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甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 新着順表示 〜


[150] 心音
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

ドキドキ高鳴る鼓動
胸の奥に
しまい忘れた 心の音
互いに丸聞こえ
僕のお腹にぐっと両腕を絡ませ
向かい風 海までもう直ぐだ
タイヤは回る 僕らを乗せて
二人の世界まで走っていく

この恋に終わりなどない
今はそう信じていたい
信じなきゃダメだ
信じることで不安をかき消すんだ
だから僕は君を信じてさ
連れてくよ
夕暮れの海まで
バイクを唸らせて
行こう。

2006/12/25 (Mon)

[149] 
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


嬉し涙 ポロポロ流して
目の前にある喜びに素直に感動できるしあわせ
悔し涙 ボロボロ零して
目の前にある絶望にひれ伏す自分がそこにはいた

色んな意味を持った涙を僕たちは今まで流してきたんだね

だから今 君が流してる涙にもきっと
深い意味があるはずさ
だけどなぜか ちっとも分からないんだ
もう少しなのに
もう少しなのに
分からないんだ
君は涙を流し続けてるのに
せつない……。

2006/12/25 (Mon)

[148] いつかの帰り道
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いつかの帰り道
二人手を繋ぎながら
明日のことなどを話しながら帰る
話す内容などは作り話でもよかった
君とこうして並んで歩けるだけでも信じられないのに
さりげなく繋いだ手は冬の冷たさをそっと僕に教えてくれた

上り坂 下り坂
まるで人生を思わせるような坂道を二人歩いてる
この先君といられるのかな
そんな不安がどこからか沸き上がってきた

サヨナラはいつも突然に訪れて
人を孤独にしてしまうから

夕暮れがいつもの空を橙に染めている
君の影を伸ばすよ
ひとりぼっちじゃないんだと
思うたび
君を感じるたび思うことは
まだまだ知らないままでもいいと思うんだ

いつかの帰り道
いつかは帰る道
いつぞやの別れ道。

2006/12/25 (Mon)

[147] カルシウム
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毎日を嫌々生きてる
それでも
僕は生きていたい

なぜだか
僕は生きていたい
死ぬ気にゃなれないんでね。

2006/12/25 (Mon)

[146] 雛罌粟の午後
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朝露に濡れた
からだを拭って
君がただ笑った
それだけで良いと思える今があるだけで

それは雛罌粟の午後。

2006/12/25 (Mon)

[145] 空を泳ぐ魚、海を漂う鴎
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


当たり前を当たり前と言える人間になりたい

願うことは
ただそれのみ。

2006/12/25 (Mon)

[144] 渡り鳥
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


人は夢へと飛んでいく渡り鳥
雲を突き抜け
雨にうたれて
夢を追い求める
一羽の渡り鳥。

2006/12/25 (Mon)

[143] にらめっこ
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時々僕は自分自身と向き合ってみることがある

自分と自分でにらめっこ
心の中にいるもう一人の僕とにらめっこ

君を拐かす
すべての嘘を
君を傷つける
すべての言葉や態度を
改めようと
自分自身とにらめっこ
気が済むまでにらめっこ
満足するまでにらめっこ。

2006/12/25 (Mon)

[142] 蓄音機と映写機
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古い町に迷い込んだ
模型みたいな現実味のない夢
醒めてしまった
その途端
夢は夢じゃなくなる
単なる現実でしかない
だから きっと
昨日見た夢もどんな夢だったか
忘れちまうんだろう
跡形もなく消えてくんだろう
ちっちゃかった頃見てた夢みたいに馬鹿馬鹿しくなるんだろう

ギリギリと合間合間に入る
耳障りなノイズ
アナログで刻む
懐かしいあの歌
何故か知ってるあの歌
記憶微か残るモノクロの残像

幾つかのシーン

思い出は古くなって埃を被った
もう使えない蓄音機と映写機
それでも趣深い大切な宝物
光らなくたって
動かなくなったって
私の大事な宝物。

2006/12/25 (Mon)

[140] 都会と田舎
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]

都会と田舎じゃ
考え方がまるっきり違うんだろ
少しでも馬鹿にすりゃ
堪忍袋に火を付けちまうんだろ

だから
俺はどうしても
奴とはあわないんだ
なにもかもあわないんだ
こんなにもムカつくんだ

こんな気持ちは
イケないことだろうか…?

2006/12/25 (Mon)
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