詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
明日から今日から
頑張りゃいい
明日でも今日でも
どっちでもOK
退屈は憂鬱に変わりつつある
見上げた空に今夜は星はない
だけど心は満天の星空さ
まぁ 言い訳にしか過ぎないけど
今日より憂鬱で退屈な日はない
目を虚ろにして
見上げた空に美しさの欠片はない
あくびを一つ
ため息を一回
くしゃみ一発
だらしなく部屋を散らかして
ただそれだけの日
頬杖ホリデー
つまんないだけの休日さ。
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だいじな何かをなくしては
すぐ人のせいにした幼かった日
想像を巡らせる
色んな場面が思い出せる
あれもこれもだいじな場面
一つでも欠けたら思い出じゃなくなる
君と過ごした日々
アルバムじゃとても入りきらないほどの懐かしい思い出
今はもう遠い過去になってしまった
それでも僕にとっては今も思い出
それだけはいつになろうと変わらない
夕暮れラプソディー
あの日から今日まで
思い出してみる
喧嘩や言い合い
ときには大きく食い違った時もあった
だけどそれがなかっら今の僕はきっとない
だから僕は君がいなくなった今も
尊敬と感謝は尽きることはないよ
たった一度
キスした夜は思い出深くて貴重だ
薄れていく
数あるシーン
記憶から消えてく
煌めいた恋物語
題名はつけない
この物語には
題名はいらない。
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だいじな人を失ったとき
不意に夕焼けが見たくなって
自転車を走らせる
東の空は暁に染まって
雲はキャラメル色をして点々と空に浮かんでいた
自転車を適当に止めたら
高台の丘に登り
空を見上げる
あの人に会える気がして
なくしたもの思い出せる気がして
それでも'それ'はもう二度と還ってはこなくて
そんなことは痛いくらい分かっていて
それだけが胸を焦がす
夕暮れラプソディー
明日も明後日も
ここに来よう
涙を強さに
強さは優しさだと教えてくれた
貴女の笑顔に会えるから
貴女の好きなこの景色が見れるから
僕は明日も明後日も自転車を走らせよう
たった一つ
なくした愛をこの瞳に映すため
忘れないよう
焼き付けるよ
燃えるような
あの夕焼けの色を
君も見てるか…?
あの空の彼方で
君は見えるか…?
夕焼けラプソディー。
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記憶の迷路
キミを迷わす分かれ道
不安という分かれ道
気づけば空は夕暮れ別れ道
僕らは何のためここまで歩いてきた?
この一瞬で
すべての期待は崩れ去る
まだ終わっちゃいないのに
不安という滑車は回る
カラカラ… カラカラ…
ゴロゴロ… ゴロゴロ…
不安は速さを増して
いつの間にか不安はお別れの言葉に変わり
僕らを二手に分かれさせる
僕らの恋心を冷まさせていく
だけど
毎日は変わらず
退屈は変わらず
サイクルし続ける
回り続ける
ため息みたいな生暖かい風を受けて
回り続ける
カラカラ… カラカラ…
サイクルし続ける。
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あの日、あの夜から
自分の限界を知り
こんな雨の中
ひとりぼっち
寂しさ紛らす愛を探す
手探りにまさぐる
左手でやっと掴めたのはボロボロになったキミでした
今にも泣き出しそうなボロボロなキミでした
限界…
もうダメそうだ…
弱気な気持ちを何度奥へ奥へと押し込めても
涙は正直で次から次へと瞳より溢れてくる
あぁ…
雨が降ってる
パラパラと二人の合間に壁をつくるように
雨は降り続く
そっと恋の終わりを囁くように
この場面はやがて忘れられぬ傷になり
深い深い記憶の障害になる
あぁ サヨナラなんてしたくないのに
あぁ サヨナラでしか終わりはこない
雨はだんだん強くなる
二人の心に徐々にたまっていく
あぁ…
これで サヨナラなんだね
あぁ…
キミの後ろ姿
雨の中
涙で曇った視界にかすかに揺れて
小さくなってすぐ消えた
雨は明日も止まずに続くらしい……。
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百ぺんのキスよりも
百万の愛してるよりも
ただただ側にいてくれさえすればいい
今は自信を持ってそういえるよ
ただただ好きなんです…
いい加減に好きになったんじゃないんです
それだけは分かっていてほしい
そのキラキラした澄んだ瞳で
僕だけを見つめていてほしい
貴女が好きだから。
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傷つかぬように
苦しまぬように
どうか温かい目で哀しみを弔おう
傷つきたいから
苦しみたいから
何度もそうやって嘘をつき続けた
そんな過去にできた深い 深い 傷跡
今となってはもう
古い 古い 昔話。
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伝えたいことは大概伝わらないことの方が多い
悲しいな 悲しいな
伝わらないことよりも
何よりも
キミの返事が聞けないことが何より辛いのさ
分かってくれよ…
隅から隅まですべてを
分かってくれよ…
ゆっくでいいからマイペースでいいから
ナミダの伝言
伝えなくちゃならない言葉
この一瞬にすべてを賭けているよ
何もかもが不利な状況だとしても
昨日流した涙
今日流す予定の涙
明日はどんな涙を流すのかなぁ
分からないから不安がりもするし
怯えたりもする
だから… だから…
余計な躊躇いが心に生まれて
キミに伝えたいことも
最終的には憧れのまま
理想にしがみついたたまま
君は離れていく
君は離れていく
ただ一つ手渡しに涙をくれる
覚えているのは
残念ながらそこまでだ
浅い眠り あの日見てた短いけれどイヤに内容の濃い夢。
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キミもちゅぱちゅぱ飲んでたんだよ
粉ミルク
少しだけくせのある味だった気がした
懐かしいとは思わないよ
それほど印象に残せる年齢でもないし
だけど だけど
僕は覚えている
あの独特の風味を
だけど だけど
僕は忘れかけてる
あの懐かしい味を
なので なので
忘れないよう
今からでも味見するかな
少し恥ずかしいけど
誰も見てねぇな
だからちゅぱちゅぱやろうか
粉ミルク。
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僕の心の奥
入り口や出口すらない
暗闇を突き抜けた場所にある
小さな小さなドア
開け放せば
光溢れ
花は咲き
夢は膨らむ
そう それは
夢のドアでした
そこにあったのは
夢そのものでした。