみるには難しいんだ
いつまで経っても気持ちはのどの奥言葉にならずに
引っかかったまま
さまよってる
早くいいたい…
でもいえないよ……
魂の脈動
たまには確かめて
覚悟を決めたら
キミに伝えよう
急がなくて良いから
ゆっくりジックリと時間をかけて
言葉を探していこう
月日を重ねていこう
今日という日を境にして
考えを改めよう。
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時間の流れは刹那に人を変えていく
姿形も心の中も
悲しいけれどそれが現実なんだ
今というただの日でもいつか羨むのだろう
数え切れぬほどの季節を通り越して
今まで私は
誰かを愛しそして誰かを傷つけてきた
その場しのぎの「愛してる」で
ガムを吐き捨てるように「さよなら」だけで終わらせた
今思えばなんてことをしたんだろう
そう自分を恐ろしく思う
誰かを愛すのに
権利や資格なんていらないけど
最低限守らなくちゃだめなこと
たくさんあんだろ
あのとき少しでもそう思えてたら…
愛の灯火
そっと吹き消して
キミという生涯で一番愛した女性を罪滅ぼしに忘れます
自己満だけで愛したことを
欲望だけで騙してしまったことを
一生消えない罪として胸に刻み生き続けます
重い重い十字架を背負い
これからは歩いていこうと思います
だから愛の灯火
何もいわずにそっと吹き消すことをお許しください……。