詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
ドキドキ高鳴る鼓動
胸の奥に
しまい忘れた 心の音
互いに丸聞こえ
僕のお腹にぐっと両腕を絡ませ
向かい風 海までもう直ぐだ
タイヤは回る 僕らを乗せて
二人の世界まで走っていく
この恋に終わりなどない
今はそう信じていたい
信じなきゃダメだ
信じることで不安をかき消すんだ
だから僕は君を信じてさ
連れてくよ
夕暮れの海まで
バイクを唸らせて
行こう。
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嬉し涙 ポロポロ流して
目の前にある喜びに素直に感動できるしあわせ
悔し涙 ボロボロ零して
目の前にある絶望にひれ伏す自分がそこにはいた
色んな意味を持った涙を僕たちは今まで流してきたんだね
だから今 君が流してる涙にもきっと
深い意味があるはずさ
だけどなぜか ちっとも分からないんだ
もう少しなのに
もう少しなのに
分からないんだ
君は涙を流し続けてるのに
せつない……。
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いつかの帰り道
二人手を繋ぎながら
明日のことなどを話しながら帰る
話す内容などは作り話でもよかった
君とこうして並んで歩けるだけでも信じられないのに
さりげなく繋いだ手は冬の冷たさをそっと僕に教えてくれた
上り坂 下り坂
まるで人生を思わせるような坂道を二人歩いてる
この先君といられるのかな
そんな不安がどこからか沸き上がってきた
サヨナラはいつも突然に訪れて
人を孤独にしてしまうから
夕暮れがいつもの空を橙に染めている
君の影を伸ばすよ
ひとりぼっちじゃないんだと
思うたび
君を感じるたび思うことは
まだまだ知らないままでもいいと思うんだ
いつかの帰り道
いつかは帰る道
いつぞやの別れ道。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
時々僕は自分自身と向き合ってみることがある
自分と自分でにらめっこ
心の中にいるもう一人の僕とにらめっこ
君を拐かす
すべての嘘を
君を傷つける
すべての言葉や態度を
改めようと
自分自身とにらめっこ
気が済むまでにらめっこ
満足するまでにらめっこ。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
古い町に迷い込んだ
模型みたいな現実味のない夢
醒めてしまった
その途端
夢は夢じゃなくなる
単なる現実でしかない
だから きっと
昨日見た夢もどんな夢だったか
忘れちまうんだろう
跡形もなく消えてくんだろう
ちっちゃかった頃見てた夢みたいに馬鹿馬鹿しくなるんだろう
ギリギリと合間合間に入る
耳障りなノイズ
アナログで刻む
懐かしいあの歌
何故か知ってるあの歌
記憶微か残るモノクロの残像
幾つかのシーン
思い出は古くなって埃を被った
もう使えない蓄音機と映写機
それでも趣深い大切な宝物
光らなくたって
動かなくなったって
私の大事な宝物。
詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
都会と田舎じゃ
考え方がまるっきり違うんだろ
少しでも馬鹿にすりゃ
堪忍袋に火を付けちまうんだろ
だから
俺はどうしても
奴とはあわないんだ
なにもかもあわないんだ
こんなにもムカつくんだ
こんな気持ちは
イケないことだろうか…?